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【実施レポ】2018年度 ピティナ・ピアノコンペティション課題曲コンサート(梅村知世先生)

2018年3月30日(金)にヤマハ岡山店にて、2010年ピティナ特級グランプリを受賞された梅村知世先生(岡山県出身)をお迎えし、「2018年度 ピティナ・ピアノコンペティション課題曲コンサート」が開催されました。

当日は、ピティナ・コンペのD-F級の古典と近現代の課題曲の中から、演奏とお話がありました。 梅村さんは現在ベルリンで研鑚を積まれていて、小さい頃から現在までコンクールにも数多く挑戦されてきています。その生きた経験から、コンクールではその結果に一喜一憂しないで、それを通して自分がどれだけ成長できたか、何か目標を持って進めたかが大切だと冒頭に話をされました。

クラシックスタイルの中から、古典派の曲ではハイドン、モーツアルト、ベートーヴェンのソナタを1曲ずつ取り上げ、演奏の後にその作品がいつ頃作曲されたか、その当時はどんな楽器で演奏され、どんな作風で書かれたかを説明されました。時代的には楽譜も様々な出版のものがあり、複数の版を見比べて考察し、装飾音の入れ方についても考え方が複数あり、様々な演奏家の演奏を聴くことを勧められました。課題曲になっているシューベルトのソナタについても、古典派の手法を取り入れているという説明でした。

近・現代スタイルでは多岐に渡るため、D-F級の中からポイントになる作品、音源の少ない曲を取り上げました。曲も長く全ての説明は無理でしたが、ピアニストとして弾きにくい部分、音色の選び方など、作曲家の特徴を踏まえて分かり易く話されました。特にセヴラックやガーシュイン、邦人の作品などはどのように曲と向き合ったら良いかのヒントを多数くださいました。 セミナーは初期古典派から一気に現代曲まで大変奥深く、これからコンペに向けて自分自身も探求して行かなければならないと痛切に感じました。

そして最後には、今年のロマン派の課題曲は様々な作曲家のエチュードが多いということで、自分が中学生の頃に最初に出会ったショパンの「エオリアンハープ」を弾かれました。この頃に弾いたエチュードは、大人になっても身体が覚えていて一生ものになるので、身体が無理なく弾ける曲を選曲し弾くことを勧められました。 梅村先生素敵な演奏とお話を本当にありがとうございました。

Rep: 岡山支部 丸川 映
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