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【実施レポ】アルゲリッチやゲルバーも習った基礎テクニック開発法(長谷正一先生)

2017年10月23日(月)ユニスタイル和歌山にて長谷正一先生をお招きし、「アルゲリッチやゲルバーも習った基礎テクニック開発法」という題で講座が開催されました。

長谷先生が実際の生徒さんのレッスンと同じ様にレクチャーしてくださり、参加された皆様一緒にその開発法を体験しました。(私は生徒役をさせて頂きました。) 最初は鍵盤に見立てた机とピアノの椅子に座ってイメージトレーニングをするところから始まりました。 椅子の座り方では、お尻の位置、背骨の意識、肩と腕の脱力等を意識して座ります。 そして目を閉じて頭から足までを順にリラックスさせていく。 長谷先生はこの作業にも丁寧に時間をとられるそうです。

次に机の上での指のトレーニングに移ります。 手の平を置き、手前に引く様な形でピアノを弾く時の手のフォルムにもっていきます。 (この時、手首の高さや第1関節への注意など、細かな指導もありました。) そして最初は2の指だけ残し、ここから決められた指番号順にそれぞれの指を運動させていきます。 (例えば2→3、2→4、3→4、、、の様に)この決められた指番号順は資料でも配ってくださいました。 指の運動の仕方にも、コツンと机の音が鳴るくらいのスピードで打つ等、注意点がたくさんありました。 このメソッドを実際の生徒さんのレッスンでは4ヶ月から6ヶ月程かけたりするそうで、ピアノを弾く前に出来ることがこれだけあるのだと教訓になりました。

講座では限られた時間ですので、何度か繰り返した後、いよいよピアノの前に座り、鍵盤への実践に移りました。 今回はハノンを使ってレクチャーして頂きました。 ハノン1番をゆっくりで弾き、少しずつテンポを上げていきます。 実際に、速いテンポで弾いた時、打鍵のスピードを意識し、クリアな音が出ました。 他にも手首を使った奏法や、腕を使う奏法、レガート奏法など、様々な奏法に広げていくのだと補ってお話して下さいました。

自分が演奏する立場では基礎的なテクニックや物理的な知識も意識して勉強していましたが、その曲に合った様々な音や自分が出したいと思う音を実際に出せるテクニックの追求が必要だと改めて感じ、教えるという立場でも生徒さんにその必要性を根気よく寄り添い伝えていく大切さを長谷先生のお話を聞いて思考する機会を頂きました。早速レッスンで自分の生徒にも今回の内容を活かしていきたいと思いました。

Rep:和歌山支部 北岡真実
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