レポート アーカイブ

2007年10月 1日

「楽しい練習方法」"感動"を表現するための"基礎"作り

051016okinwa.jpg  ピティナ沖縄支部ではステップフォローアップ企画として10月16日那覇市スペースアートにて、昨年12月に引き続き、平間百合子先生をお迎えし、2回目の講座が開催された。52人の参加者が、明るく前向きな先生のお人柄の楽しいそして充実した講座を熱心に聞き入った。

先生の生徒M子さんの成長の記録をバッハの曲を中心に、またピアノ以外にスポーツも頑張っている様子がビデオで紹介された。音楽だけではなく、知的にも精神的にも体力に置いてもたくましく育って欲しい。そして「人生を共に歩んで育っていく」「感動の体験の一つでも多いほうが豊かな人生である」という言葉が特に心に残った。指導者は人生に置いても教育においても目標や理念を明確に持つ必要性を改めて感じた。その他、アンサンブルや連弾の様子もビデオでご紹介。幼児期は時間がたっぷりあるので、一日のうちに何度もピアノに向かう機会を作ることや、一人一人の持っている可能性を発見してあげる。レッスンはこの時に生徒との会話の中で曲のイメージを作り出していく過程等、楽しい会話をご紹介くださった。最後にピアノの前以外でも指や体を鍛える方法をまとめた資料をプレゼントしてくださった。(ゴムを受かったり、鉛筆を使ったりして1と5の指を広げる方法、体や手の間接を柔軟にする方法、等)

明日からのレッスンをより積極的に生徒と向き合うパワーを頂いた。地方で素晴らしい講座が受けられるフォローアップ企画に感謝!

2007年10月11日

「〈即読法〉のすすめ ~読譜が得意になれば、ピアノは楽しい~ 」

0924okinaw.jpg 2007年9月24日(月)文教楽器ピアノサロンに於いて、池川礼子先生の「〈即読法〉のすすめ ~読譜が得意になれば、ピアノは楽しい~ 」の講座が開催されました。当日の講座の様子とたくさん寄せられた受講者レポートの中から、池川先生にピックアップいただいたいくつかのレポートをご紹介します。

「池川先生の講座を楽しみにしていたのは、沖縄本島のみならず離島の宮古島市や石垣市指導者の先生方に加え、中学生や高校生、保護者の方までと幅広い聴講者でした。

池川先生の読譜法は、五線や二線のカードを駆使して音程を理解させて、「五線は怖くない」という事をピアノを習うのが始めての生徒や、中級・上級の生徒や大人のピアノ学習者に楽しく面白く伝える内容でした。線と間の関係が理解できるようになったら、ゲーム感覚で生徒たちに五線カードで五つの音を使い簡単な作曲をさせる事や、色の付いたおはじきで音に対する感覚をつけていく事、音階や和音を生徒と指導者で交替しながら言う事で2度・3度など音程の感覚が掴めるようになる事など、指導者も生徒たちと共に学んでいく読譜の世界にどんどん引き込まれて行きました。


最後に、初歩の短い曲から、ソナチネ、インヴェンション、ソナタ、表題楽曲になった時に、それまでに培われた能力で楽曲にお話を作ってアナリーゼに繋げていく事など遊びから芸術へリレーしていく先生のお話にピアノを弾くテクニックも育てながら楽譜を読み取っていくことの大切さを実感しました。


池川先生の今回の講座は、前日にステップのアドバイザーを務めてからの講座でした。ピアノを弾くことは明るく楽しく読譜が出来る事と先生から学び、指導している私も楽しみながら読譜の指導を色んな角度から見直していこうと思った2時間でした。」                                   Report;沖縄支部/石川文子先生)

2008年1月21日

「基礎からはじめる音楽表現の指導法」

071217okinawa.jpg 去る2007年12月17日(月)、沖縄市の島ピアノセンターに於いて、「基礎からはじめる音楽表現の指導法」と題して、林苑子先生によるピアノセミナーが開催されました。
15日、16日の2日間、沖縄ステップのアドヴァイザーとトークコンサートをお務め頂き、連日のハードスケジュールにも拘らず、お優しい笑顔と柔らかなお声で、終始なごやかに語りかけて下さいました。

まず、音楽表現とは、楽譜を読み、作曲家の意図することを深く理解してイメージを作り、それを音にすることであるという提言から始まりました。楽譜を読むには、どういったことから始めたら良いかというと、「ひとつの音」にも、高い・低い・軽い・暖かい・湿った・・・など様々な種類に溢れていることを伝えるために、ピアノの蓋を開け、中を見せて弦に触れさせてみたり、音が消える瞬間まで、じーっと聴かせたり、
習い始めの頃から、音に興味をもたせ、聴く耳を育てることが大事であると力説されました。
次に「ふたつの音」。音程の説明はもちろんのこと、今弾く音は現在、次に弾く音は未来であると例えられ、音楽を学ぶ者は、時間のコントロール術が自然と身についていくとの興味深いお話。更に、「1小節」では、拍子や、拍の捉え方を学ばせ、いよいよ「フレーズ」になった時には、文章になるよう、呼吸の大切さ(まずは、息を吐くのが大切。)、手首の扱い方についても細かく解説して下さいました。

また、イメージを持って演奏できる生徒を育てるために、指導者も生徒の曲をレッスン前に必ず弾いておいて、それを生徒に聴かせたり、楽譜にばかり目をやるのではなく、生徒の体全体にしっかり視線を配り、十分観察するようにとのお話しがあり、テクニックについては、指、手首、腕、関節と筋肉など、長年に亘って研究された内容を惜しげもなく詳しく教えて下さり、正に目から鱗のアドヴァイスをたくさん頂きました。

最後の方では、ステップ課題曲の中から数曲、実際お弾きになりながら、曲のポイントについての解説があり、その音色も楽しませて頂きましたし、「心の感動を大切に、豊かな言葉を使う日常生活を送ることを忘れずに。」とのご提案は、先生自ら日々実践され、裏打ちされたものであり、心に響きました。
美しい言葉に満ち溢れた充実した内容のセミナーを受講できて幸せでした。

(Rep:ピティナ沖縄支部/赤嶺涼子先生)

2008年6月13日

2008年コンペ課題曲企画 課題曲セミナー

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2008年6月1日(日)沖縄市のサーラフェリーチェにて武田一彦先生によるコンペティション課題曲セミナーが開催され、指導者をはじめ親子での参加者も見られ、60名近くの方が受講されました。

バランスや、手首の柔軟性・重心移動が重要となるレガート奏法、pでも指先をしっかりとし、ホールの奥まで響かせる事や、バロックスタイルでは和声進行をきちんと伝える、バロックやクラシックスタイルに見られるオーケストラの要素が含まれている楽曲では、様々な楽器の音色を想像して演奏する事が大事で、弦楽器の奏法や響きも勉強しなければならない等、A1級からC級までの課題曲33曲を、1曲ずつ良い例悪い例と演奏を交えながら丁寧に教えてくださいました。

A1級においては、子どもらしさや自然の表情も大事とおっしゃり、日常生活で得られる様々な感情を大切にしピアノで表現できるよう指導したいと思いました。級が進むにつれると、様々なタッチの確立、表情や響きを補う細かいペダル使用も重要とおっしゃっていました。

