2022年6月 1日

鎌倉ステップ開催します(2022.6.4)

               ≪ご挨拶≫

色鮮やかな紫陽花が鎌倉・大船にも彩りを添える季節となりました。
本日は、第10回鎌倉地区ステップにご参加、ご来場いただきありがとうございます。皆様のご協力をいただき今回10回目のステップが開催できますことを心より御礼申し上げます。
今回は、105名もの皆さまが参加してくださり、そのうち初めて参加される方が37名、継続表彰の方が27名もおられます。おめでとうございます‼

又、アドバイザーには、4名の素晴らしい先生方にいらしていただき大変感謝しております。
12時50分からは、特級グランプリでピアニストの菅原望先生のトークコンサートがございます。心に響く熱い演奏をどうぞお楽しみくださいませ。

今日一日が皆さまにとって想い出に残る一日となりますように、鎌倉芸術館のホールの美しい響きの中で、皆さまが楽しく演奏できますように願い、スタッフ一同感染予防対策に努め心を込めて運営いたします。どうぞご協力をお願いいたします。

                    かまくらの森ステーション
                         代表 尾城利里子
                         スタッフ一同


(当日のプログラムより)

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2021年7月 6日

鎌倉ステップ開催レポート(2021.6.5)

2021年6月5日(土)紫陽花が美しく町並みを彩り、穏やかな陽気の中、鎌倉生涯学習センター「きらら」にて第9回鎌倉地区ステップを開催いたしました。 今年は、2年ぶりの開催になりましたが、鶴岡八幡宮や鎌倉小町通りからほど近い落ち着いた雰囲気のホールに、幼児から大人の方まで76名の参加者の皆様の心のこもった演奏が響きわたりました。

コロナ禍の中お越しいただきました後藤美知子先生、大森ひろみ先生、田村響先生には、温かいメッセージを講評用紙いっぱいに書いていただき心より感謝申し上げます。

感染予防対策につきましては、事前準備や打ち合わせによりスムーズに運営する事ができました。ベテランスタッフの先生方のきめ細やかな心配りや若いスタッフのパワーに支えていただきました。 今回は、コロナ禍の中参加してくださった皆さまに喜んでいただきたいとの思いから、バルーンアート(装飾:藤沢シャルルさん)をスタッフの方からプレゼントしていただきました。参加者の皆様は、弾けるような笑顔でバルーンの下で記念撮影をされていました‼ 又、16名の継続表彰の方には、演奏後すぐにステージ上でスタッフから賞状、記念品、かまくらの森ステーション特製メッセージカードをお渡ししました。

そして、今回から新しく鎌倉地区限定シールが仲間入りし、参加者の皆さまに大仏さまと紫陽花とピアノのコラボが可愛い‼と喜んでいただけました。 今回は、申し込み受付からすぐに沢山の方が申し込みしてくださり早い段階で締め切りになりましたが、皆さまのホールで演奏をしたいという思いが演奏から伝わってきて、熱演を繰り広げられるお姿にスタッフも元気をいただきました。参加者の皆さまからも「久しぶりのステージが楽しかった」と沢山のお⾔葉をいただきとても嬉しく思います。

開催から二週間が過ぎ、感染等の連絡もなく無事に終了できました事をご報告でき、ほっとしております。 皆さまにご協力をいただき本当にありがとうございました。 改めてアドバイザーの先生方、参加者の皆さま、スタッフの先生方に深く感謝申し上げます。 来年は、鎌倉芸術館⼩ホールで6月4日(5日予備日)開催予定です。素晴らしい音響のホールで、沢山のお客様と音楽を楽しめるステップが開催できますように。

かまくらの森ステーション 尾城利里子

2021年6月 2日

鎌倉ステップ開催します(2021.6.5)


 歴史が息づき、⽂豪たちにも愛された 古都・鎌倉に、
 色鮮やかな紫陽花が彩りを添える季節となりました。

 本日は、第9回鎌倉地区ステップにご参加いただきありがとう
ございます。
昨年は、残念ながら新型コロナウイルス感染拡大のために中止となり、
今年は2年ぶりの開催になります。
 未だ収束しない困難な状況下ではありますが、多くの皆様に
ご参加頂き開催できることを心より感謝申し上げます。

