« 前の記事| 後の記事 »

赤松 林太郎先生セミナー(渋谷オンラインセミナー・2020/09/14開催)

赤松林太郎徹底講座シリーズJ.S.バッハ フランス組曲全曲 第3回(全6回) 

2020914日(月)、赤松林太郎先生による「赤松林太郎徹底講座シリーズJ.S.バッハ フランス組曲全曲 第3回(全6回)」を開催いたしました。今回はコロナ禍の影響を受け、はじめてzoomでの開催となりました。

まず、楽譜についてのお話から始まりました。複数の出版社の楽譜を見比べることによりより豊かな解釈ができるので試してみてはとのことでした。
例えば、組曲で1回目と繰り返しの2回目の装飾音を変えて変化をつける場合に、装飾音にも色々あるので、楽譜を見比べることによりその場所に合う装飾音を、自分のセンスと力量で選んでみてはどうかとのアドバイスがありました。
そのあと、舞曲ごとに第1番〜第3番を比較しながらその違いを説明されました。200914musashikoyama1 .png
3番に関しては
<アルマンド>2声なので、2つの楽器のように音色を変えること。穏やかに流れるように。
<クーラント> クーラントには穏やかなフランス様式と活発なイタリア様式があり、第3番はフランス様式なので、8分音符は流れるように柔らかいタッチで弾くこと。ヘミオラの芸術でもある。

<サラバンド>テンポが遅いが遅すぎてはいけない。8部音符はべったりとレガートではなく1音1音をテヌートで弾き、16部音符はアーティキュレーションをつけると良い。左の和音はアルペジオにすると心の震えを表すことができるので、アルペジオにしてみるのも一つの方法。
<アングレーズ >イギリス発祥のグループダンスなので、賑やかに活気を持って、バグパイプなどの楽器を想定して弾くこと。
<メヌエット>きれいな2声体で軽く、早めのテンポで弾くのが合っている。トリオのメヌエット23声でハーモニー主体、3人で演奏しているように。
<ジグ> ジグには4種類のパターンがあり、この3番はイタリア風ジグ(giga)である。乾いた歯切れの良いタッチが望ましい。左が対位法的に始まるので右と同じ存在感を持って弾くように。

200914musashikoyama2.jpeg

200914musashikoyama3 .png

最後に装飾音をたくさん入れている演奏の参考としてRichard Egarrのフランス組曲のCDをご紹介くださいました。少しやりすぎ感はあるが、アイディアの宝庫で大変参考になるのでお勧めとのことでした。

2時間という時間の中に、盛り沢山の内容が詰まっていて、その一つ一つが深くてとても示唆的だったので、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
また、先生もご自宅のピアノでの講座だったと言うこともあるのでしょうか、とてもリラックスなさっているように感じられました。
次回、202122日の講座もzoomでの開催となります。大変楽しみです。

Rep:月橋和子

※この記事のご感想をこちらにお書き下さい。(Facebook登録者限定)


過去の記事




QRコード

携帯からもピティナ・コミュニティを閲覧できます
ピティナ武蔵小山ラポールステーション