レポート アーカイブ

2007年11月 3日

アンサンブルでレッスン革命~飽きさせない!~技術が楽しく身に付くPART2~

061117kumamoto.jpeg  2006年11月17日(金)、ピアノハープ社にて多喜靖美先生をお招きし、「飽きさせない!技術が楽しく身に付くアンサンブル指導法」Part.2の講座が開催されました。昨年に引き続き2回目の講座で、アンサンブルをする理由とその魅力から始まり、ピアノの構造上の特性など、日頃忘れがちなことを大変興味深くお話くださり、改めてピアノの素晴らしさを痛感しました。


まずは『ピアノをよく知ろう』ということで、ピアノについてのお話から始まりました。長所としては、音域が広く、いくつもの音が同時に出せ(これは短所にもなります)、その気になれば何時間でも弾き続けることができること。短所としては、1つの音のクレッシェンド・ディクレッシェンドができない、ブレスがないと継ぎ目のない音楽になりやすい、自然な歌い方ができにくい、音質の違いがあるのだがわかりにくい...等々、こういった点にアプローチして、ソロに役立てることの大切さをお話くださいました。



次に、『アンサンブルをすることの利点』を知るための、他楽器の説明に続きました。例えば、弦楽器はとてもわかりやすいつくりで、ビブラート・弓の返し等から、フレーズの始まりや終わりを感じ取りやすいこと。管楽器はブレスがわかりやすいので、合わせることで、適切な呼吸やテンポ感が身につく上に、音色の作り方の幅が広がり、和音のバランスもよくなること。そして、ピアノと弦楽器はどちらも木でできているため、響かせようと常に思い、自分で音をよくきいて、脱力する方向へもっていくことが大切なこと等々、色々な例を挙げてくださいました。



更に、実際にヴァイオリン、チェロとのアンサンブルを通して、ソロで演奏した時との曲の表現の違いを、比較して説明され、鍵盤ハーモニカの演奏を通して、音楽の世界の楽しみ方を紹介していただきました。



最後は、大学卒業後の発表会で、ヴァイオリンの伴奏を体験させた生徒さんについてのお話で講座は終了しました。その生徒さんの、その後の音楽との関わりや活躍についてお聞きして、アンサンブルの体験がいかに音楽の世界を豊かにし、楽しませてくれるかを、指導者が十分に理解し、伝えて行くことの大切さを感じました。今後のレッスンや発表会で、是非アンサンブルで取り入れて行きたいと思っております。Part.3を楽しみに待っております。


2008年11月 7日

四期別指導の徹底研究-古典期 ハイドン-(國谷尊之先生)

熊本支部ではバスティン研究会との共催で10月29日(水)、國谷尊之先生の「四期別指導の徹底研究」の第2回目古典期~ハイドン の講座が開催されました。

1.ハイドンソナタをピアノ学習者に弾かせるメリットは何か?

2.ハイドンソナタ演奏上の留意点

という二つの観点からお話を進めてくださいました。

1、について
時代背景、時代が要求するものの中から生まれたハイドンの作品。
とりわけ、ソナタ1巻(講座ではウィーン原点版、ヘンレ版使用)はピアノ学習者(初期)にとって各楽章が短いので全体を見通すのにはソナチネ全楽章を弾かせるより負担が少なくて、構成がはっきりしている。
学習者(こども向け)とはっきり考えられる作品は「9つの小さなソナタ」というカテゴリーの中にある。

2、について
ドイツ風(厳格な雰囲気)かイタリア風(享楽的)の判別、装飾音符の入れ方、展開部の分析について。
特に展開部は3つの要素、
Ⅰ、主題をそのまま活用する、さあ!はじまるよーという合図の部分
Ⅱ、ゼクエンツ的に転調多用、物語的で事件発生の部分
Ⅲ、属音を使って再現部準備の部分を含む。

が主な内容でした。

ホーボーケン番号の見方や展開部の分析についてはぼんやりとしていた輪郭が明確になった瞬間で、知らなかったことを恥じ、知りえたことがとても嬉し く、感激いたしました。会場は國谷先生の柔らかいトークから醸し出される和やかな雰囲気に包まれ、受講者としては、楽しく集中でき、充実した時間となりま した。

古典期はピアノ学習者(初期)にとって、テクニックや演奏法など基本を学ぶ大切な分野なので教える身として、しっかり勉強し、間違ったことをこどもの伝えないようにと責任を感じます。さらにモーツァルト、ベートーヴェンについてもお話を聞きたくなりました。


