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16'セミナー終了しました。

 松田紗依先生に"ロシアン奏法に基づく合理的練習方法"と題してレクチャーしていただきました。ピアニストになるために児童の音楽学校に通うロシアと、趣味で習うことが多い日本では、歴史的背景や経済も違うため、松田先生が取得したロシアン奏法を、日本の教育に取り入れやすいように教えていただきました。

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ポイントを以下の様にまとめてみました。

【トリルや16分音符の素早い動きを習得するコツ】

 ・転ぶ部分をわけて練習(クローズアップ練習法)

  ブルグミュラー/アラベスクで教わりました。

 ・基本的には指は手前にかく様に(5の指は2㍉でも鍵盤から上げて手前に引っかくようにすると

  はっきりしたおとになる。)

 ・弾かない指を感じること(軸、支えとなり安定)

 ・肘ははらない


【同音連打やトリルについて】

 ・ニュアンスの違いを出す→タッチを変えることが大切

  ブルグミュラー/おしゃべり

   冒頭 右手:軽い音色は立て気味の指先で

   中間 左手:やわらかい音色は少しねかせた指先で

   弾かない4,5の指が鍵盤に触れていること(触れていないとコントロールしにくい)

【不安なく美しいP,PPを出すコツ】
 ・こわごわ弾くから難しくなる→まずはっきりした音で練習するのも効果大
  ブルグミュラー/アヴェ・マリア
   和音をアルペジオで、Pではなくはっきり、カンタービレで弾くと生徒も音楽を感じ
   やすい。
  ブルグミュラー/牧歌 
   出だしは長いフレーズをわけて(クローズアップ練習)練習。鍵盤に置いてそっと始
   める。

【なめらかなフレーズを美しく歌うために】
 ・弾かない指を感じること(5.4の指はひじから指という感覚で)
 ・フレーズの最後の音の切れ方が大切→そのフレーズのニュアンスを醸しだす。
  弱く終わる時、指を上げて鍵盤から離すと連れない感じになるため、指を手前に引いて
  から離す。

【導入からできる一音を美しい音色で弾くコツ】
 ・まず3の指(2の指が良い場合もある)次に2の指、4の指は徐々に1,5は同時に学ぶ
 ・メロディーを交互奏で→左手にも意識が行き歌えるようになる。
 ・ゆっくりと長い音符から練習→弾きやすいフォーム、指運びを覚えるため。
 ・姿勢が大事、2つの足をしっかりと下につける。重心を下に置くと音が遠くへ飛ぶ。

 始めるレッスンは緊張をほぐすため絶対に答えられる質問をし、答えられたらほめてあ
 げる!

ロシアン奏法・・まろやまな音、一音一音が響き遠くまで飛ぶ音が出せる。
 ★弾いていない指を意識るすことが大切→支え色彩のある音色のコントロールに繋がる。
 ★音色は鍵盤にあたる指の面積で決まる。
 ★鍵盤と指の間の空気間を感じる。


 松田先生の楽しいお話を交えた、そしてピアノを弾きながらの具体的なご指導に、2時間があっと言う間に過ぎました。「すぐ届かないこともあるが、それでも伝え続けることが大事」という先生の言葉に勇気をいただき、今後の指導に役立てたいと思います。

受講された皆様から
 "手の息をする"という表現(手を持ってあげる)、"ぷっくり"などの表現がとても分かり易く、子供にすぐに使えそう。ゲーム感覚で楽しくレッスンするようにしたい。教材を見直して、早速取り入れたい。との感想がありました。
松田先生、多く事を伝えてくださり本当に有り難うございました。

Rep. 亀井
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