2021年3月26日

青森ステップ開催しました(2021.2.28)

2月28日青森市の男女共同参画プラザホールにて、青森地区では2回目となるピティナピアノステップを開催いたしました。

昨年は他の地区同様、青森地区のステップも新型コロナウィルス感染拡大の影響を受け中止となったため、2年ぶりの開催です。

今年の冬は、記録的な小雪だった昨年の分も降っているのでは、と思わせるような大雪に悩まされた青森市。まだ雪の影響が心配される2月の開催のため天候が気になるところではありましたが、ステップを待ちわびていた参加者の気持ちが通じたのか?当日は一足早い春を感じさせる陽気となりました。

コロナ禍でのステップということで、開催にあたり私たち青森支部が1番に考えたことは「参加される方たちに安心して演奏していただく」ということです。
ソーシャルディスタンス、消毒、換気の徹底はもちろんですが、観覧者の制限、出演者の動線の工夫、継続表彰は名前の読み上げのみにするなど、他にもできる限りの対策を行いました。直前まで何度も話し合いを重ねて当日をむかえました。

今回は、1人で椅子に座るのがやっとという可愛らしいプレ導入のお子さんからグランミューズ部門まで52名の方が思い思いの演奏を披露してくださいました。

アドバイザーは友田恭子先生と油川幸子先生が担当してくださいました。コンクールで演奏する曲や、日頃の練習でのお悩みへ、丁寧かつ的確なアドバイスをいただきました。

青森地区は2回目の開催ということで初参加の方が目立ちましたが、継続表彰者も8名おり、他の参加者の方たちの刺激になったようです。「5回出て名前を呼ばれたい!」と話していた参加者の方もおり、今後の青森地区ステップの未来が明るいものであることを予感させました。

昨年はたくさんのステージが中止になりました。ステージへ立つことへの喜びを、皆さんこれまで以上に感じたことと思います。演奏を終えた後の誇らしげな顔、喜びに溢れた笑顔に、私たち青森支部一同、開催して良かったと実感しているところです。

ステップ終了から2週間が経ちました。私たちのステップは、幸い感染者が出ることもなく無事に終了することができました。

感染予防対策へご協力いただいた皆様へ感謝申し上げます。ありがとうございます。

今回の経験を、コンペティションなど今後の活動へ活かしていきたいと思います。


ピティナ青森支部
織笠 直子

2019年2月27日

青森ステップ開催します(2019.3.3)

             ご あ い さ つ
                     ピティナ青森支部長
                     渡邊 一夫
                     
 「ピティナ・ピアノステップ青森地区」開催にご参加の皆様
ありがとうございました。
また会場にお出での皆様心から歓迎申し上げます。
 青森地区では、これまでむつ市・八戸市会場において既にピアノ
ステップは開催致しておりますが、この度青森市会場において
はじめて開催できます事を大変喜んでおります。
 青森市会場では主に「ピアノコンペティション」を中心にピアノ
教育の向上を目指し貢献いたして参りましたが、この度音楽学習の
成果をより幅広く求め楽しく自由に参加できることを目指し
募集いたしましたところ、79組の参加者がございました。
有難うございました。
 開催会場にはアドバイザーをお招きし、直筆のアドバイスを
頂く事によって次の練習目標を発見し、学習成果を楽しみながら
向上させられればと思います。そして生涯学習の一助となれば
幸いに思っております。
 開催に際しご協力をいただきました関係各位の皆様、運営にご尽力
下さいました皆様に心から感謝申し上げます。

(当日のプログラムより)

⇒スケジュール・プログラムはこちら

2018年7月19日

テクニック・クリニック~楽しい裏技のオンパレードでレッスン革命~


2018年7月9日(月)に(株)東京堂 八戸センターにて石嶺 尚江先生をお招きし、「テクニック・クリニック~楽しい裏技のオンパレードでレッスン革命~」を開催いたしました。


具体的な内容は、
●手首が下がる
●手首をふる
●左右のバランスがとれない
●指が立たない
●トリル、ターンが上手くいかない 等々...
日頃のレッスンでよく見受けられるお悩み項目がズラリ‼︎大変興味深い内容で、より講座への期待感が高まります。
そして今回の講座へは青森県内在住の指導者の方々はもとより、岩手や秋田など他県からのご参加も頂きました。会場内は、関心度の高さを感じられるとても熱心な様子でした。

