レポート アーカイブ

2008年11月 3日

たくさんのご参加有り難うございました --- 20008年10月25日文京大塚秋季ステップ終了

第3回文京大塚秋季ステップが開催されました。68組の皆さんによる、レベルの高い、正統的とも言える演奏が繰り広げられました。

お昼休みは当ステップのテーマ「目と耳で楽しむピアノ」に沿ったイベント、カール・レーヴェの歌曲「死神夫婦」を映像と演奏で楽しんでいただきました。会場には、ほぼ一杯のお客様に見て聞いて楽しんでいただきました。このイベントの模様は下のページでも見ることができます。

 ⇒こちら

2009年11月 2日

今年もたくさんのご参加有り難うございました

第4回文京大塚秋季ステップは、71組の皆さんのエントリーでした。年齢層も広く、参加の動機もさまざまである感じがしました。それだけ、演奏もヴァラエティに富んだもので、たいへん楽しく聞かせていただきました。講評でも述べましたが、個々のコンペやステップによっては演奏者の傾向が似てくることも多々あるのですが、今回のステップではいろいろな演奏スタイルやさまざまなピアノへのアプローチの姿勢を見ることができました。その中でも、気負いのないナチュラルな演奏を体得されている方が多く、感心いたしました。人との比較でない、ピアノとのパーソナルなつき合い方を追求されているのを感じ、まさにステップの求める主旨に適うものだと思います。

インフルエンザの影響でしょうか。欠席された方が10名近くおられ、その点では残念でした。

映像とピアノのコラボでは、アドバイザーの森裕子先生と川井綾子先生にお手伝いいただいて、ドビュッシーの「古代のエピグラフ」を演奏しました。初めて写真による映像への挑戦でした。ストーリー性のないところがドビュッシーの音楽とマッチするのでは?との思いで作りました。

来年は2010年10月23日開催予定です。また皆さんのご参加を心よりお待ちしております。

文京SSステーション代表 砂原悟

2010年10月28日

無事終了いたしました

2010年10月23日、第5回文京大塚地区ステップは、66組の皆さんのご参加でした。いつものように年齢層が広く、コンクールの準備でお弾きになる方々や人前での演奏を楽しみにされている方々による渾身の演奏が繰り広げられました。
継続表彰者も19名と過去最高。たくさんの方々がステップを続けていらっしゃるのは素晴らしいことだと思います。
昨年はインフルエンザが流行していたことが思い出されます。その影響か、10名もの方々が欠席されました。今年は欠席者ゼロ。皆さん元気に演奏されていたのが印象的でした。講評で「もう少し小さくて魅力的な音も研究してほしい。この楽器はピアノという名前なのです。」というようなアドバイスをいたしましたが、健康で元気なのが何よりですね。
たくさんのご参加、本当に有難うございました。

文京SSステーション代表 砂原悟

2011年11月17日

文京大塚地区ステップ開催レポート(2011/10/29)

 2011年10月29日、天候に恵まれ第6回文京大塚地区ステップが無事終了致しました。 78組(ジュニア61組・グランミューズ17組)の皆さまが素敵な演奏を聴かせて下さいました。
また、その中で18名の方が素晴らしい演奏の陰に積み重ねられた経験を継続表彰という形で授与されました。私たちも参加された方々が気持ちを集中させ、感性を拓ききって熱演する姿に清々しい想いを味あわせて頂きました。本当にありがとうございました。
 今回より運営スタッフが変わり、私どもは初のステップに対して「凛とした緊張感の中にも柔和でアットホームな雰囲気を出したい」「参加して良かったと感じてもらいたい」と目標を持って準備を進めて参りました。皆様から頂いたアンケートで「会場がとても過ごしやすかった。スタッフの説明がわかりやすかった。アットホームな感じで良かった」との感想を頂くことができ、スタッフ一同ほっと致しました。
更に来年の開催に向けて改善点を見出し、より良い運営につなげていきたいと思っております。  チーフアドバイザーの砂原悟先生は「ピアノ演奏はピアノ一台でオーケストラです。時にはピアノからはなれて楽譜をじっくり読んでみましょう。またスコアをピアノで弾く勉強もしてみて下さい」と講評を下さいました。
ステージの中央にどっしりと置かれたピアノがオーケストラのように感じられたら最高ですね。 来年もぜひご参加下さい。スタッフ一同お待ちしております。

