レポート アーカイブ

2016年4月14日

町田3月ステップ開催レポート(2016.3.30)

3/30 町田駅前の公共のホールにシゲルカワイのピアノを搬入して行いました。
当日は平日開催にもかかわらず、ご家族や指導者の先生方をはじめ、たくさんの方にご来場いただきました。初開催ということもあり、参加人数も心配しておりましたが、80組の方にご参加いただき、うち34組の方がステップにデビューされました。
大ベテランのアドバイザー、金子勝子先生、江夏範明先生の熱のこもったワンポイントレッスンも素晴らしく、コンクールやコンサートを控えた受講生の方たちの最後の仕上げに大変有意義な時間となったことは間違いありません。
アドバイザーの先生方のお人柄やスタッフの先生方のきめ細かい心配りに支えられとても温かく和やかな雰囲気のステップとなりました。また来年も皆様にお目にかかれますように...。


南町田ドリームステーション代表 黒川ちとし

2016年9月29日

【実施レポ】ショパン最新エディション情報(岡部玲子先生)

160909okabe1.jpg 9月9日、カワイ横浜にて岡部玲子先生をお招きし、「ショパン最新エディション情報」講座が開催されました。

ショパンの時代の演奏形態はどのような感じだったでしょうか?
の問いかけに始まり貴族の集うサロンでピアノの椅子にゆったりもたれかかりながら演奏するショパンの姿を描写した絵を見せてくださり「こんな雰囲気でお聴きくださいと岡部先生がOp.9-2のノクターンをお弾きになりました。


あれあれ?
紛れもなく有名なノクターンOp.9-2ですが随所に聴きなれない装飾が施されています。
とても新鮮な響きです。
演奏を終えられ、「これはショパン自身がのちに書き加えたヴァリアントです」と仰いました。

ショパンは自分が書き上げた作品を様々な理由で書き換えたり、書き加えたりしたために校訂の底本となる初版が一つではないことがショパン作品の楽譜作りの難しさであること、ショパン学会で校訂の方向性が決まったのもつい10数年前と、その研究も世界的になかなか一本化できない現状をお話くださいました。

160909okabe2.jpg エディションの違いをどのように演奏に生かすのか、先生が色々な作品を弾いて事例を提示してくださいました。
どれが正解か?ということではなく、演奏者や指導者が自身の経験値や考え方で選択していく余地があることを大変分かりやすく示してくださいました。
それぞれの楽譜の'音'や'弾き方'の違いも時代の流れのなかで少しずつ'主流'が変化していくというお話にはとても納得しました。
'最新情報'ということで、まざにショパンのエディション研究はまだまだ現在進行形であり、多くの研究者が少しでもショパンの作曲の意図に近づこうと、研究を続けていることを知り、今後どんなショパン作品の楽譜がお目見えするのかとても楽しみです。


これまでの膨大な研究の成果を、短い時間で分かりやすく集約して教えてくださいました。
台風のなか、たくさんの資料を持ってお出かけくださった先生に心より感謝申し上げます。
このセミナーを受講したことで先生のご著書である「ショパンの楽譜、どの版を選べばいいの?」の内容をより深く理解することができました。

受講された先生方からも「とても楽しく、ためになるお話を聞けてよかった」「これまでパデレフスキ版を一番のテキストのように使ってきたけれど、もっと他の版にも目を向けてショパンの作品をもっと学んでみようと思いました」などたくさんのご感想をお寄せいただきました。

もっと具体的に知りたいことも沢山あり、ぜひ続編をお願いしたいと思います。
ありがとうございました。



Rep:ピティナ南町田ドリームステーション 黒川ちとし

2017年4月 6日

長津田3月地区ステップ開催レポート(2017.3.30)

立春を過ぎても、数日冷たい雨が続いておりましたが、ステップ当日は天候にも恵まれ春らしい陽気のなか、「長津田3月地区ステップ」が開催されました。
今回は当ステーションの2回目の開催となりますが、当日の欠席もなく83組の方にご参加いただきました。

アドバイザーの平間百合子先生には2名の方のワンポイントレッスンをお引き受けいただき、目の前で先生の素晴らしいご指導を拝見することができました。
先生のアドバイスで生徒さんの演奏がみるみる変わっていく様子に、会場の指導者や保護者の方々も釘付けでした。

また田中克己先生によるトークコンサートでは4月から新生活を迎える方々へのエールにも相応しい「前奏曲」というタイトルでドビュッシーの前奏曲から2曲、ショパンの「雨だれ」、また4月のリサイタルのアンコールの為にご準備されている「さとうきび畑」を演奏してくださいました。
先生の素晴らしい音色に会場の空気が一つになり、感動的なコンサートとなりました。

