2020年3月19日

羽村ステップの開催につきまして

ステップ羽村地区にご参加予定の皆様及びご指導の先生方へ

 ピティナ羽村ステーション代表の萬 喜子です。
 この度、4月12日に羽村市「ゆとろぎ」小ホールにて第11回の羽村ステップを
開催する予定で、すでに46組の皆様に参加申し込みをいただいておりました。

 本日3月19日、「4、5月のステップを原則無観客で開催する」との本部方針を
メールでご提示いただきました。しかしながら、まことに残念です
羽村ステーションとピティナ本部で相談した結果、今回のステップは開催中止となりました。


 理由はいくつもありますが、以下に上げましたものが決断するうえで大きかった
ポイントです。

1、指導者として、開催できるかどうか不明瞭な催しに向かってレッスン内容を
  組み立て、前向きに生徒さん方を励まして練習を継続させるモチベーション
  を保てなかったこと。

2、参加者のご家族は入場できるとはいえ、同居していない祖父母、叔父叔母
  いとこ等の方々を「ご家族」に含めるかどうか等、会場での「捌き」が
  困難でトラブルが起きかねないこと。

3、上のようなピリピリした雰囲気での開催では、「楽しく、リラックスした
  雰囲気での公開演奏体験」というステップの精神にそぐわない催しになり
  かねないこと。

4、消毒等スタッフの負担が大きくなり、また、少しでも体調に不安がある方
  にはお願いできないことで人員の確保が困難になることが予想されること。
  それにより参加者にもご迷惑をかける事態が予想できること。

 その他マスク消毒液の入手困難状況、楽屋の換気不十分、駐車場が不足で
公共交通機関を利用しない訳にいかないこと等々上げればきりがありません。
 特に残念なのは事務局企画として、舞台客席一体になっての
 「歌とボディーパーカッション」企画を進めていたことで、たとえ開催するに
してもこの企画は実現できませんでした。ご協力をお願いしていました参加者、
先生方にはまことに申し訳なく、返す返すも残念でたまりません。

 今回参加をすでにお申込みいただいていた皆様には、申し込みをキャンセル
するという選択肢もありますし、コロナ流行が収束した時期にほかの地区の
ステップにご参加いただく方法もあります。その場合は本部からの連絡と指示
に従ってください。
 さらに1年後の羽村ステップ(ホール使用は延期扱いになります)にも今回の
申し込みを延期して参加できるそうですので、ぜひ、来年の羽村ステップで
皆様にお目にかかれることを楽しみにしております。

 どうぞ、老いも若きもこの困難な時期をご自身と大切な方々の健康にお気を
つけて、ご無事にお過ごしくださいますように。

2019年5月 8日

羽村ステップ開催レポート(2019.4.21)

 4月21日日曜日、羽村地区としては10回目のステップを開催いたしました。

参加申し込みは68組、欠席が1名で67組の参加でした。

 第2回以来の、「アンサンブル企画」を実行しました。前回と異なり、共演者は

ヴァイオリン一人だけ、曲目も初級としてバイエル、ブルクミュラーから2曲ずつ、

中級としてクレメンティーとクーラウのソナチネをそれぞれ1、2楽章で計4曲。

それだけに絞りました。参加者は4名、バイエル1曲1名、ブルクミュラー2曲に対し

3名でした。ソナチネは参加者がいなかったので、共演の大倉サラさんのヴァイオリンと

ステーション代表の萬 喜子のピアノでソナチネ2曲のそれぞれ第1楽章を、休憩時間を

使って演奏しました。

申込者が少なかったのは、やはり曲目を絞り込み過ぎたせいもあるかと思います。

一方でリハーサルは十分にできたかな、と思いましたが、それでも参加者から

「もっと、『合わせ』をしたかった」との声がありました。参加の4人とも、

リハーサルの初めの演奏と本番での出来具合を比較すると、見違える(聴き違える)

