第58回ちば・市川バスティン研究会が3月9日(金)船橋伊藤楽器メンバーズルームにて
おこなわれました。
今期最後ということで、栄子先生もお気に入りの「Lindt」チョコレートのプレゼントがありました。優しい繊細な甘さで、とても幸せな気持ちになりました。
『まず、栄子先生より 指導者ライセンスについて』
実際に参加してみてはじめて指導者としての気付きや理解出来る事がたくさんあるので、メンバーの先生方はどんどん挑戦してください、とお話がありました。
指導者ライセンスを受けられた先生からもアドバイスをいただきました。
今日の内容です。
1.メンバーのお悩み相談とアドバイス
♪ 反復練習、部分練習を嫌がる生徒にはどうしたらいいですか?
・発表する機会を増やすと反復練習の必要や良さがわかる
・読譜力不足で途中から弾くのが大変だからではないか
・マグネットなどを利用し、楽しく部分練習の回数をカウントする
・自分で練習の回数を決めさせる(先生は多めに提示してみて)
・タイマーなどを利用して、数十秒でもできるようになるということをわからせる
・間違えるところに付箋などをはる。
・毎週鉛筆の色を変えて記入する、 他
♪他教室から来たテクニック不足の生徒、ジャズをやりたいと言い出した、どうしたら良いですか?
・先生がまずどんな教室を目指しているのか明確にすることが大切
・中学生は忙しいのでまず続けることが目標になるのでは
・レッスン時間の一部をジャズにあてるのは?(初見でもできるものなど。キャサリンロリンおすすめ)、他
メンバーの先生方から具体的な貴重なご意見をたくさんいただき、レッスンに役立つことばかりでした。ありがとうございました。
2、根津栄子先生
「バスティン ピアノ ベーシックス レベル2」の指導法(テクニック)
「ピアノ」「テクニック」「パフォーマンス」を並行して少しずつ進めるのが効果的ということです。
今回は「テクニック」より1曲づつ弾いて下さり指導のポイントを的確に丁寧にアドバイスしていただきました。
・曲線を描くようなスケールの弾き方、
・指くぐりの親指の使い方、
・手のもっていき方
・出だしの呼吸のしかた、
・スタッカートの弾き方と手作り教具を使った練習法
・左右の音のバランスのとり方
・強弱の表見(深い、浅い)
・フレーズ感(句読点と丸)
・カスタネットによる同音連打練習
・3度重音進行のバランスのとり方、 他
テクニックの本であることを忘れてしまうほど表情豊かで美しい演奏、具体的でわかりやすい魔法のようなお声がけ、まるで遊びのような楽しい練習法をおしみなくレクチャーくださいました。
生徒が家に帰ってすぐに弾いてみたくなるような、そんなレッスンが大切だということです。
最後に栄子先生が「このテキストは本当に楽しい!」とおっしゃっていましたが、何よりその様な気持ちが一番大切で、それが生徒にも伝わりやる気を引き出すのではないかと深く感じました。
今回もたくさんの指導法を学ぶことができました。ありがとうございました。
☆ お知らせ、今後の予定 ☆
♪3/10(土) ピアニスト 佐藤勝重さん(根津理恵子先生のご主人様)「ノクターン150年の歴史」レクチャー&コンサート
♪3/25(日) 永井公美子さん&根津理恵子さん(根津栄子先生のお嬢様)デュオリサイタル 15時開演 赤羽モーツアルト・サロン
♪4/13(金) ちば・市川バスティバスティン研究会 「聴音について」永瀬礼佳先生をお招きします。
♪4/29(日) ピティナピアノステップ船堀春季地区(総合区民ホール)、3/26参加申し込み締切りです
♪6/6(水) 赤松先生によるレクチャーコンサート (15:00過ぎからの予定 ) コンサートサロン・レゾナンス にて
文責 S.京子


