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長谷川先生のベートーヴェン講座レポート

2月21日(土)東京フレンドホールにて長谷川淳先生のベートーヴェン連続講座&公開レッスンが行われました。
その第1回目は作品13『悲愴』を中心にした初期のソナタ
全国各地から指導法やタッチの講座依頼が殺到、大変な人気の長谷川先生をお招きしました。
講座の内容はあまりにも素晴らしく、その感動を言葉にしてしまうのがもったいないほどです。

ご自身『教えると言うことは暗中模索の毎日で、ゴールのない大変な作業』『日々レッスンに追われ、ゆっくりと作品に向き合う機会がなかったので、今回はとてもよい機会を与えて頂き、大変感謝しています。』とおっしゃられ、受講者の誰もがその謙虚な姿勢と先生のお人柄に感銘を受け、講座はスタートしました。
ご自身晩学とおっしゃる長谷川先生は中学2年生からピアノを始められたそうです。ちょうどその頃ベートーヴェンのピアノソナタに出会い感動されたそうですが、今もそれは少しも変わっておらず、もしかするとその時の感動は今以上かもしれない、とのお言葉が大変印象的でした。いつまでも少年のような純粋さで音楽と向き合っていらっしゃる、長谷川先生の魅力の原点がそこにあるように思います。

当日特に印象的だった先生のお言葉
・『音楽は音楽のみで語る』直感力と、きちんとアナリーゼし理解して演奏すること、この二つは全く別物であるが、どちらもとても大切。
・感動の質の高さや深さは、難しい理論ではなく、結局は音楽の中身、伝えたいという精神的なものであり、それをベートーヴェンから強く感じられる。だからこそ、年齢に関係なく名作を出来るだけ早く触れさせ、体験させてほしい。これはベートーヴェンに限らず、ショパンでもリストでも言えること。

感動的な先生の一言一句が会場の一人一人の心に響きました。

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このほかにも、ベートーヴェンソナタ32曲の先生ご自身によるグルーピング、各期の特長、ベートーヴェンが使用したピアノの変遷と作品との関連もお話しくださいましたが、その後公開レッスンと続き、全く時間が足りませんでした。

このベートーヴェン講座には、日々熱心に本気で生徒たちの指導に携わっていらっしゃる先生方(遠方から参加された先生方も含めて)が集まり、必死でテキストにメモを取られ、休憩時間の数分も惜しいほどの熱気に包まれました。そしてこの講座前にベートーヴェンの伝記を読んできた子供たちにとっても、先生のお話は大変興味深くベートーヴェンをより身近に感じたのではないかと思います。
普段セミナーというと先生方の集まりなので、平日の午前中に行うケースが多いのですが、今回は子供たちの参加も目的だったため、土曜日の午後開催としました。
レポートやアンケートが大人向けのものしかなかったので、次回は子供たちにも参加してもらえるように『子どもアンケート』を作りたいとスタッフと話しています。

公開レッスンでは先生の指摘される一声で、レッスン受講生ががらりと変わっていく様子が実に心地よかったです。先生のアドヴァイスの仕方は、「お願いしたいことは、、、」「はい、ありがとう」、、、と決して強制ではなく、演奏する子供たちの心をほぐしながら進めてくださるので、全く緊張せずに自然体で成長してゆけるのだと思います。

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この日参加された先生方のお声をご紹介。
『悲愴ソナタをもう一度やってほしい』『ベートーヴェンソナタ全曲お聴きしたい』
『ショパンもシリーズでお聴きしたい』『東京だけでなく地方でも開催してほしい』『来てよかった。指導者としてあまりにも無知すぎて恥ずかしい。もっともっとお話を伺いたい!!!』『自分が弾いてきてわかっているつもりだった悲愴がまるで違う曲のよう』『悲愴が魅力的な曲だと改めて知った』『惜しみなくアナリーゼと情熱のこもった曲想を時間いっぱいご披露頂き涙が出ました』『子供だからといって差別せず共に音楽をという姿勢がレッスン中に溢れ感動しました』


先生ご自身は1.『悲愴』の具体的な練習方法 2.ステージでの効果的な演奏方法。3.今回のレクチャーで話し足らなかった部分や、お話しできなかったことがたくさんあるので、できれば次回に悲愴の補足をしたい    とのこと。

さらにアンケートや後日談でも、悲愴のレクチャーをもっと聴きたい!というご要望が非常に多く聞かれます。
。。。。。というわけで、4月3日の二回目の講座では、熱情ソナタの前に少し時間を取り、悲愴の続きをして頂きたいです!!!!

長谷川先生、素晴らしい講座をありがとうございました。次回も是非よろしくお願い致します!!!

フレンドステーション代表 根津 栄子
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