熊本では今後12月19日(金)、第3回ロマン期~シューマン、来年1月30日(金)近現代~ドビュッシーを予定しています。

2011年11月17日

【実施レポ】バッハ・インヴェンションアナリーゼ&指導法講座(佐々木邦雄先生 佐々木恵子先生)

2011年10月31日(月)10時から12時、佐々木 邦雄 先生、佐々木 恵子先生 ご夫妻による
バッハ・インヴェンションアナリーゼ&指導法講座を熊本県立劇場 音楽リハーサル室にて
開催いたしました。
会場を準備中、邦雄先生がホワイトボードにイラストと題目をご自分で書かれ、アットホームな
感じで講座が始まりました。

講座の内容は、クイズ形式、恵子先生が演奏されるインヴェンションが何番?何調?何拍子?
と、何気に弾いていたら「ドキッ!」と感じる方もいらっしゃったかもしれません(笑)。

ただ「弾くだけ」「弾かせるだけ」ではなく、楽譜としっかり「にらめっこ」する。
楽譜を理解して弾くことの大切さを痛感致しました。

お忙しい中を遠路熊本までお越しいただきました先生方に心より感謝いたします。

(Rep:ピティナ熊本支部) 

2015年6月 4日

熊本春季ステップ開催レポート

5月24日(日)嘉島町民会館にてステップ熊本春季が行なわれました。
毎年ステップを楽しみにされている生徒さん、グランミューズの参加者、コンペティションを控えた参加者の皆さんご参加誠にありがとうございました。

今回の会場はホール完成から間もなく、ピティナステップでは初めて使用した会場でしたが皆さんいかがでしたでしょうか?

ホール内はとても綺麗で、オシャレな作りになっており気持ち良く参加していただけたと思います。

ステップを通じてピアノの楽しさを再認識し、継続して頑張る大切をいつか感じてもらえたら嬉しいです。

来年は、2016年5月22日(日)@くまもと森都心プラザホールに決定しました。
多くの皆さんの参加をお待ちしております。

2017年6月21日

和声の練習帖 -手の形で和声感を身につける-

熊本1.jpg2017年6月12日熊本市のピアノハープ社で、西尾洋先生をお迎えして「和声の練習帖 -手の形で和声感を身につける-」の講座がおこなわれました。
「和声学習の第1段階 それは、徹底的に身体で覚えることです!」 というサブタイトルで、西尾先生の新刊「和声の練習帖」をテキストに、和音を音名で言うという初歩的な練習から数字付き低音を弾くことや和声法と対位法の融合まで、実に興味深いお話でした。
このテキストは序文にあるように、和声を説明してあるのではなく体験する本で、和声を「手の形」で覚え、それが「音の響き」や「動き」と連動するような練習方法を提案されています。 まずは、和音を音名ですばやく言うということから。ドミソ、レファラ、ミソシ・・・と受講者みんなで言ってみました。転回形を言ったり、高い方から逆に言ったり、けっこうタイヘンです。
それから、2小節の短い4声のカデンツを まずBassを弾く、そしてSop.を弾く、次にその2声部を合わせ、と続く『基礎練習』は、ごく短くてシンプルなカデンツからスタートすることが大切で、それらを組み合わせることで長く少しずつ複雑なものにしていくことができるということです。それをまた移調する。
西尾先生は実に楽しそうにピアノを弾きながらお話しされました。これも毎日弾いてると手が慣れ、響きと手が仲良くなるのでしょう。挫折しないようテキストに沿って丁寧に。すると、このテキストの中に〈学びのPOINT〉が時々登場します。これは西尾先生の励ましの言葉ですね。読んでいてそこに来るとホッとします。
170612nishio_2.jpg  
数字付き低音の意味がわからず、かといって自ら調べようとせず、ずっと知りたいことでした。今回うれしかったことのひとつ、数字の意味がわかり通奏低音の弾き方を知ることができたことです。といってもこれも体験して自分で考えないとほんとに解ったことにはならないですね。
先生のお話を聴いて、 ピアノレッスンの中に和声学習の入り口があったのに今まで意識していなかったことに気がつきました。 レッスンの初期から音程を言いながら弾くレッスンをしているのに、速く譜読みできるためだけになってたかもしれないと反省。全調メソッドを使っているのだから、すべての1度の和音の音名を声に出して言う チャンスはあります。
熊本2.jpg初期に出てくる1度と5度7の和音の練習を工夫することで、この段階でも和声を意識したレッスンが可能です。
和音の転回では正しい指で弾けるだけでなく、和声的アプローチも必要だと思いました。レッスンを見直すチャンスになりました。なにより西尾先生の、和声を「音楽の喜び」として伝えていただいたことが新鮮でした。

Rep:熊本バスティン研究会 永畑せい子
 



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