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【実施レポ】音楽性を育てるためのピアノ連弾からのアプローチ ‐連弾を取り入れた魅力あるレッスンと指導法‐(藤井隆史先生、白水芳枝先生)

2017年11月11日(土)スタジオMにて藤井隆史先生、 白水芳枝先生 をお招きし、「音楽性を育てるためのピアノ連弾からのアプローチ ‐連弾を取り入れた魅力あるレッスンと指導法‐」という題で講座を開催した。

‐講座のポイント‐

  • 小さな子にもピアノでオーケストラの音を聴かせる。デュオの曲はピアノ曲だけではなく、オーケストラの音楽も編曲されている。
  • デュオの音の作り方。メロディーとバスだけでなく、情景や風が入っている事が大切。
  • 暗譜することは重要。音が聞こえる→相手の音が聴こえる。どういう情景が広がっているのか?→大きな広がりを感じて。
  • 音楽の歴史や背景を学ぶことも重要。
  • プリモは右耳を大きくしてよくきく、セコンドは左耳を大きくしてよく聞く。
  • プリモはペダルに頼らないで。メロディーだけはしっかりと指で弾けることが大切。

‐演奏と曲目解説‐

◆ブラームス ハンガリー舞曲第1と第6番より
産業革命が起こり鉄道が発達する。ヨアヒム(vio)+ブラームス(Pf)の演奏が参考になる。ジプシー音楽を21曲作った。当時はアップライトピアノ。
♪プリモとセコンドの受け答えをはっきりとする。gmoll→6小節のフレーズ、調性感をよく。セコンドがあってその上にプリモがのるように。

◆ペール・ギュント第1組曲Op.46より
♪ペールとアントラの駆け引きの面白さが曲中に描かれている。曲のストーリーを知ることはとても大切。

◆マーサ・ミアーのタンポポのワルツ
♪強弱記号 mfは2人でmfの強さを作る。
♪4小節でひとまとめのフレーズ
♪セコンド 3拍子の拍感 2,3拍目は無いくらい弱く。
♪小さな曲でも調性感が大切。音色のつくり方を小さい頃から学んで。

◆アレンスキー かっこう
♪かっこうは山の鳥。山々に響く→自分の存在を示している。出だしの所、セカンドがかっこう。プリモは別の鳥。
♪調性変化 D→A→Fis→h→v この変化していく様子が面白い。イメージをもってそれを表現していく楽しさがある。

◆サン=サーンス 動物の謝肉祭より
谷川俊太郎さんの「動物たちのカーニバル」を紹介下さった。本からも曲のイメージが作れる。
♪「なんだろう このいいにおい」→プリモのトレモロが始まる。 ライオンの行進...セコンドは世の中を知らないライオンがとてもいばっている様子を表現している。 ぞうのワルツ...3拍子の拍感。マズルカは、2,3拍目にやるせない感じがある。 白鳥...3拍子でも少し違う6/4。プリモは水や光のイメージ。セコンドのうたを大事にプリモが寄り添う。 水族館...プリモはきれいな光の音と影。いろんな響きも作る。セコンドは、たくさん音がある時でも同じ繰り返しをしないで。

ピアノデュオは、オーケストラが呼べないようなところでも出来る。 「生きることが素敵!」を伝えたい曲。オーケストラのいろんな楽譜を4手でどのように聴かせるか。すてきな演奏会の中のレクチャーでいつまでも聴いていたかったです。

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