ステップ アーカイブ

2010年5月27日

目白バロックステップ開催します

バロック曲が生まれた教会やお城のサロンに近い響きの雑司が谷音楽堂で、必ず1曲はバロックを演奏していただくステップは、3回目を迎えます。
古楽器によるバロック音楽のコンサートは盛んに開かれていますが、このようにチェンバロとピアノがかわるがわる聴ける機会は珍しいのではないでしょうか。
それぞれの美しい音の魅力を味わい、改めてピアノという楽器を見直してみましょう。
各時代の作曲家がピアノに描いたイメージと、時代の息吹を音の中に見つける、そのようなステップの一日になりますように。

目白カンタービレステーション一同

(当日のプログラムより)

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2010年6月 4日

目白バロック地区 開催レポート

第3回目白バロックステップでは56組で締切り。その内18名はチェンバロ参加。その内5名はチェンバロのみで専門家らしい美しい音色と様式を披露。他の13名はピアノも弾き、両者の違いを知る経験をしました。このようにチェンバロとピアノがかわるがわる弾かれる機会は珍しいのです。
芝崎久美子先生のレクチャーで話された両者の違いを、聴衆もアドバイザーも音楽室のオーナーや調律の方も、じっくり聞きわける譜に気が印象に残りました。
ピアノで参加の方々は、天井の高い響きの良い会場で、集中してかなりの仕上がりを見せてくださいました。
菊池裕介先生のトークコンサートで弾かれたバッハ、その表現の豊かさに改めてピアノの魅力を感じた方は多かったでしょう。
ピアノという楽器について改めて考え直すステップになりました。
100回表彰を迎えられた中村香織さんについてはこちらをどうぞ。

第1回表彰
1回目 表彰
第2回表彰
2回目表彰
第3回表彰
3回目表彰
芝崎久美子先生レクチャー
芝崎久美子先生のレクチャー
菊地裕介先生のトークコンサート
菊地裕介先生のトークコンサート
チェンバロの鍵盤 アップ
チェンバロの鍵盤 アップ

2011年6月 2日

目白バロックステップ開催します

ごあいさつ

 この度の東日本大震災により被災された皆様に心からお見舞申し上げます。
 私達は、電気や自動車や病院のある生活を当たり前に思っていました。100年前迄は、夜は暗く、病気になれば薬もなく、死の影におびえながら生きていくのは大変だったことを忘れておりました。怖い、悲しい、辛い思いが短調のメロディーや減7の和音に表現されていることに気づきませんでした。
 今この国の人々が文明の驕りに気づき、互いを思いやる心をとり戻し、励まし合う姿に小さな希望の光が見えて来た6月5日。心の叫び、そして心の喜びをピアノとチェンバロに託して、ここ雑司ヶ谷から音楽の祈りを届けましょう。
 大塚直哉先生のチェンバロコンサートをお楽しみに。

目白カンタービレステーション


(当日のプログラムより)

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2012年5月31日

目白バロックステップ開催します

ごあいさつ

目白バロックステップは5回目を迎えます。5年前4才だったトップ
バッターは、3年生になりました。他にも多くの5年連続、4年連続の
出場者がいらっしゃいます。お互いの成長を喜び合いましょう。もちろん
初出場の方にも期待しております。

チェンバロとピアノ、両方を聴ける機会(午後の部)は珍しく、ピアノが
出現する以前のバロック音楽を知ることは、古典派以降の演奏にとって
大きな力になります。作曲家がイメージした音と現代ピアノの表現力、
バロックと古典派以降の様式の違い、これ等を聴き比べて400年の時の
流れを感じていただけましたら幸いです。

フランドル地方のバロックを紹介してくださる、ルイ・レーリンク先生のトークコンサートをお楽しみに。

目白カンタービレステーション スタッフ一同


(当日のプログラムより)

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2013年5月30日

目白バロックステップ開催します

ごあいさつ

目白バロックステップは6回目を迎えます。雑司ヶ谷音楽堂の高い天井の落ち着いた空間では、演奏者、アドバイザー、聴衆の距離が近く、全員で演奏に
耳を傾ける雰囲気になります。お子さん達の真剣な表情に聴くことの大切さ
を感じます。