スタッフ一同感染予防対策に努め、心を込めて運営いたします。

 音楽の力を信じて練習を重ねてこられた出演者の皆様の演奏が、
未来に繋がる素敵なステージになりますように願っております。

かまくらの森ステーション
代表 尾城利里子
スタッフ一同


(当日のプログラムより)

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2019年6月 5日

【セミナー実施レポート】2019年度 コンペ課題曲企画 課題曲公開レッスン

2019年5月18日(土)に鎌倉婦人子供会館 ホールにて平間 百合子先生をお招きし、「2019年度 コンペ課題曲企画 課題曲公開レッスン」を開催いたしました。

会場は、翌日鎌倉地区ピアノステップを行う予定の鎌倉婦人子供会館ホールでした。 平間先生は、数多くのコンクールで決勝入賞者を多数輩出、また数々のコンクールの審査員もなさっている素晴らしい先生です。 公開レッスンですので、指導者だけでなく親子連れの聴講者も多数見受けられました。
開始前に先生は受講生に優しい口調で語りかけ緊張をほぐしてくださって、和やかな雰囲気の中、講座が始まりました。
小さなお子さんには、瞬時にイメージを掴むことができるような言葉掛けを、高学年の方には、作曲者の背景や文化、歴史、曲の持つ空気感など、先生の豊かな知識に基づく数々のお話に聴講者は皆聞き入っておりました。コンペ曲レッスンでしたが、先生の発想豊かなピアノ奏法の説明は、日常のレッスンにすぐにでも取り入れられそうなことばかりでした。

A1、B級では、重力の乗せ方、腕の使い方、タッチなどに関する基本的で大事な話に重点が置かれました。
起立した状態で片足ずつ体重を乗せたり、受講者の手の平で重みの変化をつけながらリズムを打つことで圧の違いを理解させたり、長いフレーズはハートを大きく描くようにとか、アウフタクトはブランコをこぐ時に後ろに足を一瞬引くイメージでなど、受講生にとても分かり易い例えで教えてくださいました。
C級では、左手も細部まで意識を持つ、古典曲はオーケストラのイメージでtuttiとsoloでの楽器構成の違いを考えること、ショパンのワルツに関してはベルカントでマズルカのリズムを感じるように、バッハの作品についてはカンタータに触れるとよいなどのお話はとても勉強になりました。
主旋律と対旋律のイメージとして、ディズニー作品「ノートルダムの鐘」での寺院の瀟洒なステンドグラスに反射した光が上下に交錯しながら移ろいでいく光景を心に描いてみてくださいというお話は、とても印象深くて感銘いたしました。

先生が横に寄り添って多彩な音色で一緒に演奏なさると、息吹を吹き込まれるように受講生の音が変化していくのを手にとるように感じました。
平間先生のレッスンを聴講してとても実感したのは、レッスンで生徒の心に打てば響くように伝えるには、豊かな想像力を持つことが指導者にとって非常に重要だという事でした。
また日頃のレッスンで活用できる言葉のアイテムもたくさんいただき、充実した2時間でした。先生、本当にありがとうございました。
Rep:赤松・大山

2019年5月29日

第8回ピティナステップ鎌倉地区開催記録

2019年、令和元年5月19日、そよ風が心地よく感じられる中、
鎌倉婦人子供会館ホールでピティナステップを開催いたしました。
毎年使用していたホールが耐震メンテナンスのために突然閉館になり、
代わりのホールとなりました。
今までの会館と比べてかなりこぢんまりとしていますが、数年前にリニューアルして
鎌倉らしい趣きがあり、パテオのような中庭では子供達が遊ぶこともできました。
慣れない初めての会場で運営も大変でしたが、スタッフの先生がたの連携プレーで
無事終了できました。
出演者からは緊張した~!とか、ご家族からは目の前で演奏する姿が見られて、
アットホームな雰囲気がよかったです!など、色々なご意見をいただきました。
この日は小さなお子さまから、音大生、グランミューズ、コンペ参加者と様々な
演奏者が集まり、とてもメリハリがあるステップとなりました。