ホールの響きにあった弾き方にも注意しなければならないというお話を聞いて、出したい音のイメージを明確に持ち鍵盤に伝えた時、自分の耳で聴き確認する事の重要性を再認識し、「聴く耳を持つ」という事は全てにおいて核となるものだと改めて感じました。

二日前には個人レッスン、前日はステップのアドバイザーを務めてくださり、そして本日のセミナー。更に終了後、個人レッスンという超多忙なスケジュールの中、終始笑顔で、温かく語りかけてくださった武田先生、本当にありがとうございました。

2008年12月12日

舞曲から見た、バロック・古典派音楽の解釈-(村井頌子先生)

blog_081020okinawa_murai.jpg2008年10月20日(月)10:30より (株)文教楽器 ハーモニー那覇店にて村井頌子先生の「舞曲から見たバロック、古典派音楽の解釈」のセミナーが行われました。

受講生はピティナ会員の指導者の先生方や非会員の先生方、学生等約30名でした。

バロックステップを踊りながら、バロック・古典派、その各時代のアーティキュレーションやフレージング、奏法を教わった2時間でした。

各舞曲の演奏法解釈では、
常に強拍と弱拍をはっきりと区別をして19・20世紀のロマンティックな解釈にならないように、バロック的な「cantabile (歌うように)」演奏をする事
即ち、
小節線をまたいだり、弱拍から強拍へスラーを掛けるとチェンバロでは1拍目が強拍に聞こえないため、踊り手が踊る準備が出来ない など、

バロック時代のアーティキュレーションの重要性をバロックステップを受講生全員で踏みながらで学びました。

2008年12月19日

やさしい「ポップス指導」入門-(春畑セロリ先生)

2008年12月15日、春畑セロリ先生による「ピアノの先生方のための楽しいスキルアップセミナー「やさしい"ポップス指導"入門」が島ピアノセンターで行われました。
PTNA会員の指導者、非会員の方々など計24名の方が受講し、春畑先生の著書に即してPOP(ポピュラーミュージック)がどのように現代に至っているか音楽史的な流れから展開されました。

冒頭ではPOPの音楽史的な位置づけ を講話されました。

POPには「帝国主義時代」という時代背景があり、15世紀頃生まれたラテン音楽が黒人と白人が共存する社会の中で共感され、それぞれの民族が好む音楽(民族音楽とクラシック音楽)が融合してできた、大衆が楽しむために生まれた音楽。
社会情勢や商業の発展によりジャズ、ブルース、レゲエ、ロック&ロール、HIPHOP、ラップ等幅広く音楽が発展していく経緯が理解できました。POPは時代の移り変わりと当時の方々の精神性が反映された音楽であるという、興味深い話に聴き入りました。

セミナーの後半では受講生がPOPを弾いて8ビート、16ビートのノリを体感。
引き続き世界のPOPを聴きましたが、占領した国、民族、言語により各国で特徴的な音楽(POP)が生まれたということが感じられました。

★春畑先生のセミナーに参加してPOPの時代背景を理解することにより、より楽しくノリを体感することができました。リズムを体で感じることがいかに大切なことか、そしてクラシック音楽とその位置づけを再認識させられるセミナーでした。

今後の指導に幅広くつながる楽しいセミナーをありがとうございました。

2009年6月 5日

コンペ課題曲セミナー開催(中島裕紀先生)

blog_090531okinawa_nakajima.jpg5月31日、中島裕紀先生を講師としてお迎えした課題曲セミナーが無事終了致しました。

A1級からC級の課題曲、全曲の指導法のポイントを演奏とお話で説明して頂きました。コンペの予選【沖縄I】の2週間前という事で、より実践的な、中身の濃い内容で進められました。

★特に、難しい個所の克服方法としてご提案された指や腕、体の使い方は、先生ご自身の演奏経験と指導経験から生まれたアイディアであることが強く感じられました。
各時代の表現スタイルの問題については、
バロック作品は言葉であり、拍感を大切に。
ロマン派は歌であり、イメージを膨らませて。
という風に特徴を簡潔にお話頂いたのと同時に、実際の演奏で解りやすく示していただきました。

★盛り沢山のヒントが散りばめられた今回のセミナーは、課題曲に限らず、普段のレッスンの様々な場面で生かす事ができる素晴らしい内容でした。
説得力溢れるレクチャーで色々な事を勉強させて頂きました。中島裕紀先生、ありがとうございました。

2010年10月15日

【レポート】ポップス入門 -クラシックからつなぐ、クラシックへつなぐ-(松本あすか先生)

blog_100927okinawa_matsumot.jpg2010年9月27日(月)島ピアノセンターで、松本あすか先生の「松本あすかのポップス入門」を開催いたしました。

松本あすか先生が提唱するポップス入門は、
★クラシックの技術を活かして、ポップスの演奏を楽しむ。
ポップスを学んで、クラシックの演奏の壁を越える。
二つの分野を自由に往来《クラポップ》という方法★

ポップスもクラシックも楽しくするためのヒントを、松本先生の演奏を交えての講座でした。

講座前半【ポップスを知る】
★ザ・和声! 5分で分かる、クラシック曲のコードネーム。
★ザ・拍子感! ノリノリ!って一体何に乗っているの!?
★簡単なクラシック曲を、ポップス譜面に変換してみよう。

講座後半【クラシックの技術を活かす】
 ★隠れメロを探せ! 多声部コントロールで、立体感アップ。
 ★ハモらせるピアノ!耳遊び♪音程意識で、コード感アップ。
 ★読譜力を活かそう!楽譜の制約を感じる程に増す自由と感動。

と、二つに分けて講座進行し、クラシックとポップスの垣根を感じさせ無い、あっという間の楽しく、充実した2時間の講座でした。

2010年11月26日

導入期のレッスン手法を広げましょう(川崎みゆき先生)

blog_101115okinawa_kawasaki.jpg2010年11月15日(月)島ピアノセンター(沖縄県沖縄市)において、川崎みゆき先生による「導入期のレッスン手法を広げましょう!」と題した幼児期からはじめるタッチとテクニックの指導法講座が開かれました。

この講座では「ミッフィーのぴあの絵本」や、ユニークなクラフト・カード、音源CDがついた「別冊ちゃれんじぶっく」を使用し、幼児期から児童期前半の生徒の成長に見合った指導をふまえながら、子供の想像力や遊び心を生かした手法を紹介していただきました。

講座の内容で特に興味深かったのは、「イメージを持たせ、具体的に表現する気持ちを育てる」「一つの素材から発展させる効果的なタッチの指導」「先々挫折しないピアノレッスンのための"先行体験"の重要さ」などでした。

川崎先生には、前日のピティナ沖縄ステップのアドバイザーもおつとめいただき、とても丁寧なコメントとご講評と共に、セミナーでも小さな生徒さんの導入期から専門的な生徒さんまでのレッスン方のお話をしていただき、とても小柄な川崎先生ですが、とてもパワフルですごくエネルギッシュな印象を受けました。

講座に参加していた指導者の先生方も若い先生やベテランの先生まで熱心に川崎先生の指導法に耳を傾け、参加した先生方を生徒さん役として実際のレッスンの様子を実践なさったり、子供たちに教えるように、リズムやダンスで体を動かしたりなど、とても明るく楽しい講座となりました。

2011年4月 1日

3/10コンペ課題曲企画 課題曲セミナー(中井恒仁先生)

2011年3月10日(木)は私達ピティナ沖縄支部会員、ピアノ指導者、ご父母の方々にとって、とても充実した一日となりました。

年に一度の支部総会の後は、作曲家の福富秀夫先生による課題曲解説があり、昼食後は中井恒仁先生による課題曲セミナー、一時半から五時半までたっぷりと勉強いたしました。

勉強といいましても、まるで中井先生の素敵なコンサートを聴かせていただいているようで(A級のやさしい曲のなんと音楽的なことか!!)響きの少ない会場の小さなグランドピアノが、まるで別のピアノを聴いているようで、どの級も魅力的で、どの曲を子供たちに選曲するかを迷ってしまいそうな美しさ、上品さでした。
演奏上のポイントもとても分かりやすく参考になりました。

中井先生、長時間本当にありがとうございました!

