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第73回ちば・市川バスティン研究会を開催しました

令和元年7月12日(金)伊藤楽器船橋ミュージックサロンメンバーズルームにて
第73回ちば 市川バスティン研究会が開催されました。
すっきりしない梅雨空でしたが、新しい発見やアイディアに溢れた充実した時間となりました。

今回は代表の根津栄子先生の講座2種、Y根采夏先生、T村玲子先生の発表がありました。

①根津栄子先生「初級の生徒用30分間レッスンプログラム」

限られた通常レッスンの時間をどう有効に使うか、というのは、
どの先生も大きな関心のある事項だと思います。
講座や勉強会で得たたくさんの指導法も、実際のレッスン時間の中で継続出来なければ、
なかなか成果に繋がりません。

今回の講座では、30分レッスンを分、秒単位で計算し、レッスンとしての順序まで組み立てられた資料を元に、実際に音出し、体験しながらポイントを教えて頂きました。
なぜこの項目が必要なのか、何が習得出来るのか、改めて確認することが出来、自分のレッスンの組み立てを再考するよい手立てとなりました。

②根津栄子先生「生徒を変身させるキーワード」(写真右)

レッスンでの言葉掛けが印象的である程、生徒さんや保護者の心に残り、
練習へ向かう姿勢や、練習内容にも大きく影響します。
端的でわかりやすく覚えやすいキーワードと、効果的に使用するタイミングを
実際に想定される場面の動作を伴ってたくさん提示してくださいました。
日々のレッスンで活かせる大きなヒントになりました。

③Y根采夏先生「オーケストラの演奏会が出来るまで」~鍵盤楽器からみえる視点~(写真中央)

「芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカ」にチェレスタ、その他鍵盤楽器として参加されていらっしゃるY根先生からから、チェレスタの楽器の成り立ち、歴史、オーケストラにおける役割を、貴重な音源や、パート譜、スコア使って教えて頂きました。
代奏の意義や練習スケジュールなど、オーケストラの活動が垣間見られ、
とても新鮮なお話ばかりでした。

④T村玲子先生「レッスンを楽しく進めるための工夫・その他の取り組み」(写真向かって左)

指導者ライセンス全級合格のT村先生。
音符そのものをキャラクター化し、斬新なイラストで強烈な印象を与え、
子どもの心理を上手に使った楽しい指導法を紹介して頂きました。
オリジナルのプリント教材も充実した内容で、工夫が随所に散りばめられていました。

2種の講座、お二人の先生の発表もとても素晴らしく、
もっとじっくり聴かせて頂きたいと思うような実りある時間を過ごすことができました。
毎回の充実した内容の研究会、次回も楽しみにしております。

                                                                                                                                                   文責 y.megmi
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