レポート アーカイブ

2008年3月24日

ピティナ課題曲セミナー開催(黒田亜樹先生)

3月16日、岩手連絡所では、黒田亜樹先生をお招きして、2008年度ピティナ課題曲セミナーを開きました。会場のマリオスリハーサル室では、40数名の受講者が、先生のピアノを取り囲むようにして、熱心にその説明に耳を傾けました。

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 A2級からD級までの課題曲の説明と演奏があり、一同先生の素敵な演奏に聴き入りました。バロックから近現代までのタッチや奏法、ペダルの踏み方など細かな説明があり、受講者はその説明を聞き漏らすまいと、楽譜を見ながらペンを走らせていました。以下に教えて頂いたことのいくつかを具体的に記してみます。

バロック・・・出版社により奏法に迷いが!
・ 長すぎるスラーのある音型は少しタッチを軽くすると解決する。
・ オクターブでとんでいる2つの音はつなげない方が無難。
・ 4つの音がある場合は2つか3つのグループに分けてみる。

古典・・・構成を知ることが大切!
・ ソナタ形式を表現するには、これをドラマのように見立て、主人公・相手役などに置き換えること、展開部ではドラマチックに、再現部では一件落着になる。
・ テンポの中で遊べるようなアゴーギクにすること。
・ リピート(繰り返し)はロマン派のショパンのスケルツォなどへ引き継がれるものなので、コンクールとは関係なくても弾いてみるとよいこと。

ロマン派・・・テンポンの脈をしっかりと!
・ タランテラについて、毒蜘蛛のイメージがありますが、実際にはそれとは関係がなく、結婚式などで踊られる楽しいダンスを映したもので、恐ろしい曲ではないということ。
・ 堅いスタッカートは近現代に近くなるため少し柔らかめにすること。

近現代・・・バロックからロマン派までを総括して!
・ フランスの曲はペダルちょっとだけ踏むようにすること。
・ バスティン先生の曲をアレンジして演奏されることで、足りない和声を補い曲のイメージをふくらませること。

 D級の説明をされる頃にはもう時間も超過しており、演奏主体となりましたが、黒田先生の音色にしばし聴き入り満足でした。先生の気さくなお人柄もありユーモアをまじえてのイタリアのお話なども興味深いものでした。小さい生徒さんへの伝え方やスケールに取り入れてのタッチの違いをみにつける練習法など、普段のレッスンにすぐ生かせる方法も教えて頂き、大変勉強になりました。

 以上、セミナーの内容の一部を簡単に記してみましたが、黒田先生による今回のセミナーはとても有意義なものでした。今後もまた違ったテーマでのセミナーをして頂くことを期待しています。

Rep.角田ちか子


2008年11月10日

ステップ説明会終了

 去る10月14日、林苑子先生をお招きして、マリオスのリハーサル室にてステップの説明会を開きました。内容は以下のようなものでした。


1)ピティナにおけるステップとコンペティションや発表会との違い
  ステップではコンペティションとは違い絶対評価で採点される為、個人の頑張りに
  対してアドバイスをしていただける。しかも、ステージではいろいろな演奏に触れ    生徒さんだけでなく父母や指導者にもよい機会であるということでした。
  ステップのシステムは、現代の社会のニーズに合っており、今ではステップの参加
  者は、コンペの参加人数と同じくらいになって来ているそうです。

2)要項の見方
  ステップに出場するにあたり、抑えておきたいポイントを教えて頂きました。併せ
  て課題曲一覧を中心に説明して下さいました。

3)ビデオ鑑賞
  ステップ開催時の一日の流れをビデオで見せて頂きました。ステップ目白ステー     ションの代表である林先生からは、バロックステップについてのビデオを見せ      て頂きました。

4)課題曲演奏
  課題曲演奏に関しては、林先生が選んだ曲を、指導のポイントに触れながら弾いて
  下さいました。具体的な指導方法も伺う事ができ、とても勉強になりました。本部    の方との連弾もあり、楽しい二時間となりました。


