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【実施レポ】調律講座...羊と鋼から奏でられる音の森の秘密!

みなさん、小説でも話題になった映画「羊と鋼の森」はご覧になりましたか?
今年映画や小説でスポットが当たり一躍有名になった『調律師』のお仕事について、7月22日、広島ピースステーション企画としてみんなで楽しく『ピアノの調律』について学びました!!講師は去年『ピアノぷち構造学~のぞいてみようペダルのしくみ~』をレクチャーしてくださった広島市南区民文化センターホールピアノ専任調律師でヤマハミュージックリテイリング広島店嘱託、ピティナ調律会員の宮尾正樹さん、司会進行は広島ピースステーション代表 沖根典子先生です。
調律企画1.jpg

調律師の作業「調律」「整調」「整音」、この3つを体験を通じて知るため、宮尾さんは事前に3つの『仕掛け』をピアノに施していました...!

みんなでハ長調の音階を弾いてみて!...ドレミファソラシド
 

◆あれ?1音だけ変な音がするぞ?
中音域より以高は一つの鍵盤・一つの音に対して弦が3本張ってあります。
その中の1本をわざと狂わせておくと「びええ~ん」と変な音がします。
「3本の弦で一つの音が鳴っている!」「3本の弦をピッタリ同じ高さに音律を合わせる」これが「調律」という作業の一つであることがわかりました。


◆あれ?1鍵だけタッチが違う~?!
鍵盤を押すとピアノの内部でハンマーが弦を打ちます。ゆっくり鍵盤を押していくと、途中でカクッと少し手ごたえのあるポイントがありますが、これがハンマーのレットオフ(接近)調整のポイント。この実験では音階の中の1鍵だけ、ハンマーのレットオフ(接近)を規格外にわざとずらしハンマーが弦に接触したままの状態を作り「タッチ」の違い・変化を感じてもらいました。このレットオフ(接近)の距離を1ミリ単位で調整し、音の出るポイントをどのへんにもってくるか=弾いた感じを浅くするか深くするか、タッチ感を均一に整える作業「整調」も調律師さんの大切な作業なのです。


◆あれ?1音だけ音質が違うよ?!
弦を打つハンマーフェルトの硬さ・弾力で音の質が変わります。
この実験では1鍵だけ柔らかいハンマーフェルトで弦を打つよう調整を変え、音階の中で
一つだけソフトでモワっとした音が...!!ハンマーの硬さ、弾力、打弦位置を整え音質を均一にする作業、それが「整音」です。
調律企画2.JPG
ちょっとした違いでしたが、実際に音階を弾いてくださった子供達、みんなよ~く耳をすませて音とタッチコントロールに集中できましたね!


ピアノは弦楽器や管楽器のように自分で調弦・調整ができない楽器です。今回ピアノの調律に関する学びを通じて「羊と鋼」から奏でられる音の森の秘密に触れることができました。最後はみんなで記念撮影!
調律企画3.jpg
講師役を務めて下さった調律師の宮尾さん、貴重なお話をありがとうございました。
これからもみんなで一緒に楽しく学んでいきましょう!

(ピティナ広島中央支部事務局:中津美和)

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