レポート アーカイブ

2010年3月12日

2/25 第1回かんたん!すごい!さきどり!ピアノテクニック(永瀬まゆみ先生)

blog_100225nagoya_nagase.jpg『永瀬先生の講座、大盛況のうちに第一弾が終了。会場に溢れんばかりの熱気。 』

2010年2月25日(木)、日響楽器池下店2階ホールにて、永瀬まゆみ先生による講座、 《ドレミファソで始める、かんたん!す ごい!さきどり!ピアノテクニック》が開催されました!

当日は、大勢の先生方が講座を聞きに来て、ホールは満席となりました!
永瀬先生の講座はとても素晴らしく、なるほど!と改めて気づかされる導入期のレッスン方法が盛りだくさん!導入期の子供たちに、「どうせまだ分からないから。」と、先生が線引きをするのではなく、全ての大切なテクニックを、生徒に理解できるように説明・指導をすることで、驚くほどのテクニックをつけさせることが出来るということを、教えていただきました。

講座の後半には、先生が実際に導入期の生徒さんにレッスンをされている映像や、導入期から先生がテクニックを細かく指導をし、コンクールで素晴らしい成績を収めるまでに成長した生徒さんの演奏する映像を見せていただきました。

どの生徒さんもとても素晴らしいテクニック・表現力をもっており、導入期のテクニック指導の大切さをとても感じさせられる2時間でした。

2010年4月 8日

3/19武田真理先生によるコンペ課題曲セミナー

blog_100319nagoya_takeda.jpg2010年3月19日(金)、日響楽器池下店2階ホールにて、武田真理先生による、《2010年度ピティナ・ピアノコンペティション課題曲セミナー》が開催されました!

前回の永瀬先生の講座に引き続き、今回も大勢の先生方が集まり、ホールは満席でした!

今回は主にA2級からD級の課題曲を取り上げ、武田先生による的確な演奏ポイント、多くのアドバイスを聞くことが出来ました。

拍子感の大切な曲の練習方法、音程感を養うための鉛筆や輪ゴムを使った面白レッスン方法など、課題曲以外のレッスンでも使えそうな講座内容でした!

講座の後半では、明和高校音楽科1年生の中川真耶加さんに、課題曲を演奏していただき、それを公開レッスンのような形で楽曲の演奏アドバイス、注意する点などを分かりやすく説明してくださいました! とても中身の濃い、あっという間の2時間半でした。

2010年4月30日

4/21名古屋支部総会開催

 4月21日(水)日響楽器池下センター2階ホールにて、PTNA名古屋支部・支部総会が行われました!

 50名程の支部の先生方が集まり、今後の名古屋支部のあり方について暖かい、そして積極的なご意見をいただきした。
 よりよい名古屋支部へと成長していくよう、同じ地区の先生方で手をとりあい協力しながら常に変化していきたいと思っています。
 さて、今年度第一弾の催し物として、総会後に今話題の菊池裕介先生をお招きし、バッハレクチャーコンサートを開催致しました。

 

 バッハの「平均律第一巻より第1番~第6番」がメインのレクチャーコンサートだったのですが、菊池先生の細部まで綿密な音色の弾き分けの行き届いた演奏とともに、平均律をより良く理解するため「インベンション」からの作品解説なども加えられた、クラッシック音楽の原点ともいえるバッハ作品理解の重要性を分かりやすく説明いただいたレクチャーでした。


菊池先生を囲んで

 今回のレクチャーを皮切りに、今後も日々のレッスンのスキルアップに繋がるような講座を企画中です。お楽しみに!

2010年5月14日

4/26名古屋支部セミナー委員会

4月26日(月)日響楽器池下センター2階ホールにて、セミナー委員会が開かれました。

良い指導者とは、「常に勉強し続け、日々変化する新しい情報にも常に耳を傾けていなければならない。」という話をよく耳にします。
名古屋地区の先生方に、もっともっとスキルアップしていただける場を設けたい!
という支部の先生方の声により、名古屋支部では、今年からセミナー委員会という会を設立しました!

名古屋地区に面白くて勉強になるセミナーをよりたくさん開催し、多くの先生方に参加していただきたいと思い、会員の先生方にアンケートをお願いしたりしています。また、月に一度、セミナー委員が集まり、どのようなセミナーを開催し、どのように先生方にお知らせをするか等、熱い議論を交わしています。

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今後も名古屋支部では素敵な講座を企画していきたいと思っていますので、皆様も是非、講座に足を運んでください♪
(石黒聖菜)

2010年5月21日

第2回効果的にテクニックと表現力を育てましょう!(永瀬まゆみ先生)

blog_100510nagoya_nagase.jpg2010年5月10日(月)、日響楽器池下店2階ホールにて、永瀬まゆみ先生による講座が開催されました!

2月に行われた第一回目の講座に引き続き、第二回目の今回も池下店のホールが満席になりました!

第一回目の講座では、永瀬先生のメソッドに沿って幼児のテクニックを育てる基本編を教えてくださいましたが、今回はその実践編ということで、腕の使い方・脱力方法を細かく指示された教本によって、子供たちが楽しくテクニックを身につけられるという内容でした。

実際に永瀬先生が演奏をし、とても分かりやすく説明してくださいました! 今回学んだ、ポイントをついた指導法を様々な形で活用していければと強く思いました。
また、私たちの引き出しが増え、嬉しく思います。

2010年7月 2日

6/7(秘)スーパーレッスン術(石井なをみ先生)レポート

blog_100609nagoya_ishii.jpg2010年6月7日(月)、日響楽器池下店2階ホールにて、石井なをみ先生による講座が行われました!

今回の講座は、 『㊙スーパーレッスン術』 と題して、石井先生の実体験に基づいた、生徒によく伝わる声かけ、基礎知識などが盛りだくさんのセミナーとなっていました。会場は、多くの先生であふれ、皆さん石井先生の話に真剣に耳を傾けていました。

講座では、石井先生が留学時代に師事されていたライグラフ先生のレッスン風景を、面白いエピソードを交えて、詳しくお話してくださいました。

日本とザルツブルグでの音楽環境や意識の違い、石井先生がザルツブルグで学んだメソードなど、盛りだくさんでしたが、その中でも先生が強く言われていた「生徒に、ただ注意するのではなく、なぜ、そう弾かなければいけないのかを考えさせることが大切。」という言葉が、とても印象的でした。

2010年10月 8日

9/29楽しく弾くバッハ - インヴェンションは怖くない(樋口紀美子先生)

blog_100929nagoya_higuchi.jpg2010年9月29日(水)、日響楽器名古屋池下店2Fホールにて、樋口紀美子先生によるセミナー 「楽しく弾くバッハ - インヴェンションは怖くない-」 が、満席91名の熱心な参加者の中、行われました。

ピアニスト、ピアノ指導者として33年間ドイツに滞在され、様々な活動をされてきた樋口先生の豊富な知識と経験を生かしたバッハの演奏法・指導法は、バッハを聴くのは大好き!弾くのは難しいけどまあ好き!指導するのはちょっと怖い!という私のバッハ感をスッキリと変えてくださいました。 

インヴェンションに対するバッハの真に意図するものは何なのか? ドイツと日本のバッハへの目線の違い! などをふまえながら、インヴェンション全15曲を1曲ずつ取り上げて、その曲にふさわしいタッチや主題の扱い方・調性感・テンポ等、演奏を交えながら詳しく説明をしていただき、参加者一同集中して聴き入っていました。
そして、いくつかの約束事を守ればバッハはとにかく自由に楽しく弾けること、指導者が楽しく弾いてこそ生徒にその素晴らしさが伝えられるという樋口先生のお言葉がしっかりと心に残りました。

「皆で共に学び合っていきましょう」という趣旨の4回シリーズのセミナーの第1弾にふさわしい充実した内容は、次の10月18日江崎光世先生のセミナー「バッハ・インヴェンションに入る前に身に着けておきたい力とは?」につながっていくことと確信しました。

(Rep:ピティナ名古屋支部 野原真由美)


☆次回セミナー告知☆
江崎光世先生による講座『バッハ・インヴェンションに入る前に身につけておきたい力とは?』
◆日時:10月18日(月) 10:00-12:00
◆会場:日響楽器池下店2Fホール
◆内容:インヴェンションに進んだ途端にレッスンが思うように進まなくなったり、
     浮かない顔になり楽しく弾けなくなる子供たちに出会いませんか?
     ポリフォニーという言葉にすらちょっと敬遠したくなる気持ちをお持ちの方も
     少なくないようです。きっと深いわけがあるのでしょう。   
     そんな理由を分かりやすく教えていただき、レッスンの引き出しを増やしましょう!
◆受講料:一般 3,500円/会員 3,000円
◆お問い合わせ先:名古屋支部 TEL: 052-751-6161(日響楽器内)
 ※WEBからのお申し込みはこちらをクリックしてください。

2010年10月29日

10/18インヴェンションに入る前に身に付けておきたい力とは(江崎光世先生)

blog_101018nagoya_esaki.jpg2010年10月18日(月)、日響楽器池下店2Fホールにて、江崎光世先生による「バッハ・インヴェンションに入る前に身に付けておきたい力とは ?」と題したセミナーが行われました。

ホールは85名の先生方で埋めつくされました。 「インヴェンション好き!」に導くために-、導入期から音楽的な耳(音高感、和音感、調性感)を育てること、インヴェンションに入るまでのポリフォニー教材を使って楽譜を読む基礎(テーマや 対旋律、フレーズ、アーティキュレーション、構成、形式等)を身に付けておくことなどを、先生の実際のレッスン映像を交えてお話し下さり、参加者一同熱心に聴き入っていました。

また、導入からアンサンブルを多く経験することで、聴く「耳」が育ち集中力がつくということで、家庭でもアンサンブルができるCD教材から、石黒美有先生のピアノとオーケストラCDによるインヴェンションの演奏もあり、盛 り沢山であっという間の2時間でした。

「子どもの能力を引き出すのが先生で、先生はそのための工夫をするべき」豊富な知識と指導法をお持ちの江崎先生のお言葉は、心にしっかり刻んでお きたいと思います。

★次回11月29日(月)10:00- 日響楽器池下店2階ホールにて、深谷直仁先生セミナー「良い練習・悪い練習(基礎編)」があります。
さらに、生徒さんの練習方法にも引き出しを広げて学んでいきたいと思います。
皆さんどうか楽しみにいらしてください。

2010年12月17日

11/29良い練習・悪い練習 「基礎編」 (深谷直仁先生)

blog_101129nagoya_fukaya.jpg2010年11月29日(月) 日響楽器池下店2Fホールにて、深谷直仁先生による「良い練習・悪い練習 (基礎編)」が94名もの大勢の参加者の中で行われました。

深谷先生が用意してくださいました資料、その内容は細やかで要点を効率よくまとめた素晴らしいものでした。講座は資料に沿って進み、良い練習をする為の考え方、マイナス練習に気付き悪い練習を積み重ねさせない教師の役割、年齢を考えた練習、心理状態を考える、ストレスで記憶が消滅!、自立を促し本当に力になるための方法、考え方などが細かく伝えられました。
また、生活面での体験、学問、スポーツ、音楽知識などピアノに向かわない練習にも着目し、広い視野での経験が良い演奏のためには必要であるということ。そして先生はピア二ストや作曲家のことを題材に上げ、ピアニストになるためにはどのくらいのことができ、練習量はどのくらい必要なのかも具体的に伝えていただき溢れるほどの内容でした。

深谷先生の講座は深く、そして視野の広いもので驚きの連続でした
次回の実践編ではどのように発展していくのか、今から期待が膨らみます。
(Rep:ピティナ名古屋支部 水野 裕)

★次回セミナー告知★
深谷直仁先生による講座【良い練習・悪い練習「実践編」】

◆日時:2011年1月31日(月)10:00-12:00
◆会場:日響楽器池下店2階ホール

◆内容:前回の講座をさらに深く掘り下げ、より具体的な練習方法に迫ります。
      練習要素の分析から、各練習要素の具体的な練習方法。
      そして、モチベーションの維持や目標の立て方まで、徹底的に追及いたします。

◆受講料:一般 3,500円/会員 3,000円
◆お問い合わせ先:名古屋支部 TEL: 052-751-6161(日響楽器内)
 ※WEBからのお申し込みはこちらをクリックしてください。

2011年2月 4日

1/31良い練習・悪い練習「実践編」(深谷直仁先生)

110204-01.jpg2011年1月31日(月)、日響楽器池下店2階ホールにて、深谷直仁先生によるセミナー《良い練習・悪い練習/実践編》が行われました。

前回の「基礎編」に引き続き大勢の先生方が集まり、会場は満員となりました。

今回も、深谷先生がまとめて下さった素晴らしい資料にそって進められました。後から読み返してもよくわかるようにまとめられていて、普段のレッスンでのヒントになることが盛りだくさんの資料です。

日頃、指導者がレッスンの中で直面する様々な問題(譜読み、音楽表現、テクニック、メカニック等)において、生徒にどのような練習方法を指導したら良いか、様々な解決法を、例曲をあげてとてもわかりやすく教えて頂きました。

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また、生徒が良い練習をするために、私たち指導者が前もって生徒につけてあげなければいけない基礎の力についても教えてくださいました。このセミナーを機に、生徒たちをどう導いていこうか、問題点をどう解決するか、もう一度見つめ直すことが出来ました。
                            (Rep:ピティナ名古屋支部 林めぐみ)

2011年2月18日

2/7 ―音楽を感じる子供を育てる―幼児期の能力開発&親対応の極意(中田元子先生・石黒加須美先生)


2011年2月7日(月)、日響楽器池下店2階ホールにて、中田元子先生と石黒加須美先生による講座『―音楽を感じる子供を育てる―幼児期の能力開発&親対応の極意』が開催されました。

