
出演者全員
ピティナかつらぎステーションは、今年発足10周年!発足からすぐにステップを始め、今や毎年夏の恒例となっている「Joy of Music(略JOM) in 奈良」や、かつらぎチェンバーオーケストラのコンサートなど、ステーションが行ってきた音楽イベントがたくさんあります。
今年は、その10周年を記念して、ステップのお昼休みの間に記念コンサート「動物の謝肉祭」を企画したのであります!しかも、そのスペシャル・ゲストとして、全国中で活躍されているピアノデュオ・ドゥオールの藤井隆史先生と白水芳枝先生が一緒に弾いて下さることになりました。さらに藤井先生を第2ピアノにお迎えして、第1ピアノを一般のみなさまから募集しました♪
全14曲からなる「動物の謝肉祭」は、サン=サーンスの作曲で、さまざまな動物たちが音楽となって出てきます。原曲は、2台ピアノと弦5部、管打楽器の室内アンサンブルで書かれており、今回はそれに近い編成・・・2台ピアノと弦5部、フルートで演奏して行きました。アンサンブルは、かつらぎチェンバーオーケストラのメンバー。そして各曲のピアノパートは、ステーションの先生方やその生徒さん、そして一般からの公募で集まって下さった方々、そして藤井先生と白水先生が、リレーのように交代して弾いていきます!
さらに曲と曲の間には、ナレーションが入り、愛らしい動物たちのお話をして下さいます♪
本番は、それは見事な連係プレー(?)でした!しょっぱなから息も荒げながらの本気の演奏を繰り広げるオケのメンバー!そしてそれぞれ思い思いのピアノのペアが、顔を見合せながらアンサンブルを楽しむ様子。また藤井先生が公募の第1ピアノの方の音楽をグイグイ引き出していかれる様子も、さすが・・・!の一言でした。
それになんと言っても、藤井先生と白水先生の引力はすごかった!!「鳥かご」ではほほ笑みあいながら小鳥さんがおしゃべりしているかと思いきや、「ピアニスト」で少年のような笑顔で爆音の音階を弾き出す藤井先生(笑)!それをたしなめるように、笑いながら一緒に音階を弾く白水先生と、そんな二人に始終振り回されるオケ・・・!そして続く「化石」では、次々と聴こえてくる懐かしいメロディを見事に浮き彫りにしながら、舞台全員のハートが行き交っているのが見えるようでした。
終了後の出演者の笑顔は本当に素晴らしく、生きた音楽をできる喜びに満ちていました・・・。まるで、これまでの10年間のステーションの歩みを凝縮したかのようなステージでした。
JOM、かつらぎチェンバーオーケストラ、ステップを通じて繋がった方々、そしてその心。
また、新しく繋がった方々も混ざって、さらに大きく強くなったような気がします。
これからも、そんな繋がりを広げていけるよう、私もその輪の一員としてがんばります!
一緒に弾いて下さった藤井隆史先生、白水芳枝先生、そしてかつらぎチェンバーオーケストラのみなさま、ステーションの先生方、生徒さん達、みなさま本当にありがとうございました!!
(レポート 岡田真季)

Flとデュオ

Vcとデュオ

Vnとデュオ

コンチェルト

ドゥオールリハ

講評