| 後の記事 »

手の痛みとピアノ奏法

 blog_071028shinnyurigaoka.jpeg 酒井直隆先生「手の痛みとピアノ奏法」
2007年10月28日(日)、昭和音大ラ・サーラ・スカラにおいて、酒井直隆先生をお招きし、標記のセミナーを実施致しました。酒井先生は、横浜市立大学病院で音楽家専門外来を開いておられるほか、ムジカノーヴァ誌の連載、ショパン誌の特集記事でもお馴染みです。講座は、具体的な写真や画像を見ながら、豊富なエピソードと共に、医学の知識の無いピアノ指導者にも、楽しく・わかりやすく説明して下さいました。

<手と奏法>
近頃、楽器やスポーツをするに当たって、体の構造から練習法やフォームなどを効率的にしていこうという研究が広まってきたように思いましたが、実は、1850年頃から始まっていました。ピアノの発達と共に、それまでの弾き方では無理が生じるようになったこと、奏法教育の間違いから、手を傷めるケースが多々あり、音楽家が解剖学を勉強して、現代の奏法へ行き着いたのです。
手の大小・指の長短、柔らかすぎる、などなど、人によって、悩みは様々ですが、大ピアニスト達の手も、また様々で、手や環境のせいには出来ない(逆を言えばどんな手でも希望はある)のです。

<手の障害の原因と対処法>
手の解剖学的知識があれば、ひじの痛みの原因がひじの使い方にあるのではなく、手の使いすぎから来ている、ということがわかります。俗に言う腱鞘炎も、多くの人が間違った部位を指して使っています。
痛くなったら弾けない、のではなく、痛みのある箇所はいたわり治療しつつ、原因となっている弾き方をあらためていけば、練習は続行できます。

<練習法の再検討・・・やっぱりピアノは毎日練習>
最近のスポーツ医学で、筋肉の練習は、毎日より週に1回位のほうが、効率が良い、という事がわかっています。ピアノの練習を、筋肉と脳(反射)の練習にわけると、ピアノは脳の訓練が大事なので、毎日練習しなければならないそうです。(筋肉部分は、指より、腕や上半身などの大きな部分のことだそうです。)

酒井先生のインタビュー記事が、こちらに掲載されています。

(記:katsuko新百合ヶ丘ステーション 平山) 

 

※この記事のご感想をこちらにお書き下さい。(Facebook登録者限定)


過去の記事




QRコード

携帯からもピティナ・コミュニティを閲覧できます
ピティナ表参道Avenueステーション