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2007年12月 7日

セミナー開催レポート

 「ロシアンピアノ奏法に基づく合理的な練習方法・導入編」

 

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2007年11月28日(水)メルパルク京都7F第2スタジオにおいて、松田紗依先生の「ロシアンピアノ奏法に基づく合理的な練習方法」が開催されました。

すでに、2007年5月13日「京都支部所属会員による研究発表シリーズ第1回」『ロシアンピアノ奏法に基づく合理的な練習方法』として、松田紗依先生の研究の集大成のような内容の濃い講座をしていただきました。

 

もう少し詳しく知りたいという要望に答えての「導入編」でしたが、何と資料は19ページ(前回は21ぺージ)ウーン。とっても親切!でも、これはあくまでも講座を受けた方の資料ですからね。これだけ見て、勝手に解釈されたら困りますから、コピーは厳禁です。

 

松田先生のテキストに基づいて、

1.初めてピアノを学ぶ生徒さんへのレッスン初日にしておきたい事

2.手や指の構造から見る、1音を1本の指で美しい音色で弾くためのコツ

3.導入期からできる手をコントロールするコツ

4.導入からできる美しいレガート奏

それぞれの項目に、受講生3人ずつ前に出ての体験があり、音が伸びやかに響くのを実感しました。松田先生の魅力的なお話しぶりに、あっという間の2時間でした。

 

次回は2008年2月7日、場所は同じくメルパルク7F第2スタジオです。

今回こられなかった方のために、少し復習を入れていただき、初級編として、ブルグミュラーも入る予定です。

  ピティナHPのセミナーレポートはこちら

2008年2月 7日

20周年記念事業(京都支部)

   京都支部設立20周年記念事業、ステップ継続表彰記念コンサート

去る1月13日京都支部20周年記念事業として継続表彰コンサートが京都コンサートホールで開催されました。
(ピティナHPのレポートはこちら)

小学生から中学生、高校生、大学生、大人と40名の方の参加希望があり、3部に分かれ演奏を披露されました。音響の良い素敵なホールでスタインウエィのフルコンサートグランドピアノを演奏できるとあって、皆さん一生懸命に曲を仕上げて来られました。ステップやコンペティションと違い、コンサート形式なので、のびのびと、それぞれの思いを込めて、演奏を楽しまれている様子が伺えました。

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また各部の間には、京都支部の先生方によるミニコンサートが行われました。
ミニコンサート①では、アレンジステップで推薦された松田紗依先生編曲「風の通り道」、学園前ステップで自作曲を演奏され、高い評価を受けられた今村葉子先生の「光の泉」、小学2年生の藤岡美結ちゃんが絵本を持って来られて、「これに音楽が付いたらいいなー」の一言から生まれた松田紗依先生作曲のお話と音楽「ちいさな かしこい さかなのはなし」が塩見亮先生と松田先生のピアノ、藤岡美結チャンの朗読で演奏されました。(絵本の映像付)
本部よりお越しくださいました菊池朋子さんが曲の合間に、楽譜の出来るまでのお話を、ネウマ譜、ハート型の楽譜、出版会社の作業中の貴重な写真などをスクリーンに写しながら説明くださいました。

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ミニコンサート②では、塩見亮先生とゲストの田村安紗美さんのヴァイオリン、エルガーの「愛の挨拶」で始まりました。次に「はじめの一歩」より、ベートーベンのソナチネを、ソロで、そしてアンサンブルで演奏されました。ラヴェルのソナタ「ブルース」は、田村安紗美さんのピチカートや違った音色の出し方などの説明があり、その美しい音色を存分に披露してくださいました。最後はバルトークのルーマニア舞曲、ピアノソロとヴァイオリンでの音色の違いを味わうことが出来ました。菊池朋子さんの司会で、暖かい雰囲気の中、無事終了、出演者の方々はもちろんのこと、ご来場くださった方々にも、楽しんでいただけるひと時となりました。