同じ日の午前は作曲家の先生から見た解釈、午後はピアニストの先生から見た曲のセミナーと、とても贅沢で楽しい一日でした。

2011年10月12日

【実施レポ】表情豊かな響を求めて(日比谷友妃子先生)

blog110924okinawa_hibiya.jpg2011年9月24日(土)那覇市におきまして日比谷 友妃子先生を講師としたセミナー「心に届く、美しく表情豊かな響を求めて」
開催されました。
スケールやハノン等、メカニックのための練習であっても、
常に響くことを忘れない、単音の音であってもその裏にある
和声の響を想像して弾く、ということをお話しくださいました。

音色づくりの原点であると承知しつつも、レッスンの中で実践するのは難しいことです。先生には指導方法の具体例をいくつもお話しして頂き、大変勉強になりました。

また、普段のレッスンで使う教材のアプローチの方法についても、指の動きから入っていくのではなく、頭の中で響きのイメージを持ってから音を出すことの大切さを改めて強く感じました。
和声や調性を聴き分ける力を養い、実際の演奏に生かす、という日比谷先生の素晴らしい
指導方針をご教示いただきました。ありがとうございました。

(Rep:ピティナ沖縄支部

2012年1月10日

【実施レポ】ロシアンピアノ奏法による練習法(松田紗依先生)

blog_111212okinawa_matsuda.jpg2011年12月12日(月)島ピアノセンター(沖縄市)にて

松田 紗依先生による「ロシアンピアノ奏法による合理的、
音楽的な練習法-ブルクミュラー25の練習曲編」
と題された
セミナーが開催され、30名の指導者が受講しました。

松田紗依先生は、大学卒業後渡英し、Sulamita Alonovsky氏
に師事、ロシアン奏法を基礎から学ばれました。

はじめに、ご自身がロシアン奏法に出会うまでの経緯や、ロシアン奏法とは、一音から
心に届く美しい歌える音色で弾くことで始まり、その音色作りに必要な音楽的で理にかなった
テクニックは、導入からミルフィーヌのように一つずつ積み重ねていくのが真髄であると
お話くださいました。
 その後、ブルクミュラー25の練習曲から、少し進んだ生徒がどんな壁にぶつかることが
多いか、その問題点の解決策を丁寧に解説してくださいました。

 クローズアップ練習法では、ロシアン奏法に基づいた様々なタッチであらゆるところを
意識しながら行っていきます。
受講生をモデルに先生がアドヴァイスすると、手、指、手首の他、体全体の緊張している
ところがほぐれ、音が変わっていく様子がおもしろかったです。

 ロシアン奏法の奥深さについて、2時間のセミナーではまだまだ聴き足りず、又の開催を
期待しています。

(Rep:ピティナ沖縄支部 大宜見朝彦)

2012年3月16日

【実施レポ】2012コンペ課題曲説明会(中井恒仁先生)

blog120308okinawa_nakai.jpg2012年3月8日(木)ベッテルハイムホール(沖縄県浦添市)に
おいて、中井 恒仁先生による『2012年度ピティナ・ピアノ
コンペティション 課題曲セミナー』
 が開かれました。
昨年も、この時期に中井先生に課題曲紹介セミナーを開催して
いただき、とても好評だったので今年も引き続き中井先生を講師としてお招きし、開催する運びとなりました。

A2級からD級のソロの課題曲を1曲1曲とてもていねいに
説明していただきました。
子供の年齢に合った的確なアドバイスで、その曲の説明と共に、音楽的感性、総合的な
テクニックをアドバイスしていただきました。
昨年の講座でも感じましたが、小さいうちからのていねいなピアノテクニックや総合的な
音楽の感性が、大きくなった子ども達のテクニックや表現につながっていくんだなぁと感じました。

中井先生の講座で特に印象的だった言葉は、「音楽は心に響く、影響するものである」
「音の距離感、空間のイメージは大切」「小さいうちから和声感を感じさせる(聴かせる)」
「小さな変化を気づかせる」など、1曲1曲の説明の中からほんとにたくさんの的確な
指導の導き方のアドバイスがありました。

中井先生のピアノの音色はとても美しく、長時間でもとても癒されながら講座を受ける
ことができました。D級ぐらいの大きな曲になるととても聴き応えがあって、まるで
演奏会のようなぜいたくな時間を過ごしました。

中井先生、ありがとうございました。

(Rep:ピティナ沖縄支部  新垣 尚子)

2012年6月11日

【実施レポ】2012コンペ課題曲公開レッスン(藤井先生/白水先生)

blog120603okinawa_fujii.jpg2012年6月3日(日)、ベッテルハイムホール(沖縄県浦添市)
にて藤井 隆史先生、白水 芳枝先生によるピティナピアノコンペティション課題曲セミナー&公開レッスンが行われました。
お二人の先生方によるセミナーは昨年度も予定していましたが、台風のためキャンセルとなり、今年はセミナーを開講することができ会員の先生方も楽しみにされていました。
セミナーの受講者は指導者会員、一般、学生含めて71名、A1級、B級、C級、連弾初級A,連弾初級B の課題曲をとりあげた公開レッスンで、終始笑いのある和やかな雰囲気の中で行われました。

受講生が演奏する前に曲のイメージを質問し、姿勢、テクニック、音楽的なまとまりや流れ等を
指導されました。
楽曲に対するイメージを深く掘り下げ、そこから風景や動物の鳴き声に例えて音を出したり、
テンポの指導では、実際受講生に音楽に合わせて歩いてもらい、体感させる指導もされて
いました。連弾では受講生と先生が演奏し、息の合わせ方や音楽的な受け渡し等
アンサンブルを丁寧に指導されました。
小さな子がわかりやすい、噛み砕いた言葉による語りかけがとても印象的でした。
イメージを引き出していく、音をイメージに置き換えて弾いてみる、イメージが音に反映される、
という流れで「想像力の大切さ」を深く学びました。

プログラム最後には藤井先生と白水先生による「デュオ(連弾)部門 課題曲紹介演奏会」、
が行われました。演奏プログラムは、連弾初級Aと連弾初級Bの予選課題曲で、連弾をする
にあたってのポイントをお話しされながら、色彩豊かな表現と音色による演奏をしてください
ました。セミナー(公開レッスン)後のコンサートは、インスピレーションを深め、今後の
イメージや表現力につながるものとなりました。

藤井先生、白水先生、ありがとうございました。

(Rep:ピティナ沖縄支部  上地恵美)

2013年3月25日

【実施レポ】2013コンペ課題曲セミナー(菊地裕介先生)