2012年11月 7日

文京大塚秋季ステップ開催レポート(2012.10.13)

 10月13日(土)爽やかな秋晴れの中、文京大塚秋季地区ステップが開催されました。 今回は38組の方々がピアノステップに、24組の方々がコンチェルトステップに参加して下さいました。

 ステップには様々な目的を持った方々が参加して下さっています。
日頃の練習の成果を試す機会として、コンクールのリハーサルとして、試験代わりに・・・と色々です。
参加して下さっている皆さんを拝見していると、その目的がどんなものであろうと、共通して感じることがあります。
それは、皆さまが舞台で真摯に音楽に向き合っているということです。

 アドバイザーの先生方はその皆さまの想いを一身に引き受けるかの如く、一人ひとりの演奏を大切に聴いて下さり、心を込めてアドバイスを書いて下さいます。
応援に駆けつけたご家族の皆さまもご友人の方々も心を込めて演奏に耳を傾けて下さっています。
私達スタッフも会場の全ての皆さまが気持ちよく過ごして頂けるように心を込めて活動しています。
今回のステップはそれぞれの『心』が会場中に漂っていたような気が致しました。

 また、今回は文京アナリーゼステーションの秋山徹也先生の監修の下、コンチェルト企画が新設されました。この企画は、小規模の室内オーケストラとの共演するというもので、文京SSステーション独自のものとしては『ブルグミュラー25の練習曲』が、その他コンチェルトも演奏されました。
初めての企画ということで、私たちも非常な緊張感を持ちながら当日を迎えました。

 そんな中、ピアニストや一部の人にだけ与えられるピアノコンチェルトを演奏するという体験を通して、ある男の子が『夢が叶った!』とほっぺたを真っ赤にしながら嬉しそうに演奏後に言いにきてくれました。
その他参加者の方々からも同様の声をたくさん頂きました。
 また、2日間のリハーサルを通して出演者の皆さまとオーケストラのメンバーが心を通わせた場面もありました。ステップ当日、数人の小学生が『オーケストラのお兄さん・お姉さんへ』『指揮者の先生へ』とお手紙を書いて持ってきてくれたのです。
そのお手紙には、ピアノ以外の楽器に対する発見や憧れの気持ちなどが綴ってありました。
中には『指揮者の先生と言ったら怖いおじさんだと思っていましたが、優しそうなお兄さんだったので安心しました』
というかわいい文章もありました。指揮者の前田先生もオーケストラのメンバーの皆さんもこれには感動して下さった様子で口々に『嬉しい!』と言っておいででした。
今回の企画に携わった人たちが感じた『嬉しい』という気持ちと先に述べた『心』とが混ざり合って、スタッフ一同ぽかぽかと暖かい気持ちになったのは言うまでもありません。
 このような気持ちにさせていただけましたことは大変幸せなことだと感謝しております。
 そうは言いましてもまだまだ反省点などもございます。
その点は謙虚に今後の改善点としてしっかり受け止めて参りたいと思っております。
今後も更なる工夫を凝らし、文京SSステーションのステップが皆様の音楽ライフの楽しみのひとつになるように努力して参りますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

文京SSステーション スタッフ 軽部 忍

2013年10月24日

文京大塚秋季ステップ開催レポート

大型の台風26号が首都圏に上陸ということでお天気が大変気になっておりましたが、おかげさまで雨に降られることもなく、秋らしい空気の中、無事に文京大塚秋季ステップを終えることができました。参加して下さった皆さまやそのご家族・ご友人・関係者の皆さまに厚くお礼申し上げます。