今回、名古屋支部としては初めての、幼児や親とのコミュニケーション方法が含まれた講座となり、講座会員のシリーズセミナーではないにも関わらず、多くの参加者が集まりました。

参加者全員に配られた15ページにも及ぶ資料には、

・最近話題の脳科学からみた幼児期の脳の発達についての資料
・子供の可能性をのばす為の重要な親の役割
・中田先生による導入期の子供たちへの指導法(リトミック、読譜等)
・実際に石黒先生が主宰される「かすみピアノスクール」で行われているレッスンカリキュラム
・江崎光世先生から送られた、親の心を動かす指導者としての言葉

と、本当に中身の濃い、何度も読み返して学ぶことの出来る内容となっていました。

講座の内容は、資料にそって、導入期の指導方法を中田先生が、幼児にとっての親と指導者の役割、声かけの仕方等を石黒先生がお話してくださいました。

講座の最後には、中田先生の発表会に参加された導入期の生徒さんの演奏の映像、そして一宮ステーションで実際に行われた「ちびっこフリーステージ」の映像を観させていただきました。導入期の可愛らしい子供たちが、とても楽しそうに舞台に上がっている姿、お子さんと一緒に舞台に立つお母様の笑顔を観て、「指導者と子供とお母様」の3組が上手に手をとりあい、音楽を心から楽しいと感じられる子供を育てることが出来れば。と強く思いました。


(Rep:ピティナ名古屋支部 石黒聖菜)

2011年3月 4日

2/23、「四期・時代別指導法」(金子恵先生)

blog_110223nagoya_kaneko.jpg2011年2月23日(水)、日響楽器池下店2Fホールにて、金子 恵先生によるセミナー、「四期・時代別指導法 時代の空気を感じる!- 豊かな演奏表現のために- 」が、開催されました。

セミナーの前日に、今年のコンペティションの参加要項が届き、また今年もピティナの季節がやってきた!と身が引き締まると同時に、「四期の講座」にいっそう期待がふくらみました。

会場は、熱心な先生方で埋まりました。

金子先生は、バロック─舞曲、古典─形式美、ロマン─"うた"、近現代─国々と4期を象徴するキーワードを示され、そして各時代のスタイルや特徴を、歴史の流れや楽器の変遷をからめながら、とてもわかりやすく2時間びっしりとお話されました。合間には、さっとピアノに向かって弾いてくださいました。お話と同じく明快な演奏で、おっしゃろうとすることが、よりよく理解されました。バッハのメヌエットト長調を4期のスタイルで見事に弾きわけられ、なんと楽しかったことでしょう。

4期を良く学ぶということは、勉強する作品が、どの時代にどんな楽器で、どの国の作曲家によって書かれたのかと知ろうとしていくうちに、タイトルの、- 豊かな演奏表現- につながっていけるのだと思いました。

講座の最後に、「先生は、よく勉強して、上手でなくていいので、生徒に見本を示しましょう。生徒と一緒に勉強していけることが、指導者のよろこびです。」と言われたことにとても共感しました。
今後のレッスンへの指針をいっぱい学んだ講座でした。

(Rep:ピティナ名古屋支部 森崎一子)

★次回セミナー告知★
石井なをみ先生による【2011年度 コンペティション課題曲セミナー】
◆日時:2011年3月16日(水)10:00-12:00
◆会場:日響楽器池下店2階ホール
◆受講料:一般 3,500円/会員 3,000円
◆お問い合わせ先:名古屋支部 TEL: 052-751-6161(日響楽器内)
 ※WEBからのお申し込みはこちらをクリックしてください。

2011年3月25日

3/16コンペ課題曲セミナー(石井なをみ先生)

blog_110316nagoya_ishii.jpg3月16日(水)、日響楽器池下店2階ホールにて、講師に石井なをみ先生をお迎えし、名古屋支部主催による2011年度コンペティション課題曲セミナーが開催されました。東北関東大震災の被害拡大に心を痛めながら、未来に生きる子供達を導く為に指導者としての勉強は中断できないと、90人の指導者が集まりました。

A2級からC級の課題曲、的確な分析と演奏ポイントの詳しいアドバイスをいただきました。具体的にどんなアプローチをするか、石井先生のお話はいつも歯切れよくわかりやすく、先生の素晴らしい演奏と共に2時間を超える中身の濃い講座でした。

震災によるいろいろな障害で課題曲説明会の中止が相次ぐ中、受講できたことをとても感謝しています。会場では、今できることをと、支援の募金も行われました。震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様、
そのご家族の方々に心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復旧復興が出来るよう、私たちも力を合わせて応援したいと思います。

(Rep:ピティナ名古屋支部)

★次回セミナー告知★
江崎光世先生による【音楽性を育てるためのピアノ連弾からのアプローチ】
◆日時:2011年4月7日(木)10:00-12:00
◆会場:日響楽器池下店2階ホール
◆受講料:一般 3,500円/会員 3,000円/講座会員 1,000円
◆内容:ソロも10本指のアンサンブルです。アンサンブルの必要性、
     連弾・アンサンブルの指導と練習の方法、アンサンブルの基礎づくり等、
     豊富な指導体験の中からアンサンブルでレッスンが変わる過程をわかりやすく
     解説いたします。
◆お問い合わせ先:名古屋支部 TEL: 052-751-6161(日響楽器内)
      ※WEBからのお申し込みはこちらをクリックしてください。

2011年4月28日

【実施レポ】音楽性を育てるためのピアノ連弾からのアプローチ(江崎光世先生)

 2011年4月7日(木曜日)日響楽器池下店2Fホールにて、江崎光世先生をお招きしての セミナー「音楽性を育てるためのピアノ連弾からのアプローチ」が開催されました。
多くの先生方の熱気が伝わるなか、講座が始まりました。

 ピアノデュオ・室内楽・コンチェルトなどのアンサンブル指導もされていらっしゃる 江崎先生の豊富な知識と経験からなるお話を聞き、連弾は楽しいけれど指導方法が・・・?
という私の消極的な気持ちが少し前向きに変わりました。 
また「ピアノ連弾を楽しむために」と題された資料は、連弾の魅力と意義、その指導法に ついて細やかに書かれたものでした。
 講座のなかで何組かの生徒さん達が、同じ曲を連弾している様子のDVDを見せて いただきました。それはそれぞれのグループの音楽性が伝わってくる素敵な演奏でした。
そして石黒美有先生・石黒聖菜先生が、今年のピティナ連弾課題曲を演奏して下さいました。
江崎先生のご指示による「突然のPrimoとSecondoの交代」を感じさせない、しかし役割が 代わるとこんなにも音楽が変わることを実感できた奥深い瞬間でした。

 連弾をすることで、音楽に対する自己表現と協調性が生まれ育っていくのだと思いました。
それはまたソロ演奏とも互換性のあることを学びました。そして私自身指導者として、
音楽を通して人を育てているということを改めて実感しました。
江崎先生が言われた「アンサンブルは人をつくる」という言葉がとても印象深く心に響きました。

(Rep:ピティナ名古屋支部 松川 美子)

★次回セミナー告知★

佐々木 邦雄先生&佐々木 恵子先生による
『「バッハインヴェンション2声」アナリーゼ&指導法』
◆日時:2011年5月23日(月)10:00-12:00
◆会場:日響楽器池下店2階ホール
◆受講料:一般 3,500円/会員 3,000円
◆お問い合わせ先:名古屋支部 TEL: 052-751-6161(日響楽器内)
 ※WEBからのお申し込みはこちらをクリックしてください。

2011年5月27日

【実施レポ】バッハインベンション アナリーゼ講座(佐々木邦雄先生 佐々木恵子先生)

blog110523nagoya_sasakifusai.jpg2011年5月23日(月)に「バッハインベンション2声」アナリーゼ&指導法の講座が佐々木 邦雄先生、佐々木 恵子先生により、日響楽器池下店で行われました。会場には熱心な先生方がたくさん集まられました。佐々木邦雄先生&恵子先生がにこやかに登場され講座が始まり、日頃からインベンションに対して難しさを感じていた私でしたが、先生のユーモアある語り口に頭の中もほぐれ、お話に引き込まれました。

音程の関係を夫婦や家族関係になぞらえたり、和音のことはそこまで詳しくわからなくてよいが、弾き始めたら鉄道ならば何線に乗っているか分かって弾かなくてはならないこと。
又インベンションの15曲を調性の面からそれぞれどんな関係でできているか、又はカノンがどのように使われているか等々、分析の仕方がすべて興味深く、しかも生徒に伝えても分かりやすいであろうという内容でした。
 まだまだ続けてお聞きしたいという思いでしたが、あっという間に2時間の講座が終了しました。邦雄先生の「指導者は追い越されるためにある」。恵子先生の「1つのものを教えるのに10のことを知るべきだ」。というお言葉は肝に銘じたいと思いました。
 (Rep:ピティナ名古屋支部  岡田節子)

★次回セミナー告知★
ピアノデュオ ドゥオール(藤井隆史先生&白水芳枝先生)による
「音楽性を育てるためのピアノ連弾からのアプローチ-実践編」
◆日時:2011年6月13日(月)10:00-12:00
◆会場:日響楽器池下店2階ホール
◆受講料:一般 3,500円/会員 3,000円
◆内容:音楽をする上で、アンサンブルは欠かせない要素です。ピアノデュオを専門とした
      活動で高い評価と注目を集めるピアノデュオ ドゥオールが、実際の演奏を交えながら、
      連弾の極意をお伝えいたします。
◆お問い合わせ先:名古屋支部 TEL: 052-751-6161(日響楽器内)
 ※WEBからのお申し込みはこちらをクリックしてください。

2011年6月24日

【実施レポ】音楽性を育てるためのピアノ連弾からのアプローチ実践編(ドゥオール)

blog110613nagoya_duol.jpg≪音楽性を育てるためのピアノ連弾からのアプローチ実践編≫という事で、4月の江崎光世先生の連弾の魅力、意義、指導法に続いての企画で、前回の講座とは別の観点から学べる講座が、6月13日月曜日に開催されました。
 
今回の講師は、ドゥオールの 藤井 隆史先生、白水 芳枝
先生。「ドゥオールというネーミングのごとく、ドゥ・(ふたりで)、オール・(ヘブライ語の光りあれ)、音楽を届けたい!」と、ピアノデュオで、世界中の演奏活動を始め、ラジオ番組にも携わりながら、大学で指導されている 藤井隆史先生、白水芳枝先生の聴きごたえある演奏からスタートしました。 フレッシュでパワフルな演奏に、聴きいってしまいました。連弾課題曲講座も兼ねられて、両方楽しめるうれしい講座でした。

さて、演奏会かと思う程のうれしい演奏、共通課題曲でもある、ヨハネス・ブラームスのハンガリー舞曲、第一番・ト短調と第三番・ヘ長調 まずは、作曲された当時の、ヨーロッパでのジプシー音楽の背景。もともとは、耳だけで伝承されていた音楽を、たくさんのひとに届けたい、という奥深い音楽家としての想いから、ブラームスが、ドイツ人ながらも作曲されたとの事でした。 そのため、めまぐるしく変化するジプシーの気性の激しさを意識して、表情づけする事。 音楽に大切な、Secondのハーモニーラインとなる左と、プリモの風のような下降形のメロディーの絡み合いがポイントであると教えてくださいました。

続いて、クロード・ドビュッシーの小組曲より、Minuet、バレエ、では、デュオ専門ならではの、アドバイスがありました。Secondの右手と、プリモの左手は、演奏中重なる場合は、オーケストラのスコアのように読んで、音のリレーができるように、メロディーをつなげる。それぞれのパートで、分担を工夫するという提案。そして、抑制された、限られた中で、緻密さを要求される印象派の音作りに、心がけましょうというお話もありました。

2曲とも、ダンスが基調で、Minuetの悲しいダンスから、バレエの楽しさが伝わるように。 リズムが支えになっていて、ピエという足の踊り・パスピエのように、足の動き、踊りをイメージすること。 偶然にも最近、この小組曲Minuetとバレエを、弦楽器バァジョンで聴いたのですが、同じ曲ながらも、ピアノデュオのアンサンブルとなると、ピアノならではの特徴が、発揮されて、音色の変化によるいろいろな表情が楽しめました。それに加えドゥオールさんのオリジナルなカラーもありで、ピアノが一台で、オーケストラが出来るといわれるごとく、表現の幅広い可能性を感じました。 さらに他の楽器と、コラボレーションすることによって、アンサンブルの魅力へと繋がり、芸術家としての耳も育ち、音楽が深まり楽しめるのではないかと思います。

そして、フレデリック・ショパンの変奏曲。ピアノの詩人、といわれたショパンが、若干16才の少年だった、まだパリを知らない頃、イタリアからアイルランドに伝わった民謡のモチーフをもとに、大切な祖国のために作曲された唯一の連弾曲であるので、ショパンの、ポーランド人としての誇りや夢が背景にあることが、バリエーション等から読み取ることが出来ました。
後半は、初級、中級の課題曲の演奏を交えて行われました。新しい連弾曲を、この機会に聴く事も出来、また、小曲もイメージを膨らませて追求して弾くと、勿論、プロの演奏家・ドゥオールさんだったからという事が大きいでしょうが、聴きごたえのある、生徒に弾かせてあげたい素敵な曲になることを、再認識しました。

4月の江崎先生の講座で、「アンサンブルは、音楽を通してひとを育てる、という言葉と繋がる、
今回の講座、ドゥオールさんの、音楽の世界を広げるためのアンサンブル。
お互い、より良い音楽を目指し、前向きなディスカッションが大切との事。
そのようなコミュニケーションが、ひとづくり、音作り、そして素敵な演奏に繋がるということでしょうか。

アンサンブルによって、確かに相手の呼吸を読み取り、お互いを尊重することによって音楽の可能性も深まり、より良い音楽を追求することができます。 そして、アンサンブルで学んだ表現が、ソロにもたくさん活かせますね。 これからは、「日本でもアンサンブルを広く楽しむべき!」という事でしょう! ドゥオールさんの演奏会が10月に、名古屋で行われます。今から、とても楽しみです!!