2013年3月12日沖縄支部総会後、ベッテルハイムホールにて菊地裕介先生による
「2013コンペ課題曲セミナー」が開催されました。
4時間でA1級からD級までの的確なアドバイスと演奏がありました。
菊地先生の豊富な演奏経験により、1つの曲でもあらゆる演奏方法の可能性を
示唆していただきました。拍感にとらわれすぎず、自然なメロディーラインを
創ること。自然な流れの中での音づくりの大切さ等、課題以外の演奏にも役立つ
エキスをたくさんいただき、大変充実した時間を過ごしました。
(Rep:ピティナ沖縄支部 宮城佳代子)

2013年6月 3日

【実施レポ】コンペ課題曲公開レッスン(山崎裕先生 濱本愛先生)

WEB130526沖縄3.jpg2013年5月26日(日)、沖縄県浦添市ベッテルハイムホールにて
 『 2013年度ピティナ・ピアノコンペティション 課題曲セミナー&
公開レッスン 』
が開催されました。A1級からC級のソロ、連弾
初級A・Bのモデル生10組を、今年はピアノソロ・デュオのスペシャリスト 山崎裕先生と濱本愛先生のお二人をお招きして公開レッスンしていただきました。

ソロ、連弾共にお二人の先生が的確なアドバイスで、短いレッスンの中で沖縄の子ども達の演奏が劇的に変わりました。山崎先生の『 沖縄は、とても暖かく人もとても楽しく、街中で踊っていたり、とてもノリの良い印象です。 』というお話を連弾にたとえて・・・
連弾、アンサンブルとは楽しいものなんだ!!ノリにのって!!と、連弾で受講した生徒さん達を導いて、先生方お二人のエネルギッシュな演奏も加わり、会場はとても楽しいレッスン会場の雰囲気となりました。

WEB130526沖縄1.jpg響き、バランスなどの高度なテクニックの説明では、ユニゾンの効果、曲の頂点についてなど、とてもわかりやすい言葉で、生徒さん達と指導者向けにご説明されました。

ソロの課題曲のテンポ設定の大切さ、その曲の様式など重要な要素が短時間のセミナーの中で集約されていました。
連弾では、アンサンブルで大切な合図(アインザッツ)、バランス、拍子感を
公開レッスンを通してわかりやすくお伝えいただく事ができました。

WEB130526沖縄2.jpgセミナーの後半では、山崎 裕 先生と濱本 愛 先生お二人の演奏によって、連弾の課題曲、連弾初級A・Bの全曲、連弾中級の曲を抜粋で紹介演奏していただきました。

お二人の息のあった素晴らしい演奏で、会場はまるで演奏会に足を運んだような雰囲気に<一転して、小さな生徒さん達も静かに演奏に耳を傾けて、とても心癒される温かい雰囲気の会場となりました。山崎 裕 先生、濱本 愛 先生、沖縄県までいらしていただいてありがとうございました。  

(Rep:PTNA沖縄支部 新垣尚子)         

2014年3月31日

【実施レポ】2014コンペ課題曲セミナー(関本昌平先生)

2014年3月11日(火)ベッテルハイムホール(沖縄県浦添市)において、関本昌平先生による『 2014年度 ピティナ・ピアノコンペティション 課題曲セミナー 』 が開かれました。

全国の長いピティナ指導者会員の先生方にはお解りの通り、関本昌平先生と言えば、幼少の頃からピティナ・ピアノコンペティションで優秀な成績をおさめられてきた、まさしくピティナっ子のピアニストが、セミナーの講師として初めてここ沖縄県に来ていただけるという事で、沖縄県の指導者達は本当に心待ちにしておりました。
今回の講座では、第38回ピティナ・ピアノコンペティションのA1級~D級の課題曲全曲紹介セミナーという事で、1曲1曲をとてもていねいに説明していただきました。
関本先生の解釈、分析の説明はとてもはっきりとわかりやすく、またユーモアもあって、会場はしばし笑い声もあり、とても温かい雰囲気で講座の時間が流れました。

A1級やB級の小さな子ども用の曲の中にも、関本先生の演奏には演奏家としての空間のとらえ方や音への感性が感じられ、1曲1曲感動のある演奏と解釈でした。楽譜に書かれていない事を音の余韻や空間から読み取る感性が大きな曲への演奏につながっている事がわかりました。
C級以上の曲になると、音の遠近感や空気感までが伝わり、見事に大きな曲へつながる演奏で、曲を深く深く追求する事が大切なんだなぁと感じました。

テクニック的な事では、バロックや古典の曲の細かいパッセージのタッチのテクニックや、打鍵の後の鍵盤からの指・腕の上げ方の大切さを説明していただきました。
4時間にわたる長時間の講座でしたが、関本先生の美しいピアノの音色と共に、とても贅沢な時間を過ごす事ができました。

(Rep:ピティナ沖縄支部 新垣尚子)

2014年4月 4日

【実施レポ】耳と心を研ぎ澄まそう(平間百合子先生)

【実施レポ】耳と心を研ぎ澄まそう(平間百合子先生)3月31日(月)那覇市の沖縄メディアアートセンター(oMacオーマック)スタジオにて、
平間百合子先生によるピアノセミナーが開催されました。
「耳と心を研ぎ澄まそう-小さな違いに気付いて感動を音に-」
と題するセミナーは、前半は講座、後半は公開レッスン形式で、平間先生の優しいトーンに包まれた分かりやすいご指導に受講者の皆様は熱心に聴き入られていました。

講座では、子供がイメージで描こうとしていることを否定せず共感し、それを実現するための技術や方法を提供する子供に寄り添うレッスンをすること、生徒から引き出したい要素が入っている選曲をすることの重要性についてお話しされました。

【実施レポ】耳と心を研ぎ澄まそう(平間百合子先生)公開レッスンでは、演奏に先立ち、演奏者に曲のイメージを話していただき、イメージをもって演奏することの大切さをご指導くださいました。結果、心で感じたことが音色や空間的な変化として演奏に反映され、演奏者の演奏表現の幅が広がり感動的なものとなりました。子供の気持ちに共感し、音符と音符の間の意味をつけていくことの大切さを実感しました。ペダリング指導も、生徒に寄り添い一緒にペダルを踏むというわかりやすくユニークな指導法で、とても印象的でした。

「私たちがしていることは再現芸術であるが、守るべきことを発見しつつ、
楽譜という規律の中からイメージによる自由さを求めるということでもある」
平間先生のお言葉に音楽の奥深さを感じました。
生徒と分かち合い、共に学び、よりよい指導につなげていきたいと思います。

(Rep:ピティナ沖縄支部 上地恵美)

2014年6月16日

【実施レポ】2014コンペ課題曲公開レッスン(中井恒仁先生&武田美和子先生)

2014年6月1日(日)沖縄県浦添市ベッテルハイムホールにて、2014年度ピティナ・ピアノコンペティション課題曲公開レッスンセミナーが開催されました。
本日は、中井恒仁先生武田美和子先生お二人をお招きして、A1級~C級のソロ・連弾初級の公開レッスンをしていただきました。
小さな生徒さんにもわかりやすい言葉で説明していただきながら、指導者向けにはとても高度なテクニックや表現をレッスンの中から伝えて頂きました。

バロック・クラシック・ロマン・近現代の時代をしっかりと考えて演奏させる事の大切さや、拍子感、また拍子と音の間の空間の感じ方の有効性や左右のバランスや高度なタッチのテクニック等、短時間の中の数多くの表現が集約されておりました。
レッスンを受講した生徒さん達は、短時間の内で見事に変化していき、聴講している指導者やその他生徒さん達も本当に感激してレッスンを受講されていました。

