ステップ説明会

ご無沙汰しております。
間隔があいてしまい申し訳ございません。皆様いかがお過ごしでしょうか。
7月16日、サンファン石巻ステーションの久我真奈美先生のつながりと、小原孝先生のご厚意により、石巻市で公開レッスンとミニリサイタルが満員御礼で開催されました。
小原孝先生は東日本大震災後、心の復興支援として「逢えてよかったね友だちプロジェクト」を継続的に取り組んでおります。
今回はCD「小原孝ブルグミュラーを弾く」発売記念イベント、9月のブルグミュラーコンクール石巻地区予選に向けて、そして何より被災地に元気と子どもたちの笑顔のため、開催に至りました。
公開レッスンでは4名の小学生・中学生に受講していただきました。
ブルグミュラーコンクールの課題となっている、
♪進歩・佐藤美優さん(小2)
♪やさしい花・千葉凪紗さん(小3)
♪タランテラ・小野寺晴香さん(小5)
♪空気の精・茂木美空さん(中2)
公開レッスンでは、音の方向性や拍子のとらえ方、指・手のフォーム、曲の解説や子どもたちの演奏に伴奏をつけてくださるシーンもありました。
特に印象に残った内容が、「左手に表情をつけてよく歌って弾く」こと。
パワフルな3拍子、踊りの曲をあつかうようにまろやかな3拍子、軽やかさを重視した弾ききるような3拍子、2拍目と3拍目に空間をつくったウィンナワルツのような3拍子と、右手を同じように弾いても左手に表情をつけるだけでこんなにも変わる。
生徒さんたちも感じ方が変わったのか、レッスンを受けてから聴講者にも上達したのが見受けられるさらに魅力的な演奏となっておりました。
公開レッスン後のミニリサイタルも、柔らかいタッチと綺麗な音色、ユニークなお話と先生のお人柄の出たとても素晴らしい時間でした。
帰りには写真会、握手会、CDを手に買われる方など大満足のご様子でした。
ご来場いただきました皆さま、ありがとうございました。
石巻市まで音楽を届けてくださった小原先生に感謝を申し上げますとともに、ピアノを習われていらっしゃる皆さまのますますのご成長、そして被災にあわれた方々が音楽の力で少しでも元気になられますようお祈り申し上げます。
小原孝先生、ありがとうございました。
鈴木 絢佳
冷たい秋風が心にもしみわたる、しみじみとした季節を迎えました。静かに更けてゆく秋の夜長を、いかがお過ごしでしょうか。
9月4日(月)に菅原望さんによる学校クラスコンサートが開かれました。
Readyfor企画・仙台おりひめステーション代表 武内園子先生を筆頭に、石巻市立湊小学校と石巻小学校で開催いたしました。
石巻市湊小学校は東日本大震災で地震・津波の多大な影響を受けた地区の一つです。
地域が壊滅的な被害を受けたことから、現在 湊第二小学校が廃止となり、湊小学校へ統合となりました。改修後の綺麗な校舎からは、休み時間の子どもたちのにぎやかな声が聞こえてきました。
クラスコンサートは、子どもたちの大きなご挨拶から始まりました。
きちっと整列していたことから一遍、好きなところでどうぞとお話があると、一斉にピアノの周りに集まりだしました。
子どもたちで埋め尽くされ、ピアニストが見えなくなるくらいみなさんピアノに興味津々でした。
※石巻小学校 ※湊小学校
どんな作曲家がいるか知ってるかな?
子どもたちからは知ってるー!!の嵐。
子どもたち一人一人に耳を傾け、たくさんのコミュニケーションをとっていました。
演奏は迫力ある「革命」からはじまり、「エリーゼのために」、ファジル・サイがジャズのように編曲した「トルコ行進曲」、「月の光」とどこかで耳にしてきたであろう有名な曲を披露しました。
曲の合間に解説やクイズや楽しいトーク、菅原さんの答えに子どもたちの大爆笑もあり大喜び!