今回は76組の方々が参加して下さいました。(ピアノステップ38組・コンチェルトステップ38組)
6月の春季ステップのときと場所を変えたことで、皆さまが混乱されるのではないかと心配しましたが、特にそのようなこともなく順調に進みました。しかし、建物の構造上、控え室や着替え室をご用意できなかったことは申し訳なく思いました。今後この点に関しましては改善できるように努力したいと考えております。

私共がプログラムを作成するときに考慮することはたくさんあるのですが、今回は思い切ってあらゆる年齢の方々を同じ部の中に混ぜ込む形を取ってみました。小さいお子さんは待っているのが大変ではないかと心配だったのですが、お行儀よくきちんと聴いていることができていて心配無用であったと感心致しました。そんな中、あるご父兄の方からも色々な年齢・レベルの演奏がひとつの部の中で聴くことができて、プログラムの組み方が非常に良いと言って頂き、とても嬉しく思いました。

また、コンチェルトステップでは出演者の皆さまには一週間前のリハーサルのときの戸惑いは全くありませんでした。音の泉管弦楽団とのバランスも非常によく、その堂々とした演奏振りは大変素晴らしいものでした。たった1回のリハーサルで立派に本番を終えられた参加者の皆さまの演奏を影ながら支えてくださった指揮者の井上淳司先生・前田陽一朗先生、音の泉管弦楽団の皆さまのご尽力に感謝致します。そして、日ごろのお稽古で支えて下さっている先生方にも感謝致します。来年も挑戦したい、感動したとの声も続々届いており、スタッフ一同幸せな気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。

加えて、継続表彰の方々の中に今回の私どものステップで百回目を迎えた方がいらっしゃいました。平岡佳代子さんです。平岡さんは以前より私どものステップに参加して下さっている方なのですが、この記念すべき百回目の継続表彰に携わることができて私どもも大変嬉しく思いました。指揮者の前田先生にプレゼンテーターとお祝いの言葉をお願いし、井上先生に総評を頂きました。また、福田専務理事もお祝いにかけつけて下さり、大変和やかな雰囲気の中、皆で平岡さんにお祝いをさせていただくことができました。

私どもはいつも色々な方々に支えられ、ご理解とご協力を頂きながらなんとかステップを開催させて頂いております。どんなときも感謝の気持ちと思いやりの気持ちを忘れないステーションであることが目標です。今後も毎回の積み重ねを大切にしながら精進して参りますのでどうぞよろしくお願い申し上げます。

