セミナー アーカイブ

2008年11月28日

第2回ロシアンメソッドピアノ研究会

私にとりまして記念すべき第1回目のロシアンメソッドピアノ研究会は11月12日(水)、20日(木)、に3クラスで開催となりました。皆さんのご希望から発足しましたこの会は、去年より何度かピティナピアノセミナーとして取り上げていただき開催されました講座の延長、詳細版でいっそうじっくり実践的な内容となりました。

また、お越し下さった先生方は大変熱心でいらっしゃり、また、和やかな雰囲気でできましたことに本当に感謝です。あっという間に時間が過ぎていくようでした。

この研究会は月に一度のペースで開いていくこととなりましたが、少しでも先生方それぞれのお役に立てるような「場」に、いろいろ工夫して参りたいと思います。どうぞお気軽にお問い合わせくださり、ご来場くださいませ。

詳細はこちら(PDF)
お申込みはメールフォームからも可能です。お名前、連絡先(住所・TEL・FAX・メール)、希望の日程を記入の上お申し込み下さい。


会場 アトリヱ・松田
住所 〒606-8081 京都市左京区修学院大林町16番地
電話 075-711-4281  FAX 075-721-1203

京都市内より
;京阪電車出町柳駅より叡山電鉄に乗り換え修学院駅下車徒歩3分(出町柳駅より10分)
;地下鉄北大路駅下車・北8国際会館行きに乗り換え修学院道下車(北大路駅より約20分)
;市バス 5、31、65 修学院道下車徒歩3分

2008年12月 4日

ロシアンメソッドピアノ研究会レポート

◆11月12日(水)ロシアンメソッドピアノ研究会レポート(Rep:藤原千尋)

11月12日、松田先生のご自宅でもあるアトリエ・松田で、ロシアンメソッドの研究会が開かれました。少しずつ京都の底冷えが厳しくなってきた中、神戸などの遠方から足を運ばれた方も多く、暖房のきいた暖かなアトリエの中で研究会が始まりました。
今回は、松田先生が作曲されたテキスト「ピアノレッスン1-a」と、「ピアノレッスン併用曲集1」に先生の手書きの細やかな指導のポイントが付記されたレジュメが配布されました。(受講された方の資料で、これだけ見て勝手な解釈をされては困るので、コピーは厳禁です!)
 最初に、弾くときのたまごを持っているような手の形の指導法を教えてくださいました。希望者が前に出てひとりひとり細やかにチェックしていただきました。
 また、鍵盤の上に指を置いて、「手の形」をまず確認し、その状態で力が抜けているかどうかを確認するため、先生のご指導のもと生徒役の受講者がピアノの鍵盤に手を置き、指導者役の受講者が脱力を確認しました。多くの方が席から立たれて、生徒役の方の脱力を実際に触れて確認をされるなど、アットホームな雰囲気で講座が進んでいきました。・・・

⇒レポート全文はこちら(PDF)


◆11月20日 (木)ロシアンメソッドピアノ研究会レポート (Rep:川村緑子)

昨年から何度か開かれている松田紗依先生の講座の受講生らからの要望によって、1クラス10名までの研究会が京都、修学院のアトリエ松田にて開かれた。すでに、2クラスの第1回目研究会は前の週に開かれており、今回は3クラス目となる。受講生らが関西各地から集まってくる。少人数ということもあり、和気あいあいとした雰囲気の中、研究会が始まった。
ひとりひとりが順番にピアノにむかう。まずは椅子の高さから。それぞれに適当な高さが全く違うことに気付かされる。次にぬいぐるみを使って、手の緊張をやわらげるコツ、そして、1音1音をいかに弾いていくか、に移っていく。受講生皆が違い、そして先生のアドバイスによって、音がどんどん変わっていくのがおもしろい・・・

⇒レポート全文はこちら(PDF)

