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金子恵先生 セミナー終了しました。

 2018年2月12日(祝・月)カワイミュージックスクール盛岡にて金子 恵先生によります"四期・時代別指導法 時代の空気を感じる!"と題してセミナーが行われました。生憎な雪模様の天候でしたが、熱心な23名の先生方がご参加くださいました。
 最初に「ちゃんと教える?と言う事は・・・」との金子先生の投げ掛けにドキッ!自分自身を振り返りました。先生は曲を演奏する上で、作曲家のこと、その時代に使われている楽器のこと、作曲についての決まりごとを知ることにより、テンポの設定やペダルの使い方、アーティキュレーションの付け方を考える上で大きなヒントになる、そして、実際の音にするにはどうしたら良いのか?を具体的な事例を挙げて説明してくださいました。
 時代別には、バロックはポリホニックな音楽で通奏低音の意識が大切。アンサンブルが多く、テンポが感情によって動くことはない。古典では、これまで音楽家は宮廷で雇われていたが、政治的な背景もあり、自立をし独立的活動をする。その流れでロマン派は、フランス革命により一般市民が「自由・平等・博愛」の社会を手に入れ、自分達の内面感情を表現する様になる。近現代では、機能和声がつまらなくなり、無調の世界に、半音の響きにも飽き、全音のみの12音音楽への技法が生み出された。

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 バロックの音楽は、舞曲(メヌエット、ガボット、パスピエ)・アリア(協会で歌う)・民族的に大きく3つに分けられる。楽譜にはスラーが書かれているが、音楽を繋げるレガートではなく、1つのグループと考えるべき。ノンレガートにする場合は、弦楽器のボーイング(アップ、ダウン)を考慮して演奏する事が大切。また、マーチは舞曲ではない。歩くのだからテンポは一定に、どう歩くべきかを考える。表の拍ばかりでなく裏拍を作る事が大切。古典は音楽は、オーストリア(ウィーン)、ドイツで発展した事が重要。ハイドン、モーツァルトは前半はバロック音楽、後半が古典派音楽である。古典派で代表的なアルベルティバスは、バスをチェロ中声をビオラで演奏している。二人で練習すると良い。参考楽譜からフンメル エコセーズを用いリン フォルツァンドはスピードをもって音を強調し、拍の意識をもっって弾く。ロマン派の音楽は、政治的な変革の時代で、音楽家は自分で稼がなくてはならなくなる。出版社も出来て楽譜が販売される様になる。代表的なワルツは元々は大衆から出た踊り、標題音楽が生まれ、それらを表現する上でテンポを揺らしたり、若干長めに取ったり、休符だけれどもペダルで響きを残したりと、表情を重視する。近現代は=(イコール)民族性の音楽。参考楽譜を用い、バルトーク 遊びは頭にアクセントがくる、これは言葉(ハンガリー語)と密接に結びついている。カバレフスキー トランペットとたいこでは、不協和音の伴奏がおもしろい。

 

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 音を弾く事とはどういう事か? それぞれ身体が違う、関節(指の付き方)が違う為、個々に適した指導が必要。そしてピアノを弾く上で大切な事は、弦楽器を始めとし他の楽器の生の音を聴くことが重要だと話されていました。普段先生が教えていらっしゃる身体的体操をみんなで体験しました。
 最後に「教えることは自分が知る事!」先生の言葉を胸に、生徒と共に勉強を続けようと決意を新たにさせられたセミナーでした。金子先生有り難うございました。




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