毎回、大勢の先生方の熱気あふれた状態で、いろいろな講座が企画されている、名古屋支部
4回シリーズセミナー。2011年度後期は、池川礼子先生のシリーズ講座あり、ベテラン
江崎光世先生、フレッシュな清水皇樹先生と、バラエティーに富み、幅広く学べるので、
講座好きにとっても、とても楽しみです!

(Rep:ピティナ名古屋支部  堀 美和子)

2011年10月 7日

【実施レポ】<即読譜奏>のすすめ (池川礼子先生)

blog110926nagoya_ikegawa.jpg2011年9月26日(月)、日響楽器池下店2Fホールにて、
池川 礼子先生によるセミナー『〈即読譜奏〉のすすめ
- 読譜が得意になればピアノは楽しい- 』
が行われました。
読譜の苦手な生徒に悩みを抱えている先生は少なくないと思います。当日は81名もの熱心な先生方が参加されました。
 
〈即読譜奏〉とは、池川先生御自身が考案された読譜法。
楽譜をすらすら読めるようになることで、音楽的内容も
深く読むことをめざしたいとの考えから開発されたそうです。
 
 先生は、メロディーの約90%は1度から3度の音程でできているということを、ソナチネアルバム
の多くの曲で調査しまとめられていました。そこから考えると、隣り合った2つの音程と
その指使いを素早く判断できるようになればメロディーラインをすぐ弾けるようになるので、
音符1つ1つではなく、モチーフやフレーズのまとまりで読んでいくことが譜読みを簡単に
することになるということに着目されました。
 その視点から、音・リズム・指番号・調号・音程の5種類のカードを、時間を計って数多くこなす
方法で効果を上げておられるそうで、そのアイデアに目と耳が釘付けになりました。
一方、残りの10%の部分に、曲の大事なところが含まれていることが多いので、そこを考えて
弾くと音楽的な演奏につながるというお話しもなるほどと思いました。
 また、表現に結びつけるためのイメージの持ち方や国語能力の必要性などのお話しから、
教える立場の自らも幅広い勉強をしなければと、あらためて感じました。
池川先生のピアノ指導に対する熱い思いに圧倒された2時間でした。
 
 次回10月24日(月)10時から、日響楽器池下店2Fホールにて、江崎光世先生の
『音楽を子育てに-子どもの豊かな成長のために』と題したセミナーが行われます。
親学についてのお話しが聞けるとのことで、楽しみです。
 
(Rep:ピティナ名古屋支部 赤松 佳容子

2011年11月17日

【実施レポ】音楽を子育てに(江崎光世先生)

blog_111023nagoya_esaki.jpg2011年10月23日
 「音楽を子育てに-子供の豊かな成長のために-」 
                                                   (江崎 光世先生)

今回は人生経験豊かな江崎先生の人生経験をふまえ、子供と親、時代とピアノ、講師と生徒の関係を和やかな雰囲気のなか講座して頂きました。

子供は無限の可能性を持つ。
長い目を持って見続け、一人の人間としての成長を大切にし他の人と触れ合うことで得られる社会性、自立した考え、体験することの積み重ねで大人になったとき自分の力になる。

親であることが楽しくなる言葉のプレゼント。
子供の幸せは自分の幸せにつながり、子供の笑顔が親自身の原動力に。
親の一言が全てを輝かす大切さを先生は説かれていました。

先生として。
幼児期、児童期の成長過程で適した教育が大切、自分の子供を育てるように。
時としては勇気ある決断をその子の為にし、精神状態や環境を考え、さまざまな音楽の
知識を持ち体験をさせていく。
広い視野と、広い心、そして細やかなものの考え方が大切だと思います。

江崎先生の講座は広く深い音楽の知識と、人生の経験そのものが溢れんばかりにあり。
これからの考え方や勉強の仕方、生徒と親との接し方など。
自分を振り返りもう一度考える事ができる素晴らしい講座でした。

(Rep:ピティナ名古屋支部  水野 裕)

★次回セミナー告知★
(池川 礼子先生)による「テクニックを養うための基礎と応用」

◆日時:2011年11月28日(月)10:00-12:00
◆会場:日響楽器池下店2階ホール
◆受講料:一般 3,500円/会員 3,000円
◆内容:音楽的に美しく弾くために必要とされる指の形・脱力・腕の重みの載せ方等を
     身近にある道具を使って効果的に意識させる方法や、課題を与える量と時期など、
     日頃のレッスンでの悩みのポイントを解決いたします。    
     具体的な指導法の紹介だけでなく、皆さんからの質問にも十分にお答えいたします!

◆お問い合わせ先:名古屋支部 TEL: 052-751-6161(日響楽器内)
 ※WEBからのお申し込みはこちらをクリックしてください。

2011年12月 9日

【実施レポ】テクニックを養うための基礎と応用(池川礼子先生)

blog111128nagoya_ikegawa.jpg2011年11月28日(月)、日響楽器池下店2Fホールにて、池川 礼子先生によるセミナー「テクニックを養うための基礎と応用」が行われました。以前、池川先生の見学レッスンに鹿児島まで出かけたりして、先生のファンだった私は、今回もとても楽しみにしていました。

まず美しく弾くには楽でなくてはならない。そして指の支えをしっかりすること。具体的には、指をひく形にしておいて、指の山の部分を、押しても、崩れないようにする方法もある。
子供のハノンを弾かせる場合、音の数でいうと片手で500個、両手で1000個、10曲弾くと10000個の音を弾くことになるよ、と子供たちに具体的に示してやる気を出させるとか、多くの指番号を書いたものを、何分で全部、指を動かせるか等、時間を計ってのトレーニングは子供たちも興味を持つと思い、早速、レッスンに取り入れようと計画しています。

ツェルニー30番は難しい読譜ではないので、面白い見方やポイントを示し、左手もどんどん和音で弾かせて和声感を育てること、そしてバロックも横で先生が和音を弾いてやるか、ベースラインだけでも弾いてやるとよい等、盛りだくさんの、すぐレッスンに使えるものばかりでした。

まだまだ、お聞きしたいことが一杯でした。又、名古屋での講座を期待しています。

(Rep:ピティナ名古屋支部  岡田 節子)

★次回セミナー告知★
清水 皇樹先生による「美しい響きのための演奏法」

◆日時:2012年1月23日(月)10:00-12:00
◆会場:日響楽器池下店2階ホール
◆受講料:一般 3,500円 / 会員 3,000円
◆内容:いつもピアノを弾いている練習室、先生のお教室、演奏会本番のホール。
     会場やピアノによってそのときの響きは全く変わります。その響きを感じて演奏して
     いますか?自分で変化を楽しみながら演奏できていますか?広い会場での演奏のとき、
     せっかくの会場やピアノを生かすことなく、楽しむことなく演奏が終わってしまうことは
     ありませんか?美しい響きを作る・体感するための演奏法のレクチャーをいたします。

◆お問い合わせ先:名古屋支部 TEL: 052-751-6161(日響楽器内)
 
※WEBからのお申し込みはこちらをクリックしてください

2012年1月30日

【実施レポ】美しい響きのための演奏法(清水皇樹先生)

120123nagoya_shimizu.jpg2012年1月23日(月)日響楽器名古屋池下店2Fホールにおいて、清水 皇樹先生のセミナー「美しい響きのための演奏法」 が、100名の熱心な参加者の中開催されました。
 
清水先生は、ヨーロッパで研鑽を積まれた素晴らしい演奏家であるとともに、優秀な生徒さんを多数育てられ指導者としても有名な先生でいらっしゃいます。

セミナーは、清水先生がヨーロッパで師事された3人の先生から受けられた薫陶をお話しいただき、それを実際に音で感じられる公開レッスン形式で行われました。
 
 日本とヨーロッパのピアノ教育の違いや、音楽以外の芸術や文化から得るものの大きさ、
また演奏家としての心構えなど、多岐に渡るお話は大変興味深いもので、ぐんぐん引き込まれて
いきました。その中で特に、モスクワ音楽院のレフ・ナウモフ先生から伝えられた「全身全霊で弾く」「表現するために心を開く」という言葉は私の心の中に大変強く残り、セミナー後もずっと
噛みしめています。

 そして公開レッスンにおいて、ショパンのノクターンop.27-2では、ショパンの楽譜を読み取る
コツやヒントを教えていただき、音の方向性をよく考えながら1音に思いを込めて弾くということの
重要性を改めて認識させていただきました。また、ドビュッシーの前奏曲より「水の精」では、
リズムや拍を厳密に正確に守りながらも、出てくる音は自由でファンタスティックであり、
響きの混ぜ具合をコントロールしながら弾くということを演奏でわかりやすく示されました。

 このように具体的に音で表現していただくことによりさらに理解を深め、様式感や和声感の
さらなる重要性を認識し、尚いっそうの勉強の必要性を感じています。
 
 楽譜を深く読み取り、読み込み、作曲者の思いを音にするためにピアノや音楽のみならず、
いろいろな知識や教養を得て感性を磨き、美しい響きのために努力していかれる清水先生の
お姿に大きな感銘を受けたセミナーでした。

(Rep:ピティナ名古屋支部   野原眞由美)

2012年4月25日

【実施レポ】2012コンペ課題曲セミナー(藤井先生&白水先生)

blog20120314nagoya_duol.jpg2012年3月14日(水)日響楽器池下店2Fホールにて、
ピアノデュオ ドゥオールの藤井 隆史先生、白水 芳枝先生をお迎えして《2012年度 ピティナ・ピアノコンペティション課題曲セミナー》 が開催されました。
 
今回もたくさんの勉強熱心な先生方が集まり、ホールは満員でした。
 
A1級からD級、連弾初級A、Bの課題曲の演奏における
ポイントや、どんな生徒にどの曲を選ぶかという選曲のポイントなど、たくさんのアドバイスを
いただくことができ、コンペのレッスンにとても役立てる内容が盛りだくさんでした。
また、連弾では、これほどまでに息ピッタリに演奏するにはどうされているのかと、
先生方お二人の動きに会場の全員が釘付けでした。

連弾を合わせる為には、相手の呼吸を感じ、相手の指が鍵盤に落ちる瞬間をよく見ている
ことが大切だと教えてくださいました。
 
藤井先生、白水先生の素敵な演奏を聴かせていただきながらの、内容の濃い3時間を
越える講座となりました。
 
(Rep:ピティナ名古屋支部  林めぐみ)


★次回セミナー告知★
林 苑子先生による
【導入期に大切な音楽表現の指導法 -コンペティションA2、A1級課題曲から学ぶ-】

◆日時:2012年5月1日(火)10:00-13:00
◆会場:日響楽器池下店 2階ホール
◆受講料:PTNA会員:3,000円/一般:3,500円/※シリーズ講座 4回通し券:10,000円

◆内容:実際に演奏をしながら、各曲のイメージを表現するために身につけたいテクニックを
 整理します。全身で音楽表現する喜びを、ステージに結びつける指導方法と練習方法を、
 ご一緒に考えていきましょう。

◆お問い合わせ先:ピティナ名古屋支部 TEL: 052-751-6161(日響楽器内)

 ※WEBからのお申し込みは こちら をクリックしてください。

2012年5月15日

【実施レポ】導入期に大切な音楽表現の指導法(林苑子先生)

blog120502nagoya_hayashi.jpg2012年5月1日(火)日響楽器池下店2階ホールにて、林 苑子先生によるセミナーが行われました。
「導入期に大切な音楽表現の指導法 -コンペティションA2、A1級課題曲から学ぶ-」と題された今回の講座は、90名を超えるたくさんの先生方で会場が埋め尽くされました。


まず、林先生が教えてくださったのは、楽譜の読ませ方。
通常、最初に音符やリズムの読み方を教えてしまいがちですが、
それよりももっと楽譜を大きく、全体図を見て、その楽譜がどんな顔をしているのか、
どんな表情をしているのか、曲の地図を探す方法を教えるべきだとお話してくださいました。
このような楽譜の見方が、アナリーゼの力へとつながっていくということです。

また、導入期の子供たちのテクニックについては、姿勢とフォームを意識させる為、「白鳥体操」
という子供たちが楽しく出来そうな柔軟体操。そして、オクターヴがなかなか届かない子の為に、
「魔法の手の体操」まで教えてくださいました。
この体操は、会場の先生方全員でやってみましたが、本当に手が大きく開くようになり、
会場からは驚きの声が上がりました。
先生がおっしゃっていた、「自分の手は自分で作る。」というそのお言葉が、強く胸に刺さりました。

その後も、「子供を叱る時にはパーツで叱る」等、なるほど!!と頷くことばかりで、私自身も、
日頃から小さい子供たちの指導にあたっていますが、導入期の子供たちに、明日からでも
使える大切な指導法や、たくさんのヒントが頂ける。そんな勉強会でした。

講座終了後、林先生からは、「名古屋にはこんなにも勉強熱心な先生方がたくさんいらっしゃって、
本当に驚きました!素敵ですね!」という、とても嬉しいお言葉をいただきました。
これからも、地元の先生方と一緒に素敵な講座に参加し、もっともっと勉強していきたい。
そう感じました。

(Rep:ピティナ名古屋支部  石黒 聖菜)


★次回セミナー告知★
秋山 徹也先生による 【アナリーゼして教えよう-コンペティションB、C級課題曲から学ぶ-】

◆日時:2012年5月21日(月)10:00-13:00
◆会場:日響楽器池下店 2階ホール
◆受講料:PTNA会員:3,000円/一般:3,500円/※シリーズ講座 4回通し券:10,000円

