11月30日、晴れ。風は冷たいものの日差しは明るい。やはり明るいほうが嬉しい。やる気が起きる。
例年より10分早めの演奏開始。ということは10分準備時間が少ない。事前にスタッフにはその旨伝えてあったので皆意識しての動き。テキパキと、慣れたもの。準備に多少の不足はあったものの何一つ動じる事なく対処してくれる。頼もしい。
気づけばもう演奏開始。トップバッターは小さな女の子。落ち着いた丁寧な演奏。素晴らしい演奏で開幕。
その後欠席者が一名いて少々慌てたもののスムーズに進行。
ステージ袖に集まってくる演奏者は当然ながら緊張した面持ち。楽譜を膝の上で広げて指を動かしながら自分の番を待つ小学生の女の子。スタッフに呼ばれ、さあ次!けれど、その女の子の様子が変。近寄り聞いてみると「音符が出てこない〜」と。「大丈夫、弾けるから。いつもの様にやればいいよ」とステージに送り出す。いざ音を出したら、何の何の。きちんと弾いていらっしゃいました。弾き終えて戻ってくる女の子は満足気では無いものの、演奏前を知ってる者からみれば、あっぱれ!
ステージで演奏するって事は凄い経験ですね。その女の子に限らず誰もが日常ではあまり体験する事の無い思い、感覚でステージに出て行ってるのでしょうね。
みんな、偉い‼ 強い‼ よく頑張った‼
こうしてステージ毎に強く逞ましくなっていくのでしょう。
そして今日のステージまでに演奏者それぞれの方にドラマがあり、そのドラマを抱え、そしてこの先はドラマを作り素敵な人になっていくのでしょうね。
皆様、お疲れ様でした。一生懸命な演奏を聴かせてくれてありがとうございました。