2019年10月 3日

【セミナー実施レポート】和声の練習帖 -手の形で和声感を身につける-

190916_imabari_1.jpg2019年9月16日(月)に朝倉ふるさと美術古墳館にて西尾 洋先生をお招きし、「和声の練習帖 -手の形で和声感を身につける-」を開催いたしました。

まず基本の和声の説明がありました。①和音は3つか4つの音でできている(それには声部があり構成がある)。そして②調性があり、③終止(フレーズ)がある。
そして和声感についてです。上記の①,②がどんな組み合わせや混ぜ方をして、③行き着く音は何なのか(この音ではまだ続くな!とか、この音で終わったな!とか)。こういう事が和声感で、この和声感で作品の内容を表現していると説明されました。
この和声感を訓練することにより"あっ!今は何調で何の和音"と反射的に表現できるようにします。一つ一つの音でなく手の形で覚えます。ただその音を弾くのでなく、音の流れが元の世界から揺れ動き、はみ出してどんな意味があるか。どういう終わり方をするのか。秘密を探していくという事を、きらきら星(フランス民謡)やアラベスク(ブルグミュラー作曲)を例に挙げて説明がありました。
先生の説明とピアノの音色を聞いていると不思議な空間を感じます。受講されている皆さんの表情も引き込まれている様でした。そんな気持ちになったところで和声の練習帖に入りました。

190916_imabari_2.jpgまず和音を音名でぶつぶつ言う練習です。練習帖には「あらゆる和音のいろいろな形を瞬時に考える。」とあります。先生の指示で音階上の四和音(ドミソシ・レファラド...)を皆でぶつぶつ言ってみました。"ぶつぶつ"の言葉の裏には速さがありました。よほど集中しないと言えません。
次の「カデンツ・ユニットを弾く」は基礎練習に添ってのカデンツの分析です。最初は I IV I です。先生は「動きのある音は2度ずれ( I IV )。そして戻る( IV I )」で表現されていて、"何の音へ進む"でなく"手の形で覚える"という事でした。
この I IV I のカデンツについては譜例9まであり、あらゆる角度から分析されています。そして〈 学びのポイント〉があります。このポイントは素敵な文章で書かれていて"もう一度弾いて響きを味わってみようかな!響きを確かめてみようかな!"とか"次へ進んでみようかな!"という気持ちになります。
長いカデンツはいくつかのカデンツをつなげたものとしてとらえる。そして大きな流れで覚える。音を出す前にどんな響きにするか想像する事が大切と説明がありました。
先生に来て頂いたのは何度目でしょうか。先生の説明はとても穏やかで分かり易いです。が、同時にとても奥深いものを今回特に感じました。練習帖...書きつけたいです。

Rep:野住 桂子

2019年6月 3日

【セミナー実施レポート】2019年度 コンペ課題曲企画 課題曲公開レッスン

2019年5月11日(土)に朝倉ふるさと美術古墳館にて新納 洋介先生をお招きし、「2019年度 コンペ課題曲企画 課題曲公開レッスン」を開催いたしました。

子供たちを出来るだけピアノの近くに集めて、身近で聴けるようにしてみました。聴講する子供たちも、弾いてくださる先生の手元がよく見え興味津々。
午前中、D級E級A1級B級各2曲ずつと連弾1曲、午後A1級4人B級C級それぞれ2曲ずつ、バロックと近現代を中心に一人当たり20〜30分と余裕持って時間を取り、受講した生徒たちにもよくわかるよう細かく指導していただきました。拍を感じる大切さや、クレシェンドの仕方など限られた時間、曲の中でいろいろな勉強ができたと思います。
これからコンペ向けて改めて楽譜をよく見直し勉強したことが活かされるよう頑張っていきたいです。
Rep:

2019年5月 8日

【セミナー実施レポート】2019年度 コンペ課題曲企画 課題曲セミナー

2019年4月26日(金)に朝倉ふるさと美術古墳館にて黒田 亜樹先生をお招きし、「2019年度 コンペ課題曲企画 課題曲セミナー」を開催いたしました。

「子どもがちゃんと弾けるために日頃の練習で必要なことは何か」を、楽しいトークとエネルギッシュであり繊細な演奏でご指導下さいました。
時代ごとに知っておくべき知識に加えて、ピアノを弾く為にどのような練習が必要か、効果的な練習方法をたくさん教えていただき、とても興味深い内容でした。

・子どもは手を開いたままが苦手、グーパーグーパーと俊敏に動かす練習
・片方はピアノを弾かず手を開いた状態を保ちながらも、もう片方の手はピアノを弾く練習
・左右クロスして弾く練習
・ハノンを弾く時、右手はスタッカート、左手はレガートで弾く練習(またその逆もしたり、スタッカートとレガートの役割を1小節ごとに変える方法など)
・難しいモチーフは1音ずつ増やす練習
・他苦手なモチーフを練習する時の注意点として、何度も繰り返しさせないこと、高さを変えてみる、指番号が言えるようになってから弾いてみる、声に出して歌ってから弾いてみるなどの練習