 岩手連絡所では、来年の2月15日にステップが開催されることになります。林先生のお話では「その土地独自のステップの運営方法ができあがっていくにつれて、地域らしさを備えた音楽が根づいていく」ということです。私たちも、盛岡らしいステップが行なえるように、準備を進めて参りたいと思います。また、はじめてのステップを開催するにあたり沢山の方々に知っていただき、参加していただける様に広めて参りたいと思います。

                            Rep,小林ちか子

2009年2月19日

盛岡ステップ開催レポート

2月15日(日)岩手県で初のステップが盛岡にて開催されました。
会場のプラザおでって(いらしてください)ホールからは、鮭が遡 上する中津川と国指定等文化財の岩手銀行が一望でき自然豊かな盛岡にぴったりの会場でした。
開放感のあるホワイエでの受付で、参加者51名中47名が新しい パスポートの交付を受けました。

始めての参加で不安げな表情の子供さんもいましたが、スタッフの誘導でステージが始まると、それぞれがしっかりと自分 の演奏をしていました。中島裕紀先生のトークコンサートでは、会場全体に広がる豊かな響 きに皆さんが聴き入っていました。

継続表彰者も6名おり、次回も参加してくれることを待っています。

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2009年2月22日

学校クラスコンサート

 去る2月16日ピティナ学校クラスコンサートが盛岡にて開催されました。
 盛岡市立上田小学校 4年生 音楽室
林苑子先生、中島裕紀先生をお迎えしました。
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 初めに"エリーゼのために"が演奏され、続いて子供たちに囲まれて"幻想即興曲"が
流れました。子供たちと一緒に"オーラリー・歌よありがとう"を共演され、全員が
打楽器を持って"トルコ行進曲"を楽しみました。最後に連弾で"ハンガリー舞曲"
が演奏されました。
 音楽室がホールのステージに早変わり。そのステージに子供たちも乗っかり
先生方の豊かな響きを体中に感じ、楽しんだ45分間でした。
 林先生、中島先生有難うございました。

2009年11月 4日

第1回 入賞者コンサート終了しました

 昨日、第1回ピティナ・ピアノコンペティション入賞者コンサートが終了しました。 38組の出演者は練習の成果を熱演しました。ゲストの小竹島さんは素晴しく、観客を魅了しました。ピティナっ子達も憧れの眼差しで聴いていました。
    
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              会場に白のカーディガン(ボレロ)の忘れ物がありました。 
              お心当たりの方は連絡してください。

2010年3月14日

課題曲セミナー(本多昌子先生)終了しました

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4時間の長時間に渡りレクチャーいただきました。
ご参加された皆様の感想をご紹介します。

 ・先生の演奏が素晴しかった。
 ・具体的な説明が多数あり、大変分かり易く楽しいひとときでした。
 ・A1級〜E級までの盛り沢山のなか、D級E級も詳しく丁寧に解説していただき、とても
  勉強になりました。
 ・改めてアナリーゼの大切さが分かりました。
 ・すぐに生徒の指導に取り入れたい事が多くありました。
 ・曲を解釈するうえで参考となる事が多数あり、有意義な時間を過ごさせて頂きました。

本多先生、本当に有難うございました。
                              岩手連絡所メンバー一同





2010年11月14日

平間先生セミナー終了

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『楽しい練習方法』  平間百合子先生


「練習方法」というテーマからそれることなく、それでいて「方法」という言葉のもつイメージにとらわれることなく、楽しいエピソードを交えながら、心に残る充実した内容のお話でした。 
 岩手連絡所のメンバーからあらかじめ用意されていた、先生への質問事項にそって進められました。ごく一部になりますが、まとめてみます。

⦿集中について
"美しいものに心をひかれる"ことが集中の第一歩である。"安心感"が集中につながる。きれいなメロディに気付かせてあげることが大切。普段の練習(レッスンにおいて)で本番以上に集中することが大事。

⦿練習について
「ピシュナ」「コルトー」を引用しての説明。練習の山を登っていく時「いまより上にはもっと素敵な景色があるよ 」と導いてあげる。満足感は達成する途中にある。

