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【実施レポ】ステップポピュラー課題曲セミナー(佐土原知子先生)

毎年春に開催され今回で第11回目となる佐土原知子先生の「ポピュラー指導法セミナー」
今年も5月12日(日)東京巣鴨東音ホールにて開催されました。
WEBDSC_5038.jpg関東だけでなく、遠くは熊本、愛知、長野、福島などからもたくさんの方が参加。新課題曲説明と共に演奏上のアドバイス、指導の仕方、編曲家からのメッセージ等、ポピュラー音楽に対する様々な事を学ばせていただきました。

《講座の内容》
2013年度 ピアノステップポピュラー新課題曲
ポピュラー現行課題曲は、PTNAのホームページにて動画公開中、随時更新!

第1部:ディズニー・ジブリ曲
   バラード、童謡、民謡など
   現行課題曲&自由曲推奨&新刊の紹介

第2部:ラテン系
       ロック&ポップス系
       高木先生によるリズムトレーニング ※8・16ビート

第3部: ジャズ系
       高木先生によるリズムトレーニング※3連系
   ミニライブ

ポピュラー新課題曲44曲は資料をもとに、佐土原先生より詳しく解説して頂き、
全ての曲を丹内真弓先生、戸田愛さん、門田裕美、ベーシストの高木伸治先生に生演奏
していただきました。ポピュラー曲は編曲によって同じ曲でも七変化!!
導入や基礎の課題曲はシンプルな楽譜の為、編曲者がこだわって書いたとても大切な音
しか書かれていません。

佐土原先生よりポピュラー演奏のヒントとして、
 「譜面に隠されたハーモニーを感じること」
 「フレーズのニュアンスは原曲を聴きストリングスや楽器の音色を想像する」
 「音符の長さをどう感じて演奏するとよいか」
等々音数の少ない中でいかにポピュラーらしい演奏表現が出来るのか、初心者の方へ
指導するポイントをたくさん伝授して頂きました。


WEBDSC_5101.jpg≪高木先生によるリズムトレーニング≫
前回に続きポピュラーステップでもお馴染みのベーシストの高木伸治先生によるリズムトレーニングは、8ビートを8分のウラで捉えるための練習からスタート♪

資料に記載された歌い方を参考に、会場の皆でメトロノームに合わせながらの練習。
驚く程自然と裏に切り替わるというまさに裏ワザ!!!な方法をご紹介して頂きました。
また、後半ではミッキー・マウス・マーチに合わせて3連のウラを捉える練習もしましたが、
切り替わった後に続けるのがなんとも難しい・・・
手や口のバランスをとり自然にできるようになるまで練習したいと思います。
受講生の方も実際にピアノや手拍子で参加しながら、体験をしました。
私もポピュラー音楽を弾き初めてから「アフター・ビート」をしっかりしなきゃ!とメトロノームを使い、
裏拍の基礎練習をしますが、3連の後ろでとるのは初めはとても難しく感じていたので、高木先生のレクチャーはとても良い勉強になりました。

WEBDSC_5087.jpg第2部では、
このレクチャーで学んだビートをどう音符に感じて演奏するか。実際のベース奏法「スラップ」など、いろいろな奏法を披露してくださったので、
ピアノの左手に良く出てくるベースパート(8ビート)も、どういうベースの音色なのかを知っていれば音符の長さや重さもおのずと決まってくるというお話が印象的でした。

WEB3407.jpg第3部では、本年度よりステップに新しく「今年の1曲」としたいろいろなジャンルやレベルの~ふるさと~が追加され、応用6の「故郷」は和声がjazzっぽくお洒落な編曲でした。


WEBDSC_5090.jpgそして、丹内先生のピアニカも登場!!  
歌う=呼吸を伴って音楽を奏でる事であり、
ピアニカの持続音を利用して、音と音の間の空間エネルギーをすごく感じて演奏されていました。
まさにそのエネルギーをもって奏でる事が音楽とおっしゃっていました。
セミナーラストの「酒とバラの日々」の演奏では、丹内先生、高木先生によるピアノ&ベース演奏だけではなく、お二人の口三味線セッションも披露して頂きました!!!
ビートを細かい言葉にして、曲に"ノル"という練習は、自分の言い易い言葉に置き換えてもよいそうです。

《課題曲・自由曲推奨楽譜、トレーニング本紹介》
佐土原先生、丹内先生そして田代ユリ先生による
感性が目覚める!7つのピアノレッスン」(ドレミ楽譜出版社)より
「ハッピー・バースディ・トゥー・ユー」はわかりやすくカラー分析された資料が配布され、その日の気分で演奏を楽しんで下さいね、というお話がありました。いろいろなストーリー、シチュエーションによって表現を変えて楽しむという、「感性を開く」事がすごく心に響きました。