文京音の泉ステーション  代表 軽部 忍

《 講評 》
第一回目(第1・2部終了後)
高木先生のお話
  • 演奏をする際に作曲家の持つ匂いや香りなども取り込む、曲のタイトルやキャラクター、作曲家がいったいどういうところ(国)で生まれ、育ち、どんな言葉を話し、どんな歴史の中生きながら作品を書いたのかなどを弾きこんでからも尚、洗い出してみることが大切。色々な本や資料を調べることでそれがどんどん財産となる
《 講評 》
第二回目(第3・4部終了後) 
大導寺先生のお話
  • コンチェルトステップについて、オーケストラと一緒に弾くということはピアノ独奏のために勉強になることがたくさんある。ソロのときでもそうだが、間違えても何でもとにかく止まらないことが大切。アンサンブルでは自分だけではないので、そこはしっかり訓練する必要がある。
  • 自分の音を聴く、自分と相手の(オーケストラの)楽器の音の違い、バランスを聴く、ということも大切。
  • ピアノ曲の中で演奏するときに他の楽器で演奏していることを想像しながら弾くこと(音色を真似ること)も大切なので、他の楽器とアンサンブルすることはその点とても有効である。
《 講評 》
第三回目(第5部終了後)
秋山先生のお話
  • 無理の無い演奏が多くてとてもよかった
  • 演奏技術の基本、粒のそろった細かいパッセージの練習をよくしましょう
  • 手の関節をあまりくにゃくにゃしないようにしっかりとさせましょう。
  • 楽譜に書いてあることをよく読むこと。フレーズ・強弱など基本的な事をきちんと守りましょう。小さい頃からそういうことに注意を払っていると大人になってから自分の演奏を作り出すときに非常に役に立ちます。
《 講評 》
第四回目(第6・7部終了後)
前田先生のお話
  • 皆さんオーケストラの音を良く聴いて、集中して素晴らしい演奏でした。
  • アンサンブルは経験なので何度も挑戦することが大切。続けることでコツをつかみ、安定した演奏ができるようになる
井上先生のお話
  • 音楽はまさしく「ワクワク・どきどき」であり、そういうことを大切にしたい。ソロでは味わえない皆で創り上げていく素晴らしさをコンチェルトで体験して欲しい。
  • コンチェルトやアンサンブルを経験することによってよく聴く耳が育ち、ソロが上手になる。
《 平岡佳代子さん 百回継続表彰インタビュー 》
Q
平岡さんにとってピアノを演奏する(表現する)ということはどんなことですか?
A
子どものときの自由な発想や気持ちの表現が大人になるにつれて難しくなってくる。そんなときにピアノで弾くことで表現できることが素晴らしいと思う。それは大人になってからできるようになったことです。
Q
怒りを感じているときなども演奏に出てしまうことがありますか?
A
あります(笑)以前、ステップでやってしまい、失敗したことがあるので反省しています。なるべくそういう気持ちは持たないようにコントロールしています。
Q
今後の目標をお聞かせください
A
特に大きな目標はありませんが、ピティナのステップなどの恵まれた環境を無駄にしないように一日一日大切に努力していきたいです。

2013文京大塚秋季ステップ 2013文京大塚秋季ステップ 2013文京大塚秋季ステップ 2013文京大塚秋季ステップ 2013文京大塚秋季ステップ 2013文京大塚秋季ステップ 2013文京大塚秋季ステップ 2013文京大塚秋季ステップ 2013文京大塚秋季ステップ 2013文京大塚秋季ステップ 2013文京大塚秋季ステップ 2013文京大塚秋季ステップ

2014年8月 7日

文京大塚夏季ステップ開催レポート(2014.6.22)

今回は78組の参加者の方々が素晴らしい演奏を披露して下さいました。

迫田時雄先生・水谷稚佳子先生・守麗子先生をアドバイザーにお迎えし、参加者一人一人にメッセージをいただきました。【講評・継続表彰】では、先生方から実りあるお話を頂きましたのでここにご紹介致します。

2014文京大塚夏季ステップ
◆守先生
「ピアノの練習はただ指を動かすことのみではない。
その曲のメロディーを歌ってみる。歌うことはとても大事で、是非歌って欲しい。
すると曲を理解することが出来る」
「休符も大切な音楽です。ただ漠然と休むのではなく、休符の長さを守ることが大事です。
また休符には弱い休符と強い休符がある。それを感じ取るようにして欲しい。」
「クレッシェンドをするときに、クレッシェンドの始まりを小さいところから始めているつもりでも、"小さい"が足りない。足りないと変化が出ない。デクレッシェンドも同じ。そこを気を付けて弾くと変化が出ると思います。」
2014文京大塚夏季ステップ
◆水谷先生
「フォルテやピアノはただ大きく、小さくするだけではありません。もっと深く考えてほしいと思います。」
◆迫田先生
迫田時雄先生は、ピティナの設立当初のことや、ピアノが特別なことではなく生活の中に入ってきたことはピティナの功績が大きいこと、ぜひ長く続けてほしいと話されました。