⦿コンペでの演奏について
広いホールで弾いてみることで、普段と何が違うか自ら気付けると良い。"楽譜"にたちかえり、あたりまえの事をきちんとやること。

⦿小さい子でもレパートリーを沢山もつには?
いちど弾いた曲を終にしない。(「また聴かせてね」) 連弾を活用(うたとピアノの絵本、他) バーナム(1〜12番)それぞれの大切なポイントを詳しく説明。 他に「音へのイメージのもたせ方」「ハノンの活用法」「コンペ前の練習曲の進め方」など、沢山のアドバイスをいただきました。

『目先の結果にとらわれず、トロフィーの先にあるもの・・「金の星」を目指して』という先生の志に大変心を動かされました。
『小さなどんぐりが、大きなかしの木に』という、導入、初歩の指導の大切さ、今やっていることがどこにつながっているのか?意識した指導が大切と実感いたしました。

(Rep.千菅)
  

2011年2月16日

盛岡ステップ終了しました

2011年2月11日(土) 盛岡市民文化ホール(マリオス)小ホールにて
第3回盛岡地区ステップが開催されました。
ソロの演奏が多数でしたが、連弾やアンサンブルの参加もありました。
田中先生のトークコンサートでは、写真と音楽を楽しみました。
参加者からは「パイプオルガンをバックに、良い気持ちで弾けました。」との感想をいただきました。

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また、来年のご参加をお待ちしております。

                         ピティナ岩手連絡所 メンバー一同 

2011年10月20日

小川典子ピアノ・リサイタル終了しました

「小川典子ピアノ・リサイタル」が開催されました。
災害復興支援事業でしたので、会場は募金箱も設置させていただきました。
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 始めに、小川典子さんから「復興に向けて辛抱強く歩む被災地の方々の姿に、世界中が感動しています。私のピアノを聴いて、少しでも元気になって頂けると嬉しいです。」とメッセージが伝えられました。
 トークを挟みながらの演奏は、スケールの大きな演奏で、まるでホール全体が楽器になった様に響きわたりました。そして、小川典子さんの心がこもった響きは、私達の胸にダイレクトに伝わりました。被災なされた方々も、素晴らしい演奏に勇気付けられ、心の宝物が1つ増えられたのではないかと思われます。
 小川典子さんは「自分だけが音楽を創ったわけではない。皆様が集中して聴いてくださっている。その空気が伝わって来て自分も集中し、気持よく弾くことが出来た。会場の皆様と一緒に創った音楽です。」とおっしゃっていました。

 演奏会終了後にサイン会を行い、岩手連絡所メンバーと記念撮影を行いました。
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 最後に、会場に設営させて頂いた募金箱には7.695円の募金をいただきました。
これを含み、「心の復興音楽基金」に25万2千円寄付いたします。
ご来場頂きました皆様方、どうも有難うございました。




2012年3月10日

12'課題曲セミナー終了しました

 3月4日、本多昌子先生をお迎えして、課題曲講習会が行われました。

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A1級からD級までの全曲、E級の近現代曲について、演奏におけるポイントの解説と、先生ご自身による演奏で、あっという間の三時間でした。

 

 バロック期から近現代までの、時代背景をふまえた、音楽(ピアノ曲)の特徴、それぞれの時代で特に大切なこと(前の時代から変化していること)は何か、のお話からスタートしましたが、コンパクトな説明が、非常にわかりやすく、四期の特徴をつかんで学ぶ大切さを再認識いたしました。

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バロック期の強弱を出せない楽器における階段状の音楽表現(音の高低で表情を伝える)、チェンバロを思わせる響きのイメージなどを実演で、クラシック期の「和声機能の理解」の大切さを、曲の中の例をあげて解説いただき、良く理解できました。C.D級のモーツァルトにおいては、音符の扱い方、左右のバランスの取り方、弾きにくい左のオクターブのコツ、軽やかな音の出し方など、大変参考になりました。
 ロマン期、近現代では、マズルカなど曲そのものの特徴や、フランスものの音をつくるポイント、拍の感じ方でリズミカルな音楽を生み出すポイントなど、それぞれの曲に多様なアドバイスをいただきました。 また、ペダルの使い方や、版による記譜のちょっとした違いなど、コンペの指導の際、迷いやすいところも丁寧に触れていただきました。
 全体を通して、曲の中のモチーフの性格を良く感じて、それらを表現するためには、どうすれば良いのか(強弱、リズム、タッチなど)念いりに検討しながら取り組んでいく必要を感じました。小さい子に対しては、将来、手や指が正しく発達していくよう、無理な弾き方をさせないことも大切であると教えていただきました。
 コンペの課題曲を通して、他の曲にも通用する多くのポイント、様々な知識を学ぶことができ、さっそく指導、演奏に生かしていこうと思えた、有意義な時間でした。
 本多昌子先生、有難うございました。