この講座を受講しながらふと...「導入期や幼少期の生徒へのピアノ指導における共通の悩み事は、テクニック的指導が大部分を占めるのではないか」と気付かされました。更に石嶺先生が取り上げている問題点、項目の多さにも改めて驚かされたものでした。
先生は問題点に対しする改善策を1つや2つに留まらず、前向きな言葉がけと共に、様々な工夫を凝らしたアプローチの仕方から、短時間で効果を上げられるものを実に軽快なテンポで次々と解説して下さり、引き出しの多さにも圧巻されました。
先生の講座から、指導者として、生徒1人1人、1つ1つの問題点によく気が付き、それぞれに見合った改善点を見出す事。そしてその作業を指導する側が諦めない事など、生徒のテクニックの特性である癖との向き合い方を学ばせて頂きました。
講座の最後の方に、トリルやターンの習得へと繋げる指導法について、目や耳から伝えるだけではなく、会場全体で実際にカスタネットを使用しながら、どの様に指導したら効果的なのかを体験させて頂き、即レッスンへと繋げてられる術を身に付けさせて頂きました。
どれもこれも物作りなどの作業は必要ではなく、身近にある文房具や、ピアノクロス、更には心理学を取り入れた言葉がけなど、発想力の豊富さにも刺激を受けました。

是非、『テクニック・クリニック』を第2弾~第3弾と継続して勉強させて頂きたく、マジックの様な石嶺先生のテクニック指導をレッスンへと応用させて頂きたいと思います。そしてピアノ学習者の方々へ、心身共に心地よい演奏へと導いていける様にピアノ指導者としてサポートする役目を果たせたらと希望を膨らませております。

最後に、石嶺先生は前日のステップの講評もして下さり、御多忙とお疲れ様の中でのセミナー開催の運びとなりましたが、常に笑顔でお話しして下さり、会場を楽しく盛り上げて下さいました。改めまして、誠に感謝申し上げます。

Rep:田中 沙織

2017年5月12日

ピアノ指導に役立つ「音楽形式」の徹底研究

170317honda_1.jpg2017年3月17日(金)東京堂 青森センターにて本多昌子先生をお招きし、「ピアノ指導に役立つ「音楽形式」の徹底研究」という題で講座が開催されました。
青森支部では過去に4回、本多先生に『ピティナピアノコンペティション課題曲セミナー』をお願いしておりましたが、多角的な視点からの解説が毎回好評で、是非多くの先生に受講していただきたいとの思いから、今回はコンペティション課題曲に限定しない内容でのセミナーをお願いいたしました。

≪ピアノ指導に役立つ『音楽形式』の徹底研究≫のタイトルにある通り、『早速、今日のレッスンで生徒たちに伝えたくなる情報が満載』のセミナーで、青森市内の他、県内全域からご参加いただいた多くの参加者の方にご満足いただけたようです。

内容は、四期各時代の音楽形式、音楽の特徴について。そして、各時代に演奏されていた楽器の特徴が楽曲にどのような影響を与えているのか、楽器の進化によって音楽がどのように変化していったのかなどを、四期各時代の代表的な作曲家の作品を用いて解説していただきました。
 
170317honda_2.jpgセミナー冒頭で先生がおっしゃった「音楽は受け継がれてきた流れがあり、国や政治状況、歴史などの背景があって生まれる。そして、音楽の歴史の流れの中には必ず架け橋となる存在の作曲家がいて、音楽の流れは受け継がれる。」という言葉を裏付けるたくさんのエピソードをお話しいただきました。 音楽の歴史の流れと作品の変化の関係についての理解が深まっていくことを実感した今回のセミナーでした。
今回学んだことを早速、生徒たちに伝えていきたいと思います。生徒たちの演奏が『知ること』によりどのように変化していくのかがとても楽しみです。

2016年9月16日

八戸ステップ開催します(2016.9.18)

ごあいさつ

ピティナ青森支部長  
弘前大学名誉教授
渡邊 一夫

「ピティナ・ピアノステップ」にお出で下さいました皆様にこころから歓迎申し上げます。
この度は、念願でありました「八戸地区」開催ができましたことを青森支部では大変喜んでおります。
開催に際し八戸地区会員の皆さんのご努力に感謝し、青森、むつ地区の皆さんの協力に感謝致しております。
私たちは日頃の生活の中で幅広い音楽に接し、音楽をする喜びを味わいながら楽しんでいますが、真直な緊張感をもって評価を得、一層の達成感と充実感を求めていくこともまた楽しいものであります。
本「ピティナ・ピアノステップ」は、老若男女、音楽の領域を問わず参加でき楽しむことができる公開ステージであり、もちろん専門の先生方の評価を得ることができます。
海と山の恵みに富んだ青森県八戸市は、既に音楽的に全国に名を成している地区であります。皆さんと一緒に大いに音楽を楽しみましょう!
本日遠方からお出で下さった先生方、ご後援下さいました文部科学省、八戸市教育委員会、デーリー東北新聞社に厚く御礼申し上げます。


(当日のプログラムより)

⇒スケジュール・プログラムはこちら

2016年4月14日

【実施レポ】2016年度ピティナ・ピアノコンペティション 指導者のための 課題曲セミナー(本多 昌子先生)

