« 前の記事|

【セミナー実施レポート】こだわりの音シリーズ アイディア満載!ここまでこだわる 続・ブルグミュラー25の練習曲指導法講座

190912_okayama_1.jpg2019年9月12日(木)にヤマハミュージック岡山店 サロンホールにて今野 万実先生をお招きし、「こだわりの音シリーズ アイディア満載!ここまでこだわる 続・ブルグミュラー25の練習曲指導法講座」を開催いたしました。

今野先生のお話しをお聞きしたい、パワーをいただきたい、と40名以上の受講者が集まり満席なった会場は、先生の楽しい話術に引き込まれ、あっという間に2時間が過ぎて行きました。
本題に入る前に、コンペとブルグミュラーコンクールの違いについて、コンペは決勝の金以外挫折感が大きいけど、ブルグミュラーコンクールは、普段の曲を少し頑張れば出られる、身近な目標にし易い、なので、参加希望者も多く締め切りも早かったと紹介されました。また、2冊ある東音企画の「ブルグミュラー25の練習曲」違いについても紹介され、それぞれ良いところがあるが、セミナーでは表紙にリボンの模様が無い、ペダル付きの方を使うとの事でした。

190912_okayama_2.jpg「小さな集会」は動きを楽しむ曲、3度のレガートとスタカートの勉強、メロディーの上行下行、が学べる曲と紹介されました。この曲では、以前「はじめてのギロック」講座データも紹介されていた「円クッション」に加えて、「スマイルクッション(セリア)」も大きさ、柔らかさが使いやすいと紹介されました。この曲では、♩♫のリズムの重さを○××で表現され、楽譜に書き込んで歌って聴かせると伝わり易い、というお話しが大変参考になりました。
「無邪気」は、P(弱く)の指は固く、16分音符は軽い事、16分音符と8分音符の違い、左手の2分音符、付点2分音符をゆっくり乗せること(フカーッという感覚)が学べる曲と紹介されました。AとBのコントラストで、Bの右手の躍動感、左手の浮遊感のお話しが大変参考になりました。
「進歩」は、両手のスケールのハーモニーがきれいで、縦を聴くとリズムが崩れないとの事でした。また、1、2、5、6、小節目のスラーについて、本日使用のテキストで言うと、黒スラーの方に親しんでいる方も多いと思いますが、現在は、グレースラーの演奏や、版が増えていて、今後主流になって行くと思うとお話しされました。
「清らかな流れ」は、右手の1の指だけでレガートで弾く事、右手のメロディーを1の指のメロディーと対旋律とを弾き分ける事が学べる曲と紹介されました。また、Bの1段目と2段目を同じバランスで弾いても良いが、1段目は右手のメロディーラインを響かせて2段目は左手を響かせるなど、変化をつける工夫をしても良いとして、実際に先生が聴かせてくださいました。
「優美」はドレスがひらひらしている感じ、リボンがくるくるしている感じ(丁度この曲のタイトルの挿し絵の様な)を想像して表現出来ればよい、また、右手の32分音符は、スタカートカチカチ練習で指の分離をさせ(前回の「アラベスク」で紹介された頭皮でスタカートも良い)てから、音量を弱くして、さらに響きを消すという段階を踏んで練習すると良いとの事でした。
「狩り」では、この曲から後半になってくると、少し長めの曲が増えてきますが、形式を学んだり、子どもが物語を作れれば良い、例えばこの曲のBも獲物を捕まえようとしている緊迫感、動物の立場から捕まえられそうな緊迫感とどちらの立場からでも想像できて、間違いは無いので、自由に想像して欲しいとの事でした。また、Cは切ない感じがグレースラーで出ると紹介されました。

190912_okayama_3.jpg最後に、「はじめてのギロック」で、スタカート(本来切る、短くという意味は無い)の弾き方にこだわり、表情豊かに演奏出来る様になる事は、ブルグミュラーに取り組む大切な基礎が詰まっていると改めて話されました。また、一際声を大きくされ、「まともに歩けない、座れない、指先の感覚がないという子ども達も何とか引っ張り上げたい、という気持ちでやっている、レッスンは熱く、暑苦しく、空回りして(すみません!まだあったかも)」と正に"熱い"言葉でセミナーを締めくくられました。今野先生のセミナーの後、帰宅してからのレッスンは、ついいつもよりテンションが上がり気味になるのは私だけではないはず...今回もブルグミュラーの指導法と共に今野先生のピアノ指導への情熱や愛が伝わるとても有意義なセミナーでした。今野先生ありがとうございました。

Rep:井上 美千代

※この記事のご感想をこちらにお書き下さい。(Facebook登録者限定)


過去の記事




QRコード

携帯からもピティナ・コミュニティを閲覧できます
ピティナおかやま白桃ステーション