                                   Rep.  千菅

2012年12月15日

入賞者コンサートを終了しました

第2回ピティナ・ピアノコンペティション入賞者並びに
   ピティナ・ピアノステップ継続表彰コンサートを無事終了しました。
今回は、ピティナの活動の大きな柱となりますピティナ・ピアノコンペティションとピティナ・ピアノステップを併せたステージとしました。これは、ピティナの活動を皆様に広く知っていただき、今後の発展に繋がります様、願いを込めてのステージです。

 3年ぶりのステージでソロ30名 連弾5組、幼稚園児から大学生まで幅広く参加していただき、皆さんが集中した素敵なコンサートでした。最後に招待演奏で駆けつけてくださった菅原さんの素晴らしいピアノで、幕を閉じました。菅原さんの響きに、会場の子供達は勿論の事、メンバーの私たちも、響きの湖中に居る様で感動しました。


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参加してくださいました皆様、菅原さん、どうも有難うございました。

メンバー一同

2013年3月13日

課題曲セミナー終了しました

 3月3日、中井恒仁先生を講師にお迎えして、課題曲セミナーが行われました。各級、各時代の曲を、演奏と説明のバランスの良い講義内容で、あっという間の三時間でした。

同時に、教えて頂いた内容と先生のお弾きになったピアノの音が、ずっしりと心に充実感として残る、素晴らしい講座だったと思います。


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 最初に、各時代の特徴のお話がありましたがこの時に「時代ごとの特徴を知っていることで、その時代の魅力を感じることができる、だから、知らないより知っていた方が良い」という先生の表現のされ方が、心に残りました。

とかく、少しでも良い演奏になるため(の指導のため)に、正しいことを知らなければ、知識を増やさなくては、と、考えがちなのですが、まずは時代背景や特徴を知ることで、生徒共々興味を持ち、魅力を感じるから魅力的な演奏にしたい、じゃあそのためにはどうすればいいのかな、という自発的な流れで、良い方向に進んでいけたら良いだろうな、と、改めて感じ、少し勇気が出ました。

 級が上がるにつれて、内容も濃くなっていきますが、最後まで丁寧に、ふさわしい表現ができるための打鍵の仕方、指先から腕の使い方、左右のバランス、音楽の組み立て方等々、素晴らしい演奏とともに教えて頂きました。講義のメモを読み返すと、レッスンを受けた後のように、先生のお話が蘇ります。

 具体的に、印象に残ったこととして、指の支えがしっかりしていることの大切さ 、特に、親指と小指が独立してちゃんと働かなければ、本当の演奏にはならないな、ということを、指導の上はもちろんのこと、自分自身の事として感じました。意識して取り組んで行きたいと思います。また、どんな時代の曲であれ、練習の早い段階から音そのものへの意識を高め、丁寧に聴くこと、各声部が聴こえ、空間の中でちょうど良く響きがブレンドされるような(先生の演奏がそうでした)美しい音楽を目指し、努力していきたいと思いました。

中井先生、ありがとうございました。


Rep.千菅


2014年3月24日

14'課題曲セミナーセミナー終了しました。

 

316日(日)盛岡市民文化ホール(マリオス)リハーサル室において、黒田亜樹先生をお招きし課題曲セミナーが開催されました。国内はもちろん、ミラノを拠点に欧州各国でもご活躍されている先生の貴重なお話を本当に楽しみにしておりました。

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 始めに、時代ごとの楽譜の特徴や見方について時代背景を含めながら分かりやすくお話下さいました。

 バロックの楽譜は、古典、クラシック、近現代にくらべて強弱記号やアーティキュレーションが何故ほとんど記されていないのか、逆に古典、クラシック、近現代では記されているのかという内容を教えて頂き、曲の取り組み方や見方がより深く、更におもしろくなるのが分かりました。