◆内容:"ピティナ・ピアノコンペティション課題曲アナリーゼ楽譜集"を手がける
      秋山徹也先生による、分析から演奏につなげるアナリーゼの講座です。
      音楽の構造にふさわしい常識的な表現方法を理解し、そのうえで自力で
      多様な表現をできる方法について考えます。 

◆お問い合わせ先:ピティナ名古屋支部  TEL: 052-751-6161(日響楽器内)

 ※WEBからのお申し込みは こちら をクリックしてください。

2012年6月 1日

【実施レポ】アナリーゼして教えよう(秋山徹也先生)

blog120521nagoya_akiyama.jpg2012年5月21日(月)日響楽器池下店2Fホールにて
秋山 徹也先生による講座【アナリーゼして教えよう-コンペティションB、C級課題曲から学ぶ-】が行われました。
秋山先生は今回名古屋に初めて降り立ち、熱心な先生方で会場は満員、熱気に溢れていました。

先生の考え方はとても奥深く、そして音楽の可能性に溢れた素晴らしいものでした。
お話もここだけの話・・と、興味深い講座ならではの話を聞かせて頂きました。
そうゆう見方もあったのかという驚きと、発見がありました。
楽譜の読み方では編集者と作曲者の意図を読み取り、演奏者がそれを理解し自分の個性をどう発揮するかが大切で。それをバッハインベンション、ソナチネ、コンペ課題曲の中から
詳しく緻密に説明して頂きました。
時代背景や構成の大きな視点を押さえ、調性、和声の使い方による音色の変化や、音楽的な
演奏に重要となる部分の見分け方を伝えていただき、アナリーゼの奥深さと共に新しい演奏へ
の可能性がある講座だと感じました。

講座の後もしばらく会場の熱は冷めず、質疑応答がありより奥深いところまで指導いただき、
秋山先生と会場の先生方との音楽に対する想いが感動的でした。

(Rep:ピティナ名古屋支部  水野 裕)

★次回セミナー告知★
下田 幸二先生による 【ショパンを弾こう「マズルカを中心に広がる世界」】

◆日時:2012年6月11日(月)10:00-12:00
◆会場:日響楽器池下店 2階ホール
◆受講料:PTNA会員:3,000円/一般:3,500円/※シリーズ講座 4回通し券:10,000円

◆内容:ショパンのマズルカってなんでしょう。その秘密は?ほかの作品へ広がる世界とは?
     ショパン研究第一人者の下田幸二先生が語る、ショパンマズルカの世界!必見です。 

◆お問い合わせ先:ピティナ名古屋支部  TEL: 052-751-6161(日響楽器内)

 ※WEBからのお申し込みは こちら をクリックしてください。

2012年10月18日

【実施レポ】ショパンを弾こう-マズルカを中心に(下田幸二先生)

2012年6月11日(月)、日響楽器池下店2Fホールにて下田 幸二先生によるセミナー
『ショパンを弾こう「マズルカを中心に広がる世界」』が行われました。
ショパン研究の第1人者である下田先生のお話しを名古屋で聞くことができるということで、
会場は大勢の熱心な先生方で埋まりました。
ショパンのマズルカは、今までずっと手が届きそうで届かない存在だったので、
今日のセミナーを楽しみにしていました。

セミナーは、下田先生によるショパンのマズルカop.17-3の素敵な演奏から始まり、
会場はマズルカの世界へと引き込まれていきました。

「マズルカ」は、ポーランドの3拍子の舞踏で、クヤヴィアク、マズル、オベレクに大別される
3つの舞曲の総称。ショパンのマズルカのほとんどは、この中からの2?3舞曲の総合体で
できているということを、例をあげて演奏しながらお話しくださいました。

この3つの舞曲による舞踏の様子を映像で見せて頂いたことが、鮮明に私の中に残り、
実際のリズムや民族的な雰囲気にふれることが、いかに大切かということをあらためて
感じました。

マズルカの要素は、ショパンの他の作品の中にも沢山見られるということも演奏を交えて
示してくださり、マズルカを知ることが他の作品の理解へとつながっていくと実感しました。
今まで、このことにあまり着目せずにショパンを弾いていたことを後悔しました。
ショパンに近づくための道筋が少し見えたような気がします。

さらに、ショパンのペダリングや楽譜についても興味深いお話しを沢山して下さいました。

先生の広くて深い知識の中からのお話しが、ユーモアも交えてどんどんとび出し、
先生のショパンへの大きな愛も感じられる中身の濃い2時間でした。

(Rep:ピティナ名古屋支部   赤松 佳容子)


★次回セミナー告知★
小倉 郁子先生による 【幼児期のテクニック指導のポイント-幼児期の指導法・親学-】
◆日時:2012年10月1日(月)10:00-12:00
◆会場:日響楽器池下店 2階ホール
◆受講料:PTNA会員:3,000円/一般:3,500円/※シリーズ講座 4回通し券:10,000円

◆内容:小さな手にあった幼児期の指導法、手づくり・指づくりのノウハウ、五感
(音感・リズム感・拍子感・和声感・速度感)をバランスよく身につけるための具体的な
レッスン方法等をご紹介します。情緒と感性をはぐくむ、技術習得を目指します。 

◆お問い合わせ先:ピティナ名古屋支部  TEL: 052-751-6161(日響楽器内)

 ※WEBからのお申し込みは こちら をクリックしてください。


2012年10月19日

【実施レポ】幼児期のテクニック指導のポイント

121001小倉WEB1.jpg2012年 10月1日 日響楽器 池下店 2F ホールにて小倉 郁子先生による 『幼児期のテクニック指導のポイント』 と題したセミナーが開催されました。

台風一過の夏のなごりの風を感じながら、会場に向かいました。
バスティンメソッドを使っている私としては、前から楽しみにしている講座でした。パーティーAでは、どれだけ立体性を持たせた2分音符にするかを、幼児に分かり易い表現でレッスンされているのに、感心しました。

121001小倉WEB2.jpg表現においては、高低・レガート スタカート・フォルテ ピアノ等、対比させたものを覚えさせること。つまり2つを比較することは観察力につながること等、幼児期において表現するのに大切なことを話されました。
『楽譜の中で反対のものを見つけよう』というフレーズはいただきで、
レッスンに大いに、活用しようと思いました。
この講座での、子供に体感させる、つまり体で覚えたことは、頭で覚えたこととは、全く感動が違うということは、心に残りました。
最後にピアノ教育は人間教育だと結ばれました。
私も、益々、教材の勉強をしつつ、子供たちに少しでもよいピアノ教育をしなければという思いを
強くしました。

(Rep:ピティナ名古屋支部 岡田 節子)

★次回セミナー告知★
長谷川 淳先生による 
【ベートーヴェン徹底研究-ソナタを通して、ベートーヴェンのタッチを学ぶ-】

◆日時:2012年11月26日(月)10:00-12:00
◆会場:日響楽器池下店 2階ホール
◆受講料:PTNA会員:3,000円/一般:3,500円/※シリーズ講座 4回通し券:10,000円

◆内容:指導者や演奏家にとって、永遠の課題であるベートーヴェン・ピアノソナタ。
 その時代の楽器の特性・背景を学ぶところから音色・タッチの研究、また具体的
 練習方法の紹介をいたします。 

◆お問い合わせ先:ピティナ名古屋支部  TEL: 052-751-6161(日響楽器内)

 ※WEBからのお申し込みは こちら をクリックしてください。

2012年12月19日

【実施レポ】シューマン大研究(西畑久美子先生)

2012年10月15日、日響楽器池下店ホールにて西畑久美子先生による「シューマン大研究-
子供たちに伝えたいシューマン"子供の情景"を通して-」
と題したセミナーが開催されました。
会場は、たくさんの熱心な先生方で埋まりました。

シューマンの曲は、私自身があまり理解できていないためか、日ごろのレッスンでも何となく
生徒たちに与えるのを避け、手の出しにくいところがありました。

今回は、「子供の情景」(13曲)を取り上げ、作品の作曲された背景から、どのような音楽を
イメージしたら良いか、多くのヒントを頂くことが出来ました。

詩に付曲した歌曲が多いことからみえてくるシューマンの感性と知性、ドイツ語の発音から
考えるメロディーの歌い方、作品の中にみられる対位法のような動きなど、先生の演奏とともに
教えて頂きました。先生が、ドイツにみえた時のお話も交えて、シューマンの魅力にどっぷりと
つかった2時間でした。

(Rep:ピティナ名古屋支部 林 めぐみ)

【実施レポ】ベートーヴェン徹底研究(長谷川淳先生)

blog121126nagoya_hasegawa2.jpg

2012年11月26日(月)日響楽器名古屋池下店2Fホールにて、
長谷川淳先生による「ベートーヴェン徹底研究 -ソナタを通して、
ベートーヴェンのタッチを学ぶ-」
が開催され、多くの熱心な指導者
の方々が参加されました。


 長谷川先生は先ず始めに、ピアノ音楽の中でもその圧倒的な存在感で君臨するベートーヴェンのソナタを、彼の人生や時代背景、楽器の特性など、演奏に取り組む前に備えておくべき知識について詳細にお話されました。その上で、ベートーヴェンのソナタは古典派ゆえの明確な構成力を踏襲しているので、アナリーゼが非常に大切であり、モチーフ,調性、リズムの厳格さなど、気をつけるべき多くの課題を具体的に示されました。

 シンフォニーの大家であるベートーヴェンのソナタは、オーケストラのパートを考えた多重的な
音楽であり、重厚な響きを出すことはとても難しく、私も今までタッチに確信を持てたことがない
まま演奏をしてきました。

しかしながら、このセミナーでは初期の代表作「悲愴」、中期の代表作「熱情」を題材に、プロジェクターとスクリーン、ピアノのアクションモデルを使用して、ベートーヴェンにふさわしい音を出すための手のフォームやタッチの指の角度、ダブルエスケープメントの機能など、詳細に分かりやすく教えていただくことができました。

 そして、それらによって生み出される音は、長谷川先生のアシスタントの三宅菜津子さんの素晴らしい演奏により、さらに具体的になり受講者一同、目も耳も大きく開かれ釘付けとなりました。


 ベートーヴェンの深い精神性と構成力により生み出された作品群への、長谷川先生の熱く強い思いを感じながら、自分自身のさらなる向上のために、なお一層の勉強の必要性を改めて考えさせられた素晴らしいセミナーでした。

長谷川先生、どうもありがとうございました。

(Rep:ピティナ名古屋支部 野原眞由美)


2013年1月15日

【実施レポ】導入期に「音楽を感じる心」を育む(石黒 加須美先生)

2012年12月10日(月)日響楽器名古屋池下店2Fホールにおいて、石黒 加須美先生による
導入期に「音楽を感じる心」を育むピティナ・ピアノステップ課題曲の演奏と解説 の
セミナーが開催されました。

石黒先生の講座では資料とレジメを頂き、ステップ課題曲の解説を中心に二名のピアニストの
方による演奏を聴きながら解説を受けられる非常にわかりやすい講座でした。

導入期に「音楽を感じる心」を育むためのレッスンポイントでは

音感、拍感・ビート感、イメージ・即興性の三つのポイントについて子供の年齢や成長に
合わせての指導方法!これは素晴らしく子供のためになり、指導者にとっては可能性を
最大限に引き出す方法が詰まっていました。

ステップ課題曲から学ぶでは

石黒 加須美先生が書き込んだ資料をもとに先生自身が解説を行い。
二人のピアニスト、石黒 美有先生と城 寿昭先生による課題曲の演奏という豪華な
内容でした。

資料と解説、演奏によりとてもわかりやすく。課題曲の狙いや習得できる調性、和声、拍子、
形式、テンポ、時代、ポジション、表情記号、音価リズムパターン、ダイナミクス等を資料にして
拝見でき、指導のポイント、課題曲を選定するときの熱い思い、を感じることができました!