生徒だけでなく、自分も実行してみたい練習をたくさん教えていただきました。

左右の運動の違いに対応したり、跳躍したり、ペダルを踏むにも体幹を鍛えることは必要とのこと、子ども達の表現力を高めるには、体づくりも必要だと感じました。
音量が変わる時は時間が必要(2段鍵盤をイメージ)、タイや休符は短くならないこと、モーツァルトは空間・空気・広がりがある、ベートーヴェンは疾風怒濤、3連符と付点の違いについて、イネガル奏法について、ペダルを繊細に扱い響きを足す方法、自由な演奏の中にもテンポを意識することも実際の演奏を聴かせていただき、よく理解できました。
知識に加えて、子どもに寄り添った指導、弾けることが喜びとなるような指導ができるよう、黒田亜樹先生に教わった内容をレッスンに活かしていきたいと思います。 Rep:松木

2019年4月15日

【セミナー実施レポート】2019年度ピティナ・ピアノコンペティション課題曲アナリーゼセミナー 「深読みで楽しくなるピアノ演奏」

2019年4月2日(火)に朝倉ふるさと美術古墳館にて西尾 洋先生をお招きし、「2019年度ピティナ・ピアノコンペティション課題曲アナリーゼセミナー 「深読みで楽しくなるピアノ演奏」」を開催いたしました。

開催日は春休み中でしたので子ども達の参加もありました。その為でしょうか、先生はあらかじめ「はじめてのアナリーゼ体験プリント」という手作りの資料を準備されていました。この資料はA4の用紙8枚にまとめてあり、小学校低学年でも読み易い字の大きさで書かれ、全ての漢字に振り仮名がつけてありました。優しく語りかける様な文章は、私達大人にとって2分もあれば十分目が通す事ができました。それは端的でとても分かりやすい内容でした。更に空白には可愛らしい音符のイラストがあり、参加した子ども達もにこやかな表情をしていました。

 始まるまでに先生が五線のボードに基本的な音型を書いておられました。それを皆が真剣な表情で書き写そうとすると、先生が「写真撮っていいですよ!たまに間違って写しているから...!」とジョーク交じりに言われ、皆の笑いを誘い和やかな雰囲気でのスタートでした。
 アナリーゼの最初は、B級バロック テレマン作曲「ジーグ」です。この曲は資料に載せてあり詳しく説明がありました。ポイントとなる ①調・和音記号 ②音程はすでに書いてありました。
 その次に、③拍のアタマに出てくる主音をさがします。これらの事を先生がピアノで音を出し、響きを確かめながら また、細かいところは五線紙のボードに書いての説明で、少しずつ紐を解いていく感じです。

そして、この①~③が主和音を拠点にどうずれていくか、またはどう変化していくか...少しずれてまた戻ったり(戻った時にほっとする)、別の世界へ行ったり(転調)、最終的には主音に戻る。この変化する時「次はどうなるのかな?」と ワクワクする気持ちが生まれたり、また、響きを夢見ることができると説明がありました。 
「楽しい農夫」では主音になる音と気になる存在の音を言われました。この″気になる音″は多くの曲にそれぞれあるようです。「ロンド」では転調の事、音の変化による表現の見せ所、気持の移り変わりについて説明されました。時間のある限り参加者の要望にも応え、たくさんの曲を取り上げて頂きました。
 日ごろ何となく感覚で弾いていた事が確かなものになった方も多かったように思いました。心に残るセミナーでした。

Rep:野住 桂子

2019年2月21日

知れば聴こえる・聴こえれば弾ける -バッハのポリフォニー-

2019年2月17日(日)に朝倉ふるさと美術古墳館にて西尾 洋先生をお招きし、「知れば聴こえる・聴こえれば弾ける -バッハのポリフォニー-」を開催いたしました。

アナリーゼでとりあげたのは、バッハ・インヴェンション第13番(a-moll)、シンフォニア第2番(c-moll)。作曲技法の観点から、バッハのフレーズは「自己紹介(提示)」→「反復進行」→「終止形」の形態が展開していくこと、和声が変わるときには、何かドラマが変わることなどを数多くのその意味も踏まえて講義くださいました。

日曜日だったこともあり、子どもさんの参加もありましたが、大変わかりやすく説明くださり、ポリフォニーに興味を持ってもらえたのではないかと思います。

Rep:岩佐 生恵

知れば聴こえる・聴こえれば弾ける -バッハのポリフォニー-

2019年2月17日(日)に朝倉ふるさと美術古墳館にて西尾 洋先生をお招きし、「知れば聴こえる・聴こえれば弾ける -バッハのポリフォニー-」を開催いたしました。

アナリーゼでとりあげたのは、バッハ・インヴェンション第13番(a-moll)、シンフォニア第2番(c-moll)。作曲技法の観点から、バッハのフレーズは「自己紹介(提示)」→「反復進行」→「終止形」の形態が展開していくこと、和声が変わるときには、何かドラマが変わることなどを数多くのその意味も踏まえて講義くださいました。