また今回のステップでは試みの一つとして、参加者の方に楽典問題(初級・中級)を配布し、講評用紙交付までの待ち時間を利用して問題を解いていただきました。
問題冊子はお持ち帰りいただきレッスンの際にご自分の先生にフォローしていただくシステムですが、時間を有効に使うこともでき、また指導者の先生方のご指導の指針になれば幸いです。

最後になりましたが、きめ細やかなお手伝いをしてくださったスタッフの先生方、また準備から当日までサポートして下さいましたKAWAIのスタッフの方々に心よりお礼申し上げます。


2017年5月 1日

【実施レポ】2017年度 コンペ課題曲企画 課題曲セミナー(平間百合子先生)

170329hirama_1.jpg2017年3月29日(水)カワイ横浜「プラージュ」にて平間百合子先生をお招きし、「2017年度 コンペ課題曲企画 課題曲セミナー(A1級-D級)」が開催されました。
年度末のお忙しい中、遠方からも多数の 先生方にお集まりいただき、3時間たっぷり先生の演奏とお話を伺いました。 先生ご自身もコンペ指導をなさっており、たくさんの生徒さんを育てていらっしゃい ますので、先生の一言一言には大変説得力があります。演奏法や解釈の説明に とどまらず、生徒さんへの言葉掛けのアイディアや具体的な練習方法、困難な テクニックの克服法など沢山の指導法を惜しみなく教えてくださいました。

C級、D級の課題曲もインベンション、シンフォニア、ショパンエチュード以外の おもな曲は全曲演奏してくださり、後半はセミナーであることを忘れ、先生の 多彩な音色の演奏に聞き入ってしまいました。先生はとても発想が豊かで 次々と曲のイメージを提示してくださいます。どの級も時代のスタイルを きっちりと捉えた上で、色々な可能性を教えてくださいました。

受講された 先生方からも先生のチャーミングなお人柄と素晴らしい演奏に感嘆の声が 多数聞かれました。3時間休憩なしで大変ハードなセミナーを颯爽と こなしてくださいました平間百合子先生に心からお礼申し上げます。170329hirama_3.jpg

2017年10月12日

ピアノ講師のためのワクワク☆スキルアップ勉強会

170929kurokawa_1.jpg2017年9月29日(金)、海と空の青さが目にも鮮やかな秋晴れの朝、みなとみらい地区にあるカワイ横浜にて黒川ちとし先生による「ピアノ講師のためのワクワク☆スキルアップ勉強会」という講座を開催致しました。
毎月カワイ町田店で継続開催している勉強会を少しバージョンアップし、これまで少しずつご紹介していた教則本の指導法をセミナーという形で公開させていただきました。大阪からいらして下さった先生をはじめ、学びたいパワーをお持ちの多数の先生方にお集まりいただきました。
170929kurokawa_2.jpg
「教材を使いこなそう!」いうタイトルでバーナムピアノテクニックのミニブック、オルガンピアノの本3、バイエル75番以降を使って日頃、私がどのようにレッスンでそれぞれの教材を指導しているか、ご参加の先生に生徒役を演じていただくなど和気藹々とした雰囲気の中、お話しさせていただきました。バーナムでは読譜の基本はもちろん、感性が豊かな導入の段階から音色に対する意識を育てること、オルガンピアノの本(新刊)や、バイエルの後半を挿絵やシール、歌などを使って楽しく効果的にアプローチする方法をご紹介しました。

170929kurokawa_3.jpgセミナーレポートでは、「早速レッスンに取り入れたい!」「指導者も楽しむことが大切なのですね!」「バーナムの使い方では目からウロコが落ちました」などなど大変好評をいただきました。同じ教則本でも使い方次第で、生徒さんの才能を十二分に引き出すことができます。レッスンを楽しむことがヤル気に繋がるということを実感して頂けたらとても嬉しく思います。ご参加下さいました先生方、準備などご尽力下さいましたカワイ横浜のスタッフの方に心よりお礼申し上げます。

Rep:南町田ドリームステーション代表 黒川ちとし

2017年12月 8日

拍子って何?生徒に上手に説明するには‥?

