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ミラノ国際ジュニアピアノコンクール Premio Talents 2013結果速報

6月16日、ピティナCrossGiving支援事業「ミラノ国際ジュニアピアノコンクール派遣オーディション」から派遣された下岡萌々子さん(中2)と、高尾奏音さん(小5)が、Piano Talents in Milanoそれぞれのカテゴリーで1位を受賞しました!!

↓カーザヴェルディにて、ファイナル終了後の4人。

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A~E部門すべての最高1位が再びファイナルで演奏、それまでの審査員に名誉審査員が加わり、聴衆と審査員全員が一人選んで無記名で投票し、その数字でグランプリ、premio pianotalentsを選ぶというこのコンクールのシステムにより、下岡さん、高尾さんともに二度演奏いたしました。
A部門の最高位がいなかったので、B~Eの4名がファイナルで満席の聴衆の前で演奏し、投票の結果グランプリ(リサイタル数回とCDデビューと2000ユーロの賞金)を獲得したのは、ハンガリーのAdam Balogh君。

下岡さんはAdamと聴衆賞が同数でしたが、審査員と名誉審査員の票を足すとAdamくんが数字を伸ばし大賞に決まりました。ハンガリーのAdamくんは、ショパン、バルトーク、ハンガリー舞曲のシフラ編曲という流石のお家芸を盛り込んだ素晴らしいプログラムで審査員たちを虜にしました。聴衆票を大賞の彼とともに沢山得た下岡さんはショパンの即興曲3番とプロコフィエフのソナタ6番『戦争ソナタ』終楽章をカテゴリーC審査、ファイナル、夜のガラコンサートと三度にわたり素晴らしい演奏を披露。どのステージも鳴り止まぬカーテンコールで派遣オーディション第一回目の大役を見事に果たしてくれました。高尾奏音ちゃんのヘンデル・シャコンヌの堂々たる演奏にも、審査院長のBALZANI先生や音楽祭のプロデューサーも声を次々声をかけていて、近々イタリアに招きたいというお話もでていました。

イタリアのコンクール、採点方式は日本とは随分違います。一位は全体の一番という意味ではなくてレベルA95点以上、二位はレベルB90点以上、三位はレベルC85点以上、その他は参加賞、のような絶対評価で、相対評価はしません。そして一位のなかでも98点以上のみASSOLUTO(絶対的一位、最高位)として特別表彰されます。

これまでも何度もイタリアの国際コンクールで審査したり立ち会ったりしてきましたが、一位はとれてもなかなかこのASSOLUTO(絶対的一位、最高位)をとるのは本当に難しいのです。特に今回のコンクールではASSOLUTOは各部門一人のみ。そのASSOLUTOを下岡さん、高尾さんともに受賞し、素晴らしい結果でした。審査の前に、主催者より審査員全員に「このコンクールはPremio Talentsという名称であるから、今の演奏の出来に対してではなく、若いピアニストの才能を見抜いて評価してください」との説明がありました。この趣旨、意義は、第一回目から何度も主催者がおっしゃっていたので、東京での派遣オーディションでもそのような観点で派遣者を選抜いたしました。下岡さん、高尾さん二人の演奏に世界中からのコンテスタントやその家族、ミラノの聴衆が何度もカーテンコールをしていました。この二人を選抜してくださった東京でのオーディションの審査員の方々に心よりお礼を申し上げたいと思いつつ私も大きな拍手を送りました。


皆さまの暖かいご支援のおかげで、若いピアニストたちにこのような経験をプレゼントすることができました。ありがとうございました。



PIANOTALENTS2.jpg夜ガラコンサート、ファイナリスト4人と審査員特別賞のブルガリアの Nikolay Marinovくん演奏後の差写真。Marinovくんは粗削りでいろいろと問題のある演奏のため1位受賞はできず二位だったのですが、才能が桁外れだと言う点で全員一致の特別賞。なぜ1位じゃなくて特別賞だったかの説明を丁寧に審査委員長が親御さんと本人にしていました。子供のコンクールを主催する意義はこのようにして、才能が間違った方向に進まないように皆でサポートすることだと主催アソシエーションのCatia Iglesias代表はいつも言っています。日本とは採点方法も審査基準も、コンテスタントたちとのかかわり方も全く違うこのコンクール、私も沢山のことを学ばせて頂きました。

下岡さん、高尾さんはそれぞれ、600ユーロと500ユーロの賞金を頂く予定ですが、そのうち半額を次回派遣オーディションに寄付してくださるそうです。二人の素敵な演奏によって、更に寄付のリレーが実現します。次回オーディションは2015年を予定しております。

(Premio Talents 審査員、tokyo-milano-ciaoステーション代表 黒田亜樹)


現地サイトはこちら


Premio Talents 2013 Adam Balogh ( Ungheria )

1° premio assoluto categoria A non assegnato
1° premio assoluto categoria B Kanon Takao ( Giappone )
1° premio asspluto categoria C Momoko Shitaoka ( Giappone )
1°premio assoluto categoria D Adam Balogh ( Ungheria )
1°premio assoluto categoria E Adrian Nicodim ( Italia )

Premio J.S.Bach ex-aequo Maria Urian ( Romania ) -Iva Zurbo ( Albania )
Premio D.Scarlatti ex-aequo Jacopo McConnell ( Regno Unito ) - Andrea Mariani ( Italia )
Premio speciale della Giuria Nikolay Marinov ( Bulgaria )

Giuria della terza edizione del Concorso Pianotalents 
Vincenzo Balzani Presidente
Vsevolod Dvorkin (Russia )
Daniela Ghigino ( Italia )
Aki Kuroda ( Giappone )
Philippe Raskin ( Belgio ) 

Giurati aggiunti per il premio pianotalents 2013
Angelo Mantovani 
Cristina Molteni
Catia Iglesias 
Antonio Tarallo

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