参加者の皆さんからのアンケートに書かれました感想には、
ほかのかたの一生懸命な演奏を聴き「私も!」と、頑張りたい気持ちになった、弾いたことのある曲を自分のとはまた違うように演奏されて勉強になった、という声を聞きますと、嬉しいかぎりです。そして、やはり最後の川口智輝さんのように、かっこよく弾けるようになりたいと言う声には頼もしさも感じられます。

また、京都支部の先生によるオリジナルの曲が発表されたことは大変印象的で、意義深いものに感じてくださった方、ヴァイオリンを初めて生で聴かれ、よかった!という声を聞きますと大変有意義なことだったとつくづく思います。

保護者の方からは、プログラムの「京都支部のあゆみ」を見られて、「関わってこられた先生方に感謝です。とてもあたたかいものを感じました」と書いてくださったことは、とても嬉しく思いました。微力ではありますが、これからも心ある企画、運営をさせて頂けますよう、日々精進して参りたいと思いますのでまたよろしくご支援賜りますよう、よろしくお願い致します。

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尚、ミニコンサートで演奏されました、京都支部の先生方のオリジナル曲は、ピティナのインターネット楽譜販売サービスのMusseから出されております。
今村葉子作曲・・・「光の泉」
松田紗依編曲・・・連弾の贈り物「風のとおり道」(トトロより)「大きな古時計」
松田紗依作曲 おはなし 谷川俊太郎・・・おはなしと音楽「ちいさな かしこい さかなの はなし」
この3冊は、京都支部にも置いてございますので、お入用の節にはご一報くださいませ。

2008年2月22日

ロシアンピアノ奏法に基づく合理的な練習方法~初級編~

blog_080207kyouto.jpg 凍てつくような寒さの2月7日、京都駅に隣接しているメルパルク京都7階、第2スタジオにて京都支部の松田 紗依先生による「ロシアンピアノ奏法に基づく合理的な練習方法~初級編~」のセミナーが開催された。このセミナーは昨年5月に総括的なセミナー開催後「是非シリーズ化を!」というリクエストに答えて11/28にまず導入編が開催され、その続編である。


まず前回のセミナーの復習から。ボードに書かれた図を使って手の構造の話。そして音の出し方へ。一本の指で一音から、2音、3音へ。「小さい子は手のひらの方から先生の手を入れて支えてあげて」「レガートの説明は音符をくっつけて書いた絵で説明する」などレッスンですぐに使えそうなヒントがいっぱい。そして初級編へ。今回は、「弾きやすい8分音符、16分音符の指導法」「リズムよく弾くためのコツ」「1の指の使い方」「重音のメロディラインの出し方」「4と5の指を使うレガート奏」など大事なテーマが盛り沢山!一つ一つのテーマを松田先生オリジナルのメソードからの譜例を使って受講者が演奏し、松田先生が説明してゆく。皆、先生の手やタッチを良く見ようと立ったり移動して真剣な眼差しで見つめる。ブルグミュラーの練習方法などもありすぐにでもレッスンに使えそう。「レッスンでは、あれもこれもと欲張らないで、何か一つのテーマが出来たら いっぱい褒めてあげてくださいね」など先生の温かいお人柄が伝わるセミナーだった。


セミナー終了後、希望者はピアノでタッチを体感できるという嬉しいおまけ付き。一本指でオクターブ上の音の交互奏を見て頂く。「もっと力を抜いて」「1の指が鍵盤から落ちないで」「腰を意識して」など先程の受講者が言われていたことと同じようなことを指摘していただく。なかなか難しい。お話を聞くのと体験するのは全く違う。これは生徒にいかに伝えるかという前にまず指導者がレッスンで生かし理解することが大事であると痛感した。アンケートでは「前回の講座で得たことをレッスンで生かしてみたら生徒が変わってきた!」「実際に体験してみてわかった」「奥が深い。もっともっと聞いてみたい」「次回も必ず参加したい」という声も。松田先生、引き続き宜しくお願いします!

