レポート アーカイブ

2012年4月25日

【実施レポ】2012コンペ課題曲セミナー(伊賀あゆみ先生)

blog120325inuyama_iga.jpg2012年3月25日(日)、犬山ステーション事務局がある睦美音楽センター(愛知県犬山市)にて、「2012年度ピティナ・ピアノコンペティション課題曲セミナー」を開催いたしました。
講師は、多方面にご活躍中で才色兼備と大変評判の伊賀 あゆみ先生をお呼びし、スタッフ一同心待ちにしていました。また、それほど大きく宣伝をしていなかったにもかかわらず三重県など遠方からのお申込みもあり、皆様の関心の高さがうかがえました。

当日は、A2級近現代、A1・B級は全曲、C級ロマン・近現代、D級近現代と、限られた時間で多くの曲を、なおかつ丁寧に取り上げてくださいました。緻密な分析もさることながら、演奏しながらの説明は大変わかりやすく、小学生からベテラン指導者までが食い入るように聴き入っていました。伊賀先生はセミナー中のほとんどの時間ピアノの前にいらっしゃって、受講生の中からは、言葉で説明するばかりのセミナーも多いが、そうではなくて実践的で役立ったとの声も聞かれました。
会場となった一室は普段はリトミックレッスン等に使っており、40名程の受講生でいっぱいとなる
小さなホールでしたので、先生との距離も近く、お部屋に入って驚かれる受講生もいらっしゃい
ました。伊賀先生の優しいお話しぶりや素敵な笑顔もあり、終始アットホームな雰囲気で
セミナーを終えることができました。

今回はピンマイクを付けてのセミナーとなりましたので、先生が弾きながらおっしゃることを
すぐそのタイミングで聴き取ることができました。弾いて、マイクを持って説明して、また
置いて弾いて...というようなことにならず、良かったです。

おかげさまで内容は素晴らしいものとなりましたが、運営面では、初めてのセミナー開催と
いうことで2点ほど課題が残りました。
1つ目は広報についてで、こちらの予想より外部からの受講生が多かったので、アピール
方法について検討の余地があると思います。
もう1つは時間と内容のボリュームです。今回は初開催ということもあり受講生のニーズや
最適な内容がつかめず、結果的に範囲が広すぎてしまった印象です。
伊賀先生は嫌な顔ひとつせず、時間の心配をしながら進めてくださいましたが、せっかく
伊賀先生をお呼びするのにもったいない、というご意見もいただきました。
次回以降は、例えばA2級からB級とC・D級の時間を分けて行うなど工夫をして、
より効果の高いセミナーにしていきたいと思います。

(Rep:ピティナ犬山ステーション )

2012年11月21日

2012年度ピティナ・ピアノステップ犬山地区 開催レポート

2012年11月4日(日)
於 犬山国際観光センター 4階 フロイデホール

去る11月4日、犬山ステーションとして10回目のステップを開催いたしました。おかげ様で110組もの方々にご参加いただき、当日は朝9:10から受付開始、ワンポイントレッスンをはさんで全8部20:35までと大変充実した一日となりました。アドヴァイザーには、池田奈甫子先生(茨城県)、菅原理恵先生(宮城県)、深谷直仁先生(愛知県)、両澤隆宏先生(兵庫県)をお迎えしました。

ワンポイントレッスンではショパン『幻想即興曲』を取り上げ、深谷直仁先生に小学校高学年の参加者をご指導いただきました。10分という短い時間ではありましたが、細かいパッセージを弾く際の指の使い方、疎かになりがちな低音部の響きの移り変わりを聴く事など、他の作品を弾くときにも役立つアドヴァイスが聞けました。聴講者も多くとてもよかったと思います。また、深谷先生の穏やかでわかりやすくユーモアあふれるお話しぶりは、指導者にとっても大変勉強になりました。

講評では「ピアノを弾くために指を鍛える事は多くの先生が言われている事であるが、指に近い関節から出発してからだ全体を鍛えることが大切である」とのお話しがありました。とても当たり前の言葉ですが、「ピアノ=指を鍛える」と誰しも考えることでしょう。ピアノのみならず、健康な体、丈夫で強い体、その中に包まれた健やかで強じんな精神力が、素晴らしい演奏には大切であると考えさせられました。
最後の第8部では殆ど受験の模擬コンサートの様で、この度のステップを心から感激致しました。ステップとはより音楽を楽しもうとする会であると考えていましたが、今回の様な若い人の向上心に満ちあふれた演奏会としてもまた素晴らしいと思いました。