日曜日だったこともあり、子どもさんの参加もありましたが、大変わかりやすく説明くださり、ポリフォニーに興味を持ってもらえたのではないかと思います。

Rep:岩佐 生恵

2018年6月13日

2018年度 コンペ課題曲企画 課題曲コンサート

180527hirama_1.jpg2018年5月26日(土)今治市住民センターにて、平間百合子先生をお迎えして、「2018年度 コンペ課題曲企画 課題曲コンサート」を開催いたしました。

A1からF級までの近現代、A1からE級までのロマン、A1からD級までのクラシック、A1からE級までのバロックを、10時-12時の2時間、休む間も無く次々演奏して下さり、一同大変感動しました。 平間百合子先生の演奏は、聴いているものの心を揺さぶり、皆さん素敵な演奏に聴き入っていました。


演奏するにあたっての心構え、その曲の時代、背景、地理、歴史を知ることの大切さ、その時代の楽器の素材や構造を知って弾く、楽譜を読むことの大切さ、緊張した時の対処法(口を開けると筋肉がほぐれてリラックスできる)など、今後の指導に役立つこともたくさん教えていただきました。


180527hirama_2.jpgバッハにまつわる楽しいクイズ形式の話では、子ども達も身を乗り出し参加していました。小さいから音楽に慣れ親しみ、音楽に興味を持つ心を育てることも指導者の役目だと改めて認識しました。 平間百合子先生、演奏とご指導本当にありがとうございました。
180527hirama_3.jpg

2018年4月20日

2018年度 コンペ課題曲企画 課題曲セミナー

180404kuroda_1.jpg2018年4月4日(水)西条市総合文化会館リハーサル室にて、黒田亜樹先生のセミナー「2018年度 コンペ課題曲企画 課題曲セミナー」が開催されました。

黒田亜樹先生をお迎えして、子どもたちに伝えたい内容、子どもたちに必要な練習方法をわかりやすく軽快なトークで教えていただき、あっという間の4時間でした。

楽器が扱える子を育てるために大切な練習方法、グルーピングの考え方、ペダルの踏み方や出したい音に対してのタイミング、クレッシェンドの仕方、ザッツについて、トリルが上手に弾ける方法など盛りだくさんの内容を教えいただきました。 亜樹先生が説明会冒頭おっしゃったように、楽器が扱える子を育てること、ピアノが体の一部となり、ピアノを心から楽しめる子を育てるよう、これからも子どもたちと関わっていきたいです。

黒田亜樹先生、ご指導本当にありがとうございました。

2017年5月 1日

【実施レポ】2017年度 コンペ課題曲企画 課題曲セミナー(黒田亜樹先生)

170318kuroda_1.jpg2017年3月22日(水)愛媛県総合科学博物館にて、黒田亜樹先生をお招きして「2017年度 コンペ課題曲企画 課題曲セミナー」が開催されました。
セミナーでは作曲家の特徴や時代背景、生徒に必要なテクニック指導を教えて頂きました。
黒田先生の軽快な解説と素敵な音楽に、今治支部会員・県内外からの参加者全員感動の4時間となりました。

「大切なのはまず子ども達がピアノという楽器を扱えること」
「その子が一番弾きやすい方法で」
「心を育てて聴く人に届ける」

テクニックの指導においては、弾けないところを回数ではなく1分弾いてみようと促すことでやる気が出る1分練習法や、弾けないところを歌えたら弾けるようになるという方法や、リズムがわかりにくい生徒には音の高低なしで唱えると弾けるようになるという方法があることを教えていただきました。 音色については、木管をイメージしたいときは背筋を伸ばして、弦楽器をイメージしたときは体を伸びやかに動かして、声をイメージしたいときは指を伸ばして、など教えていただき大変参考になりました。
170318kuroda_2.jpg黒田先生の演奏で課題曲が更に魅力的に感じ、まだまだ聴いていたいと思いました。 今年もわかりやすく丁寧な解説を本当にありがとうございました。

2016年6月13日

【実施レポ】2016年度 コンペ課題曲企画 課題曲公開レッスン(財満和音先生)

5月21日(土)今治市中央住民センターにおいて、財満 和音先生をお迎えして「2016年度 コンペ課題曲企画 課題曲公開レッスン」を開催いたしました。
A1~C級、連弾の曲を細かく指導して頂き、生徒もよく理解できたのではないかと思います。
1回でもステージで演奏ができ、ホールでの音の出し方、弾き方なども勉強できたと思うので、この経験を生かし、コンペに向けて、指導者、受講者共に頑張っていきたいと思います。


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