アドバイザーにお迎えしたのは、永井祐子先生、平間百合子先生、
ミハウ・ソブコヴィアク先生。
的確で丁寧な、気持ちのこもった先生がたのアドバイスは、参加者の皆様の大きな
励みになったと思います。ありがとうございました。
平間先生には前日同会場でピティナコンペティション課題曲公開レッスンを行って
いただいたので、二日連続でお疲れのことと思いましたが、いつもはつらつとなさって
笑顔も優しく、逆に私たちを気遣ってくださり、恐縮いたしました。

さて、ポーランド人ピアニスト、ミハウ・ソブコヴィアク先生のトークコンサートの
タイトルは
「即興の楽しさ」
ミハウ先生は、2017年にリリースなさったCD「Jazz Loves Chopin」が大ヒット
したり、2018年公開の映画「羊と鋼の森」でピアニストの役で出演なさったりと、
クラシックの枠を超えてご活躍中の素晴らしい先生です。
観客の方々が殺到して席が足りず、苦肉の策として参加の子供達にはピアノを囲むように
して床に座ってもらいましたが、逆に観客参加型という面白い企画になりました。
まず先生は、ピアノの弦をはじいたり反響板や鍵盤の下の板をパーカッションのように
叩いたりして、即興で現代音楽の手法の一つであるミニマルミュージックを演奏なさり、
参加者を呼びいれて一緒にコラボ演奏。
子供も大人もびっくりしたり、笑ったりと大うけでした。
次に演奏なさったのは、皆さんご存知の「星に願いを」。
アドリブで自由自在に変化してく音楽に皆惹きこまれ、美しいポーランドの曲などにも
うっとり。
延長してもいいですか?とのミハウ先生の問いかけに皆さま大拍手!
それでもあっという間のひとときでしたが、コンサートが終わったあとの観客の皆さまの
和やかな笑顔に、音楽の原点を見た気がいたしました。

                                            Report::大山ナオコ

集合1.2
集合3.4
集合5.6
講評永井先生
講評平間先生
トークコンサート1
トークコンサート2
トークコンサート3

2019年5月15日

鎌倉ステップ開催します(2019.5.19)

     2019・5・19 鎌倉地区ステップ挨拶文

第8回鎌倉地区ステップにご参加、ご来場いただきありがとうございます。
皆様が、古都鎌倉で新緑の木々の香りに包まれ心地よく演奏できますように、
そして今日一日が皆様にとって心に残る思い出になりますように願っております。
また、映画「羊と鋼の森」に天才ピアニスト役で出演されたり、ショパン曲をジャズ
アレンジしたCDをリリースし大きな反響を呼んだりと、クラシックとジャズピアノの
'二刀流'でご活躍中のポーランド人ピアニスト、ミハウ・ソブコヴィアク先生の
トークコンサートがございます。
素晴らしい演奏をどうぞお楽しみください。

                 ※お願い※
        ♪ 演奏中の客席への出入りはご遠慮ください。
        ♪ 演奏には大きな拍手で応援しましょう。
     ♪ 客席では、演奏中のおしゃべりや席移動、飲食はやめましょう。


(当日のプログラムより)

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2018年6月 6日

2018年度 ピティナ・ピアノコンペティション 課題曲セミナー -より豊かな表現をするために-

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2018年5月21日(月)9:30-11:30 鎌倉芸術館 集会室にて、田村響先生のセミナー「ピティナピアノコンペティション 課題曲セミナー -より豊かな表現をするために- 」というタイトルで、セミナーが開催されました。

会場の都合で朝早いスタートになりましたが、各地から大勢お集まりくださいました。田村先生には前日終日鎌倉地区ステップでアドバイザー、トークコンサートをしていただいたので、2日連続の朝早きでお疲れになったことと思います。

課題曲A1-C級まで、リクエストの多かった曲を全部で30曲、短い時間の中、要所々でタッチや体の使い方、練習の仕方などを分かり易く教えてくださいました。 普通の弾き方と先生なりの弾き方、2パターンを比較できるよう演奏してくださいましたが、同じ曲なのにあまりに違う音の豊かさ、響きの美しさに参加者の皆様、聞き惚れていました。


