レポート アーカイブ

2014年6月16日

【実施レポ】身近なアンサンブルでソロレッスンの幅を広げよう(菅谷詩織先生)

5月21日(水)ミュージックサロン「ヤマハツ」にて、菅谷詩織先生による『身近なアンサンブルでソロレッスンの幅を広げよう』セミナーが開催されました。
今年3月に発足したアコルデ石神井ステーションでの第一回目となるセミナーに、受講者の方々もアンサンブルというテーマに和やかな雰囲気で参加されていました。
ステーション代表の松本裕美子先生母娘による、連弾課題曲のデモンストレーション&解説の後、菅谷詩織先生による鍵盤ハーモニカを使った講座へと移りました。

《講座の内容》

◆鍵盤ハーモニカの奏法
・タンギング/ボリュームの変化
鍵盤ハーモニカ(属性:管楽器)では、アーティキュレーションをどのように吹き分けて表現しているのかを、実演と息遣いで分かりやすく解説して下さいました。

(以降、受講者参加型の実践しながらの講座)

◆ピアノのレッスンに取り入れる
・ブレス、フレーズの意識
ピアノソロではなかなか意識しづらいブレスやフレーズを、鍵盤ハーモニカで体感することによって気付く。どこまでを一息とするかフレーズの山を感じたり、ブレスにより体の無駄な力を取り除いたり、テンポや強弱など次に出てくる音を共有できる。(ブルグミュラーより「清らかな小川」「タランテラ」)

・『ハモる』の意識
ピアノは一人でも簡単にハーモニーが出せるが、他の楽器は集まらないとハーモニーがつくれない。和音をパートに分けることで一音一音を丁寧に、音の移り変わりを感じることで、和音に奥行きや広がり、厚みをもたせることができる。(ブルグミュラーより「狩」)

・ポリフォニーを楽しく
鍵盤ハーモニカでパート分けをしてアンサンブルすることで、メロディーに移りがちな意識がのびている音にも向けられ、聴こえ方(イメージ)が違ってくる。(バッハ「インベンション1」より)

◆連弾課題曲から
コンペティション連弾課題曲、石神井ステップ課題曲より抜粋で、余韻や立体感、アウフタクト、揺れ、音の間を感じること、音の閉じ方、フェルマータや強弱など、様々な表現の感じ方を、鍵盤ハーモニカを使って、分かりやすく楽しく、実践的に伝えて下さいました。

◆発表会に取り入れる
ピアノではなかなかソリストの体験をする機会がないところを、体験できること。また、自分で変えられないものを他の人が変えてくれる体験(鍵盤ハーモニカ:同一単音/ピアノ:コードを変化させていく)などの紹介。

ピアノだけと向き合って音楽を考えていると、感じることを見落としていたり、捉え方が違ったりすることにも、身近な鍵盤ハーモニカで改めて感じることができると体感させて下さる講座でした。
ソロにもアンサンブルにも活かしていけることが多くあり、一音一音に「意味」を感じて、細かな表現にまで気持ちを込めることの大切さ、また、普段ピアノがどれだけ雑な音楽をしているのかにも気付かされました。

菅谷先生の明るく楽しい音楽やお人柄に、受講者の皆さんも鍵盤ハーモニカに興味深々になり、始めたいとおっしゃられる方がたくさんいらっしゃいました。
会場からは、楽器の選び方やお手入れ方法などの質問も上がり、大変充実した時間を過ごさせていただきました。
9月には、菅谷先生とアンサンブルもできるステップが開催される予定です。次回講座共に楽しみです。

(Rep:ピティナアコルデ石神井ステーション 栗原さや香)


2015年6月10日

【実施レポ】エコ奏法のすすめ~無理な力を使わずに弾くピアノ~(多喜靖美先生)

2015年4月22日(水)ミュージックサロン「ヤマハツ」にて、多喜靖美先生による「エコ奏法のすすめ~無理な力を使わずに弾くピアノ~」セミナーが開催されました。多くの参加者が身をのりだして多喜靖美先生の手の動きを観察し、自主的にピアノを弾いてくださったおかげで、とてもアットホームなセミナーとなりました。
◆エコ奏法とは?

「エコ奏法」って、「脱力奏法」となにが違うの?と思われる方もいるかもしれません。一般によく言われる「脱力奏法」という言葉では、力の抜きすぎ・力を抜いたふり、という現象が起こってしまうこともあります。「脱力」と一言でいっても、実際は必要な力や筋力は使っているわけです。
「エコ奏法」では、必要のない動き・手の癖を取り除き、ニュートラルな手のかたちを多くもつことを目指します。そのためには、弾く前・弾いた後に必要のない力をいれないこと(=無理にポジションをとって弾かないこと)が大切だそうです。

◆ニュートラルな手のかたちとは?
まずは、自分の手の形をみてみよう!