160315honda1.jpg2016年3月15日(水)
東京堂青森センターにて本多 昌子先生による「2016年度ピティナ・ピアノコンペティション 指導者のための 課題曲セミナー」を開催致しました。
青森市内はもとより、むつ、弘前、八戸など各地からコンペに向けての準備段階には欠かせない貴重なセミナーとあって、熱心な指導者の皆さんが集まりました。
時間の関係上、午前・午後に分けてA1級・B級・C級・D級は近現代全曲、バロック、古典、 クラシックは抜粋、EF級は近現代曲(邦人曲中心)のみの講座となりました。 昨年に引き続き、今年も本多先生をお招きし、テンポよく要点を押さえた内容で、予定された 曲目についてご自分で演奏なさいながら解説して下さいました。
特に時代ごとにピアノという楽器が進化するにつれて作曲家が色々な手法(強弱やスラーなどのタッチ、音色など)試すように試行錯誤されて作られていくことに触れ、ピティナにおいて4期を学ぶ意義のようなものを改めて強く意識する事となりました。 バロックからの流れがのちのロマン派や近現代に与えた影響を思うと生徒を指導する上で、音楽史をもっと学んでおけばよかったな...と我が身を反省してみたり。

また楽譜には記載されていないニュアンス的なものも弾き比べて下さり(バロック時代の付点の弾き方やトリル、本当に必要なの?このペダル。楽譜に書かれていても踏まないほうが効果的なこともあるなど...)すぐに自分でも試してみたくなるものでした。 指導者自身が「音楽を感じる力」を磨くこと、それが生徒の成長にも繋がるのだとセミナーを通して一番強く感じました。
会場から「手の小さいお子さんで、指が届かずその曲の中でどうしても大切な1音(和声を決める)が弾けないために選曲で困ってしまう」という相談については「左手の和音であれば実際こうやって弾いてみたら?」と具体的なアプローチがあり、一同、参考にさせて頂きました。
160315honda2.jpgそれぞれがレッスン室の中で一人で悩んでいることもセミナーを通して共感でき、大変勉強になりました。本多先生、素晴らしい講座ありがとうございました。
青森支部では今後、課題曲セミナーだけでなくバロック(例えばバッハインベンションなど)や普段レッスンで用いている曲についても勉強する機会があれば!と話し合っているところです。
また今年の秋には八戸でも初ステップ開催予定で意欲的に頑張っています。


Rep:青森支部  松山 順子

2012年12月11日

学校クラスコンサートレポート(12/11/19:むつ市立第一田名部小学校)

前日の雪混じりの天気とは打って変わり、窓からの柔らかい冬の陽射しが心地よい音楽室で、第一田名部小学校でのクラスコンサートはスタートしました。

初めに中川先生が教室の後方に貼ってあるバッハの肖像画を示しながら、「今日こうして出会えたことを神様に感謝して、静かな気持ちで聴いて下さい」と話され、フランス組曲5番アルマンドの演奏が始まりました。美しい音で心に沁み透るようなバッハを(さすが5年生!)皆じっと聴き入っていました。

クラスコンサートレポート クラスコンサートレポート
次はがらりと変わって楽器の説明です。子供達は、わっ!とピアノの周りに集まり、ピアノの響きがダンパーによって変わる事を、中川先生が音を出しながら説明すると、皆興味津々、一番見えやすい場所を確保しようと必死です。
先生はそのままショパンの「黒鍵」を弾き出しました。演奏が終わると、子供達は拍手喝采!皆が興奮冷めやらぬまま席に戻ると、次の曲はこれまたちょっとカッコいいガーシュイン。

そして中川先生のピアノと児童たちの合唱です。校歌を含む3曲を演奏してくれました。「いつでもあの海は」を歌う第一田名部小の子供達の声は天使の声?後ろで聴いていた私も胸が熱くなりました。 さて、次のプログラムはショパンへ。若き日に作曲したマズルカと晩年のマズルカの聴き比べをしました。これは周りで聴いていた学校の教師の方々、保護者の方やスタッフがその演奏に感動していた様です。「学校の音楽教室のピアノでここまでの表現ができるのか」と言うのがスタッフ共通の感想でした。そして「子犬のワルツ」など楽しいショパンのプログラムでコンサートも終わりに近づきます。

クラスコンサートレポート クラスコンサートレポート
先生がアンコールに、ベートーヴェンの紹介をしながら「エリーゼのためにを弾きます」と言うと、一人の男の子が「よしっ!」と言ってガッツポーズをしました。知っている曲で嬉しかったのでしょう。みんなも目をキラキラさせて最後まで先生の演奏に聴き入っていました。
心に残る密度の濃い45分のクラスコンサートだったと思います。中川京子先生には、この出逢いを深く感謝しお礼を申し上げます。

青森支部 代表 小野耕子

※この事業は平成24年度郵便事業株式会社「年賀寄附金」助成を受け実施いたしました。


過去の記事




QRコード

携帯からもピティナ・コミュニティを閲覧できます
ピティナ青森支部