最後には、中井先生と武田先生のお二人で今年のコンペの連弾の課題曲を紹介演奏していただき、とても素晴らしい音色に癒され、贅沢な時間を過ごさせて頂きました。
実は、中井恒仁先生と武田美和子先生お二人は、ピティナ沖縄支部10周年記念コンサートの際にゲストとしてピアノソロ・デュオの盛りだくさんの演奏をしていただいた先生方で、沖縄支部の指導者からは先生方の素晴らしい演奏、指導への思いがよみがえり、とても心待ちにしていたお二人の先生の来沖でした。

中井恒仁先生、武田美和子先生、南の島沖縄県へお越しいただき、素晴らしい演奏とご指導をありがとうございました。

(Rep:ピティナ沖縄支部 新垣尚子)

2014年10月14日

【実施レポ】ポリフォニー導入講座 ~確実にインベンションにつなげるために(田中巳穂先生)

WEB140929沖縄_田中1.jpg9月29日(月)沖縄メディアアートセンター(oMacオーマック)スタジオにて、田中巳穂先生によるピアノセミナーが開催されました。今回のセミナーは、「ポリフォニー導入講座~確実にインベンションにつなげるために~」と題された講座で、プレ・インベンションの楽曲を取り上げながら調性の性格、音程、拍の話等、指導者として再確認すべき事柄に加え、さらに掘り下げた視点からバロック音楽についてご教授頂きました。

WEB140929沖縄_田中2.jpgバロック音楽の表現は個人的な感情というよりもむしろ自然への、神への賛美である。 ロマン派の音楽には感情の起伏や揺らぎがあることに対して、バロック音楽は奏者に委ねられる部分が多い。バロック時代当時は楽器の構造から強弱を出すことができなくても、音の長さや音の幅(音程)に意味を持たせることにより音楽に豊かさを与えることができた。故にバロック音楽は言葉の延長線上に音楽がある、という「調性の中で起きている音と音の間のドラマ」についてプレ・インベンションの楽曲を演奏されながら説明されました。シンプルな旋律の中には奥深いドラマがあるのだということを再認識しました。

プレ・インベンションいう小さな曲を指導していく中で、探究する楽しみ、発見する楽しみを忘れず、その楽しみを生徒と分かち合いながら、今後も指導に励んでいきたいと思いました。バロック音楽の根本的なものを再確認・再認識させられる素晴らしいセミナーでした。

(Rep:ピティナ沖縄支部 上地恵美)

2016年2月 1日

【実施レポ】コーチングを活かしたピアノレッスン(重野美樹先生)

2015年12月14日(月)沖縄メディアアートセンターにて重野美樹先生をお招きし、「コーチングを活かしたピアノレッスン」という題で講座が開催されました。

重野先生セミナー会場は重野先生を含め円になって座り、和やかな雰囲気でのスタートとなりました。 「コーチング」と聞いて連想するのは、野球やバスケットなどの「コーチ」。ピアノレッスンとどう直結するのか。
「コーチ」Coach=「馬車」という意味で、馬車に乗って目的地まで運ぶ、という意味合いがあるそう。すぐに解決策を出すのではなく、気持ちを引き出し、自分で考え、答えを出すのは相手(生徒)という指導法で、時間をかけて取り組み、その過程の中で軌道修正も出来るというものでした。

「自分を知る」ために、コーチングのセルフアセスメントというタイプ分けで診断し、「社長」「発明家」「奉仕」「分析」の4つのタイプを知った受講生からは、「血液型より当たっている!」「あの生徒はこのタイプかな...」といった声があがり、笑いに包まれました。
国が違えば言葉や文化、環境、歴史が異なり、人も一人一人性格や考え方、価値観が違う。今回のセミナーを通して、普段見過ごしがちな当たり前に分かっている事でも、そこに立ち止まって向き合うことが出来、重野先生の体験談や、自分を知り他人を知り、アプローチや対応の仕方を勉強し新たな発見が出来、とても充実した2時間でした。 終始笑顔で、パワー溢れる重野先生、ありがとうございました。

Rep:ピティナ沖縄支部 照屋愛

2016年4月14日

【実施レポ】良い演奏と評価されるポイント―身体機能を活かした奏法(熊谷 洋先生)

160320kuma1.jpg 2016年3月20日(日)文教ハーモニー那覇店にて熊谷 洋先生をお招きし、「良い演奏と評価されるポイント―身体機能を活かした奏法」という題で講座が開催されました。 講座は、ブルグミュラーの25の練習曲をもとにそれぞれの作品におけるテクニックの奏法や指導法などを先生の演奏を交えながら進められました。協会の理事でいらっしゃる熊谷先生を前に会場は緊張気味でしたが、後列の方へのご配慮や「わかりづらい説明があったら途中でもどうぞご質問ください」などの優しいお声かけで緊張をほぐしてくださいました。 まず冒頭に《5本の指のタッチのスピードや強さをそろえるトレーニングをすること、鳴っている音をただ「聞く」のではなく"その音が良いのか悪いのか"を感じ取りながら「聴く」こと》が良い演奏につながるのだ、とお話しくださいました。 演奏する際の姿勢、手首と指先の動きや関節の使い方、音の響かせ方(和音と旋律のどちらも)などに重点を置かれていらっしゃいました。『素直な心』に出てくるような音価の長い和音の場合は手首を柔軟に使って次の和音へとつなぎ、『アラベスク』や『バラード』のようなテンポの速い作品に見られる細かく刻む和音では「つかんで抜く」といった指先と手首の作業が要求されると仰り動かし方のポイントをピアノを使って実際に見せてくださいました。 テクニック的な点だけではなく、先生の演奏は調性感や和声感がはっきりしており曲の流れがわかりやすく、そしてとてもロマンティックで魅力的な演奏で、受講された方々は横に揺れたり時には鼻歌を歌ったりして曲を感じていらっしゃいました。
160320kuma2.jpg 講座の終盤では質問も受けてくださいました。"原典版とのテンポの違いはどのように解釈すれば良いですか"との質問には「原典版は速すぎる場合が多く、最近はそれよりも少し遅めのテンポが提案されている楽譜がある。おかしな演奏にならない範囲で多様に選択していいのではないか」とお答えくださり、"体の機能を活かした奏法について具体的にどのようなことを気をつければ良いですか"との質問には椅子の座り方に関してもご説明くださり「椅子の高さ、座る深さ、肘が体の前を通過できるピアノとの距離でなければ関節をうまく使うことはできない」とのご説明には受講された皆さんが身を乗り出して聞いていらっしゃいました。 こうして、それぞれの作品に求められる奏法や練習方法、体の機能を活かした解決策などを教えていただきました。2時間という限られた時間の中でひとつひとつ丁寧にご説明くださり、より良い演奏のために体の機能や構造を理解して指導することの重要性を教えていただいたと同時に熊谷先生の演奏によってブルグミュラーの新たな魅力にも気づかせていただく大変貴重な時間となりました。 熊谷先生、ありがとうございました。

Rep:沖縄支部 平良 菜摘

【実施レポ】2016年度ピティナ・ピアノコンペティション 課題曲セミナー(赤松 林太郎先生)

