レポート アーカイブ

2014年3月 6日

汐留ステップ開催レポート(2014.2.15)

 2014年2月15日(土) 汐留イタリア街ステーションによる初のピティナ・ピアノステップ汐留地区を、汐留ベヒシュタイン・サロンで開催致しました。

 「汐留ベヒシュタイン・サロンで新ステーション設立」分不相応ながらその代表を務めさせて頂くことに決まってから約一年、赤松林太郎先生のご指導の下、ユーロピアノ株式会社の白川ひかりさんはじめ皆様のご協力で準備をして参りました。

 7月には林苑子先生をお招きしてステップ説明会を開催し、今回はご自身の銀座ステーション以外でアドバイザーをなさったことのない、恩師播本枝未子先生がアドバイザーとしていらして下さることになりました。フォルテピアノも弾けるステップにしたいと言う夢は、ユーロピアノ株式会社の方々が叶えて下さいま した。ベヒシュタインとフォルテピアノ(1815年製デュルケンのレプリカ)が弾けるステップとして、ご出場の皆様の渾身の熱演、赤松先生(ベヒシュタイン)と私(フォルテピアノ)によるトーク・コンサート、とステーションとして最高の記念すべき初回ステップとなりました。

 この日まで、見える形、見えない形で沢山の方が応援し、力を貸してくださいました。記録的な大雪後の混乱の中で迎えた当日は、ユーロピアノ株式会社の皆様、ピティナの皆様、スタッフの方々が最大限努力をして下さいました。無我夢中で終えた今、改めて感動と、言葉に言い尽くせない感謝の想いに溢れております。

 これからも皆様にピアノを、音楽を愛し続けて頂けるよう、微力ながら精一杯活動をして参りたいと思います。本当にありがとうございました。

汐留イタリア街ステーション代表 飯野明日香

アドバイザーの先生方
アドバイザーの先生方
汐留ステップ
汐留ステップ
汐留ステップ

2015年5月21日

汐留5月ステップ開催レポート(2015.5.10)

このステーションでは「べヒシュタイン、フォルテピアノが弾けるステーション」という個性を出していきたいと思っており、ゴールデンウィークもひと段落した5月10日のすがすがしい日に、汐留ステーションの第2回PTNAステップを実施しました。
今回のステップでも前回同様モーツアルト、ハイドン時代の音色を彷彿させるフォルテピアノ・デュルケン(レプリカ楽器)を演奏できるよう楽器を設置し、演奏者がフォルテピアノの繊細な表現を演奏するとともに、現代のピアノで繊細な表現を可能としたべヒシュタインピアノを弾いてそれぞれの音色を聴き比べしていただけたらと思い企画しました。今回アドヴァイザーに福田惺子先生、金子一朗先生、飯野明日香先生を迎え、参加者は41組中10組フォルテピアノ参加者と前回の2倍以上で、大人でフリースステップでの参加者が多かったのも今回のステップの特徴となりました。

講評で金子一朗先生より「今回はレヴェルが高く、心を動かされる演奏が多かった。また音楽を縦(和声)でとらえるだけでなく横(メロディー)と両方でとらえられるようになるといい演奏になっていくのでこれも目指していただきたい」という励みになる言葉をいただきました。
トークコンサートでは、今回アドヴァイザーでステーション代表の飯野明日香先生とユーロピアノ(株)ピアノマイスター加藤と対話し、演奏する立場からこの楽器を弾く魅力とはと質問をしたところ、飯野先生は「自身が古典派の曲を弾くにあたってこの楽器(デュルケン)に助けられた。どう弾いたらいいのかを楽器と向き合い試していくうちに教えてくれるそのような感覚があり、現代のピアノではこのべヒシュタインが似ている感覚・方向性なのかもしれない」「指先に伝わる感覚を表現できる楽器ということでは透明感があり立ち上がりのよいべヒシュタインは多彩な音色を表現できるので、弾き手の思いを表現してくれるいいピアノなのかもしれません」とお話しされました。
モーツアルトのピアノ協奏曲はオーケストラパートをべヒシュタインで、ソロパートをフォルテピアノで演奏し、2台の違いのある音色、繊細な表現で聴衆を魅了しました。

今後ステップ実施の前にフォルテピアノ・べヒシュタインがより知られる、体験してみたいというきっかけワークショップのようなものを企画できたら、参加者の輪が拡がり、ピアニストの見地が拡がるのではと、実施を検討してまいります。

2016年6月30日

汐留6月ステップ開催レポート(2016.6.19)

