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【実施レポ】2016年度 コンペ課題曲企画 課題曲セミナー(赤松 林太郎先生)

2016年3月6日(日)スタジオMにて赤松林太郎先生をお招きし、「2016年度 コンペ課題曲企画 課題曲セミナー」という題で講座が開催されました。
会場設営を手伝ってくださった赤松先生。 設営が終わるとすぐにピアノの練習が、始まりました。早くいらした先生は、朝のコンサートが聴けました。 もうバリバリに弾かれていました。ショパンのエチュードも素敵。

4期をバロック、クラシック、ロマン、近現代の順に説明。

■バロック  舞曲が生まれた背景についてのお話。イタリア的(明るくて単純)。フランス的(小鳥の羽ばたき、たくさんの花弁をもった花が咲く「花鳥風月」の世界)。ドイツ的(イタリア とフランスの良いところを取った)。 調性の変化、拍の取りかた(ブーレーやリゴドンは、4分の4拍子だけれど2拍と考えていい)、トリルの入れ方。ぶつかる音は、強調していい。終止の仕方(あっさりか。テンポを緩めるか)両手がスタッカートの時は、左右の質感を変えて(いつも違う楽器が演奏していることをイメージして) 和音の内声を意識する(内声がはっきり。外声がはっきりで質感が違う) バロックの歌い方は、和音で決まる。左手にどんな和音があるかしっかりと示す。

■クラシック  古典派は、ペダルの時代。ペダルを効果的に使うことが要求される。 sf,>の違い。長いcresc.ができたのは、ピアノが大きくなってきたから。メロディーは、王様。伴奏は家来。音量の決定は、伴奏が決める。終止形を探す(V7の左手はしっかりと)オーケストラのイメージをもって(ソロかtuttiか。何の楽器がなっているか)形式をはっきりと伝える。第2テーマは、女性的性格なのでカンタービレで。左右のキャラクターの違いを表現する。mollでfは、厳しいタッチで。音階の下降形が膨らまないように。中間部は、少しテンポがはやくなっても良い。

■ロマン  音楽にこくを出すためハーモニーが大切。シューマンは、密集で曲を作った。ショパンは、開離で曲を作った。二人の曲の違いをわかって。四声体の内声をしっかりと弾く。バランスには気をつける。拍を感じるだけでなく、音価を感じて弾くことが大事。五線からはみ出る音は、硬めに(骨の音)。やわらかい音(お肉の音)を弾きわける。 ペダル記号は、Pではなく、線で踏む(早い、遅い)離すをわかり易く書き込むことが大事。 ショパンのテンポのはこび方。テンポに角度があるか無いかで表情が変わる。 >や強い音、短い音は、弾力が必要。ユニゾンは、左手が大事。

■近現代  アウフタクトがとても大事。テンポだけでなく音楽の質感を表現できるように。完全4度、完全5度を探して。速い曲でも聴いている人が、呼吸できるように弾こう。音価の違うスタッカートの違いがわかること。音が割れる原因は、上からたたくから。タッチの仕方に気をつけて。協和音と不協和音の響きの違いを聴きわける。楽譜に書かれていなくてもペダルを効果的に使って良い(鐘の音)

短時間の中に大事なお話がぎっしりこめられていました。 こびりついた頭が柔らかくなりました。ペダリングの細やかさ、フレーズの作り方、音色の多彩さなどはっきりとしました。話が具体的で子供も大人もわかり易かったです。 子どもたちへの紹介コンサートも4期の話をストーリ仕立てでしてくれました。その中に 曲が入り楽しいわかり易いコンサートで、とても好評でした。

Rep: 弘前支部  田中 みゆき
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