~指導者検定の指導検定にもつながる模擬レッスン~
小学生、中学生、大学生のレッスンで4期の各期に特徴的なタッチをわかりやすく
指導されました。
年齢もレベルも違う3人ですが、共通していることは、
1つの音は1本の指だけで弾いているのではなく、弾かない指の支えが
大事であること。初級から弾かない指を意識している事が弾きやすくなるコツ。
そのためには、やはり、初めて一音を習うときから、一音を安定して美しく弾く
事が大切だということです。
「人を魅きつける演奏をするにはイメージ力が大切で、その響きのために
どのように思って弾いたかを説明できないと説得力が出ない。」
そして生徒さんにも、やさしく説明を求めておられた事が印象的でした。
質疑応答、ディスカッションでは、
これから、すでに検定を受けた方から、自身の振る返ることができて
大変参考になったとのご意見がありました。
また、松田先生からのアドバイスとして
指導検定は、時間の制約もあるので、
一番気になった箇所を2拍、8つの音符だけの練習方法から上手にさせて
生徒にも違いを納得させるさせることや、
演奏実技は、難しすぎる曲を選ばないように、ご自身の練習にとれる時間などを
考慮して、無理なく自信をもって弾ける曲でよいのでは、との提案でした。
最後に、
「ピアノ教育は人間教育。生徒さんだけでなく、保護者の方との対話も大切。
芸術作品を教える美しい仕事に感謝をして、いろんな人との出会いで磨かれて
素敵な指導者になりましょう。」
と温かいお言葉で結ばれてみなさん、和やかに終わりました。