アウフタクトは、拍子の1拍目にアクセントがつかないようにとか、和音の中でメロディを感じるようになど、私たちもよく言う事ですが、それをどうしたらよいかを実際に音とタッチで表現してくださり、それも極上の音色で、生で間近で聴けるなんてどんなに幸せな事だったでしょうか。

同じような音型のフレーズは、ここは頭の上で鳴っているように、次は少し下の方でなど、自分なりのイメージをつくるには、体の内の反応が音に直結するように普段から感情表現を豊かにできるように工夫するとよいとおっしゃり、それもまた、実際に豊かな音で示してくださいました。


まとめとしては、スタッカート、ノンレガート、速い曲などキャラクターに関係なくどんな曲もまずは、要素ごとにひも解いて、拡大鏡で見るようにゆっくりと、レガートで弾いてみる事が豊かな表現につながるではないかとおっしゃっていました。 あっという間に終了時間となりましたが、時間を延長してくださりなんとか全部終了することができました。

コンペ曲を題材にしましたが、どんな曲にもつながる内容でしたので、今回受講されたかたはこの講座を永久保存版になさることでしょう。 全てに誠実で、真摯に音楽に向かい合っていらっしゃる姿勢、演奏会とは違い、生で先生のお話を聞くことができて、ひょうきんなところもおありで気さくでステキな田村先生の魅力に皆とりこになり、大きな拍手が鳴りやみませんでした。

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★受講された指導者の感想★
「田村先生の美しい音と演奏は、とても生徒たちが弾いている曲とは思えず、ため息ばかりでした。お話もわかりやすかったです。」
「大変美しい音で演奏してくださり小さな子供達の曲もコンサートで弾かれる曲のようで、曲に対する印象を新たにすることができました。」
「先生の「A1級からの基礎がとても大切でそれが他の級につながる」というお話が印象的でした。」
「学習者の成長に少しでも良い肥料を与えてあげられるよう、先生の講座がまたあればぜひ伺い勉強させていただきたいです。」
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2018年5月29日

鎌倉ステップ開催レポート(2018.5.20)

5月20日(日)、晴れやかなお天気の中、鎌倉生涯学習センターホールにて開催いたしました。

会館のすぐそばには小町通りや鶴岡八幡宮があり、たくさんの観光客で溢れていました。 外の喧噪とはうらはらにホール内はおだやかな雰囲気の中、100組の演奏が朝から夜まで続きました。 今年はお子様が多く、可愛い声がロビーに響いておりました。

また毎年この時期はピティナコンペティションのリハーサルとしての演奏も多く、緊張感もございました。 今回のアドバイザーは、岡田裕子先生、酒井有紗先生、田村響先生の3名の先生方でした。 参加者の目線に立った先生方の的確で丁寧なアドバイスは、皆様のやる気とモチベーション持続にとても役立ったことと思います。

講評時Q&Aコーナーでのコメントを抜粋いたします。

Q.練習が好きになるには?
A.練習が楽という事はないので苦しいこともあるけれど、一生懸命練習すればそれを超えたところに喜びがあると思って楽しめればよいと思います。(田村先生)
Q.拍を自分の中で感じて弾くには?
A.体でその拍子を感じる、指揮者のように拍子を振ってみる、その時角を丸く円を描くように進めるとよいでしょう。(岡田先生) ※会場の皆さんに手で指揮を振らせながらのレクチャーでした。
Q.緊張しないで舞台で演奏するには?
A.どんなプロでも緊張します。緊張は悪い事ではなくそれを集中力に変えるとより力を発揮できます。 その曲のキャラクターを考えてイメージして弾き始めるとよいです。楽しんで弾きましょう。(酒井先生)

※終了後の田村先生のコメント「僕の髪の色、好きなスポーツの事なども聞いてくれればよかったですねー(笑)