6月19日(日)汐留ベヒシュタイン・サロンにて汐留イタリア街ステーションのステップが 開催されました。

3回目になる今回のステップでは、菊地裕介先生、田中美江先生、宮谷理香先生がアドバイザーを務めてくださいました。

朝10時から18時まで約50組の方々が演奏を披露しました。
コンペティションが近いこともあり、熱のこもった演奏がとても多く、思わず聴き入ってしまうこともありました。

当ステップではフォルテピアノで演奏できるという特色を持っています。フォルテピアノはデュルケンという、ドイツ・ノイペルト社で作られている1815年製のレプリカの楽器です。
今回は4名の方がフォルテピアノでの演奏に挑戦されました。
現代のピアノとは音色や音量、鍵盤のタッチ等が違うことで、戸惑われた部分もあったかと思いますが、普通ではなかなか触れることが出来ない楽器を弾かれたことで音楽の新しい魅力と発見をされたと思います。
そして世界3大ピアノのベヒシュタインが弾けることも特徴で、参加者の方からは「響きが良くて弾きやすい」、「貴重なベヒシュタインで弾くことが出来て良かった」とのお言葉を頂きました。

また、トークコンサートでは宮谷理香先生がショパンのノクターンop.48-1とバラード第1番を演奏してくださいました。
1音1音に魂が込められた演奏に胸を打たれつつ、トークでは身振り手振りを交えながら、フィギュアスケートの羽生選手が使用したことで爆発的にリクエストが増えたという、バラード第1番について等の興味深い話題をお話しくださり、楽しい時間を過ごすことが出来ました。

講評では先生方が豊富な経験と知識を基にしたお話をされ、皆さん誰もが熱心に耳を傾けていました。
9名の方が継続表彰を受けられ、賞状と記念品が贈られました。 今回表彰が無かった方も今後の音楽の目標の一つとして、ステップに参加してくださることを願っております。

汐留イタリア街ステーション スタッフ

2016年9月29日

【実施レポ】ベートーヴェンが聴きたかったピアノ ~フォルテピアノとべヒシュタインを使って~(講師:菊地 裕介 ナビゲーター:飯野 明日香)

2016年7月9日に汐留ベヒシュタイン・サロンにて菊地 裕介先生による「ベートーヴェンが聴きたかったピアノ ―フォルテピアノとべヒシュタインを使って―」が開催されました。

160709kikuti1.jpg フォルテピアノとベヒシュタインピアノの2台の楽器を使い、ベートーヴェンが作曲した際にイメージした名曲達の音色の追求を行うことをテーマとし、講師には楽器・楽譜への造詣が深く、完成度の高い演奏で定評のある菊地先生が務め、雨の中、多くの方が参加されました。
会場にはベヒシュタインのフルコンサートグランドモデルとフォルテピアノ"デュルケン"が設置され、先生が2台を行き来しながら、ベートーヴェンの作品や演奏法について、それぞれの楽器の良いところを最大限に生かして演奏するにはどうすればよいか、ご教授くださいました。

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菊地先生はフォルテピアノを演奏されてみて、モダンピアノよりも鍵盤のタッチ感がダイレクトな為、特に語りかける様な曲や繊細な表現にはフォルテピアノは適していると話し、また、モダンピアノの鍵盤の深さを1とするとフォルテピアノは0.3位しかないので自分がしたい表現をするのは難しいが、逆に考えればどんな音を奏でようかと考えて、その結果、表現の可能性が大きくなると話されました。

今回のモダンピアノの一例であるベヒシュタインについては「音のニュアンスコントロールや音を混ぜる表現をするには非常に適している」や「フォルテピアノで表現したいことを一番反映しやすい」と2つの楽器の特性を的確に話され、会場の皆さんも納得されていました。

160709kikuti3.jpg ベートーヴェンは有望な作曲家・演奏家であったことから、多くの製作者から楽器を贈呈され、常に新しいものを所持していたそうですが、彼がソナタを作曲していた時期は音域や音のコントロール性など、ピアノが目まぐるしい進化を遂げています。
そしてベートーヴェンもソナタ1曲1曲がそれに合わせたように、常に革新的な曲を生み出しています。
つまりお互いが常に高め合いながら音楽の歴史に貢献していたと言えるのではないのでしょうか。

音楽を演奏するには、作品だけではなく、楽器についての理解も深めなくてはならないことを改めて感じたセミナーでした。


Rep:ピティナ汐留イタリア街ステーション 泰田愛積(ユーロピアノ株式会社)


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