 そして、これらの内容を踏まえた曲をどのように表現しその時代にふさわしい音で作曲家の意図する表現に近づけるか、曲ごとにポイントを押さえ演奏しながら説明下さいました。

バロックを取り上げると、当時使われていた楽器が今の楽器とは違うため、スラーが書いてあったとしても、音と音の間に空気を含ませたようなタッチで弾くと良い。又、fであっても絶対的なfと考えず、そのメロディーを目立たせて、又はたっぷりとした音色でと解釈する程度が良い。そして、装飾音の扱い方も分かりやすく演奏して頂きとても役立ちました。

 他の時代の曲も、音色の選び方その際どういう奏法が良いか、練習の仕方、指使いの工夫等、色々な角度から教えて頂き、自分がイメージしていた曲とは遠ざかり、新しいエッセンス、ニュアンスがプラスされ、更に曲へのイメージがふくらんだように思いました。

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 短い時間の中、楽しいお話も交えながらたくさんの曲のアナリーゼをして頂き、あっという間の充実した時間でした。教えて頂いたことをこれからのレッスンに役立て少しでも子供たちに伝えていけたらと思います。

 黒田先生、ありがとうございました。

                                 Rep. 齋藤

2015年2月27日

15'セミナー終了しました

2月16日()盛岡市の〈プラザ・おでって〉にて指導者セミナーが開催されました。

今回は、日比谷友妃子先生をお迎えして、「ツェルニーは音色と表現の宝箱」をテーマに、100番と30番を中心にわかりやすくお話して下さいました。

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 日比谷先生は、国内外のコンクールで多くの受賞者や、受験指導の面でも芸大、芸高合格者を出すなど、多くの実績を持たれ、現在も執筆活動やコンクールの審査委員など幅広くご活躍されております。





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ツェルニー100番ときくと"子供たちにとって、音符が小さくて譜読みが難しい、楽しい曲が少ないのかな"という印象がありましたが、先生が1曲づつお弾きになりながら、短い曲の中にもたくさんの音楽的要素が隠れていることを教えて下さり、可愛らしい曲があったことに驚かされました。

 ツェルニー100番では、丁寧に内容を理解しながら、内容にあった音色、必要とする音色を作るために、体や腕、指先の使い方を工夫することにより、次のツェルニー30番への導入がよりスムーズになること、様々な作曲家の曲を演奏する時の礎となることを教えて下さいました。私は、日頃子供たちへのレッスンが、どれだけ疎かなものになっていたかということに気づかされました。

 生徒の中には、音楽を感じてメロディーを歌ったり、拍子やリズムにのって演奏できる子と、それらがあまり得意ではない子がいますが、後者の生徒たちに対して長年子供たちと関わってきたにもかかわらず、正直どうしたらよいかわからない状態でした。

 でも、先生が一曲づつ曲を分析して、すいこまれるような音色で演奏するのを聴き、その曲の楽しさ、ピアノの楽しさしさを伝えたい、諦めずにもう少し向き合えば伝えられるのではという思いが、今さらながら湧いてきました。

 時代とともに、生徒やお家の方々のピアノに対する考え方も変わりつつある中、柔軟に対応していかなければならない部分と、これだけは伝えていかなければならないものを、見失ってはいけないと改めて感じました。日比谷先生、ありがとうございました。

Rep  齋藤

2016年2月22日

16'セミナー終了しました。

 松田紗依先生に"ロシアン奏法に基づく合理的練習方法"と題してレクチャーしていただきました。ピアニストになるために児童の音楽学校に通うロシアと、趣味で習うことが多い日本では、歴史的背景や経済も違うため、松田先生が取得したロシアン奏法を、日本の教育に取り入れやすいように教えていただきました。

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ポイントを以下の様にまとめてみました。

【トリルや16分音符の素早い動きを習得するコツ】

 ・転ぶ部分をわけて練習(クローズアップ練習法)

  ブルグミュラー/アラベスクで教わりました。

 ・基本的には指は手前にかく様に(5の指は2㍉でも鍵盤から上げて手前に引っかくようにすると

  はっきりしたおとになる。)

 ・弾かない指を感じること(軸、支えとなり安定)

