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第1回指導法研究会を開催いたしました

《第1回指導法研究会を開催いたしました》

♪平成25年2月24日(日)
♪作曲家講座Vol.1「バルトーク」~講師:益山典子先生(フェリス女学院大学講師)

興味はあるけれどどう指導してよいか迷い、なかなかレッスンに導入できない
作曲家はたくさんいます。
でもその作曲家が生きた時代背景と楽曲を生み出した過程を学ぶことにより、
その作曲家を身近に感じ、私たちのピアノ指導に生かすことができるはず。
そんな思いから、かまくらの森ステーションでは指導法研究会のテーマのひとつとして、
講師をお招きし「マニアックな」作曲家について勉強しようということになりました。
 益山典子先生は、東京芸術大学、東京芸術大学大学院において音楽学を専攻し、
現在はフェリス女学院大学および明星大学にて講師をされています。
専門は、西洋音楽史、音楽理論、音楽分析論など多岐にわたり、
バルトーク論文も多数発表されています。
会場は、西鎌倉の閑静な住宅街にある大山先生のレッスン室です。
益山先生は気さくで親しみやすい方で、終始和やかな研究会となりました。

 さて、第1回に私たちが選んだバルトークは、ヨーロッパの大国に囲まれていながら、
アジア起源の言語が使われるなど、民族的特異性を持つハンガリーに生まれた作曲家です。
彼がなぜ民族音楽研究に開眼したのか、また独自の音楽構造と音楽語法を発展させた過程に
ついて、先生は様々な作曲家との関わりや時代背景も交えながら、お話してくださいました。
「子供のためのテキスト『ミクロコスモス』には、彼の軌跡のエッセンスが凝縮されている」との
お話に、皆、バルトークの生きた時代に思いを馳せていました。
 
 勉強会後、益山先生を囲んでのランチ親睦会では、先生の気さくなお人柄と、
バルトークを巡る裏話に盛り上がりました。
もっと深く知りたいとの参加の皆様のリクエストにお答えして、続バルトーク講座を
3月に企画する予定です。
この研究会にご興味のある方は、どうぞご連絡ください。
《お問い合わせ:n.music.studio@gmail.com 大山》

Rep:かまくらの森ステーション:勝清子

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