待ちに待ったトークコンサートは、田村響先生の演奏でした。 先生は、15才で特級グランプリ受賞、ロン・ティボー国際コンクールにて弱冠20才で第一位、 他数多くの受賞歴があり、現在もピアニストとして国内外でご活躍中、京都市立芸術大学音楽学部で専任講師もなさっています。 曲目は、全部ショパンの曲で、ワルツOP.18華麗なる大円舞曲、幻想即興曲、スケルツォ第2番でした。 満席のホールは熱気に溢れ、なじみのある有名な曲ばかりでしたので、小さなお子様も含め皆様うっとりと先生の奏でる美しい音色と豊かな響きに聴き入っていました。 先生のようなレベルのピアニストの演奏会は子供入場不可が多いので、とても貴重な機会でした!との声もたくさんありました。

アドバイスの合間に演奏することは、集中力や気持ちの切り替えが非常に大変だと思いますが、小さなお子様相手でも、とても誠実に音楽に真摯に向き合っていらっしゃる姿勢に感動いたしました。 さすがにトークコンサートの直後はお疲れのようでした。それだけ演奏に集中なさったのですね。 このコンサートは、皆様にとって一生忘れられない大切な糧になったことと思います。 先生、本当にありがとうございました。

Report:大山ナオコ

緞帳の前で
トークコンサート
トークコンサート
ロビー
講評
集合1.2部
集合3.4部
集合5.6部
集合7部

2018年5月14日

鎌倉ステップ開催します(2018.5.20)

ご挨拶

若葉萌える清々しい季節となりました。
第7回鎌倉ステップにご参加、ご来場いただきありがとうございます。
古都鎌倉での音楽と自然に包まれた1日が、素敵な思い出になりますように!
日頃の練習の成果を存分に出せて、楽しんで演奏できますように!

3部のあとに、世界各地でご活躍中のピアニスト田村響先生のトークコンサートが
ございます。素晴らしい演奏をどうぞお楽しみください。

※お願い※
♪演奏中の客席への出入りはご遠慮ください。
♪みなさんの演奏には大きな拍手で応援しましょう。
♪客席では、演奏中のおしゃべりや席移動、飲食はやめましょう。


かまくらの森ステーションメンバー 一同


(当日のプログラムより)

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2017年6月 9日

コンペ課題曲でスケールやアルペジオを自然に美しく弾くには?

ピティナかまくらの森ステーション1.JPG5月22日、鎌倉ギャラリーにて根津栄子先生によるセミナー「コンペ課題曲でスケールやアルペジオを自然に美しく弾くには?」が開催されました。

まず始めに、スケールやアルペジオ、アルベルティバスをきれいに弾くためのアイテムをたくさんお見せになり、使い方を説明してくださいました。 おもちゃのパールのネックレスは粒を揃えるために様々な種類があり、それを見せるとすぐにどんな音を出しているか生徒によく分かるという優れもの。脱力のための基本的な手の形の矯正のための積木の利用法や、親指の上下運動はピアノでしか使わないので、アルベルティバスのための1の指の上下運動は毎日やった方がよいとのお話もあり、薬の空き瓶にスーパーボールやビー玉を入れて可愛い音がするようにして手首トレモロの訓練に使うなど、子供が喜びそうな日頃のレッスンに役立つアイデアをたくさんいただきました。特に6大練習はなかなか生徒に言ってもやらないので、早速このサイコロを取り入れようと思いました。 1部分練習 2リズム変奏 3片手ずつ練習 4メトロノーム練習 5録音録画してみる 6ゆっくり暗譜

そういう基本的なお話を前提にして、コンペの課題曲の説明に入りました。 A1級からC級まで参加の皆様からのリクエスト24曲を、形式を踏まえ1曲1曲分かりやすくポイントについてお教えくださいました。転ばないためや出したい音のための指使いの工夫、手首スタッカートは上下2種類で訓練すること、付点を大切にするために譜面の付点を丸で囲む、鉛筆タッチについて等、コンペだけでなく通常の指導にも大変役立つたくさんのご提案がありました。
ピティナかまくらの森ステーション2.JPGまとめとして、どの曲にもスケールがあること、アルベルティバス、カデンツを意識すること。また小さい時から楽曲分析に慣れることも必要、そして指の独立の訓練がとても大事だということをお話になりました。最後に参加者の皆様にアイテムを自由に手にとらせてくださり、時間が過ぎているにもかかわらず、笑顔を絶やさず個々の質問にも丁寧に答えてくださいました。
ピティナかまくらの森ステーション3.JPG


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