ちびっこフリーステージでは

導入以前の段階で参加できる幼児のための曲を紹介して頂きました、無理させない指の
使い方や舞台上での経験と連弾による和声の体験や音楽体験は子供にとってとても楽しく
有効なものでした。

石黒 加須美先生の講座を受けその考え知識の深さと講座の構成全てがとても広くそして
緻密で実になるものばかりでした。

先生ありがとうございました。
二月にまた私たち指導者と子供達のためにそのお声を聞かせください。

(Rep:ピティナ名古屋支部 セミナー委員 水野 裕)

★次回セミナー告知★ 
パップ 晶子先生による 【バルトーク《子供のために1》ハンガリー民謡の世界】

◆日時:2013年1月28日(月)10:00-12:00
◆会場:日響楽器池下店 2階ホール
◆受講料:PTNA会員:3,000円/一般:3,500円/※シリーズ講座 4回通し券:10,000円

◆内容:バルトークの《子供のために1》で引用されたハンガリー民謡の旋律構造と構成要素、
     歌詞の内容と文化的背景、演奏法の特徴などをピアノ演奏や映像資料を交えて
     説明しながら演奏解釈を行い、《子供のために1》の魅力の本質を探ります。

◆お問い合わせ先:ピティナ名古屋支部 TEL: 052-751-6161(日響楽器内)
            ※WEBからのお申し込みは こちら をクリックしてください。


2013年3月15日

【実施レポ】ハンガリー民謡の世界(パップ晶子先生)

1月28日(月)、日響楽器池下店2Fホールにて、パップ晶子先生による「〈子供のために
1〉ハンガリー民謡の世界」
と題したセミナーが開催されました。

バルトークはロマン派の終焉に生きた作曲家で、ロマン派の音楽とは違う独自の新しい
作曲技法が求められた時代にあった。そこでバルトークは、民俗音楽を採集し、その要素を
もとにした音楽語法を開拓した。

このようなお話しからセミナーは始まり、先生の生演奏も交えてお話しを頂く形で進めら
れました。

〈子供のために1〉は、バルトーク自らが採集したハンガリー民謡に基づく子供のため
のピアノ曲集。使用された民謡は、子供の歌、愛の歌、酒の歌、兵士の歌、冗談歌、婚礼
の歌、豚飼いの踊りなど、人々の生活から生まれた様々なジャンルのもの。ハンガリー民
族の気性や原語にもとづいた、独特のはっきりとした切れのよいリズムやタッチ。
音階には、ハンガリーの5音音階(ラドレミソ)や、その派生形と思われる旋法が使われて
いる。「ノン・ロマンティック・ビューティーの世界を子供たちに伝えたい」このバルトークの
思いが印象に残りました。

パップ先生の、バルトークとハンガリーへの愛に満ちたお話し、民族衣装や村人の写真、
バルトークの自筆譜、そして素敵な生演奏により、まるでハンガリーにいるかのような気
分になりました。また、貴重なバルトーク自身の演奏も聴かせて頂き、その時代にタイム
スリップして同じ場所で空気を吸っているような感覚を味わい、とても感動しました。

私にとって、興味はあってもなかなか近づけない作曲家だったバルトークが、今日の
セミナーで、もっと知りたい弾いてみたい、魅力的な作曲家になりました。

パップ先生、ありがとうございました。

(Rep:ピティナ名古屋支部 赤松佳容子)

2013年10月25日

【実施レポ】自立出来る生徒にするための レッスン方法(池川礼子先生)

WEB130930nagoya_ikegawa1.jpg酷暑の夏も終わり、ようやく涼しくなった9月30日(月)
日響楽器池下店で、池川礼子先生「100のレッスンポイントからひもとく、自力できる生徒にするためのレッスン方法」と題してセミナーが開催されました。導入期から上級レベルの生徒まで、まんべんなく育て上げる指導法で有名な先生で、私自身、大分以前からの大ファンでした。

WEB130930nagoya_ikegawa2.jpgまず初めに、学ぶことに終わりはないというシューマンの言葉を
引用されました。そしてピアノには、考える、聴く、感じることが
大切だと言われました。
バスティンの幼児用の短い楽譜からでも、インベンションにつながる
ゼクエンツのことを、その子に合わせて話しをすることや、早い段階で
憧れのペダルを踏ませるとか、早い段階から色々と、取り入れいらっ
しゃいます。
そして先生が出版されました「100のレッスンポイント」という本がとても素晴らしく、
これからの私のレッスンのバイブルになると思います。
どの項目も、身近でしかも奥深く、今日にでも、レッスンのあの子に使ってみようという文章
でいっぱいです。これからも、この本の内容をもっと詳しく講座でお聞きできることを期待
しています。本のデザインも素晴らしく、収穫のある1日でした。

(Rep:ピティナ名古屋支部 岡田節子)

【実施レポ】初級、中級へつなげる ピアノ指導法 (中田元子先生)

WEB131015nagoya_nakata1.jpg2013年10月15日、日響楽器池下店2階ホールにて、中田元子先生
よるセミナー「初級、中級へつなげるピアノ指導法 - ソルフェージュ教育を基礎とした初期指導の工夫」が開催されました。

中田先生の長く豊富なご経験と実践に基づいたプログラムについて
お話をしていただきました。
長く続けるためには、導入期の徹底した基礎作りが大切、読めてわかって疲れずに弾ける
ように導くことが大切、と、その具体的な指導方法の例を 受講生が時に生徒となってリズム
打ちなどの体験もあり、 とてもわかりやすく納得できるセミナーでした。

WEB131015nagoya_nakata2.jpg主な内容は
◎ピアノを初めて習いにきた時に、ピアノという楽器に興味を
持たせる働きかけ
◎一拍単位から始めるリズム導入、模倣やリズムパターン、拍子、
カード作り
◎楽譜作り、五線譜やト音記号・ヘ音記号と音符の楽しい導入
◎和音は分離して聴く力を育てる、和音の種類が聴き取れる耳
◎幼児はいきなり五本指では弾かせない、無理のない弾き方から始める
◎声の出しやすい音域から歌うことを始める、ハンドサインの活用
◎固定ドと移動ド、その子の聞こえ方で指導の方向が決まる


これらのことを少しずつ同時進行で進め、ポイントは絶対外さない。

その結果、小さい子供でも集中力が保て、新しいことにも怖がらずに取り組むことができる。
さらに、始めて数年経つと、何冊もの楽譜をこなす子が育つ、長い曲でも構成を把握し、
暗譜に強くなる。
ソルフェージュ教育に重きをおいた指導は、長く生涯にわたって音楽を楽しむ人を育て、
その関わりには大きな喜びと感動がある。
これらの指導の成果の一つとして、八十を超える高齢の方が、ベートーヴェンのソナタ
全楽章をステップ等で楽しく暗譜で演奏されるエピソードのご紹介がありました。

中田先生のいわれた言葉で特に印象に残ったのは「ピアノ党」です。
政党ではないですが、ピアノで世の中を元気にするのが「ピアノ党」、私もピアノ党の
一員としてますます研鑽しなくてはと強く思いました。

そしてもう一つ、指導法は固定してはいけないということ。
時代と共に価値観や環境は変化するので、柔らかな頭でその時その時に合った指導法
を探し研究しなくてはいけないということです。

何処までいっても勉強、勉強には終わりがないということをあらためて実感した一日でした。
具体的な数々の指導方法、早速その日からレッスンに活かしたいと思いました。
中田先生 ありがとうございました。

(Rep:ピティナ名古屋支部 小形裕美)


★次回セミナー告知★
下田 幸二先生による 【ショパン その正しい演奏法】

◆日時:2013年11月11日(月)10:00-12:00

◆会場:日響楽器池下店 2階ホール

◆受講料:PTNA会員:3,000円/一般:3,500円/※シリーズ講座 4回通し券:10,000円

◆内容:ショパンは《ピアノの詩人》と謳われ、甘美なイメージを持たれていますが、
実は「非常に緻密な書法」を楽譜に遺した作曲家です。本講座では、装飾音、
アルペッジョ、ペダリング、カンタービレ、ルバート等、ショパンを弾く上で、
教える上で、知っておきたい基本を押さえます。
そして、具体的な練習法、指導法などを考えます。


♪ 使用テキスト:ショパン その正しい演奏法 (下田幸二著・ヤマハミュージックメディア刊)

♪ ご用意いただきたい楽譜:
ショパン:エチュード、バラード、スケルツォ、ノクターン、即興曲
バッハ:インヴェンションとシンフォニア 


◆お問い合わせ先:ピティナ名古屋支部 TEL: 052-751-6161(日響楽器内)
            ※WEBからのお申し込みは こちら をクリックしてください。

2013年11月25日

【実施レポ】ショパン その正しい演奏法(下田幸二先生)

2013年11月11日(月)日響楽器2Fホールにて、下田幸二先生による
「ショパン その正しい演奏法」が催され、多くの熱心な指導者の方々が参加されました。

  下田先生はまず始めに、ショパンは非常に緻密な記譜法をした作曲家であり、それは
ロマン派の他の作曲家を凌駕しているが、生まれる音があまりにも魅力的であるが故に、
楽譜に記されている音符や休符の長さ、フレージング、ぺダリング等とその変化に
無頓着になってしまいがちだということをお話しされました。
 そして、その上でショパンの素晴らしい作品を演奏、指導するために大切なポイントを
それぞれの曲の中で楽譜と演奏で示されました。


  エディション(版)の問題、アクセントとディミヌエンドの解釈やそれらによるフレージング、
さまざまな記譜法による装飾音の正しい入れ方やアルペッジョの解釈、ペダリング、
ディナミーク、ルバートによるアゴーギグなど、本当に多くの問題を細かく丁寧に教えて
いただき、多くの知識を授けていただきました。と同時に、自分自身の知識と理解の不足を
大いに反省させられるものでした。

  特にペダリングに関しては、必ずしも音符のフレージングと一致しないことや、微細な
書き方、ペダル指示のない部分の解釈などを、下田先生が演奏をしながらペダルを
踏むタイミングを示して、それを音で表していただいたので、より深く具体的に分かり、
まさにショパンのペダルマジック!と感動致しました。

   長年、ショパン研究をされていらした下田先生の素晴らしいセミナーを受講させていただき、
これから自信を持ってショパンを演奏、指導できるよう、しっかりと習得しなくてはという思いを
強く感じたセミナーでした。下田先生、本当にありがとうございました。     

     (Rep:ピティナ名古屋支部 野原眞由美)

★次回セミナー告知★ 

石井 なをみ先生による 【これだけは 押さえておきたい!!究極のツェルニー30番】

◆日時:2014年1月27日(月)10:00-12:00

◆会場:日響楽器池下店 2階ホール

◆受講料:PTNA会員:3,000円/一般:3,500円/※シリーズ講座 4回通し券:10,000円

◆内容:曲数をこなしていくだけではダメ!導入から「30番」へスムーズに入り、「40番」に
 無理なくつなげていくための、ツェルニー30番の指導ノウハウと、絶対にはずせない
 重要なポイントを体系的にお伝えします。
 ♪ 使用テキスト:ツェルニー30番(各社版)

 ◆お問い合わせ先:ピティナ名古屋支部 TEL: 052-751-6161(日響楽器内)

※WEBからのお申し込みは こちら をクリックしてください。

2014年3月24日

【実施レポ】究極のツェルニー30番 指導のポイント(石井なをみ先生)

2014年1月27日、日響楽器池下店2階ホールにて、石井なをみ先生によるセミナー
「これだけは押さえておきたい!!究極のツェルニー30番 指導のポイント」
開催されました。バッハコンクールを立ち上げ、多くの優秀な生徒を育てていらっしゃる
石井なをみ先生。その指導法を学ぼうと学ぼうと、会場には多くの熱心な指導者が集まりました。

石井先生の子供時代、ツェルニーの練習が大好きであったというお話から始まり、
ツェルニー30番を正しく練習して、ショパンエチュードを楽に弾くテクニックを身に付ける為の
ポイントへと展開していきました。会場内は、「うんうん」と相槌を打ったり、時には笑いが
起こったりと、石井先生のユーモアあふれる魅力的でテンポのよいお話に引き込まれていきました。

この日は、ツェルニー30番を技巧的な観点から指導のポイントをお話して下さいました。
何と、ツェルニー30番の全曲を取り上げ、ピアノで弾いて見せ、具体的に説明して下さいました。
その中でも印象深かった指導法として・・・・。

 ◎脱力
どかんと落としてオバケのように力を抜く。「どかんオバケ練習法」。

 ◎指先のくにゃくにゃ
「ト」と声に出して、指が鍵盤を打つ前に準備をさせる。

 ◎連打の弾き方
ボールをつくように。鍵盤をトランポリンのように感じて。

とてもユニークな言葉と、わかりやすい話で、あっという間の2時間でした。
身近で、誰もが練習していて、それでいて何となく弾かせていたツェルニー30番が、
とても新鮮に感じ、奥の深い教材だと気づかされるセミナーでした。
今までの自分のレッスンを反省し、具体的に伝授していただいた奏法のポイントを、
早速レッスンで生かしていけたらと思っております。
石井先生、素晴らしいセミナーありがとうございました。

(Rep:ピティナ名古屋支部 林 公子)


2014年5月16日

【実施レポ】ピアノで歌う!ショパン(清水皇樹先生)

2014年2月11日(月)日響楽器2Fホールにて、清水 皇樹先生による 「ピアノで歌う!ショパン~公開レッスン方式でわかりやすく演奏法を解説~」が多くの参加者の中、開催されました。清水先生には前回多くの反響をいただき、また講座をして頂けることになりました。

セミナーでは、先生の留学よりモスクワ音楽院で学ばれたところの考え方、様子をお話いただきました。公開レッスン形式では、かつて先生の生徒であった方が演奏され、より深い所まで引き込んだ講座となりました。曲目も馴染みのあるワルツ、エチュード、即興曲などを演奏されました。

先生の音楽に向ける熱意と徹底さは、指導を受けたい先生の選び方から始まったそうです。指導を受けたい先生には難しい状況でもその狭き門をくぐり抜ける熱意と行動力を発揮されたそうです。またレッスンの内容も、厳しいレッスンの中でもすべてを吸収されるように毎日、一日中を音楽に繋げていく、というお考えに感銘しました。
一切の妥協無くという指導者のお言葉は印象深いものとして伝わりました。

公開レッスンではまさしくその場でショパンの重要な歌うことの基盤を緻密に指導され、音に対する飽くなき追求心と技術力の向上が芸術を作り上げるように感じ取れました。 個人を認めさらに高い音楽の追求をされる姿勢より、歌うということはこういう事なのかと改めて感じることができました。

音楽への向かい方、耳の使い方、体の使い方、分析、技術の身につけ方などたくさんの演奏法と指導法を伝えていただけるセミナーとなり、いつまでも清水先生の言葉が残る感慨深いセミナーでした。

(Rep:ピティナ名古屋支部 水野 裕)

【実施レポ】高速読譜法と基本テクニックの指導(添田みつえ先生)

2014年4月28日(月)10時より、日響楽器池下店2Fホールにて、添田みつえ先生による「脳を活性化させる!高速読譜法と基本テクニックの指導」講座が開催されました。 ゴールデンウイーク中にも関わらず、会場は大勢の先生方で埋まりました。 習い始めの生徒が楽譜を読んでピアノを弾く作業は大変ですが、添田先生の導入方法には、目を見張るものがありました。