160314akamatsu1.jpg 2016年3月14日(月)沖縄県浦添市ベッテルハイムホールにて赤松 林太郎先生をお招きし、「2016年度ピティナ・ピアノコンペティション 課題曲セミナー」が開催されました。

今年は講師に赤松 林太郎先生にお越しいただき、A1級から D級までの全曲を4時間の講座時間の中でみっちりと演奏と共に指導法やテクニックの問題点や様式について伝授していただきました。
講座の冒頭で、時代の歴史的背景をしっかり深く説明されて、それがバロック・クラシック・ロマ ン・近現代の時代別の様式的演奏につながっていく事がよくわかりました。 A1級の小 さな生徒さんが演奏する曲の中でも、とても丁寧な説明をふまえて演奏していただき、沢山の大事な エッセンスを伝授していただきました。

「舞曲のテンポ感の設定」「音色と発音」「音量のコントラスト」「拍感」
「音価のコントロール」「休符に表情をみせる(表現力がぐんと変わる)」
「題材の書かれた曲はタイトルがすべて!!」「立体感」「様式感」



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沢山のエッセンスの中でも、特に「様式感」についての説明と提案がとても印象的で、その時代にあった舞曲のテンポ感の設定や、その時代背景や作曲家の意図とする表現にあった音色やハーモニーの表現の工夫、ペダリ ングの工夫などが、様式感の説明と共にとても理にかなった説明で、納得のいく満足感のある講座となって いました。
後半のC級・D級の曲の説明でもA1級とB 級で説明された事がすべてつながって、大きな曲として幅広く表現さ れていく事と、その中に高度なテクニックが必要である事がわかりました。モーツァルトの演奏で大切なパールストーンの音色、ショパンで大事なペダリング、その他の曲でも音につやを与えるペダルの工夫な どを先生の素晴らしいテクニックと音色の演奏で断片的に感じる事ができました。

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会場に集まった指導者の先生達からも、とても知性あふれる素晴らしい講座であった事を多くの方からお話いただきました。 この講座で深くお伝えしていただき勉強した事、感動した事をこれからの指導にしっかりと反映していきたいと思い ます。

赤松 林太郎先生、沖縄までいらしていただきありがとうございました。


Rep:沖縄支部 新垣尚子

2016年10月13日

【実施レポ】生徒たちに伝えたい 和声(コード)進行が秘める魅惑の喜び(小栗克裕先生)

2016年9月26日(月)沖縄メディアアートセンターにて小栗克裕先生をお招きし、「生徒たちに伝えたい 和声(コード)進行が秘める魅惑の喜び」という題で講座が開催されました。
学生時代に習った和声(つい最近・・・という訳ではないので)、頭をフル回転して思い出しながらの受講開始となりました。
長三和音からはじまり、七の和音、転回形、非和声和音、カデンツの種類の性格など、基本から丁寧に進めてくださり、バッハやベートーヴェン、モーツァルトなどの作品の中から和声進行を挙げ、それが良いから和声の本が出来ている、とおっしゃっていました。
その他借用和音やナポリの和音、反復進行にも様々な種類があり、その調の固有和音以外の和声を用いることによって幅が広がり、和声進行の豊かさを教わりました。
「この伴奏、素敵」と感じる作品は、和声(コード)が豊かだと思います。
色合いが変わり、そこから湧き出る感情もいろいろと出てくると思います。

和声を知って弾く演奏と、そうではない演奏はすぐ分かる、と小栗先生がおっしゃっていたように、和声を知り、調性を知り、どのような過程を経て曲の完結を迎えたかを知ることによって作品の世界観が広がり、それによって魅力ある演奏へと繋がるものだと感じました。
本日の講座で和声分析の仕方を教わり、これからはCDを聴く時も「ゼクエンツ!」「ナポリ!」と叫びますね。
小栗先生、楽しい2時間ありがとうございました。

Rep:ピティナ沖縄支部 照屋 愛

2017年3月 2日

【実施レポ】ピアノの先生が知っておきたい導入期の指づくり 音づくり 耳づくり(今野万美先生)

161205imano_1.jpg2016年12月5日(月)、那覇市東町の沖縄メディアアートセンターoMacスタジオにて、今野万美先生による 「ピアノの先生が知っておきたい導入期の指づくり 音づくり 耳づくり-『はじめてのギロック』でぐんぐん育つ表現力とテクニック-」と題されたセミナーが開催されました。

2016年5月に『はじめてのギロック』を使った導入指導の書籍を出版され、ギロック指導のスペシャリストとして 全国を駆け巡っていらっしゃる今野先生の初来沖!この日をワクワクと待ち望んでいた受講者の気持ちをギュッと掴み、「習い始めの導入期から響きの良い音づくりをするためにはどうしたらよいか?」巧みに考え抜かれたアイディアと実践の数々を 丁寧に説明していただきました。
皆を一瞬で笑顔にさせる温かい言葉の影に、どれだけの研鑽の時を積まれた事でしょう。

まずは、ギロックが導入指導になぜ適しているのか、それは教育的配慮に基づいて作曲されているからとの丁寧なご説明から始められました。
今野先生は、「何にこだわってレッスンしたらよいのか?私の場合は、音の響きにこだわりたい!それを子ども達にどう分かりやすく伝えるか?」 それが「はじめてのギロック」を使ってできると強く確信して研究を始められたそうです。
順番については、前半は、○ノン・レガート ○レガート ○スタッカート ○レガート&スタッカート ○バランス ○リズム
項目に分けて難易度別にまとめ、後半は少し長めの曲と、並べ変えることを提案されています。

161205imano_2.jpg次に、本の内容に沿って講義が進められていきました。
☆指づくり ノン・レガート ☆指づくり レガート スタッカート ☆耳づくり バランス それぞれの項目に可愛らしいグッズを使って、なぜ使うのか?どう使うとよいのか?を受講者も実際手に取ってご紹介。
脱力に適した魔法の言葉「ふか--」や、メロディーを歌う時も本気で!大げさに分かりやすく伝えることを次々と展開されていきます。
子どもの発言を笑顔で引き出し、決して否定しないこと。
表現豊かに成長してほしいからとの想いに、深く共感いたしました。

また、生徒さんとのレッスン風景のDVDでは、実際にグッズを使っている様子を観せていただきました。
レッスンでは、「こだわっているんだけど、一歩手前で止めてあげる。でないと疲れてしまう。やろうとする気持ちが大切!」 この言葉に受講者一同「ほ--」と驚嘆の溜息が漏れました。導入指導では、ハードルを低く!こだわりが強くて恐くなってしまわないよう 常に優しく笑顔でいることは大切なスキルですね。
「大切なのは目力よーー!」納得いたしました。

「はじめてのギロック」の曲の解説では、拍子感や縦のハーモニー、音の方向性の大切さ等、要点を絞って、会場を笑いの渦に巻き込みながらも 分かりやすく伝授していただきました。
生徒の僅かな変化を見逃さず、すかさず褒めることが大切と力強くお話くださいました。
最後に「導入指導は、種まきの時期。
生徒の成長のために自分自身の指導の引き出しを自らのアレンジを加えつつ増やし続けること」こう締めくくられ、感動の2時間を共有させていただいた大きな拍手が鳴り渡りました。
今野万美先生、沖縄の指導者にパワーと情熱と勇気を与えていただき、心から感謝申し上げます。
ぜひまた沖縄へお越しくださいませ。