 ・肘ははらない


【同音連打やトリルについて】

 ・ニュアンスの違いを出す→タッチを変えることが大切

  ブルグミュラー/おしゃべり

   冒頭 右手:軽い音色は立て気味の指先で

   中間 左手:やわらかい音色は少しねかせた指先で

   弾かない4,5の指が鍵盤に触れていること(触れていないとコントロールしにくい)

【不安なく美しいP,PPを出すコツ】
 ・こわごわ弾くから難しくなる→まずはっきりした音で練習するのも効果大
  ブルグミュラー/アヴェ・マリア
   和音をアルペジオで、Pではなくはっきり、カンタービレで弾くと生徒も音楽を感じ
   やすい。
  ブルグミュラー/牧歌 
   出だしは長いフレーズをわけて(クローズアップ練習)練習。鍵盤に置いてそっと始
   める。

【なめらかなフレーズを美しく歌うために】
 ・弾かない指を感じること(5.4の指はひじから指という感覚で)
 ・フレーズの最後の音の切れ方が大切→そのフレーズのニュアンスを醸しだす。
  弱く終わる時、指を上げて鍵盤から離すと連れない感じになるため、指を手前に引いて
  から離す。

【導入からできる一音を美しい音色で弾くコツ】
 ・まず3の指(2の指が良い場合もある)次に2の指、4の指は徐々に1,5は同時に学ぶ
 ・メロディーを交互奏で→左手にも意識が行き歌えるようになる。
 ・ゆっくりと長い音符から練習→弾きやすいフォーム、指運びを覚えるため。
 ・姿勢が大事、2つの足をしっかりと下につける。重心を下に置くと音が遠くへ飛ぶ。

 始めるレッスンは緊張をほぐすため絶対に答えられる質問をし、答えられたらほめてあ
 げる!

ロシアン奏法・・まろやまな音、一音一音が響き遠くまで飛ぶ音が出せる。
 ★弾いていない指を意識るすことが大切→支え色彩のある音色のコントロールに繋がる。
 ★音色は鍵盤にあたる指の面積で決まる。
 ★鍵盤と指の間の空気間を感じる。


 松田先生の楽しいお話を交えた、そしてピアノを弾きながらの具体的なご指導に、2時間があっと言う間に過ぎました。「すぐ届かないこともあるが、それでも伝え続けることが大事」という先生の言葉に勇気をいただき、今後の指導に役立てたいと思います。

受講された皆様から
 "手の息をする"という表現(手を持ってあげる)、"ぷっくり"などの表現がとても分かり易く、子供にすぐに使えそう。ゲーム感覚で楽しくレッスンするようにしたい。教材を見直して、早速取り入れたい。との感想がありました。
松田先生、多く事を伝えてくださり本当に有り難うございました。

Rep. 亀井

2016年3月 9日

16'課題曲セミナー終了しました

 今回のセミナーには24人の聴講者が集まりました。ピアノを勉強する子供たちも何人か聴講していました。

 本多先生がこのセミナーを通してポイントに上げていたことが「対比」です。

 強弱、調性、音型などの「対比」を見つけることで音楽が楽しく豊かになる、とお話されました。

  調性・・・長調、短調で色合いの違いを出す。

  音型・・・上る音型と下る音型でニュアンスを変える。

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◎バロック時代のカンタービレは、音楽に「ゆらぎ」があることが大事。

 (左手の伴奏型にのって歌(メロディー)は自由に)

◎バロックやクラッシク期の曲は当時の楽器を考える。

(当時の楽器は鍵盤の戻りが遅いためそれほど速く弾けなかった。会場では 速すぎない方が1つ1つの音がクリアに聴こえる。)

 

★ベートーヴェンはフォルテピアノに出会って(fpの差など)こんなことも出来ると感動していた。ソナチネヘ長調(B級)もただf、pにするのではなく、ベートーヴェンが喜び感動して作った曲だと思って演奏するといいのでは。

 また、このフォルテピアノでレガートが出来るということで、「レガート」を大事にしていた。

 

★モーツァルトの曲はピアノ曲でもオーケストラの曲を聴くとイメージが持ちやすい。この部分はヴァイオリン、管楽器というようにいろんな楽器をイメージして弾く。モーツァルトのスラーはヴァイオリンの弓使いに倣っている。

