2019年、令和元年5月19日、そよ風が心地よく感じられる中、
鎌倉婦人子供会館ホールでピティナステップを開催いたしました。
毎年使用していたホールが耐震メンテナンスのために突然閉館になり、
代わりのホールとなりました。
今までの会館と比べてかなりこぢんまりとしていますが、数年前にリニューアルして
鎌倉らしい趣きがあり、パテオのような中庭では子供達が遊ぶこともできました。
慣れない初めての会場で運営も大変でしたが、スタッフの先生がたの連携プレーで
無事終了できました。
出演者からは緊張した~!とか、ご家族からは目の前で演奏する姿が見られて、
アットホームな雰囲気がよかったです!など、色々なご意見をいただきました。
この日は小さなお子さまから、音大生、グランミューズ、コンペ参加者と様々な
演奏者が集まり、とてもメリハリがあるステップとなりました。
アドバイザーにお迎えしたのは、永井祐子先生、平間百合子先生、
ミハウ・ソブコヴィアク先生。
的確で丁寧な、気持ちのこもった先生がたのアドバイスは、参加者の皆様の大きな
励みになったと思います。ありがとうございました。
平間先生には前日同会場でピティナコンペティション課題曲公開レッスンを行って
いただいたので、二日連続でお疲れのことと思いましたが、いつもはつらつとなさって
笑顔も優しく、逆に私たちを気遣ってくださり、恐縮いたしました。
さて、ポーランド人ピアニスト、ミハウ・ソブコヴィアク先生のトークコンサートの
タイトルは
「即興の楽しさ」
ミハウ先生は、2017年にリリースなさったCD「Jazz Loves Chopin」が大ヒット
したり、2018年公開の映画「羊と鋼の森」でピアニストの役で出演なさったりと、
クラシックの枠を超えてご活躍中の素晴らしい先生です。
観客の方々が殺到して席が足りず、苦肉の策として参加の子供達にはピアノを囲むように
して床に座ってもらいましたが、逆に観客参加型という面白い企画になりました。
まず先生は、ピアノの弦をはじいたり反響板や鍵盤の下の板をパーカッションのように
叩いたりして、即興で現代音楽の手法の一つであるミニマルミュージックを演奏なさり、
参加者を呼びいれて一緒にコラボ演奏。
子供も大人もびっくりしたり、笑ったりと大うけでした。
次に演奏なさったのは、皆さんご存知の「星に願いを」。
アドリブで自由自在に変化してく音楽に皆惹きこまれ、美しいポーランドの曲などにも
うっとり。
延長してもいいですか?とのミハウ先生の問いかけに皆さま大拍手!
それでもあっという間のひとときでしたが、コンサートが終わったあとの観客の皆さまの
和やかな笑顔に、音楽の原点を見た気がいたしました。
Report::大山ナオコ

集合1.2

集合3.4

集合5.6

講評永井先生

講評平間先生

トークコンサート1

トークコンサート2

トークコンサート3