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2015年1月19日

【実施レポ】バロック音楽の解釈~舞曲とバロックダンス~(村井頌子先生)

2014年10月16日、11月21日、12月18日、宇都宮市文化会館第一練習室、栃木県立総合文化センター音楽練習室にて、村井頌子先生「バロック音楽の解釈~舞曲とバロックダンス~」を3回シリーズで開催いたしました。メヌエットは3拍子?ガヴォットってどんな踊り?舞曲といっても実際に踊りを見たことのある方は少ないのではないでしょうか?チェンバロ演奏、バロックダンスの分野でご活躍中の村井頌子先生が、第1回は基本ステップ、ブレ、メヌエット、第2回はジーグ、サラバンド、第3回はクラント、ガヴォット、それぞれの舞曲の演奏解釈を交えつつ、バロックダンスの踊り方をご指導くださいました。
1700年当時、歌やダンスは貴族のたしなみとされていました。踊りが大好きで8歳で踊っていたというルイ14世がベルサイユ宮殿で踊っていたバロックダンス・・・
まずはつま先を90度に開き、コルセットを締めるようにあばら骨を内側に締めて肩を下して背筋を伸ばし、わきの下にスペースをつくり手はふわっと横に開いて立ち、つま先で地面をするように歩くステップ・・・つま先立ちでふらふら、また普段使わない筋肉を使い、ふくらはぎはすぐにパンパンになりました。

メヌエットは3拍子の曲ですが演奏するときは2小節1フレーズで弾くように・・・と実際にレッスンでご指導されている先生方はとても多いと思います。メヌエットのステップを村井先生にご指導いただき踊りましたが、1拍目に体重がかかったり、つま先で軽く歩いたり、実際にステップを踏むことでそれがすべて演奏につながると思いました。

また村井先生がヴァージナルと呼ばれる当時使われていた楽器をお持ちくださり、実際に演奏をしてくださいました。チェンバロなどの演奏を聴かせていただく機会は今までにもありましたが、実際に触らせていただいたり、また鍵盤を押すことでジャックの先についた小さな爪が弦に触れ弦をはじき、繊細な音が出るところを見せていただいたことはとても興味深かったです。
参加者それぞれが舞曲の楽譜を持参し、村井先生にテンポやアーティキュレーションなどを質問させていただきました。楽譜それぞれに異なるアーティキュレーションが書いてあり、実際に指導をするうえでとても悩むことが多いと思います。原典版を確認することはもちろん、弦楽器での演奏、弓の動きをイメージしてアーティキュレーションをつけることが必要だとご指導いただきました。

参加された方からは実際に指導をするうえで役に立つポイントがとても多かったという感想を多くいただきました。
楽しいお話と演奏解釈についてのご指導、軽やかなステップ、ヴァージナルの演奏・・・村井頌子先生、とても楽しいセミナーをありがとうございました。

(Rep:ピティナクリスタルステーションin宇都宮 日下さち子)



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