ほど進歩していたという感じを持ちました。

「アンサンブル企画」を実行するには、準備の時間と段取りにかなりの手間が必要

ですが、それを上回る効果があります。参加者にとっては合奏の楽しさを味わえる

こと、日頃と別の角度からのアドバイスを共演者、アドバイザーの双方から受けられる

こと。聴衆にとってもピアノだけの曲目が続く単調さが破られて、新鮮な音が聞けること。

事情が許せば、また、近いうちに、今度はもう少し曲目を増やして実現したいものだと

考えております。                羽村ステーション代表、萬 喜子

羽村ステップ2019表彰式
羽村ステップ2019表彰式2
アンサンブル
アンサンブル2
アンサンブル3
アンサンブル4

2019年4月17日

羽村ステップ開催します(2019.4.21)

 羽村ステップもとうとう、今回で10回目となりました。ご協力
くださいました皆様方に、深く感謝申し上げます。
 区切りの年にヴァイオリンの共演者をお迎えして、ささやかな
アンサンブル企画を実行いたします。ちょうど、全体の中間あたり
第3部の最後の部分とその後の休憩時間に演奏が入りますので、
1部2部の参加者の方々も成績を受け取ったあと、
時間がおありでしたら残ってお聴きいただけたらと思います。
 ピアノという楽器は一台でも十分な響きが出ますので、ソロ演奏が
基本になりますし、実際、ピアノソロには名曲がたくさんあります。
とはいえ、レッスンにおいてソロの練習ばかりしていますと内容的に
広がりが乏しくなりがちです。何といっても音楽の楽しみの肝心な
要素は「人と合わせる」ところにあり、たとえ一人で演奏していても
「一人二役」「一人多役?」を想定しないと多彩な、広がりのある
表現とか劇的な盛り上がりのある演奏はできません。
 ステップに参加される指導者の先生方も、そこのところはよく
心得ていらして、実際、今回のプログラムにも多種多様な連弾曲が
並びました。次回以降のステップでも、さらに多様なアンサンブルを
追及していけたらいいな、と思っております。
     
羽村ステーション代表 萬 嘉子(まん よしこ)


(当日のプログラムより)

⇒スケジュール・プログラムはこちら

2018年4月24日

羽村地区ステップ開催レポート(2018.4.15)

4月15日朝、前夜からの雨風が心配でしたが、開演時刻にはどちらも止み、
ややしっとりとした空気はホールの音響のためには有難くないものの、
花粉症にとっては優しい肌触りでした。

昼休み前の1部、2部はプレ導入の3名をはじめ、導入から基礎3までのステップが中心で
初めての参加も多く、受付はパスポート発行に追われました。
客席はご家族親戚お友達等にぎやかでしたが開演するとピタリと静かになり、
時々小さなお子さんが声を上げると「シーッ!」と制止する親御さんの気配が
伝わって来ました。いつもながら客席マナーは Very Good! でした。
私が自慢するのも変ですがこれは、ご指導の先生方の日ごろの努力の賜物です。

3部は基礎4から応用ステップ中心のプログラム。
4部にはご希望を入れて一人の先生の門下生を集中させ、
先生もその部の最後で演奏なさるというプログラム構成をしました。
他の先生の生徒さんも交じりましたが全く違和感はなく、
こういう構成も「あり」だということに納得です。

5部はフリーステップ5分以上の皆さん。子供ながらにレベルの高い演奏でした。
6,7部は全員グランミューズの参加者。今年は若い方が多く、
音大生も参加していて裏方スタッフからも「勉強になった」という感想が出ました。
また、年長の方々の演奏はそれぞれ個性豊かでアドバイザーの先生方からも
「人生が伝わって来ます」という声が聞かれました。
皆様ありがとうございました。

羽村ステーション代表 萬 喜子

継続表彰3,4部
継続表彰5部
継続表彰7部

2018年4月11日

羽村ステップ開催します(2018.4.15)

ご挨拶

羽村「ゆとろぎ」のステップは今回で9回目となります。
多くの皆様のご協力で微力ながらも毎年の開催を継続することができました。
そして、この会場で「継続表彰」を受ける参加者も、毎回かなりの人数になりました。

ピアノのレッスンにおいては、毎日の練習を短時間でも「継続」させること、
毎週のレッスンを、時には叱られたり、丸を一つも貰えなくて落ち込んだりしながら
辛抱強く「継続」することがとても重要です。
それによって、読めなかった楽譜が読めるようになり、
弾けなかった曲が上手に弾けるようになって、「やった!できた!」という
達成感を味わい、さらに「やる気」を継続させていけるのです。