次回秋のステップ(10月25日開催)ではアンサンブルコンチェルトが中心です。
この日参加された皆さまにもアンサンブルの楽しさをお伝えするため、当ステーション設立の『音の泉管弦楽団』のメンバーによる二つの企画をご用意しました。

♪ 打楽器奏者とアンサンブルを楽しもう!ブームワッカーで奏でる「ドレミのうた」
子どもたちが打楽器奏者からの指導を受けて、短い時間で一曲を仕上げました。
そのチームワークはなかなかのもの。12名全員で作り上げたドレミの歌を皆さんにお披露目することができ、アドバイザーの先生方や客席の皆様からも拍手喝采を頂きました
♪ ピアノトリオを演奏してみよう!
事前に公募した方たちがぶっつけ本番でトリオを体験しました。(無料体験)
曲は
ブルグミュラーの天使の歌、甘い嘆き、牧歌
プッチーニの私のお父さん
シューベルトのアヴェマリア

合図の出し方・受け取り方、アンサンブルのときに注意する点、アンサンブルによって得られることなどをチェリスト・ヴァイオリニストからアドバイスを受けて頂き、お披露目演奏を致しました。皆さん初めて合わせたとは思えないほどのすばらしい演奏でした。
今回のこの企画は、仲間と一緒に音楽を作っていく楽しさを味わってもらえたと思います。
参加された皆さまは少し緊張しながらも楽しんで演奏なさっていたご様子、私たちスタッフも嬉しく思いました。

2014文京大塚夏季ステップ 2014文京大塚夏季ステップ 2014文京大塚夏季ステップ 2014文京大塚夏季ステップ 2014文京大塚夏季ステップ

また、今回はアドバイザーとしてお越しの水谷稚佳子先生にレクチャーをお願いしました。
ピアノ演奏に役立つ頭と指の体操~目からウロコの、すぐに役立つ楽しいお話~』

***以下はレクチャーの内容です***

2014文京大塚夏季ステップ

フィンガートレーニングをレッスンに取り入れてます。それは、
●指の筋肉を鍛える
●いかに楽に弾けるかです。

人は、「初めて」「不得意」なことは力が入ってしまいます。よく『脱力』といいますが、これは力を抜けばいいということではありません。本当に力を入れるべき所に入れる、ということです。
例えて言うなら『トイレの電気』です。夜真っ暗の中トイレに行く時、トイレの電気を付けて中に入り、用を足したら電気を消して出ます。これを、玄関からリビング、廊下と家中の電気をつけたらそれは無駄なことです。スイッチがどこにあるかわかっていれば必要なスイッチだけをつければ良いので省エネになります。

ピアノを弾く時もスイッチがわかってれば余計な力を使わずに楽に弾けます。指を動かしているのは運動能力で、これは脳が命令しています。右は左手、左脳は右手を動かしています。皆さんは、右手だけで弾いたら上手に弾ける。左手だけで弾いたら上手に弾ける。でも両手で弾いたらなんだかうまくいかない、ってことありますよね。私も今だにあります。それは脳が混乱しているからです。
これが、左脳と右脳のスイッチがわかれば混乱せずうまくいくと思います。
そうすれば、短い時間で両手で弾けるようになりますよね。

2014文京大塚夏季ステップ

そこで、これから皆さんと右脳と左脳がうまく使えるように体操をしたいと思います。

①右手→グーでトントントン
左手→パーでスリスリ
同時にやる。これを途中で左右逆のことをする。

②右手→グーで胸の位置
左手→パーで前に出す
「もしもしカメよ」を歌いながら途中左右のグーパーを逆にする。

③右手→親指を出しあとはグー
左手→小指を出しあとはグー
次は右手→小指をだす
左手→親指を出すと「カタツムリ」を歌いながら交互に指を出す

頭では理解出来るけれど、この体操なかなか難しいです。
このレクチャーの中で水谷先生がおっしゃっていた言葉。
「5時間かかってやっとできることを、1時間でできたらいいですよね!」

