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赤松林太郎徹底講座シリーズ★バッハ平均律第3回★

☆赤松林太郎先生のバッハ平均律講座 第3回☆
2016年12月15日 福岡県春日市ふれあい文化センターサンホールにて開講致しました♪

平均律I巻の二番(愛にあふれるバッハ♪)&平均律I巻三番(カエルの歌と思いきや精霊登場♪)を、題材として赤松先生直筆の資料が配布され、受験やコンクールのあるある演奏を例に、丁寧に解説して頂き、平均律の難しさを感じさせない、楽しく充実した2時間となりました♪

バッハの平均律と偉大な作曲家達の係りで、面白い逸話があります。ベートーヴェンは全ての平均律を暗譜していたことや、ショパンは『音楽教育上、比類のないものだ!』と、1日部屋の中にこもり平均律を弾いていたことや、シューマンの残した言葉には、『音楽を学ぶ者にとって平均律は大変素晴らしい教材であり、毎日勉強することで立派な音楽家になれる。』と、、、どの時代の作曲家もバッハの平均律をこよなく愛していたのがわかります。

第3回の平均律講座が終わるなり、『第4回目も是非お願いします!』とのお声に
2017年3/10の平均律講座は、チェンバロが設置してある会場で開講致します♪
平均律講座では、曲とともに楽器の発展が学べ、どんなピアノもならされる赤松先生ですが、次回はチェンバロでどんな風に平均律をひかれるのか、とてもワクワクしています★
チェンバロだけで作曲したのはスカルラッティぐらいで、バッハは自宅でチェンバロを弾いても、仕事場はオルガンであるためオルガン的思考が必要だったそうです。バッハの時代は、最も重要な楽器がオルガンとされていて、チェンバロに比べ、かなり骨の折れる困難なもので、、自宅の練習にはヴァイオリンのようにヴィブラートが可能な『クラヴィコード』が、つかわれており、18世紀に至るまでは、独奏だけでなく、室内楽や管弦楽、オペラにも重要な楽器だったそうです。
バッハの死後、遺族から売り出された楽器にクラヴィコードは7台、チェンバロは3台だったそうです。子供が20人もいたバッハだからこそ、音量が小さいのが難点な楽器でも、小型でたくさん台数が数必要だったのかな。と、バッハの人間愛をかんじます。
今日のピアノは、1つ1つの音の間のニュアンスの表現を要求したり、ペダルによって響かせることや、音を延長することができます。モーツァルトがおきにいりだったフォルテピアノは、1つの音をクレッシェンドしたり、ディミヌエンドに打つことができ、膝ぺダルが、今日の足ペダルです。作曲家の要望に応えようと、楽器の発展のためにどれだけもの人が奮闘し、希望の音を奏でるまで、、、平均律の講座から楽器の歴史が感じられます。

◎平均律二番フーガのポイント◎
●保続音の音価を守ること!
(和音が変わる時に変化を見せ、前の音価を守ることは休符の表現が忠実にできる。)
●長い音の発音が弱いと、のばしている間に、きこえなくなるので、しっかり発音させて響かせること。
●バッハの世界のフェルマータ(停まる・バスステーション)は、その音が自動的に消えるまで待つこと。
チェンバロなら、カシャっと音がするそうです^_^
●緊張感を生むシンコペーションはとても大事。
※二番のフーガは、宗教曲ではなく人間ドラマ。
愛をめぐる、男女の愛のくるしみ→バッハは世俗音楽も愛したそうです。
主題ではない部分は、かるくひくこと。完全四度による半音進行→神の苦悩→愛のリレー★一巻のフーガは全てピカルディ終始である→絶望→希望★救われてしまう(フェルマータはなし!)

◎平均律三番のプレリュード◎
●テンポ感が1拍子に聞こえるように。
※16分の3ではないので、8分の3を速く弾きすぎないこと。
●カエルの歌にならぬように、立対的に音作りをし、六度の時には上をハッキリさせ、10度はベースから立体を作るために下をハッキリさせること。
●転調が多く色彩豊かであるためには、明るい音はかたく。暗い音はまあるく。動いてないものを安定させ、きかせるのがポイントである。
※赤松先生は、ベートーヴェンのワルトシュタインを、例に弾いてくださいました♪
●ショパンのワルツ1・4・小犬のワルツなどに、ヘミオラ(hemiola)がでてきますが、バッハにもたくさんでてきます。次は、いつはじまるか?場面が変わることを、お知らせするために、、ヘミオラまで音色を変えないこと。

赤松先生は、講座やレッスンで音や感覚だけでなく、楽語の意味や、わかりやすい言葉にしてご指導くださいます。ピアノを通し、多くの学びを気付かせて頂いてます。九州での平均律講座を開講してくださり、心より感謝御礼申し上げます。
★第4回赤松先生の平均律講座★のご参加、心よりお待ち申し上げます★
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