171129taki_1.jpg2017年11月29日(水)朝から抜けるような青空の拡がる横浜みなとみらい地区に多喜靖美先生をお迎えして、『拍子って何?生徒に上手に説明するには‥?』のセミナーを開催いたしました。

全国様々なセミナーが展開されておりますが、『拍子』に特化した講座はほかには類を見ないと思います。バロック時代以降の音楽では一番大事な要素であるといっても過言ではない"拍子"、大事だと分かっていても本当に説明に困ってしまう指導ポイントのうちの一つではないでしょうか。アンサンブルのご指導を沢山なさって来られた先生が長年試行錯誤され、導き出された拍子の'伝え方'その"とっておきのお話"をとても分かりやすく、惜しみなく教えてくださいました。

171129taki_2.jpg講座の前半では"拍子"に関する日本特有の既成概念と、欧米の捉え方の違いをご説明下さいました。ここでこれまでの拍子の認識が180度変わった方もいらしたのではないかと思います。それから耳慣れたシューマンとチャイコフスキーの小品がいったい何拍子なのか?実際に楽譜に拍子記号と小節線を書き込むワークをしたり、またコールユーブンゲンを使って異なる拍子を持つ同じメロディを皆さんで歌ったりしながら、私たちの拍子の感覚の曖昧さを再認識したり、拍子が違うとこんなにもニュアンスが変わるのか?と'拍子の支配する力'を分かり易い事例を使って実感させていただきました。
後半は機能和声と拍子との連関をシューマンの『子どもの情景』や ブルグミュラーを使って示して下さり、作曲家の終止に意図された工夫を紐解いて下さったり、拍子を感じることで同じアーティキュレーションも奏法が異なる事をご説明くださいました。先生が弾かれる『子どもの情景』の一節の音色がとても素晴らしく、全曲聴きたい!と皆さん思った事でしょう。最後に単純拍子と複合拍子の違いなど様々な拍子を"波形"に表す方法を教えていただきました。

171129taki_3.jpg講座の最初に先生が仰られたとおりに、目から鱗がポロポロと落ちました。以前から困っていた事、漠然と考えていた事がスッキリと解決して、横浜の青空のように晴れやかな気分になりました。当日は沢山の受講者の方が各地からご参加下さり、変わらずお元気そのものの多喜先生との再会を喜ぶ姿も多くございました。これまで沢山の曲を演奏され、ご指導されて来られた多喜先生ならではの素晴らしい講座です。是非全国の先生方にも聞いていただきたいです。 多喜靖美先生、本当にありがとうございました。

Rep:南町田ドリームステーション代表 黒川ちとし

2018年4月20日

スーパーピアノレッスン in Yokohama

180330ishii_1.jpg2018年3月30日、桜が満開の横浜、カワイ横浜「プラージュ」で待ちに待った石井なをみ先生による「スーパーピアノレッスン in Yokohama」が開催されました。
コンペの課題曲からバッハインベンション、シンフォニア、ショパンエチュードまで、10名の方に石井先生のレッスンを受けていただきました。

課題曲では曲の持つイメージからテンポの設定、効果的な指番号、具体的な練習方法などを教えていただきました。バッハでは分析の重要性をご指摘いただき、インベンションやシンフォニアの学習段階で自分で分析する力を身につけること、さらには背景にある和声や調性の持つ色彩などについて、感性を裏付ける理論がとても重要であること、ショパンのエチュードでは効果の上がる練習方法や、腕や手首を柔軟に使うことなどをアドバイス頂きました。全ての受講生の方が先生のご指導により、その場で変化していく様子も大変勉強になりました。


180330ishii_2.jpg今回もう一つの企画である石井先生のお話のコーナーでは、海外のジュニアのコンクールについて、ご審査をされている立場から、海外ではどういう演奏が好まれるのか?傷のない演奏を良しとしがちな日本国内のコンクールもそろそろ見直す時期が来ているのではないか?など大変貴重なお話をお聞かせくださいました。当日は名古屋、埼玉、広島などから遠方からのご参加もあり、皆さんメモを取りながら熱心に耳を傾けていらっしゃいました。石井先生、ステップ翌日でお疲れにところ早朝より大変お世話になりありがとうございました。

2018年12月 3日

【実施レポ】楽譜の向こう側 -独創的な演奏表現をめざして-(西尾洋先生)

2018年11月28日(水)にカワイ横浜「プラージュ」にて西尾 洋先生をお招きし、「楽譜の向こう側 -独創的な演奏表現をめざして-」を開催いたしました。

当ステーションでは毎年、春と秋にとっておきのセミナーを開催しております。今秋は、西尾洋先生をお迎えして、『楽譜の向こう側』−独創的な演奏表現をめざして−という先生のメイン講座とも言うべき題目で、楽譜の読み方の基本のキを教えていただきました。