・手のひらの大きさ
・ゆびの長さ
・ゆびの曲がり
・まるいかたち、平べったいかたち

参加者の手を見比べると、面白いことに様々なかたちの手がありました。
ここでちょこっと、豆知識!
人差し指と薬指を見比べて
・人差し指の方が長い人は、女性的
・薬指の方が長い人は、男性的
だそうです。
ちなみに、私は男性的でした。
話をもどしまして、ニュートラルな手のかたちとは・・・
「手を、だらん?と下におろしている時の自然なかたち。」
だそうです。
・指のまがりかた、丸み
・指と指の開き具合
などは人それぞれです。
◆ニュートラルな動きの実践

ピアノの椅子に座り、パッと手を鍵盤に置いたとき、ドレミファソの位置に指を置いていませんか?
先ほど観察した通り、もっとも自然なときの指の開き方は、人それぞれです。中には、ドレミファソにぴったり!という方もいらっしゃるかもしれませんが、一般的な手の大きさから考えると、ド~ミまたはド~ファの範囲で指が納まってしまう場合がほとんどです。
ドレミファソの位置にポジションをとると、すでにニュートラルなかたちから離れてしまい無駄なエネルギーを使っていることになります。これは、意外な盲点でした。
また、打鍵について・音域が広がったときの手首の位置や動きについて、実際に参加者にピアノを弾いてもらいながら、具体的に説明をしていただきました。
◆質疑応答コーナー

事前に生徒さんの動画を投稿してもらい、映像を見ながら個別のアドバイスをいただきました。その後も質問がたくさん飛び交い、具体的な対策・実例をお話いただきました。
今回のエコ奏法セミナーに参加して、一番驚いたことは「エコ奏法」でピアノを弾くと、自然とピアノが音色をもつことです。大きな音でなくても、無理なく楽器が響き、大変心地のよい音がたくさんありました。

スポーツ界では、自分のフォームを動画撮影しスロー再生で動きの確認をすることが一般的になってきました。ピアノもそういうことをする時代になったのだと思います。大変講評だった今回のエコ奏法セミナー、第2弾も企画中です。

Rep:ピティナアコルデ石神井ステーション 松本裕美子

2016年7月12日

第3回サミュゼ終わりました。

今日の感想です😊

サミュゼも3回目になり、スコアを見ることにも他のパートとのバランスを聴くことにも随分、慣れてきました。 メンバーもすっかり打ち解けて、お互いに改善点や印象など率直に意見が言える風通しの良い雰囲気になっています。

同じ曲をチームごとに違う曲想にして比較してみたり、まわる連弾として曲の途中でパートの移動をしてみたり、大人数だからこそ出来ることに楽しくチャレンジしていると、アッと言う間に時間がたってしまいます。

一本指で連弾する時、打鍵スピードを調整したり、離鍵のタイミングを合わせることをお互いに学び合えるのが一番勉強になります。 音符の多い曲を練習していると、ついついいつもの悪い癖が出たり、弾くことに必死になって実はあまり聴いていないことがありますが、一本指だとひとつずつの音に丁寧にこだわって集中することができるので、余裕を持ってアンサンブルのバランス感覚を得ることができます。さらに全員で気持ちと呼吸を合わせると、みんな一本指なのにこんなに素敵に演奏できるんだ‼️と幸せな気持ちになります。

松本裕美子先生の暖かいお人柄と的確なアドバイスもサミュゼの魅力です。 いつも、次回が早く来ないかな❗️と待ち遠しい気持ちになります。

Rep:桜井順子

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桜井さん、ありがとうございます。
参加者のメンバーがそれぞれに楽しみながら、何か指導や演奏のヒントになるお土産や、達成感を感じていただけることが、音に表れていて、すごいなって思っています。
私も交じって弾ける事、すごく楽しいです。

みんなで「あ~だこ~だ」と話し合いも、サミュゼのたのしみですよね。
これからもよろしくお願いいたします。

第4回サミュゼは8月22日(月)10:30です。

アコルデステーション代表  松本

2016年7月21日

【実施レポ】しぃこの授業では教えてくれない鍵盤ハーモニカ ―音楽的呼吸をしていますか?―(菅谷詩織先生)

160705sugaya1.jpg 2016年7月5日(火)菅谷詩織先生による「しぃこの授業では教えてくれない鍵盤ハーモニカ」セミナーが、スタジオリリカにて開催されました。
「音楽的呼吸をしていますか?」というサブタイトルのもと、菅谷詩織先生の笑顔でスタートした会場はとても和やかな雰囲気でした。
菅谷先生のたくさんの鍵盤楽器の中から本日は4台をお持ちくださり、音色の違いや、曲で使われる場所の違いを演奏していただきました。
楽器の特徴を生かすアレンジが必要で、音域によってキャラクターを表現できる楽器というのがよくわかりました。

160705sugaya2.jpg 早速、いろいろなタンギングの話へと進んでいきます。
その曲のどういうところで、どの音域で、どのような音色や響きにしたいかで、とても奥が深い話でした。
楽器の作りが単純なので、色々探してみるのが良いとのことで、菅谷先生が探したいくつものタンギングを体験させていただきました。
やっぱり音にこだわること、耳を大切にすること、どの楽器でも大事だと、つくづく思います。
それから、ピアノのレッスンの時にどう生かしていくかのヒントを次々に提案をしてくださいました。