2008年12月17日

第3回 ロシアンメソッドピアノ研究会

下記のような実践的内容で、第3回「ロシアンメソッドピアノ研究会」を開催致します。第1回、2回と和やかな雰囲気のなか,ピアノ指導者同士、いろいろな疑問を投げかけあいながら進めております。 指導者としていろいろな引き出しを作りたいと参加されている熱心な先生方の研究会となっていっております。お気軽にお問い合わせください。

★内容 「美しい音色で弾くレガート奏 1 」
*ロシアン奏法の最初の一歩である「一音から心に届く美しいsinging tone で弾く」とは、
*前回よりの復習・・ノンレガートの交互奏で得るもの
*テキスト松田紗依著「ピアノレッスン」1-a , 1-ーb 1併用曲集に沿って、進みます。
*受講者の方々に実践していただきつつ、すぐにレッスンで生徒さんへいかせるように、指導法を提案。

★日時
A クラス 2009年1月14日(水)10時30分~12時30分  
B クラス 2009年1月21日(水) 1時~3時
C クラス 2009年1月15日(木)10時30分~12時30分 各10名まで
各クラス10名まで、15分前に開場

★受講料
5000円
テキストは松田紗依著 ピアノレッスン1-a 1ーb 1800円
1併用曲集 1500円
Musse より販売「ちいさな練習曲集」~最初の1音から美しい音色で~(当日購入可能・旭堂楽器店にて販売。)

 ★申し込み法
Fax、Tel又は メールにてアトリヱ・松田までお申し込み下さい。(PDF
注 ABC共同じ内容です。尚、内容の都合上、当日予約は受付けられません。
tel   075- 711-4281  fax 075-721-1203
e-mail: sae-m@jupiter.sannet.ne.jp

★2月の予定・・・
Cクラス 2009年2月12日(木)10時半
Aクラス 2009年2月18日(水)10時半
Bクラス 2009年2月25日(水)1時

★主催
ロシアンメソッドピアノ研究会 主宰 松田紗依

★後援  京都アトリヱステーション
コーディネーター  辻 美千子(PTNA 正会員)

2010年5月26日

♪ 公開レッスン講座 ♪ 講師:松田紗依先生  ☆ 聴講生募集 ☆

ロシアンメソッドピアノ研究会を主催されている、
松田紗依先生による公開講座です。

研究会に集う先生方の生徒さんがレッスン受講生です。
受講される方はPTNAのコンペ挑戦の方や日頃のレッスンの見直しをされたい
一生懸命の生徒さんです。
レッスン後に、レッスン内容に関しての質疑応答をいたします。

 日時:5月30日(日)  午前の部 10:30開始 午後の部 13:30開始 
 場所:アトリエ・松田
聴講料:2000円


なお、各部終了後に1時間程度先生方と懇親会・質疑応答の時間を持ちます。

聴講された方の中でご出席の方はお茶サンドイッチまたはお菓子の用意がありますので

お申し込み下さい。 (500円程度)前日までにお申し込みくださいませ。


お問い合わせ&お申込は   TEL 075-711-4281

FAX 075-721-1203 松田まで


プログラム&詳細はコチラ
     ↓
公開レッスン講座.doc

 





2010年12月17日

【レポート】ロシアンピアノ奏法に基づく合理的、音楽的な練習方法(松田紗依先生)

♪ ロシアンピアノ奏法に基づく合理的、音楽的な練習方法  -ブルグミュラー25の練習曲編 ♪
2010年12月2日、京都でのセミナーは久しぶりとなる今回の講座は、京都駅からすぐのメルパルク内のスタジオで行われた。40名を超える参加者があり、和歌山、名古屋、そして埼玉など、遠方からの方々も多くみられた。

 今までのセミナーでは松田紗依先生著のピアノレッスンの本を用いてきたが、今回、初めてその続編ともいえるブルグミュラーを用いてのセミナーとなった。 皆がよく知るブルグミュラーで子供たちがつまずくところを取り上げ、何が原因で弾きにくいのか、また、その具体的な解決方法、練習方法を弾きながら示してくださった。
 