次に、去年発売され大好評だった
本当に役立つ!練習法74」(リットーミュージック)の第2弾が紹介されました。
身近な物を利用した活用法の中から、前回の洗濯バサミを利用した指の関節強化方法もパワーアップされ、正しいフォームを維持する為の軍手演奏を実践して頂きました。
また、譜面を押さえる役目の文鎮の使用や、丹内先生が身に着けていたボディニュアンスインナーは興味深かったです。

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「おしゃれ韓流ドラマサウンド&オリジナルピアノ曲集(戸田愛編曲&作曲)」(東音企画)
応用2の「約束」を編曲者の戸田愛さんに演奏していただきました!響きがとてもきれいなアレンジで
休憩中にはDVDも流して下さり、また動画も全曲公開中との事。オリジナル曲もとても素晴らしかったです。

WEBDSC_5071.jpgまた「ジャズピアノバイブル・バラード・アレンジ編」(kmp) は佐土原先生おすすめのご紹介もあり楽譜は売り切れていました。       



WEBIMG_3434.jpg《ミニライブ》
毎年楽しみにしているミニライブ♪もセミナーラストに行われました。
課題曲の中から「キャラバン(国府弘子編)」「虹の彼方に(塚山エリコ編)」、アンコール「よろこびの歌(内田美雪編)」を披露された丹内先生、高木先生による迫力満点の演奏は圧巻!!会場もすごく盛り上がりました。ポピュラー音楽の醍醐味でもあるアンサンブルの楽しさを改めて感じた瞬間でした。

《最後に》
佐土原先生のセミナーは毎回充実した内容で、ポピュラーを演奏する上で大切なポイントを1曲1曲編曲者からのコメント、演奏面での工夫、様々な角度からのアドバイスを聞く事ができます。
音符の感じ方、休符、ベース、1つの音に対してそれぞれ意味のある表記になっているという
編曲家側目線のアドバイスもとても参考になりました。
またアドリブの記載している楽譜はアドリブをどうしても書いてある通り弾いてしまいがちですが、
ポピュラー演奏をする上で自分らしい"アドリブ"の表現も身につけていくことが大切だと感じました。
そして回を増すごとに進化していく課題曲、演奏のヒントがたくさん詰まった資料の多さにいつも驚きます。約4時間、大変有意義な時間を過ごさせて頂きました。

今年のポピュラーステップは11月23日に開催します!
講座同様、今から私も参加するのがとても楽しみです。

(Rep:ピティナTOKYOポピュラーステーション 門田裕美)
 

※ 来年の「ステップポピュラー課題曲セミナー」は、2014年5月11日に開催予定です!
次回のご参加もお待ちしております。初めての方もぜひどうぞ(^.^)

【当日のアンケートより】
♪ 何と幸せな時間だったことでしょう。良い音楽にふれることは人をこんなにも幸せにしてくれる
  のですね?!!ポピュラー、クラシックの域を超えた、音楽の大切な要素を学びました。(M.T)

♪ 
毎年進化し続けるこのセミナーには感動します。あれだけの長時間にも関わらず、ダレるどころ
  かだんだんと会場全体が熱気を帯びてくるのを感じ、改めて内容の素晴らしさを実感しました!   (S.U)

♪ 
毎年このセミナーに来ると、癒され、とても刺激を受け、頑張る気力が沸いてきます。私の生徒    は、ステップでポピュラーは1曲必須となっています。とても楽しいです。生徒が全く退会しなく
  なりました。きっと生徒も楽しいんだと思います。今年度はステップを2回開催するので、
  ポピュラーをもっと広めたいです。(H.S)

♪ 今回は福島からこの講座のために来ましたが、来て良かった!!です。大人のレッスンの
  レパートリーに行き詰まっていましたので、とても参考になりました。(T.H)

♪ 
セミナー初参加です。佐土原先生もおっしゃっていたように、ポピュラーはレッスンのオマケに
  位置しがちでしたが、シンプルな曲も決してレベルが低いわけではなく、上級の曲はリズム
  のノリが息を飲む素晴らしさで、圧倒されました。(N.T)

♪ 
高木先生のリズムトレーニングを参考に地道に頑張ろうと思いました。(多数)

♪ 
初めての参加で、とても楽しく受講しました。全てためになることばかりで、佐土原先生の
  お話にもとても引き込まれました。最後の丹内先生、高木先生のミニライブは圧巻!
  素晴らしい!!また参加させていただきたいです。(M.M)

♪ 
クラシック中心のレッスンの中で、ポピュラーの要素も取り入れつつ益々生徒たちに音楽の
  素晴らしさを伝えていきたいです。ご準備も大変なことと思いますが、どうぞ来年も再来年も
  ずっと引き続きよろしくお願いいたします。(E.M)

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