3月20日(木)あいにくの雨模様でしたが、
菊地裕介先生のセミナーを聴きに、武蔵野スイングホールに、
たくさんの方にお集まりいただきました。
2時間という限られた時間でしたので、
あらかじめリクエストした曲を中心に解説をしてくださり
演奏は、ほぼA1~C級すべて、そしてD級は近現代曲を
すべて弾いてくださいました。
その演奏のすばらしかったことといったら!!!
会場は、感動に包まれ、拍手がなりやみませんでした。
素敵な演奏の裏付けとして、
和声進行のお話や、ベースからの距離感、休符の表現などのお話。
すべてに芸術の香り漂い、すっかり魅了された聴講者たち。
終演後、CDが飛ぶように売れておりました。
1枚ずつにサインもしてくださり、みなさん大満足でした。
午後はまた、大変に盛り沢山な内容でした。
まず、松田映子による「コンペのすすめ」と、「アナリーゼ本の活用法」
毎年、必ず買うけどあまり活用されないといわれる素晴らしい本です。
今年は、A1級の曲を、書き込みワーク形式にてわかりやすく書かせていただきましたので、どうぞ生徒さんにも1冊ずつお持ちいただければ、と 思います。
今年度、PTNAコンペティションで金賞を受賞し、
3/23の入賞者記念コンサートで演奏予定の4名の方が、金色
ピカピカの演奏をしてくださいました。
金賞受賞者をご指導された角野美智子先生、
共に感動を分かち合うレッスンのお話など、心にしみ入りました。
永瀬礼佳先生は「耳を育てる」ために、実際にレッスンでされていることを
わかりやすく実演してくださいました。
金賞受賞者達と先生方、お母様に「質問コーナー」。
会場には、学校帰りの子供さんがおうちの方と相談しながら
あれこれ聞いておりました。
「よく聴けてきたな、と思う瞬間は?」(母)→「音が変わったとき」(先生)
「長い期間モチベーションを保つ方法は?」(母)→「時には物で釣る」(母)
「4期の弾き分け、どうしたらよいの?」(子供)→「タッチで弾き分けたり、時代のこと、作曲家のこと、曲の背景について調べる」(生徒)
「いちばん嬉しかったことは何ですか?」(子供)→「娘がステージで、生き生きと
のびやかに演奏しているのを見られたこと」(母)
→会場は、感動のうず(涙)
朝からの長い1日を締めてくださいました、渡部由記子先生です。
先生は、このたび新しいご本も出版され、ますますのご活躍のご様子です。
急なお願いに応じてくださり、子供達にも親御さんにもわかりやすいお話を
ありがとうございました。
長い長い、とても充実した一日となりました。
みなさまの今後の音楽人生にひとつでもプラスになることが
ございましたら幸いです。