講座のメイン、名付けて「雪だるま高速読譜法」 西洋の雪だるまがまるを3つ積み上げた形であることに注目して、ドレミファソラシの上に音符をつみ重ねて雪だるまを作る。できた雪だるまが明るいか暗いか生徒に聞いて、明るいドーちゃんファーちゃんソーちゃんからすぐにピアノで両手で交互にペダルを使って!鍵盤の下から上まで弾かせる。イカ墨スパゲッティを食べておなかがまっ黒になった雪だるま。ハワイに行っておなかだけ白くてあとはまっ黒に日焼けした雪だるま...など24の調を遊び感覚で覚えさせ、弾けるようにしてしまう...何だか魔法のようだと思ううちに、添田先生作「発声練習風雪だるまの歌」が披露され、途中からは参加者皆で歌いました。大変ユニークでワクワク楽しくなりました。子供たちはこの歌が面白くてどんどん弾きたくなるそうです。

次に添田先生ご愛用の永瀬まゆみ先生著の「ドレミファソで始めるかんたん!すごい!さきどり!ピアノ・テクニックの本」の紹介がありました。ドレミファソを覚えたらすぐにどんどん指を動かしていくこの本もとても楽しそう。添田先生はさらにアレンジを加えて左右をチェンジ(メロディーと伴奏)すると、脳が活性化し、バッハにもすっと入っていけるとおっしゃっていました。
子供のレッスンには指導者の創意工夫がとても大切なこと。また、短い時間で効率よく上達させる方法などたくさん教えていただきました。むずかしい言葉はひとつもなく、子供が喜びそうな配慮がなされていました。自分の至らなさを痛感するとともに、楽しく前に進もうという気持ちもいただいた気がします。

福島県浪江町ご出身の添田先生。講座の最後に「震災で家も生徒も何もかも失ったけれど、指導力だけはなくならなかった」と力強くおっしゃった先生の表情は、深く深く心に残るものでした。

(Rep:ピティナ名古屋支部  森崎 一子)

★次回セミナー告知★

轟 千尋先生による 【楽譜に隠されたヒントを探せ! -アナリーゼセミナー はじめて教える曲も怖くなくなる楽譜解読法-】
◆日時:2014年5月26日(月)10:00-12:00
◆会場:日響楽器池下店 2階ホール
◆受講料:PTNA会員:3,000円/一般:3,500円 ※シリーズ講座 4回通し券:10,000円

◆内容:音符という手段で暗号化された、作曲家たちが残してくれたメッセージを解読する事は、オリジナリティのあふれる演奏を生み出す事につながり、的確な感覚、音感、感性を磨く事にもなります。そしてそれは、指導現場で必ず役立ち、これまでの指導術を革新させるはず!

◆「楽譜」とは作曲家にとっての最大の「表現の手段」
  楽譜には、作曲家の思いが込められていない箇所など一つもありません。独自の表現感覚に頼り切ってしまう前に、まず「作曲者の表現」を楽譜から読み解くことの大切さと魅力にせまります。

◆アナリーゼとは「音楽の地図」をつくること
  今自分は、作品全体のどの場所にいるのか。これからどんな道を通ってクライマックスへ向かうのか。
作品のつくりを理解すると、構成美や強弱を効果的に演出するための具体的な奏法を、生徒一人一人にあわせて選べ、指導者にとっては不可欠です。

◆表現のヒントを見つけ出すために 初歩からできる準備とは
  感覚的なアプローチから頭脳的なアプローチまで、段階に応じて準備できることとは何か、考えます。

♪ 使用テキスト:
♪ いちばん親切な楽典入門(書籍)
♪ コンペの課題曲から
■カワイ出版「おつきさまのはなし」より -ちいさなこてきたい
■クレメンティ ソナチネ op.36-3(課題曲は1楽章のようですが、全楽章)
♪ クーラウ ソナチネ op.55-1 全楽章
♪ きらきらピアノ こどものピアノ連弾名曲集(全音) http://zen-on.jpn.org/todoroki/
♪ 5月新刊予定 きせつのものがたり(音楽之友社)

◆お問い合わせ先:ピティナ名古屋支部 TEL: 052-751-6161(日響楽器内)
※WEBからのお申し込みは こちら をクリックしてください。

2014年11月 7日

【実施レポ】生徒を伸ばす!教本の選び方&使い方(丸山京子先生)

141027名古屋_丸山1.jpg2014年10月27日(月)日響楽器名古屋池下店2Fホールにおいて、丸山京子先生のセミナー「生徒を伸ばす!教本の選び方&使い方」が、多くの熱心な参加者の中開催されました。

丸山先生はピアノ指導の傍ら、国内外の多数のピアノ教本を研究され熟知されています。今回のセミナーでは、持参された多数の教本をプロジェクターで投影され、具体的に紹介されました。そして、教本の選定の前には、生徒をよく知ることからスタートする必要性を説明されました。

丸山先生は、指導者は生徒の年齢と月齢、家庭環境、本人のピアノへの興味、学習の目的等を把握した上で、指導者がやりたいレッスンができる環境を加味して、教本を選定する必要があるという考え方を示されました。

141027名古屋_丸山2.jpg次に各国の教本を例に挙げて、「何からどのように教えていくか」ということを具体的に説明されました。たとえばアメリカの教本は、バスティンやペース、アルフレッドのように総合学習的要素を盛り込み、分冊型教本で螺旋型学習を追及しています。ロシアやハンガリーなどでは「耳を育てる」、フランスでは「うたごころを育てる」など国ごとに特徴があり、教本は「ピアノ指導の補助ツール」という考え方に基づくものが多いそうです。一方、日本ではピアノ教育とともに、作曲家やピアニスト、音楽教育家たちが工夫して多くの教本を生み出してきました。

それらの教本を上手に使うためには、指導者は長いスパンで指導目的を立て、生徒の個性に合わせて幹となる教本を選定して、併用したり割愛したりしながら柔軟に組み合わせていく力をつけなければいけないと強調されました。

こどもたちのピアノの継続のためには、いかに教本の選定が重要であるかということ、また、常に努力される丸山先生のお姿に心引き締まる思いをした素晴らしいセミナーでした。 丸山先生、どうもありがとうございました。

(Rep:ピティナ名古屋支部 野原眞由美)

★次回セミナー告知★

舟橋 三十子先生による 【名曲のスタイル分析―ピアノ曲をつかって―】
◆日時:2014年11月10日(月)10:00-12:00
◆会場:日響楽器池下店 2階ホール
◆受講料:PTNA会員:3,000円/一般:3,500円 ※シリーズ講座 4回通し券:10,000円
◆内容:あの名曲がどのような構成で、どのような意図を持って書かれているのでしょうか。
まずは楽曲のスタイルをおおざっぱに分析し、その曲の背景を知り、クラシック音楽をもっと楽しく聴いたり弾いたりしてみませんか?

映画やドラマを見るときに、ストーリーだけでなく時代背景や演出方法、舞台装置、照明など作品の裏側を知っておけば、より深い理解ができますよね。それと同じように、音楽のスタイルを理解することで、今までとは違った聴き方・弾き方ができるようになりますよ!
この講座では、古典派やロマン派のピアノ曲を中心に、有名な作品のスタイル分析を通して、より良い演奏や指導への活かし方を探ります。

♪ ピアノ演奏:牧村 沙保(名古屋芸術大学非常勤講師)
♪ 使用テキスト:『クラシックの聴き方入門 −名曲のスタイル分析 全80曲−』
  定価1700円+税(ヤマハミュージックメディア)
◆お問い合わせ先:名古屋支部 TEL: 052-253-7192
※WEBからのお申し込みは こちら をクリックしてください。

2014年11月21日

【実施レポ】名曲のスタイル分析(舟橋三十子先生)

1110名古屋_舟橋1.jpg11月10日(月)日響楽器池下店にて、舟橋三十子先生をお招きして「名曲のスタイル分析」セミナーを開催致しました。「音楽の形式とは何か?」からお話は始まり、動機、2部形式、3部形式、音階、変奏曲形式、調性とイメージ、ロンド形式、ソナタ形式、ロンド・ソナタ形式、作曲と様式、カノンとフーガ、その他いろいろな曲種、舞曲、音楽のスタイル以外の分類、作曲の技法...と、盛りだくさんの内容であっという間の2時間でした。

どれもこれも印象に残る内容のものばかりでしたが、交響曲第5番「運命」の第1楽章の冒頭を使った動機についての説明は特に印象に残りました。この曲名はベートーベンが「運命がこのように戸を叩く」と言ったとの逸話からきているそうですが、この「ソソソミ」のノックの部分こそが動機であり、音楽を構成する一番小さい単位の動機が、発展し小さな段落、「小楽節」となり、この小楽節こそが楽曲を構成する要素のひとつ=主題(テーマ)であることなど、楽譜を使いながら分かりやすくお話して下さいました。普段耳慣れたこの曲も、「ノックの動機」が各楽器に受けつがれながら、いたるところに形を変えて散りばめられ何度も繰り返されて、曲が進行していくことを理解して曲を聞くか、ただぼんやり聞くかではかなり違った聞き方になる気がしました。この他にも、カノンとフーガの違いも登場人物にたとえて分かりやすく解説して下さり、会場中が夢中になって先生のお話に耳を傾けていました。

曲の仕組み、成り立ち、構成などを知っていると、より曲を理解し、楽しむことができると実感するのと同時に、さらに勉強をしていきたいという気持ちになりました。
舟橋先生、とても素敵なセミナーをありがとうございました。

(レポート:ピティナ名古屋支部 林 公子)

★次回セミナー告知★

渡部 由記子先生による
【初めが肝心!「渡部由記子流」導入指導のコツ-初歩から音楽的に!耳を育てるピアノレッスン-】

◆日時:2015年2月9日(月)10:00-12:00
◆会場:日響楽器池下店 2階ホール
◆受講料:PTNA会員:3,000円/一般:3,500円 ※シリーズ講座 4回通し券:10,000円

◆内容:ピアノの導入の時期は、リズム・読譜・両手奏など、指導者として悩むことが多い時期です。また、小さな子どもを長く集中させることや、指示を理解させるのはとても難しいことです。この講座では、読譜を含むソルフェージュ力のつけ方、効率の良い曲の仕上げ方、レッスンでの指示を理解しているかの確認方法など、自信をつけさせるほめ方・導き方をお話します。ポイントは「これなら弾けそう」と思わせて、やる気を持たせることです。
8小節~24小節の小曲を例に、音楽の基本を教えるところから、「弾けたら終わり」ではなく、音楽的に仕上げていくまでのステップを丁寧に解説していきます。

♪ 使用テキスト:
渡部由記子メソッド3 魔法のピアノレッスン『導入指導編』~両手奏と読譜のコツ~
渡部由記子ブックス1 やる気を引き出す 魔法のピアノレッスン

【参考テキスト】
「渡部由記子メソッド1 魔法のピアノレッスン「指導実践編」~魔法のノートの作り方~」
「渡部由記子メソッド2 魔法のピアノレッスン『基礎指導編』~もっと効果が上がる!ハノンの使い方~」
「渡部由記子メソッド2 生徒版 魔法のピアノレッスン『ハノン』~耳とテクニックを育てる60曲~」
「渡部由記子ブックス2 魔法のピアノレッスン コンクールで育つ『生きる力』」  定価1700円+税(ヤマハミュージックメディア)

◆お問い合わせ先:ピティナ名古屋支部 TEL: 052-253-7192

※WEBからのお申し込みは こちら をクリックしてください。

2015年2月25日

【実施レポ】初めが肝心!導入指導のコツ(渡部由記子先生)

2月9日、日響楽器池下店ホールにて渡部由記子先生をお迎えして、2014年下半期ピアノ指導法シリーズセミナーの最終回、初めが肝心!「渡部由記子流」導入指導のコツ~初歩から音楽的に!耳を育てるピアノレッスン~講座が開催されました。2014年のコンペで全国一位となる13名の生徒さん、過去25年では314名を全国決勝大会に送りだされた先生とあって、知名度は抜群。会場は、びっしり超満員となりました。

私の辞書には「怒る」という文字はありません、とおっしゃる先生。穏やかでゆっくりした話し方は、心の深いところまで沁み込んでくるようでした。

ピアノレッスンは生徒を上達させることだけが目標ではなく、「自立した人間になる」「目標を達成する力を身につける」ことが大切、との理念を言葉を尽くしてお話されました。うさぎとかめの話にたとえて、他人と比べるうさぎ的人生ではなく、昨日までの自分と比べるかめ的人生。ピアノは幸せのためにあるもの。それには困難に立ち向かう勇気(強さ)が必要。その強さを育てるためにレッスンがある。

レッスンでは、小さな成功体験を積み重ねることが大事。ほめることには絶大な効果があり、生徒はほめられると、ほかのところもほめられるよう努力するようになる~教師は次のステップを示す、という好循環が生まれる。大きな山も、小さくして一歩ずつ確実に登ることが大事。 また親も教師も決して決めつけないこと。それをすると子供はそこまでしか伸びない。ことばかけがいかに大事か。人は言葉で変わるそうです。

後半はピアノを弾きながら説明。渡部先生の著書「魔法のピアノレッスン」「ハノン」等が取り上げられました。「オルガン・ピアノの本」のような導入段階からすでに拍感、バランスなど音楽を教えていらっしゃいました。ただしひとつずつ、1小節ずつ。できるまで決して先に行かない。本当にかめのようにゆっくり確実に。

その日家に帰り、「ほめる!」「一歩ずつ!」と心してレッスンをしようとしましたが、何と難しいこと。生徒ができるまで待てなくて、要らない言葉ばかり出てくる私でした。

ピアノだけに留まらず、人生に通じる珠玉の言葉が語られた、濃密な講座でした。最後に、人生は今日が始まり。人は変わることができる!と力強いメッセージをいただきました。渡部由記子先生、ありがとうございました。