 

◎ロマン期はピアノが発展し、レガートで弾けるようになった。歌をいかにしてピアノで表現出来るか、という時代。

◎近現代は調性がくずれる。おもしろい音、変化のある音をしっかり出す。

  ハチャトゥリアン/スケルツォ(B級)流れていってしまわないように円柱ではなく三角柱を転がすイメージで、冷静にきざむ。最後にハ長調だったと気付く曲。

 

セミナーを通して取り上げられた「対比」。中でも調性の変化について何度もお話されていたと思います。

「対比」を見つけること、調性の変化を感じ取ることは、これからどの曲でも勉強していけると思います。

本多先生、素敵なセミナーをありがとうございました。

Rep.   亀井

2017年2月19日

17'ステップ&セミナー終了しました

 2017年2月12日(日)盛岡地区ステップが終了しました。

参加人数も過去最多の88組が参加くださいました。会場も今年は県民会館中ホールで開催されました。運営にも工夫をこらしました。参加者はステージ袖から登壇し、司会者にスポットを当てコメントもステージ上で紹介しました。参加者の思いが一層伝わり、楽しく聴く事が出来ました。3人6手やアンサンブルでの参加もあり、ピアノソロでけではなく、ステージに幅が広がってきました。そして、60回の継続表彰を受賞した佐々木響子さん、おめでとうございました。



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 また、ピティナが50周年を迎えるなか、岩手支部も10周年を迎える節目の年となりました。実施事務局企画を行いステージ上でメンバーを紹介させていただき、小原孝さんの"逢えてよかったね"を合唱し、心に残る開催となりました。



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 宮谷理香先生のトークコンサートでは、支部からの希望で昨年のコンペ課題曲の中から選曲して演奏していただきました。先生の選曲で30分のコンサートとしてまとめていただきました。先生の想いが会場の隅々まで行き渡る素敵な演奏でした。コンペ挑戦者にとっては四期の音色、フレージングの特徴、曲の構成など、とても勉強となるコンサートでした。

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1,2部 継続表彰者             3,4部 継続表彰者
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5,6部 継続表彰者
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来年もご参加をお待ちしております。



そして翌日、アドバイザーでいらして下さった奈良井巳城先生のセミナー「ブルグミュラー25の練習曲」をもっと多彩に!をテーマに開催されました。

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 ロシア・ピアニズムの系譜では約30名の音楽家が登場し、ロシアの教育思想に触れました。また文章では書けない、ちょっと異色のお話もありました。
 ピアノ演奏に必要なテクニックとして、重心移動と脱力を中心にレクチャーいただきました。そしてそれがピアノに伝わる時に、何が起きているのか?ピアノの仕組みの詳細を教えて下さいました。それから、実際のブルグミュラーを使ってフレーズ作り、ディナーミック、和音のバランスの作り方(低反発のパンを使用)、呼吸方法、中でも調音結合の話は興味深かったです。
 沢山の事を教わりました。奈良井先生本当に有り難うございました。

スタッフ一同

2017年3月11日

17'課題曲セミナー終了しました

 3月5日(日)カワイミュージックスクール盛岡にて、金子恵先生をお招きして2017年度ピティナ・ピアノコンペティション課題曲セミナーを開催いたしました。


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金子先生はまず、4期の作品を学ぶ意義について「音楽の出発点は歌であり、収穫の喜び


