鹿児島予選開催レポート
去る6月11日(金曜日)から13日(日曜日)の3日間にわたり、第34回ピティナ・ピアノコンペティション鹿児島地区予選が開催されました。
1日目がE級・F級、2日目はA2級A1級,B級D級、そして3日目が連弾初級A・B、連弾中級・上級、そして最後にC級というプログラムで行われました。
どの級も参加者の皆さんの熱の入った演奏がなされ、たくさんの素敵な演奏を聴くことが出来ました。
1日目は平日のため夕方から開催され掲示発表となりました。
審査員の先生方の講評と致しまして
◎想像したことが音の表現につながっているか?
◎左手はバランスをとることも大切ですが、良く歌えていることが大切。
◎縦の線(拍子)と横の線(フレージング)、またアウフタクトの弾き方など今の時期に
音楽の基礎を作っておくことはとても大切なこと。(バロック・古典は拍子がとれていないと安定感がなくなる)
◎楽譜に書いてあることしかわからないと、音楽表現が力尽きてしまう。その国のこと、時代背景、作曲者の個性などもよく知らないと全部同じ曲になってしまう。
◎C級になると曲も大きく中身のある曲になってくるので、弾くだけの勉強だけにならないように
◎連弾ではオーケストラを意識したような演奏をする、相手をよく聞き2人で一つの曲を作ることを志すこと
◎体を必要以上に動かすと後の成長に逆効果になるので気をつけること
などのアドバイスをいただきました。
ステージでは数年前から足台やペダルなどを父兄の方にしていただいていますが、すっかり定着をしてきて、ステージで歩く音がしないように音のしない靴を履いてきて下さる方、
ステージで靴を脱いで対応して下さる方とステージ上のマナーも板に付いてきました。
今回鹿児島支部は事務局長が市来貴子先生から池川礼子先生に変わって初めてのコンペでしたが、会員の先生方のご協力により無事に終えることが出来ました。
審査員の先生方にスタッフの対応がよく、気持ちよく審査できました。ありがとうございました。と言っていただきました。
心より感謝申し上げます。