左脳と右脳とがササッと最短距離の回線でつながれば、譜読みも早くなりその分の時間を「良い音」や「表現」「楽曲分析」などに使えて、どんどん上手になれますね。


ある参加者の方が前回参加した時にコミュニケーション用紙をもらい、とても嬉しかったんだそうです。それで、今回は同じ部に参加された方全員に書いてお渡ししたいとのこと。
一生懸命書かれていた姿が印象的でした。
ご縁で同じステーションのステップに参加されたみなさんがこうして繋がり、音楽の輪が広がったら素晴らしいと思います。

朝降っていた雨も午後にはやみ、夕方には晴れてきました。

参加された皆さま、ご家族の皆さま・聴きに来て下さった皆さま、アドバイザーの先生方、ありがとうございました。音楽に包まれたステキな一日を過ごすことができました。

次回、文京大塚秋季地区・音の泉ステーションでは、コンチェルトが中心のステップです。
小さなお子さまもコンチェルト体験ができるよう、『ブルグミュラー25の練習曲』の全曲をはじめピアノ独奏曲をコンチェルト用にアレンジした課題曲もご用意しております。
もちろん通常のピアノコンチェルトのご参加も歓迎です。
こちらのステップにもぜひご参加、聴きにいらしてくださるようお願い申し上げます。

スタッフ一同皆さまにお会い出来ることを楽しみにしております。

(リポート作成:文京音の泉ステーションスタッフ瀬戸喜美子)

2015年10月23日

参宮橋ステップ開催レポート(2015.9.23)

2015年9月23日、ピティナ参宮橋地区ステップが国立オリンピック記念青少年総合センター・小ホールにて開催されました。さわやかな秋の晴天にも恵まれ、計60名の方々が素晴らしい演奏を聴かせて下さいました。(うち、19名はコンチェルトステップに参加)

コンチェルトステップの参加者は、高山美佳先生指揮、プロの演奏家によって構成されたオーケストラ〝音の泉管弦楽団〟と共に、三日前にリハーサルを行ない、高山先生と念入りに打ち合わせをして迎えた当日でした。
このコンチェルトステップは、ピアノ独奏曲に作曲家がオーケストラパートを作・編曲し、コンチェルトとして演奏できるという企画です。ブルクミュラーやソナチネなどピアノ学習者なら一度は耳にしたことのある親しみのある曲やカバレフスキー・バルトーク・ショパンなどたくさんの曲目リストから好きな曲を選び、普段通りに練習を積んでオーケストラとのアンサンブルを楽しむことができる、まさに夢のような企画です。また、ベートーヴェンやラフマニノフ・ガーシュインなど本格的なコンチェルトの参加もあった今回のステップでした。

参加者は小学生から、音大生、一般大学を出られた社会人の方まで様々でした。プロや音大生ではなくてもコンチェルトが演奏できるこの体験を通じて、「大変貴重な経験ができた」「とても気持ちよく演奏ができた」「今後のソロの演奏にも活かしたい」など、参加者の皆様からたくさんの感想を頂きました。演奏後の皆様のお顔が充実感に満ち、笑顔で輝いていたことが印象的でした。

コンチェルト参加者は19名。皆様の曲への思いを受け止め、熱の入った指揮で引っ張る高山先生ののもと、素晴らしい演奏が続きました。本来のオーケストラ編成と比べると小編成ではある〝音の泉管弦楽団〟なのですが、それを全く感じさせない美しく迫力のある演奏がプログラムの最後まで、ホールいっぱいに響いていました。

