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【セミナー実施レポート】「目からウロコのピアノ脱力法」セミナー&実践レッスン -筋肉の仕組みから「脱力法」を徹底解明!- 第2回(全3回)

191017_gihu_1.jpg2019年10月7日(月)に日響楽器岐阜店2Fホールにて馬塲 マサヨ先生をお招きし、「「目からウロコのピアノ脱力法」セミナー&実践レッスン -筋肉の仕組みから「脱力法」を徹底解明!- 第2回(全3回)」を開催いたしました。

【第2回】前腕の痛みを脱力で解消
「目からウロコのピアノ脱力法」の著者であります馬塲マサヨ先生をお招きし、第2回目のセミナーを開催いたしました。前回に続きとても多くの方々にお越し頂き、中には高山や下呂といった遠方の方もいらっしゃいました。また先生につきましては、セミナーの後受講者からの質問を時間がある限り答えてくださり、頭が下がる思いです。本当にありがとうございました。
では、前回の上腕の脱力に続き、前腕・手首・指の順に簡単に内容をご説明させて頂きます。

本題に入る前の大切なポイント
前腕の筋肉・・・老化しやすい筋肉(特に前腕の外側の筋肉)
手のひらの筋肉・・・老化しにくい筋肉(疲れにくい筋肉)
(指には筋肉はありません)
小さな生徒さんには、大きな音を出すこと、かっちり弾くこと、指を鍛えることをやめることが大切である。

191017_gihu_2.jpg前腕について
ピアノの打鍵時、どこに力をいれ、どこで抜くのか?前腕の筋肉は使ってもよいが、不必要に使うと疲れてしまう。これを紐解く鍵が、2つあります。
1、手首の向き
○脱力できていない4つの向き
手首が高い・・・MP関節が落ち込む
手首が低い・・・MP関節が高く、前腕に力が入る
手首が外側に傾く・・・真っすぐではなく、ひねってしまう、結果親指が立ってしまう
手首が内側に傾く・・・腕からの直線状が小指になってしまう(日本人に多い)
○正しい手首の基本ポジション
手首とMP関節が平行であり、腕から人差し指が一直線上になる形(但しこれはニュートラルなポジションであり、奏法・パッセージにより変化する)
2、指
打鍵位置は、鍵盤に対して一直線ではなく自然なアーチ型を描く。そのため、人差し指の基本ポジションは黒鍵の近くとなる。
○やってしまいがちな2つの奏法
指を高くあげて弾くハイフィンガー(ハノンなどでついやりがちな奏法)
離鍵時に若干指を引き上げる(前腕の外側の筋肉をいためる)
○正しい指の奏法
基本奏法・・・真っすぐ下に打つ→弾いた瞬間PIP関節が若干伸びる→ふっと力を抜く(この時、若干外側に向けて力を開放する)
和音をつかむ奏法・・・真っすぐ下に打つ→弾いた瞬間PIP関節が若干伸びる→内側に巻き取る(始めから巻き取るつもりではなく、PIP関節を若干伸ばしてから行うことが大切)
このように正しい奏法をマスターすると、指1本1本の圧のかけ方をコントロールすることが出来、美しいハーモニーを作り出すことが容易となる。
今回のセミナーでは、2つの奏法を教えて頂きました。

弾く動作は見た目では分かりにくく、手の中の方向のようなものを意識することが大切である。なぜならば、指を伸ばしきる途中の動きで打鍵が終わるからである。見えない部分を説明することは非常に難しいことと思いますが、わかりやすく説明してくださいました。ありがとうございます。
第3回は「演奏テクニックと脱力」です。肩から始まり、上腕、前腕、手首、手と進んで行き、次回は、いよいよテクニックです。脱力とテクニックの関連はどのようになっているのか?今回教えて頂いた、基本奏法の応用編となります。まずは、正しい指の奏法をマスターし、次回に望みたいです。今から楽しみです♪

Rep:小島 千穂

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