(Rep:京都支部/白井 和子先生)

2008年5月23日

ロシアンピアノ奏法に基づく合理的な練習方法

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5月6日(祝)はゴールデンウィークの最終日ということもあり、受講者は少人数でしたので、アットホームな雰囲気のなか松田紗依先生の講座が始まりました。

まず、ロシアン奏法の基本となる美しくのびやかな音色の出し方を、受講者一人一人に体験させて下さいました。先生が受講者の手を持ってきれいな音の 出し方の指導を熱心にしてくださいました。受講者は自分のくせが再認識でき、指導を受け、どんどん変わっていく音色にびっくり、そして、こんなに楽に気持 ちよくまろやかな音が出せるのだと、感動のひと時となりました。口頭だけではなく、耳と体で感じることができましたことは、理解度が違うと実感いたしまし た。生徒に伝えるうえで重要なことです。一音のたいせつさ、ピアノの奥深さを感じました。

後半は、受講者希望の課題曲を、受講者が弾いて、ご指導くださいました。曲想に合うタッチを丁寧に細かく指導くださり、内容の濃い時間となりまし た。イメージの伝え方、どんな音色が欲しいか考えさせることなど、指導者が知っているべきヒントが無数にあり、書きとめるのも大変なくらい、大変有意義な 講座となりました。

受講者のレポートには

「体験できたので、ストレートに理解できました。」

「先生の温かで明るい笑顔、ピアノに対する熱い情熱、お姿から学ばせていただくこともたくさんありました、このように生徒さんにも接せるようにがんばろうと思いました。」

「自分の中でのまよいが晴れていくようでした。」

「先生のピアノの音色とお人柄に惹かれました。」

「自ら求めてくれるレッスンができるように勉強していきたい」

等、みなさん、やる気をおこされて帰途につかれたご様子でした。少人数ならではの、充実感溢れる素敵な時間でした。松田先生、長時間ありがとうございました。

(Rep :眞野恵以子先生)

2010年10月26日

座談会開催レポート

2010年9月13日(月) ウイングス京都にて、参加者8名と運営委員12名のもと、座談会が行われました。

★ 島崎清京都支部長のご挨拶
   座談会の意義 
   「先生方に一人でも多くピティナの会員になっていただき、ピアノを学ぶ
    者同士、いろいろ情報交換をしながら勉強を高めていって欲しい。
    ピアノ人口の裾野を広げ、また質も高めて欲しい。『人を見て法を説け』
    ということわざを引用して、自分の主観だけでおしえてはいけない、
    相手を見て(合わせて)教えなさい」という貴重な言葉を頂きました。
★ 自己紹介
★ 各ステーションの紹介
★ 座談会・・・どのような教材を使っているか
  ほとんどの先生がバスティン研究会で勉強されているので、まず
  バスティン。他はバーナム、ハノン、ツェルニー、ブルグミュラー、
  時代別になっている曲集、ピアノランド、バイエル、ピアノドリーム、
  オルガンピアノの本、と様々でした。
  出席者共通の悩みは導入期に与えるピアノの本のようです。
  みなさん大変気を遣われたり、悩んだりしながら試行錯誤してされて
  いるようです。ピアノの先生のお子さんを預かるというケースも多く、
  プレッシャーを感じ教材には気を遣うようです。
  島崎清先生、古川由美先生から、ツェルニー30、40、50番はテクニックを
  磨くためにも避けて通れない、また完璧を求めず、生徒に合ったやり方、
  ペースで押したり引いたりしながら、あまり時間をかけずに薦めていける
  ようにアドヴァイスをいただきました。テンポ感について、人によって
  感じ方が違い、速すぎるほど速く弾いて、やっと速いと感じたり、遅いも
  しかり・・・表示してあるテンポを鵜呑みにせず、幅を持たせて奏者に
  合った気持ちのよいテンポを選ぶようにご指導いただきました。
★ 京都支部での主な行事や作業内容