私たち指導者は、レッスンを始めたばかりの幼い生徒さんには、遊びの要素を
取り入れたレッスンで「音楽の楽しさ」をまずはわかっていただこうと目論みます。
しかし、その時期を過ぎて読譜やテクニックの訓練が始まると、
課題への集中力を持たせる方法に悩むことがあります。
そうした時にステップのステージを経験させ、それを積み重ねることで皆様の前で
継続表彰されることが、更なる向上へのモチベーションにつながることを、
実感しております。

              
ピティナ羽村ステーション代表 萬 喜子


(当日のプログラムより)

⇒スケジュール・プログラムはこちら

2017年4月18日

羽村地区ステップ開催レポート(2017.4.9)

例年にない寒さのおかげで、満開の桜を前にしての開催となりました。
今年は人数が51組と少なかったせいもあり、スタッフの少なさにもかかわらず 進行はスムーズでした。
特にグランミューズの第4部はアドバイザーの先生方も 「楽しみにしている」と仰言って下さったように、レベルの高い演奏が続きました。
ジュニアの皆さんも暗譜の人が多く、今回でこの地区としては8回目のステップ ですが、回を重ねるごとに少しずつレベルが上がっていく感じがします。
主催者としてとても嬉しいことです。来年も頑張ります。

羽村ステーション代表 萬 喜子
表彰式第1部
表彰式第2,3部
表彰式第4部

2017年4月 6日

羽村ステップ開催します(2017.4.9)

ごあいさつ

羽村「ゆとろぎ」のピティナステップは今回で8回目を迎えました。前回に比較すると今年は参加者がやや少なめですが、その分、時間的なゆとりを持って実施できると思います。

慣例となりました事務局企画は、2年前に続いての「バスティン・プレリーディング曲集で遊ぼう・その3」です。レッスンを始めて2~3年の間、導入及び基礎ステップ2ぐらいまでの生徒さんが対象です。このぐらいのレベル、とりわけ年齢的に幼い場合は体格も手の骨格もまだ小さすぎて、大人と同じ大きさの楽器を使いこなすことは不可能ですし、無理な訓練はいいことではありません。
その一方、音感、リズム感を伸ばすこと、楽譜を読みこなすいわゆるソルフェージュの訓練を、音楽を楽しみながら身に着けていく事については最もふさわしい時期でもあります。当日飛び入り参加も受け付けますので、どうぞ、誰でもおなじみのやさしい曲を材料に、客席の皆様もご一緒に楽しんでください。

応用ステップ以上の皆様につきましては、以前にも書かせていただきましたが「聴衆の皆様を前にしたステージでの演奏」を経験することでどれだけ成長できることか、計り知れないものがあります。アドバイザーの先生方のメッセージ内容とともに、ステップ経験を今後のピアノライフに生かしてください。

ピティナ羽村ステーション代表 萬 喜子


(当日のプログラムより)

⇒スケジュール・プログラムはこちら

2016年4月28日

羽村ステップ開催レポート(2016.4.17)

4月17日日曜日、羽村は朝から強い風が吹いて不安定な空模様でした。
3日前から続く熊本と大分の地震災害が、遠く離れた」羽村にもアドバイザーお一人交代、スタッフ一名の実家被災という影響を及ぼしました。
それにもかかわらず、90組の全員が遅刻もなく予定通りに演奏を終えました。
内容的にもほとんどの参加者がきちんと勉強し、曲を表現することにまじめに取り組んでいる様子がコメントからも演奏からも伝わってきました。
ご指導の先生方のレベルも着実に上がっていることが伺えます。
ステップを主催、開催することは個人の小さなステーションにとってはなかなかの大事業ですが、本当に苦労した甲斐があったと実感いたします。
また、フリーステップの演奏は3分から15分まで、いずれも一回も時間オーバーのベルを鳴らさずに済みました。これも今回が初めてで、ルールをしっかり守って応募してくださった参加者、指導者の皆様に感謝いたします。