まずは「直感」が大切ということ、これは何だろう?なぜこうなっているのだろう?と「感じること」が大事だと前置きされました。セミナーではブルグミュラー18練習曲から2曲を取り上げ、具体的な楽譜の読み解き方を解説していただきました。また先生の同タイトルのご著書を使って、楽語の考え方、記号の奏法など、これまでの楽典の教科書にはどこにも表記されていなかった事を具体的に音にして下さり、一瞬にして長年の謎が解けました。また歌曲の音源を使って楽譜の理解がどれほど演奏表現にとって大切であるかという事例を分かりやすく示して下さいました。楽譜の中の「仕組み」を知ること、「仕組み」を知って音楽表現に生かしていくことこそが「楽譜を正しく読むこと」と、先生のお考えは首尾一貫しており、全てが納得の内容でした。ご参加頂いた先生方からも「学生の頃に知っていたら、もっと楽譜の読み方も楽典も楽しく取り組めたかも」、「もっともっと具体的に色んな曲の読み方を教えて欲しい」など早速、続編を期待する声も挙がっています。西尾先生のお優しい語り口に皆さんがすっかりファンになりました。西尾先生、本当にありがとうございました。


Rep:黒川 ちとし

2019年4月 5日

【セミナー実施レポート】コンクール対策セミナー 審査員はどう聴くのか!?

2019年3月29日(金)にカワイ横浜「プラージュ」にて沢田 菊江先生をお招きし、「コンクール対策セミナー 審査員はどう聴くのか!?」を開催いたしました。

受講者の先生方に実際のコンクールの映像を見ながら審査を体験していただくという参加型のセミナーです。小学校低学年から高学年までの3つのグループをそれぞれ採点し、点数のバラつきや最高点最低点の幅など、参加者皆さんの採点感覚の違いや点数の分布を検証します。結果として最高点と最低点にあまり大きな差がないこと、0.1の点数の差がかなり曖昧であること、また演奏順によっても誤差が出ること等が分かりました。さらに審査員の平均点は通過ライン前後に人数が集中し、その点数の分布は「玉ねぎ型」で合否は本当に僅差であることが示されました。審査員によって聴くポイントが違い、かなり点数に開きが出るというお話も興味深かったです。

そのほか、実際の映像を見ながら「難しい曲を弾いた方が有利なのか?」「なぜ途中でミスが起こったか?(姿勢の問題やテンポ設定)」など沢田先生の長年のご指導経験からのアドバイスも大変参考になりました。審査に関する事だけでなく、実際の生徒さんとのコンクールにまつわるエピソードや、言葉のやり取りなど心温まるお話も伺えてあっという間の二時間でした。コンクールの結果に振り回されずに、その「使い方」や対処法を学ぶ大変貴重な機会となりました。
審査員としても運営の立場からもご経験豊かな沢田先生ならではの視点から考え抜かれた体験型セミナーです。先生にはご無理を言ってこのセミナーのために内容をアレンジしていただきましたこと、心より感謝申し上げます。

Rep:黒川 ちとし

2019年11月22日

【セミナー実施レポート】ピアニスト菅原望氏に学ぶ 「ブルグミュラー18の練習曲」

191119_fujisawa_1.jpg2019年11月19日(火)にカワイ湘南ショップにて菅原 望先生をお招きし、「ピアニスト菅原望氏に学ぶ 「ブルグミュラー18の練習曲」」を開催いたしました。 ブルグミュラーコンクールファイナル直前企画ということで菅原望先生にブルグミュラー18の練習曲について、お話と演奏をお願いしました。藤沢での開催でしたが早朝にも拘らず遠方からもたくさんの先生にお集まり頂きました。

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各曲のイメージから大変わかりやすくお話くださり、具体的なバランスの作り方や拍子とテンポの考え方、曲の中でダイナミックをどのように変化させていくのか、またハーモニーの変化を表現に繋げていく方法や楽譜の記号の読み解き方など、細部に渡って実に丁寧な言葉と実践(音)で解説をしてくださいました。

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決して先生のお考えを押し付けるのではなく「こういう方法もあるし、こういうやり方もある、答えは1つではない。でもこうだと勿体ない。」など聴いている私たちにも一所懸命聴いて考えさせてくださいます。そして解説後にじっくりと演奏を聴かせてくださり、その表現の豊かさとアイデアの豊富さ、美しい音色、先生の息遣いなどが本当に素晴らしく、ご参加の先生方も思わずため息をついたり拍手をしてしまうシーンもありました。菅原先生の手にかかるとブルグミュラーもこんなステキな曲になるのか?と参加された全員の先生が感動されていたように思います。時折されるユーモアに溢れた例え話なども微笑ましく先生の穏やかな口調やお人柄もあって終始和やかな雰囲気に包まれておりました。コンクール企画でしたが、その趣旨を超えその先のショパンやシューマンにも繋がるロマン派作品の入口としてのブルグミュラー18練習曲の奥深さを知る機会となりました。この日のために沢山の準備をして下さった菅原先生に心より感謝いたします。

Rep:黒川 ちとし



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