◆一つの音を自分が吹いている間にも相手の音がどんどん変わる体験で、伸ばしている音に耳を傾けることができる。
◆強弱を強く叩くことではないことを、ケンハモを使って、聴いたり、吹いたりすることで体感できる。
◆音の最後にビブラートをかけることで、次の音へ行こうとする感じがつかめる。
◆アインザッツは、とても音楽を奏でるに必要なもので、体感できる。
などなど


160705sugaya3.jpg 菅谷先生がピアノ弾いて受講生がケンハモを吹いたり、菅谷先生がケンハモを吹いて、受講生がピアノを弾いたり、先生と一緒にケンハモアンサンブルをしたり、たくさんの曲で体験しながら、ピアノのレッスンにどう生かせるのかというお話が盛りだくさんでした。
また、発表会で使えるような曲の提案もいただき、あっという間の2時間でした。最後に楽器のお手入れのお話もいただき、お片付けもちゃんとできました。(笑)
質問コーナーでは、ケンハモを吹く時、本当に歌っているのかとか、実際吹くと途切れてしまのはどうしたらよいか等、吹いてみたからこそ出て来る質問に丁寧に答えてくださいました。
菅谷先生、ありがとうございました。


160705sugaya4.jpg 今回のために楽器を買って初めて吹くという参加者の方、吹いてみていてレッスンで使おうと思っているものの、生徒の前で吹ける感じがしないという方など、ちょっぴり「私、吹けるのかしら?」という不安の中、来場した受講生も、「楽しかった」「生徒の顔が見えてきて、色々プランが浮かんだ」「もっと吹きたいくなってきた」と、充実した時間を過ごされたようです。
菅谷詩織先生、今年もキラキラした音楽と指導へのヒントを沢山ありがとうございました。



Rep:アコルデ石神井ステーション 松本 裕美子

2017年10月11日

新宿南ステップ開催レポート(2017.9.24)

秋晴れの代々木の森のリブロホールで、美しいブリュートナーの響きが、
一日心地よく響くステップとなりました。
参加してくださった皆様の演奏に、「心のこもった演奏をありがとうございました。」
と、お伝えしたい気持ちで、いっぱいです。

アドバイザーの厚地とみ子先生、榎田真理子先生、山添裕美先生、
1人1人へのメッセージと講評時間の音楽に向かう姿勢や
楽しみ方のお話をありがとうございます。

リブロホールは、司会者がアドバイザーの席の前に座っていますので、
アドバイザーの先生方が、一生懸命メッセージ用紙に書く筆圧の音に、
スタッフ一同、毎回その熱意に圧倒されました。
控室でもとても明るい先生方でリブロホール全体が元気な感じになりました。
ありがとうございました。

アコルデステーションのステップは、
一つの部にいろいろな年齢の方の混合でプログラムを組んでいます。
幅広い演奏を聴いていただくこと、そして演奏の取り組み方を感じていただきたく
この形をとらせていただいております。
小さいお子様が大きいかたの演奏を一生懸命聞く姿も可愛いですし、
いつかこういう曲が弾きたいなって目をキラキラして聞いている人、
一生懸命聞いてくださる会場の人のために自分の表現を伝えようとしている方々、
スタッフをさせていただきながら、60組以上の方の演奏に心が躍りました。

また、アコルデステーションのステップに継続して演奏してくださる方とは、
年に1回の再開に「お久しぶりです。今年も素敵な演奏聞かせてくださいね」と
お話できることも、小さな会場のステップの良さですね。
来年もお待ちしております。
また、以前演奏をお聞きしたことがある方が、「お久しぶりです。」といって、
演奏を聞かせてくださったこともとてもうれしかったです。

アコルデ企画の「菅谷詩織先生の鍵盤ハーモニカとピアノの演奏」のアンサンブルも
毎年続けて参加している方もいて、テンポの変化や表現も自由になってきました。
また、「サミュゼ」のグループからは、6手連弾、8手連弾の演奏参加があり、
音の幅の広さを楽しんで演奏されていて、
会場の皆さんも弾いてみたいと思われていたようです。
今年は、その他4手連弾もあり、ピアノの楽しみ方が広がったのではないでしょうか?

そして目玉の「ケンハモ合奏隊アコルデンジャー&菅谷詩織先生」の
11名によるカルテットは、吹いているほうも会場の方も、
菅谷詩織先生編曲「鍵盤ハーモニカによる四季~夏~」に、
今年の夏の楽しかったことを思い出しながら、
一瞬リブロホールが「夏」になった気がします。

素敵なピアノの調べでつながる人たちが集まる場所として、また来年開催いたします。
小さな会場だからこそ、人と人とのつながりを温かく感じられるステップ会場として、
スタッフ一同お待ちしております。



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