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鎌倉ステップ開催レポート(2018.5.20)

5月20日(日)、晴れやかなお天気の中、鎌倉生涯学習センターホールにて開催いたしました。

会館のすぐそばには小町通りや鶴岡八幡宮があり、たくさんの観光客で溢れていました。 外の喧噪とはうらはらにホール内はおだやかな雰囲気の中、100組の演奏が朝から夜まで続きました。 今年はお子様が多く、可愛い声がロビーに響いておりました。

また毎年この時期はピティナコンペティションのリハーサルとしての演奏も多く、緊張感もございました。 今回のアドバイザーは、岡田裕子先生、酒井有紗先生、田村響先生の3名の先生方でした。 参加者の目線に立った先生方の的確で丁寧なアドバイスは、皆様のやる気とモチベーション持続にとても役立ったことと思います。

講評時Q&Aコーナーでのコメントを抜粋いたします。

Q.練習が好きになるには?
A.練習が楽という事はないので苦しいこともあるけれど、一生懸命練習すればそれを超えたところに喜びがあると思って楽しめればよいと思います。(田村先生)
Q.拍を自分の中で感じて弾くには?
A.体でその拍子を感じる、指揮者のように拍子を振ってみる、その時角を丸く円を描くように進めるとよいでしょう。(岡田先生) ※会場の皆さんに手で指揮を振らせながらのレクチャーでした。
Q.緊張しないで舞台で演奏するには?
A.どんなプロでも緊張します。緊張は悪い事ではなくそれを集中力に変えるとより力を発揮できます。 その曲のキャラクターを考えてイメージして弾き始めるとよいです。楽しんで弾きましょう。(酒井先生)

※終了後の田村先生のコメント「僕の髪の色、好きなスポーツの事なども聞いてくれればよかったですねー(笑)

待ちに待ったトークコンサートは、田村響先生の演奏でした。 先生は、15才で特級グランプリ受賞、ロン・ティボー国際コンクールにて弱冠20才で第一位、 他数多くの受賞歴があり、現在もピアニストとして国内外でご活躍中、京都市立芸術大学音楽学部で専任講師もなさっています。 曲目は、全部ショパンの曲で、ワルツOP.18華麗なる大円舞曲、幻想即興曲、スケルツォ第2番でした。 満席のホールは熱気に溢れ、なじみのある有名な曲ばかりでしたので、小さなお子様も含め皆様うっとりと先生の奏でる美しい音色と豊かな響きに聴き入っていました。 先生のようなレベルのピアニストの演奏会は子供入場不可が多いので、とても貴重な機会でした!との声もたくさんありました。

アドバイスの合間に演奏することは、集中力や気持ちの切り替えが非常に大変だと思いますが、小さなお子様相手でも、とても誠実に音楽に真摯に向き合っていらっしゃる姿勢に感動いたしました。 さすがにトークコンサートの直後はお疲れのようでした。それだけ演奏に集中なさったのですね。 このコンサートは、皆様にとって一生忘れられない大切な糧になったことと思います。 先生、本当にありがとうございました。

Report:大山ナオコ

緞帳の前で
トークコンサート
トークコンサート
ロビー
講評
集合1.2部
集合3.4部
集合5.6部
集合7部
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