【参加者の感想】
指導者として先輩にあたる先生方と交流でき、今後どのようにレッスンを
行っていったらよいかなど参考になるお話をたくさん聞けました。
参加して本当によかったです。

【後記】
生徒の数だけ、教え方の数もあるなあとひしひしと感じました。悩みは
尽きませんが、同じ悩みを持つ者同士集まって意見を交えただけでも
意味のあるいい座談会になったのではないでしょうか。(Rep.眞野恵以子)

2013年8月 8日

【実施レポ】チェルニー30番で子どもたちの心を開花!!(根津栄子先生)

 チェルニー30番練習曲。
ピアノを習うこどもたちのほとんどがこの教材を使ってテクニックの習得に励みます。
私も小学生の頃に取り組みました。しかし、チェルニーと言えば・・・『退屈な指の練習』
という印象が。当時、この曲集を何の楽しいイメージを持つこともなく淡々と練習していた
記憶があります。そんなチェルニーに革命が!
7月29日JEUGIA大宮アマデウスサロンにおいて根津栄子先生『チェルニー30番 
30の小さな物語』
の楽譜出版記念セミナーが開かれました。

 こちらのテキスト、表紙を見ただけでとても楽しそうな曲集であることが伝わってきます。
夢がいっぱい詰め込まれて、ウキウキワクワクするような感覚を覚えます。
中を開いてみても、一つ一つの曲に題名と挿絵がつけられ、イメージがグーンと広がります。
題名に関しては、なんと、根津先生の生徒さんたちが付けられたそうです!

♪ 例えば、「リスさんの木の実ひろい」「やまめのおいかけっこ」「ピエロのおてだま」など、
  可愛くておもしろい。「やまめの追いかけっこ」は、釣り好きのお父さんに連れられて川に
  行った生徒さんがみたやまめ。これが泳いでいるイメージが曲から沸いてきたということです。
♪ 「リスさんの木の実ひろい」は、この曲を聴いてみるとわかると思いますが、かたい木の実を
  コツッコツッとしているイメージなんですね。

 実際に生徒さんが考えたというだけあって、日常にある身近なものからイメージを膨らませ
ることができるので、大変魅力的です。
さらに、一つ一つの曲に対する目的・目標(例:指の独立、連打など)が書かれていたり、こども
たちにも読みやすい解説がついていたり、オーケストラの音をイメージしながら弾けるようにと、
巻末にその楽器の紹介がされていたり。単調になりがちなチェルニーの練習曲をあらゆる
角度からアプローチし、豊かなイメージを持って弾けるように工夫がなされています。

 これは抜粋でいくつかの曲のみですが、「アナリーゼ(楽曲分析)をしてみよう」というページ
もあり、こどもたちがより楽譜に書かれていることを深く考える、という作業がここでできるよう
になっています。

 この曲集のもう一つのポイントは、チェルニーを弾くために必要な基礎的な指づくりや
ストレッチ、スケール、アルペジオ、アルベルティバス、ハーモニーや和声、脱力の練習法が
具体的に写真や図を使って紹介されているという点です。

 セミナーでは曲集には書かれていない、根津先生こだわりのテクニック習得法もご伝授
いただき、先生の日々なさっているレッスンが基礎に徹底的こだわっていて、また、それが
とても重要であること、先生の指導に対する熱意がものすごく伝わってきました。

 私も自分の生徒さんに使えそうなことは早速実践してみます。
ボールを使ったリズム練習や指をグーパーグーパー開いて瞬発力を鍛えるトレーニングなど、
生徒さんたちきっと楽しみながら試してくれると思います。

 「こどもたちに楽しくピアノを学んで欲しい」という根津先生の想いがたくさん詰まっている
この曲集。従来のチェルニー、「退屈な指練習」と同じ曲集とは思えません!
私の小学生時代にもこんなチェルニーがあったらもっと楽しく練習できたなぁ。今のこどもたち
がうらやましい!私もこの曲集使ってチェルニーやり直してみます。
根津先生、ありがとうございました。

(Rep:ピティナ京都支部 吉岡桜里)



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