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【セミナー実施レポート】「目からウロコのピアノ脱力法」セミナー&実践レッスン -筋肉の仕組みから「脱力法」を徹底解明!- 第1回(全3回)

190909_gihu_1.jpg2019年9月9日(月)に日響楽器岐阜店2Fホールにて馬塲 マサヨ先生をお招きし、「「目からウロコのピアノ脱力法」セミナー&実践レッスン ~筋肉の仕組みから「脱力法」を徹底解明!~ 第1回(全3回)」を開催いたしました。

【第1回】脱力とはどうするのか?
「目からウロコのピアノ脱力法」の著者であります馬塲マサヨ先生をお招きし開催いたしました。とても多くの方々にお越し頂き、皆様の脱力法への関心の高さを改めて実感することとなりました。
遠方よりお越し頂きました馬塲先生、本当にありがとうございました。2回、3回と続きます、重ねてお願い致します。

第1回脱力法講座の内容を簡単にまとめてみました。

-どうして脱力をするのか?-
ピアノを演奏するということは、辛い練習の積み重ねではなく、本来の正しい弾き方で楽しく心も体も癒されるものである。(脱力することで思い通りの音を出すことが出来る)本来のピアノ演奏の在り方を確認し、講座が進められていきました。

脱力した場合
・大きな音が出る
・速い動きが可能となる
・音がよく飛ぶ
・弾けなかった曲が弾けるようになる
脱力をしない場合
・手が疲れる
・指の動きが悪い
・音が汚い(上部雑音と下部雑音が入ってしまう)

-日本人と西洋人の体の使い方の違い-
海外の演奏家の映像を見ると違いがよく分かる。体は傾かず動きも少ない、手に至っては動いていないかの様。これは、日本人と西洋人の体の使い方が違う為である。
日本人は外から内へ抱え込むような動作であるのに対し、西洋人は内から外へと放り出すような動作である。ピアノは西洋の楽器である為、この内から外への動作を取り入れて演奏すべきである。このような体の使い方はどのような筋肉の使い方なのか?
それは「上腕と肩の脱力」が鍵となってくる。

-上腕の脱力-
まず知っておかなければならないのは、筋肉は力が入ると収縮し、そして硬くなるということである。先に説明した通り、日本人は外から内へ抱え込んでしまう。筋肉で言うと屈筋をよく使っていることになる。その為、気が付くと上腕に力が入ってしまう。
上腕の力が抜けた感じを意識して覚えることが大切となる。

確認の仕方
・上腕を触ってみる(筋肉が柔らかくなっていること)
・鍵盤を腕の重さに任せて沈ませる(無理やり白鍵を沈めはならない)
これにより腕の重さを使い、落下のエネルギーをそのまま使うことが可能となる。

-肩の脱力-
肩が上がるということは、肩甲骨が上がるということである。肩の筋肉が縮むため、思うような音が出なくなってしまう。

確認の仕方
・肩を思いっきりあげ、ポンと下げる
上腕と肩の脱力が出来ると弾き方が変わってくる。

190909_gihu_2.jpg以上を踏まえ、先生から弾き方についてのアドバイスをいくつか頂きました。少しご紹介いたします。

-弾き方について-
・肘から下におろすように弾く
・スコップ型で弾く(肘を伸ばすように腕を使う)
・腕の使い方は水泳のクロールではなく、どちらかと言うと背泳ぎ
・重力に任せ重さを乗せるが、弾いたらすぐ上に巻き取る(ここで少し上腕を使う)
・スケールの上行は外向き(外に捨てるように)下向はその逆
・跳躍は捨てるように弾く

-心と体そして音色-
正しい弾き方をマスターすると、音色を自由自在に表現することが出来るようになる。
楽しい音色・・・肋骨をあげる
悲しい音色・・・肋骨をさげる
体で表現するのではなく、ハンドパワーで気持ちを込める。
下から上に心を持っていくことで西洋的な体の使い方になり、弾く前に思い描いた音色を作り出すことが出来る。

-ピアノ指導に於いての注意点-
ピアノは小さい頃から鍛えてはいけない。
小3・・・脳をひらく(読譜力をつける 自分が素敵と感じる音楽を聴く)
小4~小6・・・速度(速いパッセージ)を上げられるようにする
中学・・・筋肉を鍛える(文字通り筋肉を鍛えるのではなく正しい弾き方で鍛錬を積む)ツェルニー50番で正しい弾き方をマスターすると良い
従来言われている指を丸くや、固めてしっかりなどの指導をやめ、楽しさや素敵さを伝えながら、自然に上達していくのをサポートすることが大切である。

受講者の声をいくつか紹介致します。
・日常の生活から西洋的な動きを考えてみたいです。
・娘がピアノを弾いていると手が痛いと言います。是非、実践してみます。
・脱力、脱力と言われて育ちました。やっと少し理解することが出来たように思います。
・脱力は上腕からということにビックリしました。肩の力を抜いた時の正しい位置というのが、まだ自分では理解出来ていない気がします。鏡の前で見てみようと思います。
・理論的に説明して頂いて、納得しました。ありがとうございました。

沢山の感想を頂きました。
分かっているようで、実は分かっていなかった脱力のこと。第1回の講座だけでも沢山のことを教えて頂きました。ピアノの弾き方が180度変わってしまいます。
また、先生の優しいお人柄が随時出ており、奏法だけではなくピアノに対する向き合い方や、心の在り方のようなものも一緒に教えて頂いた様に感じます。
ありがとうございました。
次回は 10月7日【第2回】前腕の痛みを脱力で解消 一番痛みがでやすい上腕について
老化しやすい筋肉と老化しにくい筋肉?疲れやすい筋肉と疲れない筋肉?
手首の向きや、指の使い方などから、詳しく解説して頂けます。
次回が楽しみです。素敵な演奏も♪

Rep:PTNA岐阜支部 小島千穂

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