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豊かなピアノ指導者になるために<第三回> アトリヱ・松田

指導者検定の指導検定にもつながる模擬レッスン~

 

小学生、中学生、大学生のレッスンで4期の各期に特徴的なタッチをわかりやすく

指導されました。

年齢もレベルも違う3人ですが、共通していることは、

1つの音は1本の指だけで弾いているのではなく、弾かない指の支えが

大事であること。初級から弾かない指を意識している事が弾きやすくなるコツ。

そのためには、やはり、初めて一音を習うときから、一音を安定して美しく弾く

事が大切だということです。

「人を魅きつける演奏をするにはイメージ力が大切で、その響きのために

どのように思って弾いたかを説明できないと説得力が出ない。」

そして生徒さんにも、やさしく説明を求めておられた事が印象的でした。

 

質疑応答、ディスカッションでは、

これから、すでに検定を受けた方から、自身の振る返ることができて

大変参考になったとのご意見がありました。

また、松田先生からのアドバイスとして

指導検定は、時間の制約もあるので、

一番気になった箇所を2拍、8つの音符だけの練習方法から上手にさせて

生徒にも違いを納得させるさせることや、

演奏実技は、難しすぎる曲を選ばないように、ご自身の練習にとれる時間などを

考慮して、無理なく自信をもって弾ける曲でよいのでは、との提案でした。

 

最後に、

「ピアノ教育は人間教育。生徒さんだけでなく、保護者の方との対話も大切。

芸術作品を教える美しい仕事に感謝をして、いろんな人との出会いで磨かれて

素敵な指導者になりましょう。」

 

と温かいお言葉で結ばれてみなさん、和やかに終わりました。

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