学校クラスコンサートレポート(12/11/19:むつ市立第一田名部小学校)
初めに中川先生が教室の後方に貼ってあるバッハの肖像画を示しながら、「今日こうして出会えたことを神様に感謝して、静かな気持ちで聴いて下さい」と話され、フランス組曲5番アルマンドの演奏が始まりました。美しい音で心に沁み透るようなバッハを(さすが5年生!)皆じっと聴き入っていました。


先生はそのままショパンの「黒鍵」を弾き出しました。演奏が終わると、子供達は拍手喝采!皆が興奮冷めやらぬまま席に戻ると、次の曲はこれまたちょっとカッコいいガーシュイン。
そして中川先生のピアノと児童たちの合唱です。校歌を含む3曲を演奏してくれました。「いつでもあの海は」を歌う第一田名部小の子供達の声は天使の声?後ろで聴いていた私も胸が熱くなりました。 さて、次のプログラムはショパンへ。若き日に作曲したマズルカと晩年のマズルカの聴き比べをしました。これは周りで聴いていた学校の教師の方々、保護者の方やスタッフがその演奏に感動していた様です。「学校の音楽教室のピアノでここまでの表現ができるのか」と言うのがスタッフ共通の感想でした。そして「子犬のワルツ」など楽しいショパンのプログラムでコンサートも終わりに近づきます。


心に残る密度の濃い45分のクラスコンサートだったと思います。中川京子先生には、この出逢いを深く感謝しお礼を申し上げます。
青森支部 代表 小野耕子
※この事業は平成24年度郵便事業株式会社「年賀寄附金」助成を受け実施いたしました。