多摩ステップ開催
11月17日(土)、第1回多摩ステップが狛江・エプタハウス内エプタザールにて開催さ れました。アドバイザーは二宮裕子先生・長谷正一先生そしてステーション代表の多喜靖美先生。
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このステップの特長はそのコンセプトとバラエティあふれる企画です。ステーションの代表多喜靖美先生は、かねてから「指導者も舞台へ立ちましょう」と うったえられてきました。舞台に立つことから得られることが多くあるからです。そ の意味でも、今回のステップでは本当に多くのピアノ指導者が出演くださったことは意義深い ものでした。
PTNAではお馴染みの先生方〔池川礼子先生(鹿児島)、森山純先生(大阪)、多喜美 穂先生(東京)、中村美穂先生(長崎)〕など30名を越える指導者が室内楽やソロで参加されました。日ごろ極めて多忙な日々を送られている先生方が、音楽の素晴らしさ を実際の演奏で見事に表現されたことに感動の拍手が送られました。
このステップでは、室内楽を中心に5つのバラエティ企画がもう一つの特長となってい ました。
バラエティ1の「学ぼう!しつないがく」には、室内楽初心者の小学生13名が参加(第 6・7部)。ヴァイオリンの荻野照子先生やチェロの原口梓先生とのデュオを披露してくれました。「室内楽はじめの一歩」からの選曲でしたが、弦楽器と合わせることで音 の広がりや呼吸などがじっくりと感じられるようで、ピアノの音が弦楽器とマッチし て伸びやかだったのが印象的でした。
バラエティ2は「あすかと遊ぼう!」と題し、ピアニストの松本あすかさんと連弾やア ンサンブルを楽しむ企画でした。8名の参加者がブルグミュラー25の練習曲を演奏。オブリガートとして鍵盤ハーモニカが一緒に奏でたり、連弾では演奏者を抱えるように高 音域と低音域と行ったり来たりのデュエットで、演奏者が楽しんでいる様子が見て取 れました。普段親しんでいるブルグミュラーの音楽がみるみる変身していく様に、会場内も盛 り上がりました!
バラエティ3は「お話とピアノ演奏による『ながぐつをはいたネコ』」の企画(第7 部)。10名の参加者が、松本あすかさんの朗読するシーンに合わせて演奏をして物語 が進んでいきます。松本あすかさんの七変化する声で読み上げるストーリーに引き込まれ、 会場も物語りと同じ空気に包まれていましたが、ピアノの演奏が非常に表情豊かで音 楽的であったのがとても印象的でした。講評の時間でも、アドバイザーの二宮裕子先生・長谷 正一先生より「ピアノの指導にとても効果的だと思われる」といったお褒めの言葉を 頂きました。
バラエティ4は「室内楽体験」企画。室内楽を体験してみたいという大人たちの企画で した。トリオは清水醍輝先生(ヴァイオリン)と篠崎由紀先生(チェロ)、及び中西 弾先生(ヴァイオリン)と石豊久先生(チェロ)の組み合わせ。ヴァイオリンとのデュオで は中西弾先生、チェロとのデュオは石豊久先生・原口梓先生という豪華な顔ぶれの共 演者と室内楽を楽しみました。日本でもトップクラスの弦楽器奏者との共演ということで、参 加者も多くバラエティにとんだ内容になりました。リハーサルでは緊張されていた方も、本番では音色を合わせる楽しみ、楽器間での会 話など室内楽の醍醐味を存分に味わっている様子でした。皆さんきっと更に室内楽を 学びたくなったのでは!
バラエティ5は「室内楽クラス修了コンサート」。2007年1月よりおよそ10ヶ月間学ん できた室内楽クラスの修了コンサートに当たります。やはり10ヶ月間取り組んでくると、耳の使い方や弦楽器とピアノとの音の調和性がこんなに豊かになるのかとあら ためて実感しました。シニアクラス及びジュニアクラスとも皆さん素晴らしい演奏で した。
ステップの中盤では、ジャスミン音の庭ステーション企画として、「二人のグランミ ューズAカテゴリー優勝者によるミニコンサート」が開催されました。松本あすかさん と村田有希さんによる連弾やアンサンブルは圧巻。そのスケールの大きさと楽しさ、そして 編曲の素晴らしさ(3曲とも二人の編曲)に会場からは大きな拍手が送られました。音 楽の楽しさを強烈にアピールしたひと時となりました。
この5つのバラエティを通じて見えてきたものは、音楽の楽しみ方には多くの種類があ るということ。それが学習の楽しみと結びつき、感じる心や表現する楽しさを知った ピアニストがどんどん育っていって欲しいと感じました。アドバイザーの二宮裕子先生や長 谷正一先生からも、ピアノ指導について新たな方向を見つけられたとお話していただ きました。これからも、「学び続けるピアノ指導者」を目標に、新たな音楽の楽しみ方をみなさ んと一緒に考えていければと思っています。
(Rep:ジャスミン音の庭ステーション:松本裕子)


