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【実施レポ】導入からアナリーゼを!(松田映子先生)

2012年9月28日(金)、東音ホール

むさしの絆ステーション代表松田映子先生のセミナー「導入からアナリーゼを!」が行われました。

当日は、基礎力をしっかり身につけ素敵な演奏をする生徒さんを多数育てていらっしゃる松田先生のレッスンの秘密を知りたい!と、北は北海道、南は九州・・・大勢の指導者が全国から集まりました。

《はじめが肝心》 「教育は人を喜ばせること、感動させること」を教育理念に、生徒が音楽的に自立して、音楽を一生の友として感動のある豊かな人生が送れるようにと、導入期から将来のビジョンを強く持って熱心にレッスンされている様子が伝わってきました。
 小さいうちからいいものに触れて感性豊かに育って欲しいとの願いから、最初のレッスンの時に必ずピアノをご用意頂くことをお話するとのこと、また、ピアノは練習しないと上達しないので初回からたくさん宿題を出して習慣をつけるというお話は、物事は始めが肝心!と、改めて思わされました。

《音楽を友に》 松田先生は、アナリーゼは音楽の素晴らしさを深く味わうのに欠かせないものとお考えになり、レッスンに取り入れていらっしゃいます。「ある作曲家によれば、楽譜には言たいことの40%くらいしか書けないそうですよ。だからこそ残りの60%を読み解くことが大切なことです。」とお話されました。それらを解明するのに調性・拍子・メロディーライン・全体の形式はもちろんのこと、松田先生が徹底して指導されているのがコード分析だそうです。転調や和音の機能を分析して、さらにはそれを元にメロディーに歌詞をつけ、曲にストーリー性を持たせる。先生ご自身で歌詞をつけたものを美声でたくさん聴かせてくださいました。

《生徒たちに愛を》 セミナーの最後に、「生徒には決して限界を決めず、無限の可能性を信じて育てましょう!伸びる時期はひとそれぞれですから!」と指導者に熱いエールを送られました。 2時間はあっという間で、まだまだ色々なお話を聴きたい!という空気が残ったまま時間になりました。
(レポート むさしの絆ステーション 浅原知子)

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