演奏クイズでは、どちらの手が主旋律なのか、何回テーマがなっていたのか、どこで弱音ペダルをはなしていたのか、ピアノを弾くうえで大変重要で必要なことをあえてクイズ形式にし、子どもたちからは集中して数える様子や静かに耳を澄ませ聴き惚れる様子、目からも耳からも心躍る演奏ばかりで子どもも先生方もくぎづけでした。
その後も、「クシコスポスト」の演奏に運動会の曲だ!とピアノの周りを走り回る子や、スペインの情熱的な音楽「火祭りの踊り」に驚きの表情と、楽しい時間はあっという間でした。
子どもたちからは感謝の気持ちを歌にのせて、「フレンドシップ」を元気にプレゼントしてくれました。
最後は武内先生の鍵盤ハーモニカと子どもたちの合唱による共演で、「夢をかなえてドラえもん」をみんなで演奏しました。
終わった後は感動・喜びの声と、たくさんのお礼の言葉、笑顔いっぱいの終演でした。
当日の様子は、河北新報社・テレビ局 東北放送から取材があり紹介されました。
震災後、社会の大変さを感じたであろう子どもたちが少しずつ当時の恐怖を薄らいでくれますよう祈って。
演奏してくださったピアニスト菅原望さん、当日までの準備や運営をご教授くださった武内園子先生に感謝申し上げます。
鈴木 絢佳
味覚の秋、行楽の秋、芸術の秋となりました。
9月10日(日) 石巻市遊楽館に於いて、ブルグミュラーコンクール 石巻地区大会を開催いたしました。
天気にも恵まれ、第一回石巻地区予選では84名の方が出場されました。
活気に満ちたステージが繰り広げられており、コンクールには多くの観客も訪れ、若い音楽家を応援する熱気に溢れていました。
純粋な音色や表情・エネルギーに、日頃より十分練習されている成果を見受けられ、これまで取り組んできた集大成を出し切ろうとする姿や演奏にスタッフ一同 心打たれました。
今回、満足する演奏表現が出来た方も、思うような演奏が出来なかった方も、ステージに立つという経験を重ねることで自信や達成感・充実感をもつことができ、緊張しても不安な気持ちや舞い上がってしまうことが少なくなり気持ちが安定します。
ひとつの経験はこれからの財産となります。緊張してもうまく向き合えるようなメンタルを保持できるよう、練習してきた時間を称えさらなる向上心をもって日々の練習に励んでいただきたく思います。
また素晴らしい成長の成果を聴かせていただけますことを楽しみにしております。
審査を務めてくださった先生方をご紹介いたします。
田原 さえ先生、菅原 望先生、武内 園子先生のお三方でした。
先生方、どうもありがとうございました。
当日はサンファン石巻ステーションのメンバーの他に、宮城支部長と宮城支部所属の先生方にお力添えをいただきました。
ご参加いただいた皆様、ならびにご支援・ご協力いただいた皆様に感謝申し上げます。
なお、11月3日(金・祝)に日立システムズホールに於いて、東北ファイナルが開催されます。
出場されます皆様、出演された皆様のご活躍と成長をお祈りいたしております。
石巻地区大会の様子が河北新報に掲載されました。
受賞された皆様、おめでとうございます。
受賞されました方々の一覧はこちらです。
鈴木 絢佳
11月5日(日)「若き演奏家の夕べ~杉元太・三浦梓 Joint Concert」が無事終演いたしました。
プログラムは、
J.シュトラウス2世:春の声
木下牧子:おんがく
木下牧子:竹とんぼに
F.リスト:愛の夢
ワーグナー=リスト:イゾルテの愛の死
W.A.モーツァルト:オペラ'フィガロの結婚'より「恋とはどんなものかしら」
E.デッラックア:ヴィラネル(牧歌)
J.オードウェイ:旅愁
野上彰:落葉松
F.リスト:コンソレーション第3番 変二長調
F.ショパン:スケルツォ第3番 嬰ハ短調 Op.39
G.プッチーニ:オペラ'ジャンニ・スキッキ'より「わたしのお父さん」
アンコールは、
F.ロウ:マイ・フェア・レディ
中島みゆき:糸
会場には330人超のお客様にご来場いただきました。
日頃より応援して下さっている皆様、お越しくださった皆様、後援いただきました皆様、ならびに関係者の皆様、素晴らしい演奏をしてくださった出演のお二方、スタッフ一同 御礼を申し上げます。
終演後の写真撮影の際に、ステーションメンバーである大木利賀子先生がお誕生日ということで、即興でハッピーバースデイをみんなで歌いました。
プロの歌声とプロのピアノ伴奏、最高のお誕生日と大喜びでした。
多くの方の温かい支え・応援と、何より出演者の素晴らしい演奏に、私たちにとってもきっとずっと忘れられない一日となりました。
感謝の思いでいっぱいです。心より感謝申し上げます。
この先も目が離せない注目の演奏家です。
今後もサンファン石巻ステーションでは地元の活気を願い、地元の演奏家を応援していく所存です。
杉元 太さん、三浦 梓さん、どうもありがとうございました。
鈴木 絢佳
例年よりも早く桜が開花し、宮城にも春が訪れました。
去る3月24日土曜日、石巻市遊楽館かなんホールにて
第2回 石巻地区 ピティナステップを開催いたしました。
石﨑 久子先生、大塚 由美先生、田口 翔先生をアドバイザーにお迎えいたしました。
やむを得ない事情で、今回アドバイザーを予定しておりました奈良井 巳城先生は今回お出になることは出来ませんでしたが、また別の機会でお会い出来ますことをスタッフ一同、心より楽しみにお待ちしております。
急な変更となり、参加された皆さまにもご心配をお掛けいたしました。ご了承いただきありがとうございました。
なにより、今回アドバイザーの他にトークコンサートも快くお引き受けいただきました田口翔先生に感謝申し上げます。
先生方にはタイトなスケジュールの中、講評用紙が隙間なくびっしりと真っ黒になるまで、演奏者にも指導者にもお勉強になる濃い内容をいただきました。
長時間にわたるステップ、アドバイスと、大変お世話になりました。
トークコンサートでは素晴らしい演奏と笑いありのトークで、会場も和む楽しい雰囲気となりました。
美しい音色と情熱的な演奏に皆 心奪われた様子でした。どうもありがとうございました。
今回継続されました神田愛巴さん、阿部紗睦さん、茂木美空さん、澁谷真澄さん、内海陽奈さん、只野慧さん、おめでとうございました。
これからも多くのステージで、参加されました皆さまのご活躍をサンファン石巻ステーションでは応援しておりますとともに、更なるご発展をお祈り申し上げます。
多くの関係者の方にご支援いただき、感謝申し上げます。
皆々様のご協力のもと、今年も笑顔で締めくくることが出来ました。
また来年、皆さまのご参加をスタッフ一同、楽しみにお待ち申し上げております。
今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。
鈴木 絢佳