や狩りなど生活そのものに音楽が必要だった。その後に階級制度ができ、バロック時代の


宗教音楽、クラシックの宮廷音楽が生まれる。宗教音楽と宮廷音楽が西洋音楽のベースに


なっており、現代音楽もその歴史の上にある」と仰いました。私は4期をどう弾き分ける


かということばかりを考えていましたが、先生のお話で4期の繋がりと流れを意識する


ことの重要性を実感しました。


また、楽譜から作曲家の意図を丹念に読み取ることの大切さも教えて頂きました。


○アクセントの「強調」はフォルテだけでなく、弱い音で弾くことも強調することになる。

 フレーズとしてどうしたらきれいになるかが大事。


○ロマン派において特徴的な細かいcrescendoやdecrescendo(< >)は、強弱だけではなく

 時間の進み具合も表す。例:<=進む 時間をためてから >=戻る


○和声の性格(キャラクター) 例:Ⅳ度は平和的、Ⅴ度は強気でアクティブ。


○半音階は弾きづらい音型なので、普段のスケール練習から順次進行+クロマティックを織

 り交ぜる等‥


膨大な曲数でしたが、金子先生はどの曲も的確な解説を交えながら魅力的に弾いて下さり、


あっという間の3時間でした。作曲家の意図が伝わる演奏にするにはどうしたら良いか、


とことん追求しなければと思いを新たにしました。



                                                                                                 Rep. 一戸

2018年2月18日

金子恵先生 セミナー終了しました。

 2018年2月12日(祝・月)カワイミュージックスクール盛岡にて金子 恵先生によります"四期・時代別指導法 時代の空気を感じる!"と題してセミナーが行われました。生憎な雪模様の天候でしたが、熱心な23名の先生方がご参加くださいました。
 最初に「ちゃんと教える?と言う事は・・・」との金子先生の投げ掛けにドキッ!自分自身を振り返りました。先生は曲を演奏する上で、作曲家のこと、その時代に使われている楽器のこと、作曲についての決まりごとを知ることにより、テンポの設定やペダルの使い方、アーティキュレーションの付け方を考える上で大きなヒントになる、そして、実際の音にするにはどうしたら良いのか?を具体的な事例を挙げて説明してくださいました。
 時代別には、バロックはポリホニックな音楽で通奏低音の意識が大切。アンサンブルが多く、テンポが感情によって動くことはない。古典では、これまで音楽家は宮廷で雇われていたが、政治的な背景もあり、自立をし独立的活動をする。その流れでロマン派は、フランス革命により一般市民が「自由・平等・博愛」の社会を手に入れ、自分達の内面感情を表現する様になる。近現代では、機能和声がつまらなくなり、無調の世界に、半音の響きにも飽き、全音のみの12音音楽への技法が生み出された。

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 バロックの音楽は、舞曲(メヌエット、ガボット、パスピエ)・アリア(協会で歌う)・民族的に大きく3つに分けられる。楽譜にはスラーが書かれているが、音楽を繋げるレガートではなく、1つのグループと考えるべき。ノンレガートにする場合は、弦楽器のボーイング(アップ、ダウン)を考慮して演奏する事が大切。また、マーチは舞曲ではない。歩くのだからテンポは一定に、どう歩くべきかを考える。表の拍ばかりでなく裏拍を作る事が大切。古典は音楽は、オーストリア(ウィーン)、ドイツで発展した事が重要。ハイドン、モーツァルトは前半はバロック音楽、後半が古典派音楽である。古典派で代表的なアルベルティバスは、バスをチェロ中声をビオラで演奏している。二人で練習すると良い。参考楽譜からフンメル エコセーズを用いリン フォルツァンドはスピードをもって音を強調し、拍の意識をもっって弾く。ロマン派の音楽は、政治的な変革の時代で、音楽家は自分で稼がなくてはならなくなる。出版社も出来て楽譜が販売される様になる。代表的なワルツは元々は大衆から出た踊り、標題音楽が生まれ、それらを表現する上でテンポを揺らしたり、若干長めに取ったり、休符だけれどもペダルで響きを残したりと、表情を重視する。近現代は=(イコール)民族性の音楽。参考楽譜を用い、バルトーク 遊びは頭にアクセントがくる、これは言葉(ハンガリー語)と密接に結びついている。カバレフスキー トランペットとたいこでは、不協和音の伴奏がおもしろい。

 

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 音を弾く事とはどういう事か? それぞれ身体が違う、関節(指の付き方)が違う為、個々に適した指導が必要。そしてピアノを弾く上で大切な事は、弦楽器を始めとし他の楽器の生の音を聴くことが重要だと話されていました。普段先生が教えていらっしゃる身体的体操をみんなで体験しました。
 最後に「教えることは自分が知る事!」先生の言葉を胸に、生徒と共に勉強を続けようと決意を新たにさせられたセミナーでした。金子先生有り難うございました。






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