(Rep:ピティナ名古屋支部 森崎一子)

2015年5月11日

【実施レポ】基礎からはじめる魅力ある演奏へのアプローチ(伊賀あゆみ先生)

2015年4月27日(月)、日響楽器池下店2階ホールにて、伊賀あゆみ先生によるセミナー『基礎からはじめる魅力ある演奏へのアプローチ』が開催されました。 今年のコンペ課題曲を中心に例に上げ、実際に演奏を交えながらのレクチャーでした。
魅力ある演奏をするために大切にすべきことを9つの項目にまとめて示して頂きました。

  • 曲のスタイル(国・年代・背景)を知ること
  • 調性により、色を感じること
  • テンポは、表現が自由にできるテンポで!
  • 拍子を意識し、拍節感、強拍弱拍を大切にする
  • 形式を知り、構成を考え、間を感じ取る
  • スラーの意味を考え、フレーズのまとまりを理解する
  • ハーモニーによるカラーを感じ、T-S-D-Tや Ⅴ-Ⅰ(解決)の流れをうまく連結させる
  • リズムは、拍の間を感じると生き生きする
  • 強弱は、時代や作曲家別に違う。大小だけではなく、明るさ暗さ、温度、演奏者の人数の違いとしてとらえる
その中でも拍子(拍感)とハーモニーについては、1拍1拍の拍ではなくフレーズのまとまりや ハーモニーのまとまりで拍を感じると音楽が流れていくこと、同じ和音でも転回形によって色の変化を感じてニュアンスをつけられると良いことなど、多くの時間を使ってお話し頂きました。小さい頃からこれらの感覚を意識することは大切だと、あらためて実感しました。
伊賀先生のセンス溢れるピアノ演奏とともに、私の心にしっかり残ったのは、先生が何度も言っておられた『浮遊感』という言葉。
豊かな演奏は、音と音との間の響きをどう表現するかにかかっていて、そのためにはゆっくりと音をよく聴いて練習し、音と音との間に浮遊感を感じることが大切であるということ。先生の演奏からは、そのステキな浮遊感を感じとることができました。
このような、言葉で伝えるのがとても難しい感覚的なことは、まず指導者が演奏で示して感じてもらうことができるように、私自身の演奏力も磨いていかなくてはと身が引き締まる思いがしました。
その日のレッスンに生かせる内容も満載の、盛り沢山の学びを頂いたセミナーでした。 伊賀先生、ありがとうございました。
Rep:ピティナ名古屋支部 赤松 佳容子

2015年7月17日

【実施レポ】目からウロコのピアノ奏法(3回シリーズ)Vol.1 身体、腕、手首の使い方を見直そう(馬塲マサヨ先生)

7月9日(木)日響楽器 池下店2Fホールにて、馬塲マサヨ先生セミナー「目からウロコのピアノ奏法(3回シリーズ)Vol.1 身体、腕、手首の使い方を見直そう」が開催されました。昨夜からの大雨も朝から小降りになり、楽器店のホールは10時前になると一気に満員になりました。

本当に目からウロコのことがいっぱいで指の形を決めるより腕がどんな状態にあるかを考えること。また日本人はクワを持って土を耕す動作になるが、西洋人はスコップで土を掘る形になる。前の脇は空けるが後ろは空けない。手のひらの筋肉は老化しない。4と5の指は鍛えなくてもかい外にすれば音は出る。等々骨格模型を使ってのお話は説得力のあるものでした。ピアノ奏法は深くて時間のかかるものですが、馬塲先生の後2回、3回と続く講座が、楽しみになりました。

★次回セミナー告知★
石井 なをみ先生による
【バッハが教えてくれること!~バロック6つの指導ポイント~】
◆日 時:2015年9月28日(月)10:00-12:00
◆会 場:日響楽器池下店 2階ホール
◆受講料:PTNA会員:3,000円/一般:3,500円
     ※シリーズ講座 4回通し券:10,000円
◆内 容:
【石井なをみバロック指導法講座 自分で書き込む!バロック白楽譜の活用法】
ピアノ学習者に必ず学んでほしい、音楽の基礎であるバロック音楽。楽曲をより深く理解するためには、単に音の高さと長さを見て音を並べる演奏ではなく、疑問を持ちながら楽譜を読み取る力を育てることが不可欠です。そうすることで他の時代の楽譜の読み方も変わります。でも、具体的にどうすれば良いのでしょうか?
この講座では、「バロック白楽譜」を使って、楽譜から様々なことを読み取り、書き込むことでオリジナルの楽譜を作る"なをみ流"バロック指導法など、読譜力と演奏力アップに繋がる数々のノウハウをご紹介。また、バッハコンクールの課題曲についてもお話しいただきます。
♪作曲家の意図の解釈:形式、メロディー、リズム、ハーモニーなど
♪バロック音楽の指導の仕方
♪楽曲を完成させるには?
♪ 使用テキスト:
「バロック白楽譜」 I-III 各1,000円+税(東音企画刊)ほか
◆お問い合わせ先:ピティナ名古屋支部 TEL: 052-753-6275
※WEBからのお申し込みは こちら をクリックしてください。

2016年2月17日

【実施レポ】目からウロコのピアノ奏法(3回シリーズ)Vol.3 リズム、拍、ハーモニーのとらえ方(馬塲マサヨ先生)

2016年1月25日(月)日響楽器池下店2Fホールにて馬塲マサヨ先生をお招きし、「目からウロコのピアノ奏法(3回シリーズ)Vol.3 リズム、拍、ハーモニーのとらえ方」という題で講座が開催されました。
この日の名古屋は、数日来の寒波で雪がうっすら積もり道路が凍結していましたが、会場は多くの熱心な先生方で埋まり、音楽の大切な要素である『リズム、拍、ハーモニー』のお話しにひき込まれていきました。
リズムのとらえ方において、西洋人と日本人の決定的な違いは、『弾む』か『弾まない』か。これは、西洋人は乾燥した大地や石畳、日本人は水田があったり道も雨が降ればぬかるむ環境でそれぞれ暮らしてきたことが『弾む』リズム感と『弾まない』リズム感を生み出したのではないかということです。
'一拍目'は、『落ちる』ポイントではなく、一拍目が始まる前に落ちてきたものが『落ちた瞬間に弾む』ポイントであるという説明から、今まで何となく感じていたことが頭の中で整理できすっきりと私の中に入りました。そして、この弾んで上がり、落ちてきてまた弾むという繰り返しが『拍感』で、この拍を常に感じることが自然な音楽を生むこともお話し下さいました。

言語の違いにより、名詞が先にくる日本人は、常に小節のはじめの音で曲の始まりを感じやすいが、西洋では前置詞が先にくるので、アウフタクトから始まり小節のはじめの音につながるという感覚があるということです。
この事ともつながりますが、ハーモニーについても、西洋人はハーモニーが体の中にあり終止形も自然に感じられるが、日本人はそうではない。西洋音楽は2つの音の関係性で成り立っているので、次の音に変わる直前に変化を感じることが大切であり、ハーモニーの変わる直前で和音の響きを止めて心に響かせる練習で、変化が感じられるようになることも教えてくださいました。
西洋の楽器であるピアノを弾くとき、日本人特有の『音のとらえ方、聴き方』を意識的に変えていくことが、生き生きとした心の動く演 奏につながるのだということが理解でき、日々のレッスンのためにも自分の演奏のためにも、大きな学びを得ることができました。
馬塲先生、3回にわたり貴重なお話を頂きありがとうございました。

Rep:名古屋支部 赤松佳容子

2016年6月13日

【実施レポ】続・科学的ピアノ指導法 ―ピアノが育てる子どもの脳力―(塚原利理先生)

2016年4月18日(月)日響楽器名古屋池下店2Fホールにて、塚原利理先生のセミナー「続・科学的ピアノ指導法 ―ピアノが育てる子どもの脳力―」が、多くの熱心な参加者の中開催されました。

「ピアノを習うと脳を刺激して頭がよくなり勉強ができる!!」という類の言葉を多くのメディアが取り上げている昨今です。

そのフレーズに指導者としては心が動き関心を持たずにはいられません。この講座では、人間ならではの能力、子どもの4つの本能から始まり、ピアノレッスンと脳への伝達の仕組みや性質、保護者や指導者の役割、学校教育においてのニーズ等を詳しくご指導いただきました。
盛りだくさんな内容をまとめてみると、心に残るいくつかのキーワードがあり、

◎1 共働
人間ならではの能力の中のひとつに「しるし」を読み取るという行為がある。それはメッセージを読み取るというコミュニケーション能力(共働)であり、楽譜を読み取る力ともなる。また脳について言えば、右脳と左脳は脳梁により相互に関連して働く、つまり共働して「自動性」を持つシステムである。よって音楽も勉強もコミュニケーション能力が重要である。

◎2 触覚
触覚という皮膚感覚はどちらかというとあまり鋭いものではないので、楽譜を読み、指先に伝達しピアノを弾き、その音を聴き取る行為は子どもの4つの本能のひとつである芸術本能を鍛えることになる。

◎3「明示知」「暗黙知」「専門知」
暗黙知の多い音楽教育に対して、専門知をしっかりと捉え、保護者に理解してもらえる明示知を指導者は持つこと。

◎4 最重要他者
子どもの成長においては、脳を刺激することにより信頼関係を持つことが非常に大切であり、その信頼関係は個人差があるものの年齢によって変わってくる。10歳くらいまでは母親がその役割を担うため、「信、認、任」を母親と共働していくこと。

「ピアノを習うということは脳の発達に素晴らしい効果を顕すことは間違いない!!」 ただし「きちんと習うこと」ということを念頭に入れつつ、指導者は効果的な指導法を確立して絶えず客観的に再確認して、一人一人に柔軟に対応できるスキルを持つ必要があると思いました。そして私たち指導者は、長期間にわたってピアノ教育をするという大変な責務を負っているのだという認識を持たなければならないと強く感じました。

塚原先生、貴重なお話をどうもありがとうございました。 

Rep:ピティナ名古屋支部 野原眞由美

2016年9月29日

【実施レポ】連弾を取り入れた魅力あるレッスンと指導法(藤井隆史先生・白水芳枝先生)

2016年5月30日(月)、日響楽器名古屋池下店2階ホールにて、ピアノデュオ ドゥオールの藤井隆史先生と白水芳枝先生をお迎えして「連弾を取り入れた魅力あるレッスンと指導法」と題したセミナーが開催されました。
日本を代表するデュオであるお2人の先生のセミナーとあって、沢山の熱心な先生方が参加されました。



セミナーは、ラヴェルの「マ・メール・ロア」より"眠りの森の美女のパヴァーヌ"の素敵な演奏から始まり、会場はすぐにその世界観に包まれました。
そして、2016年度ピティナコンペ連弾課題曲やその他オススメの曲を演奏しながら、演奏のポイントや曲についてお話しされるという形で進んでいきました。

連弾で大切にしたいことは?

※ブレスを大切にし、相手の指が鍵盤に落ちる瞬間を見てよく合わせる。

※セコンドの右手とプリモの左手は音域が近くて膨らんでしまうので、バランスをとる。

※中音域で手や体がぶつかってしまう場合は、鍵盤の縦の長さを十分に使い弾く場所を決めたり、手首を上げて相手の手が通りやすくしたり、手が下か上か、体は前にいるのか後ろにいるのかなどで工夫をする。

※セコンドが受け持つペダルは、自分のためのペダルではなく2人で作る音楽の和声のためのペダルであるという意識を持つ。

※PPの時は、ソロで弾く時よりももっと弱い音を作るつもりで!

※セコンドの体の重心は左にある。

※メロディーとバス以外の内声も楽しみ、その香りが聴こえるように!

※2人で細かくイメージを想像して音にする。


など、演奏する時にも指導する時にも心にとめておきたいポイントを沢山教えて頂き、 日頃ソロ指導にかたよりがちなレッスンに連弾を取り入れることで、音楽の楽しみがより広がり、ソロ演奏にもとても良い効果があると感じました。
そして、それらのお話の中でも、連弾では1+1=2ではなく限りなく1であるという言葉が私の心に残り、先生方の本当に息の合った素敵な演奏とともに、2人で1つの音楽を作り上げ共有することの喜びや楽しさをあらためて認識できた貴重な時間となりました。


藤井先生、白水先生、素晴らしい演奏と盛り沢山の学びを頂き、本当にありがとうございました。


Rep:ピティナ名古屋支部 赤松 佳容子

2017年5月15日

楽譜の向こう側  -独創的な演奏表現を目指して-

2017年4月10日(月)日響楽器池下店ホールにて西尾 洋先生をお招きして「楽譜の向こう側  -独創的な演奏表現を目指して-」というタイトルで、2017年上半期ピアノ指導法シリーズセミナーの第2回が開催されました。
西尾先生は、子供の時からピアノと作曲を勉強し、日本とドイツの学校では作曲を専攻されました。ピアノ科出身の先生のセミナーが多い中、今日は作曲科の先生の講座ということで、非常に楽しみに出かけました。
先生はドイツに行かれた時、「なぜドイツの学生は、ソルフェージュ能力も譜読みも日本人より劣るのに、心に響く演奏ができるのか」という事実に驚かれたそうです。非常にレヴェルの高い日本の教育は、聴音のための聴音、楽典のための楽典になっていて、何かが違う。すべては音(演奏)につなげなければ意味がない、という実感のもと、独創的な表現を目指して、楽譜を読み解くことの大事さやヒントを話してくださいました。ご自身の著書「応用楽典 楽譜の向こう側」をもとに講座は進められました。