午後はチェンバロとピアノ、両方を聴く珍しい機会となります。楽器の特徴や、バロックと古典派以降の様式の違いに気付かれ、400年の時の流れを
感じられると思います。マイクなしの講評、司会と、バロックが必ず弾かれるプログラムがあいまって、まだ音源の存在しなかったむかしの、ぜいたくな「音のある時間」を味わっていただけましたら幸いです。

土屋美寧子先生のトークコンサート チェンバロ、ピアノ両方でフランスと
イタリーのバロック曲を弾いてくださいます。お楽しみに。

目白カンタービレステーション スタッフ一同


(当日のプログラムより)

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2013年6月 6日

目白バロック ステップ開催レポート(2013.6.2)

第6回目目白バロック地区ステップは63名の参加。第3部以後チェンバロ企画18名をはさみながら、必ず1曲以上バロックを弾くプログラムが展開されました。演奏者、アドバイザー、聴衆の位置が近いこともあり、音楽の力で全員がひとつになり、満足感が拡がりました。
チェンバロとピアノの音色の違い、同じ曲でもスタイルの違いが生じることが分かりました。
土屋美寧子先生は両方の楽器で、ラモとスカルラッティを弾かれ、バロック演奏の革新に触れるトークでした。評論家の真嶋雄大先生は音核的な演奏論でコメントや講評をされたので、受ける側は一人前に扱っていただいて嬉しかったでしょう。質の高いステップになりました。こども達もグランミューズも、音楽への憧れをプレゼントされて良い表情を見せていました。皆様の真剣さに感謝いたします。

2013目白バロックステップ 2013目白バロックステップ 2013目白バロックステップ 2013目白バロックステップ 2013目白バロックステップ

2014年5月29日

目白バロックステップ開催します

ごあいさつ

目白バロックステップは7回目を迎え、合格、参加のご当地シールを作りました。毎回参加の方、初参加の方、すてきな演奏の証しの新しいシールをご覧ください。

約300年前(日本は江戸時代)に、教会オルガンやチェンバロのために書かれた曲には、古典派、ロマン派、近現代の音楽の基本が、わかりやすく示されています。ポリフォニー(複旋律)、踊りのリズム、カデンツ等がその後も生かされ、ピアノという表現力ゆたかな楽器によって、華やかに、幅広く展開していく様子にも注目しながら、お友達の演奏を聴いてみましょう。感想をコミュニケーションカードに書いてピアノ友達を作ってくださると、私共も嬉しいです。

赤松林太郎先生のトークコンサートをお楽しみに。

目白カンタービレステーション スタッフ一同


(当日のプログラムより)

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2014年8月12日

目白バロック地区 ステップ開催レポート(2014.6.1)

目白バロックステップは第7回目を迎え、ご当地シールを作りました。
シールの図柄にあるチェンバロと、現代ピアノを使い、必ず1曲はバロック曲の入ったプログラムで参加された方が63名。グランミューズ18名もコンペリハーサル組も、毎年参加のお顔なじみも、完成度が高く、お互いの演奏をしっかり聞いていました。
オーボエ2本、ファゴット、チェンバロによるトリオソナタの好演では、天井の高い御神堂のようなホールの空気が揺り動かされ、感動が全員に伝わりました。赤松林太郎先生のトークコンサートでは、ピアノならではの迫力でスカルラッティ、チマローザの魅力が広がりました。
来年もぜひ目白バロックの雑司ケ谷音楽堂にお集まりください。

2014目白バロック地区 2014目白バロック地区 2014目白バロック地区 2014目白バロック地区 2014目白バロック地区 2014目白バロック地区

2015年6月 4日

神楽坂バロックステップ開催します。

神楽坂バロック地区 音楽友ホールへようこそ!
目白バロック地区として7回開催の雑司ヶ谷音楽堂から引っ越してまいりました。必ず1曲以上バロック曲を弾くプログラムを続けた8年間で、バロックへの関心が高くなったように感じております。
バロック作品にはポリフォニー(複旋律)、舞曲、2部形式ソナタ、名人芸など、その後の音楽のルーツを見つけることができます。
古典派の時代に登場したフォルテピアノが進化して、今私達は表現力ゆたかなグランドピアノ(88鍵)を弾いています。本日のピアノ、ベーゼンドルファー・インペリアルは、低音部に11鍵追加された97鍵で、反響板が拡大してよく響きます。バロック時代のスピネット(72鍵)と聴き比べて、300年の時の流れを楽しんでいただければ、幸いです。
目白カンタービレステーション スタッフ一同

 
(当日のプログラムより)