Rep:赤嶺 涼子

2017年3月30日

【実施レポ】2017年度ピティナ・ピアノコンペティション課題曲セミナー(小栗克裕)

170315oguri_1.jpg 2017年3月15日(水)ベッテルハイムホールにて小栗克裕先生をお招きし、「2017年度ピティナ・ピアノコンペティション課題曲セミナー」が開催されました。
A2級-D級の近現代の課題曲を中心に、演奏を交えながら作曲家の観点から課題曲を分析、説明してくださいました。




「アナリーゼを通して子どもたちはどう変わるか・・・」
まず、アナリーゼといえば二部形式や三部形式など形式を知る。
半終止、全終止、偽終止が分かる事によってフレーズの取り方、終わり方に違いが出てくる。また似ている進行を使用している作曲家を見つけることが出来、時代が分かり他の作曲家の曲を知ることによって、音楽の世界が広がる。
そして、何より弾くことが楽しくなる。

170315oguri_2.jpg またA2級では音が少ないので、和声を考えながら先生が付けてあげると響きがあるので雰囲気がつかみやすい、と話され、演奏の幅を広げるきっかけになる和声付けは重要だなと改めて感じました。

ピアノは他の楽器と違い、一人でもメロディーと伴奏が同時に出来ます。
同じメロディーでも和声進行に違いがあると、雰囲気がまるで違ってきます。
それを感じられるピアノ楽曲の楽しさ、おもしろさを、和声を通して伝えていき、他楽器とのアンサンブルでも伴奏が豊かになるよう繋げていきたいと思いました。


小栗先生、時にはジョークも交えながらの楽しい講座を、ありがとうございました。



Rep:ピティナ沖縄支部
照屋 愛

2017年6月21日

ピティナ・ピアノコンペティション 課題曲公開レッスン

2017年5月27日(土)ベッテルハイムホールにて深谷直仁先生をお招きし、コンペ沖縄1をあと2週間後に控えて、モデル演奏者による「ピティナ・ピアノコンペティション 課題曲公開レッスン」が開催されました。
終始穏やかな先生のレッスンに生徒もリラックスして演奏していました。先生が問題点を指摘して下さりバロックの奏法について、スケール、スタッカートの練習法や声を出してフレーズをうたうことの大切さ、子供にとって楽な指使い等の具体的なご指導がありました。
弾きこんでいるうちに無意識な練習になりがちですが、一音一音に集中して意識的な練習をする大切さを学びました。 ピティナの課題曲のみに限らず、今後のレッスンにも活用できるすばらしいエキスをいただき、充実した気持ちで皆さん帰途につきました。

Rep:沖縄支部 宮城佳代子

2018年3月12日

【実施レポ】ぴあのノカラダカラダ in オキナワ(竹本絵己先生)

2017年10月2日(月)沖縄メディアアートセンタースタジオにて竹本絵己先生をお招きし、「ぴあのノカラダカラダ in オキナワ」という題で講座が開催されました。

竹本先生は前日の那覇秋季ステップでのアドバイザーもお務めになられました。その中での参加者を対象としたワンポイントレッスンも実施していただき、とても分かりやすく楽しいレッスンに受講者の緊張もほぐれ、会場からは笑いが起きたり大きく頷いてお聞きいただいたりと、皆様すっかり竹本先生のレッスンに惹き込まれていらっしゃるようでした。

その翌日の講座とありまして、「ぴあのノカラダカラダ」とはどんな内容なのだろうととても楽しみに参加させていただきました。 会場に着きますと、竹本先生は前日のお疲れも感じさせず溌剌とした笑顔で迎え入れてくださいました。
受付にて今回の講座の内容をおまとめいただいた資料を拝見しまして大変充実した内容に少し圧倒されておりましたところ、「さぁっ、まいりますよ!今日は盛り沢山の内容ですので少し早口になりますが皆様頑張ってついてきてくださいね!」と竹本先生が仰り「ぴあのノカラダカラダ in オキナワ」が始まりました。

竹本先生は筋肉の自由が利かなくなってしまうジストニアという病を右手に発症された経験がお有りで、初めにそのお話しをお聞かせくださいました。この病気は、いまだに病態の解明が進んでおらず根本的な治療法も見つかっていないというのが現状のようです。
そんな病との果てしないと思われた闘病生活ですが、完治までに40年という年月を要した方がいらっしゃる一方で竹本先生は8ヶ月で治されたとのお話しには驚きの声が上がっていました。日常生活に支障が出る病だと耳にしたことがありましたので、大変なご苦労をなさりながら治療やリハビリに励まれ、こちらが想像し得ない程の凄まじい努力をされたのだろうと思います。
そのような経験をなさった竹本先生はその後、ピアノを弾くための身体(カラダ)についてお調べになり、様々な研究をされたそうです。

I-「ぴあのノカラダカラダ」には4つの変換がありました。

1-ピアノの「身体」からだ
2-ピアノの身体「空(カラ)」だ
3-ピアノの「殻」だからだ
4-ピアノ「野から 田から」だ

演奏のために「身体」のことを知り、演奏へ集中するために身体や心を空っぽにし、休日には身体や心を休めるために自然に触れて体を動かすお時間を設ける、といったことを大切にお考えになられているとの事でした。

II-「ヒトのカラダのマッピング」

続いては「ヒトのカラダのマッピング」と題し9項目の骨のお話しをしてくださいました。なんと、竹本先生は「骨フェチ」だそうで幼い頃から骨にとても興味をお持ちだったとの事です。私は「骨フェチ」という方に生まれて初めてお目にかかりました。 たくさんの骨の画像とともに竹本先生ならではのお話しを交えながら、どのように演奏に反映させるのかということを教えていただきました。

『骨が無ければ人間の体は保てない』とのお話しはとても興味深く聞かせていただきました。骨が大切なものだとはもちろん知っていますが「体が保てない」ということはこれまでに考えたことがなく、人体にとって骨がいかに大切であるかを改めて考えさせられました。

そして、中でも衝撃的なお話しは「刺されたら即死」するような部位ほど骨密度の高い骨に守られているそうです。肺や心臓を守る「肋骨」や「頭がい骨」「骨盤」などが挙げられるそうです。
『全身の骨を様々な筋肉が覆って人体を形成している』ということにも触れられ、『脊椎&骨盤はどんな造りになっている』のかでは横から見た背骨の画像が表示されました。背骨を横から見るとSの字を描いており、それによって「歩く」や「走る」という動きを可能にしているそうです。

ここでは、竹本先生が以前に頚椎ヘルニアにより左手の握力が一時ゼロにまでなられたと仰っていました。今では17kg程度まで回復されたとの事でしたがジストニアに続き本当に大変な体験を重ねられ、その度に想像し得ないような努力をなさって今のお身体を手に入れられたのだと心から尊敬致しました。
「両手の骨」の画像を見ますと、手首や手のひらの骨はとても面白い形状のものが集まっていました。そして、その周囲を「広背筋」「骨間筋」「小指外転筋」などの筋肉が覆っており、"手が広がらない"という方は骨間筋のところが板のようになっているのだそうです。
フィンガートレーニングの先生に通い始めた頃は竹本先生の手も板のようで手の甲に谷が無かったそうですが、ぐりぐりと刺激を与えるマッサージ(と言いましょうか)の結果、板のようではなくなり谷が出てきたそうです(でも、すごく痛いそうです)。 骨や筋肉だけでなく、血管についても教えていただきました。