*音階に意味がある の項より
「こいのぼり」と「大きな古時計」を例にあげ、ほとんどの歌はほぼ1オクターブ以内(普通の人が心地よく歌える範囲)である。 こいのぼりは正格旋法。主音Cから上に1オクターブ。メロディーは大きく上昇する。大きな古時計(ここではハ長調)は変格旋法。主音Cからの距離はほぼ5度以内。主音のまわりを縫うように上下する。
*資料楽譜「ブルグミュラー18の練習曲」より
「ゴンドラの船頭歌」この曲は正格旋法。最低音Aより盛り上がる音型.。倚音がたくさん出てくるが、先生は、ずれている、こすれている?はまる のように表現された。主和音は自分の家?他の和音(よそへお出かけ)?主和音(家へ戻って安堵する。主和音に戻った感じを大事に。
7小節の減七は特別な意味を持つ。いろんな調に行ける和音。 「空気の精」主旋律のフレーズの終わりの8分音符についたスタッカートは要注意。切るというよりは、次のフレーズの入りと切り離すという意味にとったほうがよい。
*音源 メンデルスゾーンの歌曲「歌の翼に」
2枚のCDを聴き比べました。大事な歌詞のところでのピアノパートのスフォルツァンドやドッペルドミナント、また歌の最高音についた松葉の印をピアニストはどのように弾いているか?1人は伴奏部の16分音符を均等に、大事な部分もインテンポで弾くので、歌い手を焦らせている。もう一人はベースを中心にして、16分音符は適度にぼかす。待つところは待ち、進めるところは進める、といったことが、柔軟に対応できていた。どちらがいいか は明らかでした。
ほんの一部だけご紹介しましたが、とても2時間では足りない中身の詰まった講座でした。ピアノ演奏も素敵で、ほんとは何も書かずにじっと聴いていたかったです。「忘れていいんですよ。直感を大事にしてください。書くことに一生懸命になると、きけないもの。レポートも適当に...」とおっしゃった言葉に救われました。またぜひ続編をお願いします。
Rep:名古屋支部 森崎一子

2017年5月24日

【実施レポ】楽譜の向こう側 ─独創的な演奏表現を目指して─(西尾 洋先生)

IMG_7120.JPGのサムネール画像2017年上半期ピアノ指導法シリーズセミナーの第2回「楽譜の向こう側?独創的な演奏表現を目指して?」が、講師に西尾洋先生をお招きして開催されました。(4月10日日響楽器池下店ホール)


西尾先生は、子供の時からピアノと作曲を勉強し、日本とドイツの学校では作曲を専攻されました。ピアノ科出身の先生のセミナーが多い中、今日は作曲科の先生の講座ということで、非常に楽しみに出かけました。

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先生はドイツに行かれた時、「なぜドイツの学生は、ソルフェージュ能力も譜読みも日本人より劣るのに、心に響く演奏ができるのか」という事実に驚かれたそうです。非常にレヴェルの高い日本の教育は、聴音のための聴音、楽典のための楽典になっていて、何かが違う。すべては音(演奏)につなげなければ意味がない、という実感のもと、独創的な表現を目指して、楽譜を読み解くことの大事さやヒントを話してくださいました。ご自身の著書「応用楽典 楽譜の向こう側」をもとに講座は進められました。


*音階に意味がある の項より
「こいのぼり」と「大きな古時計」を例にあげ、ほとんどの歌はほぼ1オクターブ以内(普通の人が心地よく歌える範囲)である。
こいのぼりは正格旋法。主音Cから上に1オクターブ。メロディーは大きく上昇する。大きな古時計(ここではハ長調)は変格旋法。主音Cからの距離はほぼ5度以内。主音のまわりを縫うように上下する。


*資料楽譜「ブルグミュラー18の練習曲」より
「ゴンドラの船頭歌」この曲は正格旋法。最低音Aより盛り上がる音型.。倚音がたくさん出てくるが、先生は、ずれている、こすれている?はまる のように表現された。主和音は自分の家?他の和音(よそへお出かけ)?主和音(家へ戻って安堵する。主和音に戻った感じを大事に。
7小節の減七は特別な意味を持つ。いろんな調に行ける和音。
「空気の精」主旋律のフレーズの終わりの8分音符についたスタッカートは要注意。切るというよりは、次のフレーズの入りと切り離すという意味にとったほうがよい。


*音源 メンデルスゾーンの歌曲「歌の翼に」 2枚のCDを聴き比べました。大事な歌詞のところでのピアノパートのスフォルツァンドやドッペルドミナント、また歌の最高音についた松葉の印をピアニストはどのように弾いているか?1人は伴奏部の16分音符を均等に、大事な部分もインテンポで弾くので、歌い手を焦らせている。もう一人はベースを中心にして、16分音符は適度にぼかす。待つところは待ち、進めるところは進める、といったことが、柔軟に対応できていた。どちらがいいか は明らかでした。

ほんの一部だけご紹介しましたが、とても2時間では足りない中身の詰まった講座でした。ピアノ演奏も素敵で、ほんとは何も書かずにじっと聴いていたかったです。「忘れていいんですよ。直感を大事にしてください。書くことに一生懸命になると、きけないもの。レポートも適当に...」とおっしゃった言葉に救われました。またぜひ続編をお願いします。

2017年6月 9日

ドビュッシーピアノレクチャー 子供の領分(全曲)

第3回名古屋支部上半期指導法セミナーに中井正子先生をお招きして、2017年5月15日(月)日響楽器名古屋池下店2Fホールにて「ドビュッシーピアノレクチャー 子供の領分(全曲)」が開催されました。
中井先生はパリで長年音楽活動をされたフランス音楽の著名なスペシャリストでいらっしゃいます。この講座ではドビュッシーの「子供の領分」を題材に、フランス的な音色に近づくための重要な事柄やテクニックを、ドビュッシーのエピソードなどを交えながら、素晴らしい演奏とお話でご指導して頂きました。
先生は、「ドビュッシーの作品には二つの背景があり、一つには12年間在籍したパリ国立高等音楽院で受けたアカデミックな教育、もう一つは上流階級のサロンでの優雅さへの憧れがある。」とお話しされました。ドビュッシーの作品を演奏するためにはまずは正しい楽譜が大切であり、更に楽譜上に書かれた全ての情報を見落とさないよう、忠実に表現することが最も重要であると強調されました。強弱、テンポ、アーティキュレーションはもとより、例えば弱音の中での強弱の違いを5段階に分けて表示されていることなど、細部にわたって楽譜を読むことの大切さを再認識させられました。そしてそれらを表現するにあたり、ハーフ・タッチやハーフ・ペダルのテクニックが必要不可欠で、それらがフランス的なセンスのある音色、つまり多声部のバランスから作られる「和声的な音色」になるのだということが、先生の演奏からよく理解することができました。
しかしながら、それらの実現は本当に難しいものですが、中井先生の書かれた楽譜にはフランス語による楽語の明確な訳や、演奏者にとって使いやすい指使いや解かりやすいペダリングの表示などがあり、学習者の大きな手助けになると実感しました。
「子供の領分」の各曲は、ドビュッシーの愛娘への愛情溢れるユーモアもたっぷりの作品で、コンペの課題曲などにも取り上げられる機会の多い曲集です。その指導に当たるには、非常に厳格な読譜と、その上に成り立っているセンスある演奏のためのテクニックを駆使されて作り上げられる優雅な音楽だということを、私たち指導者は熟知していなくてはならないと強く思いました。
中井先生、素晴らしい講座をどうもありがとうございました。

Rep:ピティナ名古屋支部 野原 眞由美

2017年11月10日

【実施レポ】ロマン派表現の基礎はブルグミュラーにあり!「ブルグミュラー25の練習曲」指導法(石黒加須美先生)

2017年6月5日(月)、日響楽器池下店ホールにて石黒加須美先生をお招きし、 「ロマン派表現の基礎はブルグミュラーにあり!「ブルグミュラー25の練習曲」指導法」という題で、上半期ピアノ指導法シリーズセミナーの第4回が開催されました。
 
「導入期の音楽教育法」や「親学」などでは、すでに第一人者として定評のある石黒先生ですが、この日は、ピアニストである、長女の石黒美有さんとの共著、「ブルグミュラー25の練習曲 ロマン派の作品の指導法(別冊解説書付き)」をもとに、解説をしていただきました。
講座の前半は音楽の基礎知識を中心に、後半はそれぞれの曲のポイントを、美有先生のピアノ演奏と共に進められました。
曲集として使われることの多いブルグミュラーですが、本来は練習曲で、ピアノに必要なテクニックや表現方法が凝縮されています。ブルグミュラー(1806年生)の生きた時代は(ショパン、シューマンは1810年生)まさにロマン派で、一般市民も音楽を楽しむようになり、愛や恋のように呼吸や心の揺れをブルグミュラーも大切に表現しました。




◆基礎知識より

  1. テトラコードとは4つの音、スケールを形作るもの。音程は、全音全音半音になっていて、2つつなげたものが長音階。後半のテトラから2つつなげてできるのが属調(♯系は輝き、元気)。前半のテトラから下へ2つつなげてできるのが下属調(♭系は柔らかい、ほっとする)。
  2. 平行調は同じ調号で弾くので、同じ人が楽しんだり悲しんだりする。同主調は調号が違うので、違う人が悲しむ、というようにとらえるとよい。
  3. (主和音)はお母さん。家。?(属和音)はお父さん。外へでる。緊張感。家に帰る。(下属和音)はこども。彩り。お父さんより早く家に帰る。
  4. 借用和音(ドッペルドミナントや準固有和音など)
  5. その和音だけで香らせる。感情の揺れを表現する。ブルグミュラーはたくさん使っている。
  6. ビート ターナリ―ビート(付点四分音符ビート)は馬の歩行。8分の6拍子など。(9狩りや23かえりみち)バイナリービート(四分音符ビート)は2足歩行.。4分の4拍子など。
  7. タッチ 指のどこを使うか、鍵盤にどのようにタッチするか、その方向やスピードによって、音色がものすごく変わる。




各曲の説明より  ごく一部を紹介します。

1 素直な心
cresc.dim.と松葉記号のクレッシェンド、デクレッシェンドの違い
cresc.dim.はそのとおり音の大きさを変える。それに対し松葉記号は歌ってほしいところに書いてある。

2 アラベスク
冒頭の和音のテンポを安定させるために、補足リズムを使う。うら拍に先生または生徒の右手で叩く音を入れる。次第に音無しでも意識できるようになる。
休符の役割  8分音符のところに音を入れてみて、違いを体感させる。

3 タランテラ
以前から毒グモ(タランチュラ)に刺された人が狂ったように踊るおどりと 言われてきたが、タンバリンや鈴を持って輪になって踊るおどり。子守歌になっているタランテラもあるそう。
どの曲も指導者は五線譜にスケールと和音をスラスラ書いて説明できるように。指導者がまず、理論や分析からその曲の明確なイメージを持つように。
長年の指導経験とコンクールの審査員、ステップのアドバイザーをされてきた石黒先生ならではの、指導への情熱がひしひしと感じられ、小学生にもわかるようにと工夫されたお話は、スーッと心に入ってくるようで、美有先生のピアノがまた素敵で、楽しい講座となりました。シリーズとしてじっくり時間をかけた講座をぜひ、と思いました。


Rep:森崎一子

【実施レポ】世界音楽事情第4回 ロシアピアニズムの魅力(奈良井巳城先生)

2017年9月25日(月)、日響楽器池下店2Fホールにて、奈良井巳城先生をお招きして、「世界音楽事情第4回 ロシアピアニズムの魅力」と題したセミナーが開催されました。

奈良井先生は、ロシアのモスクワ音楽院で研鑽を積まれた先生です。最初に、ロシアピアニズムの系譜、鍵盤楽器伝承の歴史と4大流派について。沢山の名だたる音楽家の顔写真を使って、裏話的な内容もはさみながら説明して下さいました。巨匠と言われるロシアの偉大なピアニストたち(リヒテル、ギレリス、ニコライエワ、アシュケナージなど)を遡っていくとリストにも繋がり、また、ジョン・フィールド、そしてクレメンティへとたどり着くということが、とても興味深かったです。

ピアノ演奏に必要なテクニックについても、ハノンやコルトーの練習曲を例に挙げながらお話しして下さいました。各指の独立、フレキシブルな親指、手首のしなやかさ、トレモロの時の腕の回転、関節をバネのように柔軟に使うことなど、時にはグッズも使いながら、理解しやすく伝えるための工夫も教えて頂き、すぐにレッスンで実践できる内容も沢山ありました。

そして、多彩な音色を作るための打鍵の仕組みについて、ピアノのメカニズムの図を見ながらわかりやすくお話し頂きました。タッチによって、ローラーやハンマージャック、ハンマーなどの動きが変わり、その事が倍音に影響して様々な音色となる。そしてその多彩な音色を作るセンスを磨くには、良い音色も良くない音色も沢山経験するのが大切ということも教えて頂きました。

それから、表現力豊かに仕上げるための工夫として、『言葉から学ぶフレーズ作り』のお話しもされました。 「おはよう」と「おにぎり」の"お"の発音を例に挙げられ、「おはよう」の"お"は、後にくる文字が柔らかい響き、「おにぎり」の"お"は、後にくる文字が固い響きであることから、同じ"お"でも発音が微妙に違う(調音結合)。このことと同じように考えて音楽のフレーズを作るという事が、とても心に残りました。

最後に、スクリャービンの詩曲Op.32-1の貴重な資料を見ながら、出版されている楽譜とスクリャービン自身の演奏(ピアノロールで記録したもの)を楽譜におこしたものとを弾き比べて違いを示してくださり、ルバートやアーティキュレーションの捉え方についてもお話し下さいました。先生のピアノの音はとても美しく、もっと聴いていたかったです。先生の語り口が自然で、あっと言う間に時間が過ぎていました。奈良井先生、盛り沢山の学びを頂き、本当にありがとうございました。

Rep:名古屋支部 赤松佳容子


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