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2015年6月17日

神楽坂バロックステップ開催レポート(2015.6.7)

音楽との友ホール、約150席、大理石の床、高い天井で響く空間は、ヨーロッパの宮廷コンサートの雰囲気。ベーゼンドルファーの97件と一段チェンバロがステージに並び、大きさと色のコントラストを見せていました。必ずバロックを弾くステップの8回目は、ホールが大きくなって、10名のスピネット参加とベーゼンの響きの違いや、クラリネット、ファゴットの音色に皆さん満足して頂けたようです。ムジカノーヴァ編集部ら10名による「リレー連弾協技会&ムジカノーヴァ編集部」の様々な楽器と合唱のステージには、「音楽こそ高級な遊び」の精神が感じられました。後半のコンペリハーサル組やグランミューズの熟年ピアニストの後援にも惜しみない拍手が送られました。アドバイザーの秋山徹也先生、飯野明日香先生の素晴らしい講評にらいっ乗車やスタッフからも喜びの声が聞こえています。本部の担当者にお礼を申し上げます。
目白カンタービレステーション 代表 林苑子
1、2部表彰式
3、4部表彰式
5、6、7部表彰式
アドバイザー 林 苑子先生、飯野 明日香先生、秋山 徹也先生
スピネットとベーゼンドルファー97鍵
スピネットの説明 加藤正人氏
ムジカノーヴァ編集部「リレー連弾競技会」

2016年6月 2日

神楽坂バロックステップ開催します(2016.6.5)

ご挨拶

 神楽坂バロック地区、音楽の友ホールへようこそ!
 目白バロック地区として7回開催の雑司が谷音楽堂から引越して2年目、初めてクラヴィコードが登場します。
 チェンバロは弦をはじいて発音しますが、クラヴィコードはタンジェントとよばれる金属片が弦を押して振動させてデリケートな音を出します。
 フェルトのハンマーで大きな音を出す今日のピアノ、ベーゼンドルファー97鍵は反響板と蓋が拡大して、よく響きます。このグランドピアノのルーツがクラヴィコードとは!
 ひとり静かに部屋で弾くクラヴィコードと、ホールで大勢の観衆と共有する現代ピアノ。様式の異なる曲と共に、300年の時の流れをお楽しみください。

目白カンタービレステーション スタッフ一同
(当日のプログラムより)

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2016年6月13日

神楽坂バロックステップ開催レポート(2016.6.5)

大理石の床、高い天井の音楽の友ホールに、現代ピアノ最大のベーゼンドルファー97鍵と、ピアノのルーツと言われるクラヴィコードの並ぶステージ。ピアノからは豊かな音と響きが広がり、クラヴィコードでバッハやクープランが弾かれると、それ迄も静かだった会場が、息を呑むような緊張した静けさに変わりました。耳が慣れてくると、ささやくように曲がはっきり聴こえてくる、不思議な体験。大切なことは大声で なくとも心に届く。音は空気を伝わり、ひとりひとりの耳に届く。こんな体験を、来年も多くの方におすすめ致します。一方ピアノ演奏では仕上がりの良い方が多く、グランミューズ20名のバロックには圧倒される音楽を感じました。100回表彰の長谷川祥子さんに200回以上の中村香りさんから花束が渡され、奇しくも2人の女性ドクターが並んで大きな拍手を受けました。アドバイザーの今井顕先生、トークコンサートの末永匡先生、本部スタッフ、ヤマハ池袋支部、ステーションスタッフには御礼申し上げます。
代表・アドバイザー 林 苑子

第1、2部継続表彰
第3、4部継続表彰
第5、6部継続表彰
第7、8部継続表彰 花束を持つ100回表彰長谷川さん
100回表彰インタビュー

2017年6月 1日

神楽坂バロックステップ開催します(2017.6.4)

ご挨拶

神楽坂バロック地区 音楽の友ホールへようこそ!
目白バロック地区として7回開催。神楽坂に引越し、今年は10周年を迎えました。幼稚園時代から皆勤の参加者は、中学2年生です。
必ず1曲以上バロックを弾くプログラムで、チェンバロ、スピネット、クラヴィコード等の古楽器の音色を聴きながら、音源のなかったむかし、楽器演奏がどんなにぜいたくな時間であったかを知りました。本日のピアノ、ベーゼンドルファー・インペリアルは低音に追加された97鍵で、反響板も蓋も拡大されよく響きます。
バロック時代から300年余りの時の流れを楽しんでいただければ、幸いです。