アドバイザーの金井玲子先生・篠崎みどり先生・西野真琴先生から、全体の感想や講評をお話しいただきました。コンチェルトならではの講評をいただきましたので、ご紹介いたします。
  • 指揮者、オーケストラ、ソリスト、三身一体となって演奏することが大切。
  • 呼吸を合わせることが大切。真剣に鍵盤だけを見ていてはそれは出来ない。上 体を起こし、指揮者を見るように心がけてみよう。
  • テンポの安定は基本。左手のテンポを安定させるよう気をつけて演奏すると、オーケストラと合いやすいのではないか。
  • せっかくの大きな舞台、オーケストラとの共演。ホールに響く音をよく聴いて、もっと演奏を楽しもう。
  • 全ての曲に言えることだが、例えばフランス音楽を演奏するのなら、作曲家についてはもちろん、当時のフランスの時代背景などを勉強すると、音や表現につながります。
また、ソロの部の講評では、参加者からの質問や相談にもお答えいただきました。
  • ペダルを上手に踏むには?のご質問には、「ペダルは足で踏むものではない。耳で踏むもの。先生に教えてもらうものではない。響きをよく聴き習得しましょう」
  • 学校が忙しくなりピアノを続けるには?のご相談には「5分でも10分でも、帰宅してまず弾く。勉強の前にまず弾く。短い時間でも続けることでかならず力になる」
  • もっと演奏を、音楽を楽しもう。弾くだけではなく、時には体全体を使って踊ってみてはどうか。
コンチェルト部門の参加者の中には、将来は指揮者になりたい!という方も。(ピアニストかプロテニスプレイヤーか指揮者、というお話でした)自分の本番前の舞台裏で、舞台のオーケストラの演奏を聴きながら、高山先生に負けないほどに腕を振り、指揮者になりきるかわいらしい姿を見ることができました。他の参加者の方も、この体験がそれぞれ心に響いたことと思います。今回の経験が皆様の将来にどう繋がるか楽しみです。

スタッフとして舞台裏で演奏を聴いていましたが、ステップということを忘れ、コンサートを聴きに来ている感覚になるほど素晴らしい演奏が続き、大変素敵な時間を過ごすことができました。参加者の皆様、アドバイザーの先生方、高山先生、音の泉管弦楽団の皆様、ありがとうございました。

文京音の泉ステーション スタッフ 長尾麻由子

2016年8月 5日

竹ノ塚ステップ開催レポート(2016.7.24)

2016年7月24日(日)竹の塚地域学習センター音楽ホールにおきまして、竹ノ塚地区ステップが無事に終了いたしました。
今年は91組の方々にご参加いただき、過去最多人数を記録しました。
特に今年は初参加の参加者のみなさんが多く、一生懸命でかわいらしいステージが多く見られました。また、コンペのリハーサルでの参加の方も多く、レベルの高い白熱した演奏も聴くことができました。

アドバイザーの先生方は上原 薫先生(沖縄県)、中村 美穂先生(長崎県)、松本 明先生(埼玉県)の3名の先生にお越しいただきました。

講評では以下のようなメッセージをいただきました。

上原先生:メロディーは歌です。鍵盤に音を並べるだけでなく、声に出して歌ってみるといいかも知れませんね。
中村先生:左右のバランスを考えて弾きましょう。ホールは左が響きやすいです。
ピアノの大きさ、ホールの大きさを考えて弾くとなお良いですね。
松本先生:ぜひ皆さんにピアノを続けてほしいです。小さい頃からピアノを弾くことに意味があります。また、音楽は歳を取ると弾けないということはありません。
音楽を理解すれば弾きやすく、身体は自然に動きます。

参加者のみなさんはアドバイザーの先生お一人お一人から心のこもった温かいメッセージをいただいたことでしょう。

講評用紙をいただいて笑顔になる皆さんの表情が印象的でした!
本番を終えて皆さんホッとしているところでしょう。
楽しい夏休みをお過ごしくださいね!

来年も皆さんのご参加を心よりお待ちしております。



過去の記事




QRコード

携帯からもピティナ・コミュニティを閲覧できます
ピティナ文京音の泉ステーション