手の甲には静脈、手のひらには動脈があり動脈には酸素がたくさん含まれているそうです。会場の皆さんで手のひらに熱を集める合掌のポーズをしました。両手のひらを合わせて熱を集め、そのあとゆっくり離すと手と手の間に温かい空気の層ができます。
その空気を逃さないように指先をくっつけてアーチをつくり、ゆっくり鍵盤にのせると自然に丸いフォームができるとの事で竹本先生が実際に示してくださいましたが、とても綺麗な丸いフォームになっていました。早速その日のレッスンで試された先生方も多かったのではないでしょうか。

ほかには、脚の構造を知ることで足のどこでペダルを踏めばいいか考えることができるとの事でした。 「肩甲骨から指先まですべて手なのですよ!」という先生のお言葉を理解するためにお隣の席の方と肩甲骨の動きを確認し合いました。
それから、「ピアノを弾くとき腕はねじれています」と竹本先生が仰ると皆さん頭に「?」が浮かんでいる様子でしたが、延長コードをお使いになり2つの筋肉のねじれる様子を示していただくと確かにねじれていることがわかりました。実際にお見せいただき、私たちの「?」は解消されスッキリ致しました。

身体のことを少しずつ理解してきたところで『バーナム・ピアノテクニックーミニブック』の指導法について、たくさんのコツやアイディアお話しくださいました。

先のお話しを踏まえて骨や関節の使い方が重要なのはもちろんのことですが、先生は「emi語」というオリジナルの表現を用いてそれぞれの課題に出てくる動きを子供たちに伝わりやすくしていらっしゃいました。
「たまごちゃん」「くるん」「つるさん」「ぽんペタ」「重みのお引越し」など、ほかにもまだまだお有りでしたがどれも手の動きをイメージしやすく演奏の際に反映しやすいと思いました。何と言っても可愛らしい表現だということが生徒さんも大人でも楽しくなる気がしました。
手の圧のかけ方や重みの移動には、流行の「スクイーズ」を利用していらっしゃるとの事で、この日は食パンのスクイーズを見せていただきました。

また、先生のレッスンではマイフィンガーボードとマイ食パン(のスクイーズ)を生徒さんたちが持参し、お使いになっているそうです。
フィンガーボードの使い方として重要な点は、

1-一人一人に合う形を探る
2-常に新しい使い方を模索する
3-いつもそばに置いておくこと だと仰っていました。

たくさんのお話しをしていただき、講座の終盤に差し掛かったところで「さて!それでは今から皆様に問題を解いていただきます!」とのお声掛けと同時に1枚のプリントが配られました。そこには29個の問題がありました。
突然のことに一瞬どよめきが起きましたが、用語の綴りや意味、調性についてなどの質問を学生時代に戻ったように皆さん黙々と解いていらっしゃいました。 楽譜に記載された楽語には省略表記されているものも多くありますが、そういったものも省略せずにしっかり原語で書けることや、用語の語源を知るといった知識も指導をしていく上で非常に大切なことだと感じました。

盛り沢山の講座の最後はブルクミュラーの25の練習曲より2曲の楽曲分析と指導のポイントなどを解説してくださいました。
竹本先生がご自身でアナリーゼなさった2曲の楽譜を資料としてお配りくださり、先生の演奏を交えながら『アラベスク』ではメロディーに隠された作曲技法など、『貴婦人の乗馬』では半音階を滑らかに弾くための指導方法などについて教えていただきました。

「ぴあのノカラダカラダ」というタイトルを目にした際には演奏する上での身体の使い方のための講座だと思っておりましたが、それだけではなく骨や筋肉や血管まで細かく身体の仕組みを教えていただき、身近なテキストの中での指・手・腕、姿勢などの身体の使い方、そして楽曲分析やテクニックを上げるためのアプローチに至るまで、たくさんの貴重なお話しを本当にありがとうございました。

Rep:沖縄支部 平良菜摘

2018年4月13日

【実施レポ】 2018年度 コンペ課題曲企画 課題曲セミナー(奈良井巳城先生)

2018年3月15日(木)沖縄県浦添市ベッテルハイムホールにて、奈良井巳城先生をお招きし、「2018年度 コンペ課題曲企画 課題曲セミナー」が開催されました。

近現代の曲を中心にA2級からD級までの課題曲を奈良井先生の 素晴らしい演奏と共に、1曲1曲の重要なエッセンスを伝授して 頂きました。

  • ウナコルダの時の指のタッチ
  • 離鍵の音作り
  • 倍音が増えるとふくよかになる響きのタッチ

テクニック面では、このような内容を1曲1曲の紹介の中で 教えて頂きました。 また、表現面においては、

  • 音楽を感じる間の大切さ
  • 低音が骨格で右手が洋服のようなバランスの大切さ

そして、『調音結合』という言葉から学ぶフレーズ作り、音楽の 表現作りについてもわかりやすく説明して頂きました。

また奈良井先生が研究なさっているロシアピアニズムから学ぶ 表現力の説明では、和音の響きを『 焼き鳥 』に例えて説明して 頂き、焼き鳥のくし部分の音、肉の部分の音を、課題曲の中に ある和音で見事に1音1音コントロールされた音で立体的に表現・ 説明して頂き、納得と共に、また奈良井先生のユーモアのある お話にもつられて、会場は時折、笑い声が広がるとても楽しい 雰囲気につつまれました。

先生のユーモア、パワー、エネルギーに圧倒されて、長い講座が とても短く感じあっという間だったという受講者のお声がたくさん ありました。 今年のコンペ課題曲のたくさんの素敵な曲を生徒達と共に学び、 課題曲セミナーで学んだ事をしっかりレッスンに活用していきたい と思います。 奈良井 巳城先生、南の島沖縄県へお越しいただきありがとうございました。

【実施レポ】明るい未来に繋がる導入期指導法(井上朗子先生)

2018年3月30日(金)名護中央公民館小ホールにて、井上朗子先生による、「明るい未来に繋がる導入期指導法」が開催されました。

何事も基礎が大事。間違った癖がついてしまうと、それを修正するのはなかなか難しいこと。それは多くの先生方が日頃痛感していることではないでしょうか。その導入期の指導法を、バスティンパーティーAに沿って講義してくださいました。

まず初めに出てくるのは、右手と左手の認識。歌いながら手を叩く、お互いの手を合わせて叩くなど、スキンシップも図りながらやることが大事。弾きやすい指、手にするために、指先と付け根の強化の徹底。鍵盤ポジション感覚を身につけるために、目を閉じてやってみる。拍感を養うためにメトロノームを使用する。音程などは、視覚的に分かるように記号化すると良い。また、ラップの芯を使用して脱力の仕方や、おはじきを鍵盤に置かせて音の場所を覚えるなど、グッズを使用してのレッスンアプローチもありました。

譜読みの速さは、弾きたい曲をすぐ実現出来ます。音色の追求は、聴く耳を育てる、打鍵の仕方、脱力が関わってきます。生徒に対して生涯音楽と関わってほしいという思いは、誰もが抱いていると思います。その為にも、教材の意図をきちんと理解し、導入期で楽しく分かりやすくレッスンしていくことが大事だということを、本日のセミナーで改めて感じました。2時間終始明るい笑顔の井上朗子先生、ありがとうございました。

Rep: ピティナ沖縄支部 照屋 愛


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