今回はじめて、「ワンポイントレッスン」を実施してみました。
事務局企画として「ブルクミュラー特集」を催したので、その流れでブルクミュラーの曲に限定して二人の生徒が小倉先生のレッスンを受けたのですが、緊張しながらも舞台上でしっかり先生のご指導に反応し、演奏が生き生きと変化したことがよくわかりました。きっと、今後の成長につながることと思います。

また、障がいをお持ちの方が大人一人、子供一人、合わせてお二人参加されていました。指導者の先生がさりげなく補助され、お二人とも無事に演奏されました。本当に音楽が好きで楽しんでいる気持が客席の皆様にも伝わったと思います。来年また参加してくださったら嬉しいですね。主催側も頑張ります。ありがとうございました。


ピティナ羽村ステーション 萬 喜子


ワンポイントレッスン1
ワンポイントレッスン2
講評
表彰式1
表彰式2
表彰式3

2016年4月14日

羽村ステップ開催します(2016.4.17)

ご挨拶

 羽村ステップは今回で7回目、季節を4月に移して2回目になります。
参加者がなかなか集まらなかった前回と打って変わって、今回は90組も
のお申し込みがありました。本当にありがたく思います。
 今回の実施事務局企画として、「ブルクミュラー特集」を催すことに
いたしました。第2部のあと引き続き「音楽表現の練習とは?」と題して、
松内望美先生と私でミニレクチャーコンサートを開催致します。昼休みを
はさんで第3部では通常のステップの演奏ですが、20人の参加者全員が
課題曲、もしくは自由曲のどちらかにブルクミュラーの曲を弾きます。
フリー参加者も一曲はブルクミュラーです。
 そして、その中の二人の生徒さんがブルクミュラーの曲で、アドバイザー
の先生による「ワンポイントレッスン」を受けることになりました。公開の
場所でのレッスンですから、受ける本人だけでなく会場の皆様にとっても
興味、関心があり、役立つ内容になると思います。
 これまでの羽村ステップではアンサンブル企画、バスティン
「プレリーディング曲集で遊ぼう」等々、事務局企画を催してまいりました。
これからも鋭意、新企画を考えていきたいと考えております。どうぞ
羽村ステーションへの皆様のご提案、ご希望をお待ちしております。

2016/4/17 羽村ステーション代表 萬 喜子

(当日のプログラムより)

⇒スケジュール・プログラムはこちら


2015年4月 9日

羽村ステップ開催します

ご挨拶

 今回、羽村ステーション主催のステップは6回目を迎えます。今回から毎年春、4月の開催に変更いたしました。こちらの諸事情によりますことで、申し訳ありません。今後はなるべくこの季節を動かさないように努めます。
 ステップに限らず、本番のステージで演奏することは、10回20回のレッスンを受けることにも匹敵するほど生徒さんの進歩と成長を促す効果があることは、ピアノ指導者ならば身に染みて実感することです。それに加えて、ある日ある時ある場所での一回きりの「ナマ演奏」という体験を、生徒さん本人、保護者、お客様と共有することは、何物にも代えがたい大きな喜びです。
 「ナマ演奏」を聴くことで共有される体験とはいったい何なのでしょうか?優れた小説家や評論家の表現をいくら読んでもどこかに、微妙な違和感が漂います。デジタル機器が驚異的な進化をして、いつでもどこでもお望み通りの音楽を聴くことができる時代です。ただ、それは「ナマ」ではなくて「デジタル」という加工を施した音楽なのです。知識のため、勉強のためには大いに利用し、娯楽としても楽しめることには大いに感謝したいと思います。お蔭様で現代の私たちは、知識、情報の面ではひと世代前に比べ、格段に豊かになりました。
 それでもなお、ひとつの会場で同じ空気を呼吸しながら響いてくるピアノの音色には、言葉にできない何かが感じ取れます。どうぞ、ひとりひとりの演奏をその拙さや幼さをも含めて、まっすぐに受け止めて聴いてあげてください。あなたの好きな音も嫌いな音もあります。心に響く音も、耳をそのまま通過する音もあります。言葉の要らない世界があります。

2015/4/12 PTNA羽村ステーション代表 萬 喜子
 

(当日のプログラムより)

⇒スケジュール・プログラムはこちら


過去の記事


カテゴリ



QRコード

携帯からもピティナ・コミュニティを閲覧できます
ピティナ羽村ステーション