コンサート アーカイブ

2010年12月 6日

【レポート】11/23ビクター・ローゼンバウム サロンコンサート

 2010年11月23日、ヤマハ竹園センター「ホール」で、ローゼンバウム先生のサロンコンサートを開催いたしました。昨年は、公開レッスンの合間に、ミニコンサートで米元えり先生との連弾(シューベルト:ファンタジー ヘ短調 Op.103 D940)を聴かせていただきました。その素晴らしい演奏に、会場中がシンとなって聴き入り、もっとじっくり聴きたいという声が多数あがりました。ローゼンバウム先生は大変お忙しく活動されていますが、つくば支部長の米元えり先生にご尽力いただいて、今回のコンサートの開催が可能となった次第です。
 当日のプログラムは以下の通りです。

 ≪連弾≫ モーツァルト ソナタ 二長調 KV381
 ≪連弾≫ シューベルト ロンド イ長調 作品107 D951
 ≪独奏≫ シューベルト ソナタ 遺作 ハ短調 D958

 連弾は昨年も聴かせていただいて、その素晴らしさは昨年のレポート「11/8ローゼンバウム先生による公開レッスン」でご報告したとおりです。今回は連弾に加えて、ローゼンバウム先生のソロで、シューベルトの晩年のソナタを演奏していただきました。
 『ローゼンバウム先生のシューベルトは特別』とおっしゃる米元先生のお言葉通りの演奏、その特別なものを言葉で表すのはとても難しいですが、以下に、PTNAつくば支部会員の方に感想をお寄せいただきましたので、お察しいただけるかと存じます。

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 大変素晴らしく美しいコンサートでした。
 まずは、米元先生との連弾で、モーツァルトの「ソナタ 二長調」とシューベルトの「ロンド イ長調」をお聴かせ下さいました。お二人の息がぴったり合った美しく素晴らしい演奏でした。私はこれまでピアノのコンサートというとソロを聴くことがほとんどでしたが、今回初めてお二人の先生方の連弾を聴く機会に恵まれ、ソロではなく、4本の手だからこそ表現できる美しいハーモニーがあることを教えていただきました。色とりどりの音が20本の魔法のような指先から次々と奏でられ、会場全体もまるで魔法にかけられてしまったような錯覚を覚えるほどでした。
 演奏中も楽しそうなお二人でしたが、弾き終えた後の満足そうな表情が大変印象的でした。
 また、ソロで演奏して下さったシューベルトの「ソナタ 遺作 ハ短調 」は、先生が実際に、シューベルトが作曲した部屋を訪れて曲想を作り上げられたそうです。シューベルト最晩年の曲、人生の終焉を前に作曲した曲だけあって、シューベルトの人生そのものが詰まっているかのように、見事に表現していらっしゃいました。先生は歌いながら演奏していらっしゃる時もあるようで、時に楽しそうに、時に深い闇に沈むように弾いていらっしゃいました。終楽章のタランテラ風のリズミカルな旋律は第2楽章の重厚な旋律とは対照的で、聴いていて体が熱くなりました。
 アンコールはシューベルト「楽興の時」。これまで他の方の演奏では聴いたことのないような、上品で素敵な音色を奏でていらっしゃいました。先生はシューベルトをとても敬愛しているのだろうと確信いたしました。
 大変素晴らしいコンサートをどうもありがとうございました。(戸村礼子)
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 外は晩秋の冷たい雨でしたが、ホールのなかはお二人の先生の温かい音楽に包まれました。
 シューベルトの連弾曲の愛らしいメロディーが今も耳に残っていて、思い出すと、自然にほほえみがこみ上げてきます。
 一方、ソナタは難解というイメージを持っていましたが、ローゼンバウム先生が曲の背景などをお話し下さったので、シューベルトの生涯に思いを馳せながら聴くことができました。
 このような素晴らしい演奏を、先生方の息づかいまで感じられるほど間近で聴くことができて、ほんとうに幸せなひと時でした。
 日頃、印刷された音符を弾くのがピアノの練習と思いがちですが、楽譜を通してもっと音楽を感じ、表現できるようになりたいと思います。
 ありがとうございました。(浅野千晶)
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  ご来場いただいた70名余りの皆様と一体となり、素晴らしいコンサートとなりました。お二人の先生はもとより、聴衆の皆様、そして事務局である(株)ヤマハミュージック関東つくば店の皆様に、この場をお借りして感謝申し上げます。 (文責:岡部玲子)



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