 講座では恒例となっている、受講者に弾いていただいてのひとことアドバイス、も行われた。ひとりひとりの特徴をみて、指の形、手の位置などをアドバイス、またたく間に音が柔らかく、説得力のあるものに変っていく。1音1音のタッチと音色を追求するロシアンピアノ奏法には、この過程がセミナーにおいても欠かせないのであろう。
 
 講座終了の時間となり、セミナーレポートを参加者の方々が書いているあいだ、松田先生が1音1音を美しく弾くための自作の練習曲を(ちいさな練習曲集musse刊)弾いて下さった。
 ゆっくり、ポーン、ポーン、と響く音の美しいこと!まるで豊かな響きがスタジオを飛び出して晩秋の京都の空にどこまでも広がっていくかのような、そんな響きであった。
この音色がなによりもの説得力をもって、受講者に届いたのではないだろうか。

 2年近く続いている松田先生によるピアノ指導者のための研究会に、新たに受講希望の方々があり、来年2月から新しいクラスを開講することとなったそうだ。
今日のセミナー後にも3名の方が受講を希望され、このクラスに加わられるらしい。

 「美しい1音があって初めて美しい2音につながる」との松田先生の言葉が心に響く。
ロシアンピアノ奏法を生み出したロシアという国が持つ芸術における歴史、音楽芸術に求める奥深さを少しばかり垣間見た気がする。 
音楽芸術とそれを構成する1音のあり方に対する根本的な意識の違いを感じずにはいられない。 
 この意識の違いの中に日頃指導しながらも抱いている疑問を解決する糸口があるように思われる。 この講座をこれからも続けていただき、具体的な方法を示していただきながら意識の違いを常に吹き込んでいただきたい。私のみならず多くの受講者がそう感じたに違いない。

(Rep:ピティナ京都アトリエステーション 川村緑子)

2018年6月15日

豊かなピアノ指導者になるために<一音を大切に>  旭堂楽器店サンホール

2018年6月14日(木)

今日は、梅雨明け思わせるような青い空が広がっています。
ロシアンメソッドによるテキスト「ピアノレッスンシリーズ」の著者である松田紗依先生の3回コースのセミナーがスタートしました。

このセミナーは、指導力のアップを目指される方や、指導を始めて間もない方へ向けた内容となっていて、最終回は、指導者ライセンスを受講される方の参考にもなるような内容です。

第一回導入編は、はじめてピアノを習う就学前の生徒さんに対するレッスンを、実際に目の前に生徒さんがいるという前提で指導いただきました。

「ピアノレッスンは人間教育。ピアノの先生は、第二のお母さん。生徒さんの成長を一緒に楽しむ気持ちで。」
という先生の言葉の通り、松田先生の生徒さんへの愛情あふれる言葉かけと声音は、優しさに満ちています。そして、子供を飽きさせない配慮と、ほめて自信を持たせる工夫がたくさん。

はじめてのレッスンでは、ピアノという楽器を特別な楽器だと認識させる声かけからはじまります。
ピアノを弾く前に、小さな丸いぬいぐるみを楽しく、優しく触らせることに時間をかけて、ピアノに向かう気持ちを整え、指先の神経を養う事を中心にされていました。
ピアノを弾くのは、3の指で ド を弾くところまでです。

「ピアノの音色はいろいろあるけれど、
子供に無理のない、誰からも愛される、
心をこめた一音からはじめる。
ノン・レガートで。
そして余韻を聞く耳を育てるのです。」

ピアノの奏法については、
とにかく、早く進めないこと。
手のフォームが崩れないように、
ゆっくりゆっくり丁寧に身につけさせることを大切にされていて、
成果を急ぎがちな大人のペースを見直すきっかけにもなりそうです。

参加者の方は神戸、奈良、大阪、滋賀と近畿一円から来られていました。
はじめての一音を弾くことを生徒役になって体験していただきました。
みなさん、松田先生の奏法で、楽に、やわらかく伸びる音色に変化していくことに
感銘をうけられていました。












過去の記事




QRコード

携帯からもピティナ・コミュニティを閲覧できます
ピティナ京都アトリヱステーション