2012犬山ステップ 2012犬山ステップ 2012犬山ステップ 2012犬山ステップ 2012犬山ステップ 2012犬山ステップ 2012犬山ステップ 2012犬山ステップ 2012犬山ステップ 2012犬山ステップ 2012犬山ステップ 2012犬山ステップ 2012犬山ステップ

2014年3月24日

【実施レポ】2014コンペ課題曲セミナー(伊賀あゆみ先生)

3月9日大変よく晴れた日曜日、伊賀あゆみ先生ピティナ・ピアノコンペティション
課題曲セミナー
を開催しました。
当日は地元大県神社の春の大祭の日と重なり、セミナーの最中に花火が打ち上がるのが
何度となく聞こえ、セミナーを盛り上げているかのような感がありました。

出席者は32名と若干少ない人数ではありましたが、講師の各曲に対する大変
わかりやすい内容と、ピアノ演奏の美しさに全員が満足した半日でした。
どの会員も最後まで講師の熱演にうっとりと時がたつのも忘れて聞き入っていました。
伊賀先生、ありがとうございました。
(Rep:ピティナ犬山ステーション 伊藤順子)

2015年4月 9日

【実施レポ】ピアノ嫌いにしないで上達させるには(奥村真先生)

2015年1月25日(日)、愛知県犬山市の睦美音楽センターホールにて奥村真先生によるおはなし会『ピアノ嫌いにしないで上達させるには』を開催いたしました。
一言で「教える」といってもアプローチの方法は様々ですが、今回はピアノを嫌いにさせないという観点から、指導に役立つお話を聞くことができました。わかりやすく、また、奥村先生らしいユーモアを含んだ楽しいおはなし会でしたが、特に練習が嫌いになってしまう要因、それを防ぐためにすることについてとても勉強になりました。

子どもにとってお母さんの影響は大きく、ピアノの練習においても同様。特にまだひとりで練習することが難しい小さな子には、お母さんの言葉ひとつが大きな意味を持ち、お母さんの「素敵だね」というたった一言で練習に身が入ることもあるという話は印象的でした。

水泳の北島康介選手の名言「超気持ちいい。」「なんも言えねぇ。」を例に挙げ"努力して感動することでさらに努力ができる"というサイクルがあるという話もありました。感動できる子どもに育てるには、お母さん自身が感動することがとても大切とも。保護者の方に協力していただくためにも、生徒とその家族とのコミュニケーションが重要だと改めて感じました。

また、日々の練習のモチベーションを保つために教える側ができることに挙げられた9つの方法のうち「50%の成功率の課題を与える」「成功体験をさせてあげる」の2つは、前述の努力と感動の話に通じるものがあると感じました。50%という数字も、心理学の達成動機理論に基づくものだそうです。その他に脳科学者の言葉の引用などもあり、奥村先生のアンテナの幅広さに驚かされました。

他にも為になるお話ばかりでしたが、どの話も生徒一人ひとりをよく見るという事が前提にあり、奥村先生がいかにして生徒と向き合っているか垣間見た気がします。指導者のみならず、サポートする家族や大人の学習者など、受講した皆さんから好評をいただき、大変有意義な時間となりました。奥村先生、受講生の皆様、ありがとうございました。

Rep:ピティナ犬山ステーション

【実施レポ】2015年度 コンペ課題曲セミナー(金子恵先生)

2015年3月22日(日)、愛知県犬山市の睦美音楽センターホールにて金子恵先生による『2015年度ピティナ・ピアノコンペティション課題曲セミナー』を開催いたしました。約40名の受講生を前に、金子先生は殆ど暗譜で演奏しながら、1曲1曲を丁寧にわかりやすく解説し演奏方法等を解説してくださいました。A1からD級まで、10分程の休憩をはさみましたが予定時間を20分程延長して熱心にご指導いただきました。

取り上げていただいた範囲が広く、大変速いテンポで進みましたが、演奏や楽しいエピソードも交えながらの講座に、3時間があっという間に終わったように感じました。質疑応答の時間が満足にとれませんでしたが、受講生の皆さん最後まで熱心に聴かれていました。

コンペティション課題曲セミナーではありましたが、コンクールに参加しない方や指導者にも聴いていただきたいと思うほど、素晴らしい講座でした。指導者として、コンクールに参加する生徒の有無に関わらず、今後ともできる限りこうした勉強会を行っていきたいと思っております。
最後になりましたが、遠方よりお越しくださいました金子先生、東海3県の各地からお集まりくださいました受講生の皆様、ありがとうございました。

Rep:ピティナ犬山ステーション



過去の記事




QRコード

携帯からもピティナ・コミュニティを閲覧できます
ピティナ犬山ステーション