« 前の記事|

【セミナー実施レポート】赤松林太郎徹底講座シリーズJ.S.バッハ フランス組曲全曲 第1回(全6回) 

190930_musashikoyama_1.jpg2019年9月30日(月)に渋谷ホールにて赤松 林太郎先生をお招きし、「赤松林太郎徹底講座シリーズJ.S.バッハ フランス組曲全曲 第1回(全6回)」を開催いたしました。 武蔵小山ラポールステーション初めての主催講座は、キャンセル待ちが出るほどのたくさんのお申し込みを頂き、満席での開催となりました。

『バッハ自身は「クラーヴィアのための組曲」と名付けている「フランス組曲」。いずれも数曲の舞曲より構成され、バロック時代の舞曲の様式を知る上で、重要な作品です。それぞれの舞曲について紐解きながら、バロック舞曲の演奏表現について学びを深めていき ましょう』がテーマの6回シリーズ、今回は1番を取り上げました。

190930_musashikoyama_2.jpgまず、この緩急ある舞曲の組み合わせは、これらの舞曲が舞踏会で踊られていた時代からの組み合わせで、それをバッハが様式化して作曲したものである、という組曲の全体像から、それぞれの舞曲について、演奏を交えながら、解説して頂きました。

アルマンド:元が中庸なダンスであるので、過度に遅くならず、川の流れのように滞らないこと。保続音はウルトラレガートで。

クーラント:多声的なフランス式。装飾は優雅に。重厚な縦の4声はアルペジオで聴きやすく。

サラバンド:慎み深くそれでいて心の底から溢れる威厳。美しさにほだされ遅くならないように。

メヌエット:アウフタクトを用いない新しい踊り。2段チェンバロを意識して。

ジーグ:4つに分類できるジーグ。付点は複付点気味に。

190930_musashikoyama_3.jpg全体を通して、ソステヌートペダルを使うことや(ペダルを踏むと当時は存在しなかった響きが生じることがあるため)、バッハは繰り返しと2回目に自由な装飾を求めている、 装飾はB稿を参考に、怖がらず、まずは模倣してみる、といったアドバイスに加え、装飾しないのは、化粧をしないで外出するようなもの、といったユーモア溢れるたとえを交えながら、あっという間の2時間となりました。

「フランス組曲を学ぶとはセンスを養うこと」とのことでしたが、6回シリーズを通して少しでもセンスに磨きをかけていきたいと思います。 

Rep:内藤 直美

※この記事のご感想をこちらにお書き下さい。(Facebook登録者限定)


過去の記事


カテゴリ



QRコード

携帯からもピティナ・コミュニティを閲覧できます
ピティナ武蔵小山ラポールステーション