目白カンタービレステーション スタッフ一同
(当日のプログラムより)

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2017年6月13日

神楽坂バロックステップ開催レポート(2017.6.4)

天井の高い大理石に囲まれた、ヨーロッパの宮殿コンサートのように残響が多い、
音楽之友ホール。
ベーゼンドルファー97鍵の響きは豊かで、
大人の演奏には深いウィーンの響きを感じました。

クラヴィコード企画には5名参加、全員が耳を澄ませてバロック時代の雰囲気を味わい、
グランドピアノとの異いに歴史を感じたひとときでした。
金子一朗先生のトークコンサートでも、2つの楽器を使っていただきました。
お子さんから中高生、大人迄、準備の行き届いたレベルの演奏が続き、
後半は平均律を16名がすばらしく弾かれました。

グランミューズ17名中、100回以上継続表彰が3名、
記念撮影では、ステージ上合計表彰500回以上が並びました。
バロックステップ10周年にふさわしい演奏と、協力いただいた皆様に感謝致します。
1,2部の継続表彰
第3部クラヴィコード
7、8部のグランミューズ参加者。
継続表彰が計500回超えです。
金子一朗先生のトークコンサート
音楽之友社前に、トークコンサートのポスターを。神楽坂通行の方々に向けて。

2019年5月29日

神楽坂バロックステップ開催します(2019.6.2)

             ご挨拶
神楽坂バロック地区 音楽の友ホールへようこそ!
必ずバロックを含むプログラムを演奏していただき、古典派ロマン派や近現代の曲と
聴き比べて300年の時の流れを感じる企画も、今年で12回目を迎えました。

本日のピアノ、ベーゼンドルファー-インペリアルは通常の88鍵に低音が追加された97鍵。弾かれない追加の低音の弦の共鳴や巾の広い反響板、大きな蓋による反響で、
とてもよく響きます。田口先生のトークコンサートをおたのしみに。3・4部の8名が
弾かれるクラビコードはデリケートな音を出し、鍵盤楽器のルーツとも言われています。
最大最小の鍵盤楽器を聴き比べる機会は珍しく、実際に古楽器を弾く体験は、
モダンピアノを弾くタッチやイメージを豊かにしてくれるでしょう。

当ステップのもうひとつの特徴は、グランミューズの参加が多い事です。今回は25名。
トークコンサートの後も、ピアノ大好きで弾き続けてきた方ならではの、聴きごたえの
ある演奏を、是非お楽しみくださいませ。

目白カンタービレステーション スタッフ一同


(当日のプログラムより)

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2019年6月 5日

神楽坂バロック地区ステップ開催レポート(2019.6.2)

音楽の友ホールのステージに、ベーゼンドルファー92鍵とピアノのルーツ、
クラヴィコードが並びコントラストを見せる中、9名の希望者がクラヴィコードを弾くと、
会場の耳はhearからlistenに変わり、繊細な音色に聴き入りました。
ピアノだけの参加者も、よく準備された演奏でした。
63名中25名のグランミューズは音大経験者が少ないにもかかわらず、奏者のピアノへの
想いが発揮されプロとは一味違う無心のメッセージに満ちていました。
最後のステージは福岡から参加の下村さん。恩師杉谷昭子先生を偲んで入魂の
バッハ=ブラームスのシャコンヌに、奏者も会場も涙して鎮魂のひとときを持ちました。
長時間のアドバイス、トークコンサートをして下さった、杉本安子先生、田口先生、
そして本部スタッフに御礼申し上げます。
(目白カンタービレステーション 代表 林 苑子)

2021年5月26日

汐留バロックステップ開催します(2021.5.30)

             ≪ご挨拶≫

  汐留バロック地区 ベヒシュタイン・サロンへようこそ!

必ずバロックを含むプログラムを演奏していただき、古典派ロマン

派や近現代の曲と聴き比べて300年の時の流れを感じる企画も今年

で13回目を迎えました。

コロナ禍で昨年は開催できず、講評、トークコンサート、クラヴィ

コード企画のない、寂しいステップとなります。新会場のピアノ

ベヒシュタインは、全音域に繋がる美しい響きが特徴です。生の

音楽を共有できるステージをお楽しみください。


目白カンタービレステーション スタッフ一同


(当日のプログラムより)

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