名古屋中央(1)ステップ開催レポート(2019.6.1)
少し汗ばむくらいの快晴のもと、来週から始まる名古屋のコンペ会場でもある「守山文化小劇場」で開催されました。北は北海道から津田 智佳子先生、南は沖縄から森山 恵子先生にいらしていただき、当ステーションの代表である渡辺 泉先生の3名がアドバイザーでした。
コンペ直前ということもあって、コンペの参加者が多くありましたが、「音楽を楽しむ発表の場として使っていただいている参加者もあり、とても充実した内容でした。
津田先生からは、「あきらめないで続けることの大切さ」をご自身のエピソードを交えてご講評いただきました。A2級から毎年コンペに参加し、予選がなかなか通らなかった生徒さんが、今年F級で初めて予選を通過されたそうです。とても感動的で、あきらめないで続けることの素晴らしさを改めて感じたということでした。皆さんとても励まされたこと思います。
森山先生からは、楽譜上の勉強、ソルフェージュ、アナリーゼをしたうえで、何をすれば、ひとの心に訴える演奏ができるかというお話をいただきました。ひとことで言えば、「音色」ということになりますが、ホールでの響き、混ざり具合、どこで混ぜるか、どこに向かわせるか...ということですというお話に、コンペに向かう皆さんは、とても興味深く聞いていらっしゃいました。
渡辺泉先生からは、ピアノの演奏をオーケストレーションで考えてほしいというお話をいただきました。イメージする音色を、手首の角度、打鍵の場所を変えたりして、つくっていく。それによって3Dのような演奏が可能になる...ということでした。「音色は、思うだけでは変わらない、タッチを変えることで変わる」という言葉は、皆さんの胸に響いたと思います。







2017年6月19日
名古屋中央(1)ステップ開催レポート(2017.6.10)
アドバイザーには、松田映子先生、横山真子先生をお迎えし、
ステーションの代表である渡辺泉も加わりました。
出演者85名、導入1から発展3、フリーの演奏まで、幅広い層の熱演が聞かれました。
PTNAコンペティションが、同ホールで来週から始まることもあり、
フリーの部では、緊張感がみなぎるピリリとした部もありました。
1.2部の講評は、横山先生からいただきました。
1.2部はコンペ参加者が多かったので、時代を考えて弾くこと、
舞曲は踊りの曲、途中でテンポが揺れないように。
音楽には、音と、音のないところが存在していて、
音が切れるところにリズムが存在する。
普段とは違う、ホールでの切れ方、をよく聴けると、
さらにいい演奏につながる...という講評をいただきました。
3.4部の講評は松田先生からいただきました。
「どうしたらピアノを楽しく練習できますか?」と言う質問から、
ピアノが持っている音色の種類をもっと楽しんで、音を作っていけたら、
練習が楽しくなりますよ。というお話をいただきました。
ピアノを練習する時間そのものが幸せと感じられるといいですね
という感動的なお話でした。
5.6部の講評は、渡辺泉でした。
コンペのリハーサルの方がほとんどでしたので、この会場で弾いたとき
どう聞こえるのか、メロディラインはどう聞こえているのか、伴奏とのバランスは
どうかなど、この会場での響き方をよく聞くようにというお話でした。
また、和音は真ん中の音が抜けると充実感が無くなってしまうなど、
どんな角度から聞いても、すてきな演奏であるように、というお話でした。
継続表彰では、アドバイザーと集合写真を壇上で撮りました。


2016年6月16日
名古屋中央Ⅰステップ開催レポート(2016.6.11)
アドバイザーには、渡部由記子先生、松下知子先生をお迎えし、ステーションの代表である渡辺泉も加わりました。
出演者76名、導入1から発展1、フリーの演奏まで、幅広い層の熱演が聞かれました。
コンペが近いこともあり、フリーの部では、少々緊張感がみなぎる雰囲気もありました。
端的かつ的をついた講評を、みんなさん、熱心にきいていらっしゃいました。
継続表彰では、アドバイザーと集合写真を壇上で撮りました。




2009年6月19日
5/29「J.S.バッハ」の不思議発見(武田真理先生)
≪J.S.バッハ≫の不思議発見
★調性の秘めた背景
★数字の謎?
インヴェンション全15曲の中から、解き明かします!
毎年大好評の武田真理先生による作曲家徹底研究講座が今年はなんとも興味をそそる タイトルで開催されました。(5/29 名東文化小劇場 名古屋中央ステーション主催)
県外からの聴講者含め90名余の熱心な指導者が集まり、真剣に聞き入っていました。
今までにない新しい視点のバッハについての講座を!!と名古屋中央ステーション代表 渡辺泉先生より武田真理先生への依頼により生まれたこの講座はおなじみインヴェンションから300年余の時空を超えて時代、思想、習慣、当時の音楽背景からも考察し、同時に現代のピアノでいかに演奏すべきか、また演奏するにあたりテクニック までに及ぶ、大変奥深く、驚異的な内容の講座でした。
これは具体的な解説とともに武田先生による素晴らしい演奏で再現されたことが大変印象的で、バッハの音楽を通じた深い理解につながっています。
講座からバッハへの新しい発見がたくさんあり、会場は感嘆の表情であふれ湧いて いました。
不思議発見の切り口を一部ですがご紹介します。
★現在のインヴェンションの曲順と異なりプレアンブルムの番号は以下の順である。
1.4.7.8.10.13.15.14.12.11.9.6.5.3.2.
★数字の謎?
当時は数字合わせが流行っており様々な例が紹介されました。
A=1 B=2 C=3 D=4 E=5 F=6 G=7 H=8
I、J=9 K=10 L=11 M=12 N=13
例えば BACHは 2+1+3+8=14 により14の数字であらわされる。
前述のプレアンブルムの曲順からすれば、バッハは中央に君臨する。
5 ・・・人間 五感、指 人間=キリスト
6・・・・天地創造
7・・・・安息日 自然 日曜日(7日目) 音階の数(CDEFGAH)
★音程
5度下降・・・悲しみの5度
8度・・・ ・聖なる8度
★調性の秘めた背景
h moll 受難 D Dur 受難を超えた喜び、グローリア
ES Dur 三位一体 信仰、復活の力
ヴァイオリンとチェロの2重奏によるインヴェンションも紹介され、その軽やかなアーティキュレーションに会場は身も心も躍り出しそうでした。
レッスンでは必ず取り上げるバッハインヴェンションはこれほどまでに多様な背景、まるで人間を超越した作品であると改めて感じ、これからのレッスンがますます楽しみになりました。
素晴らしい武田先生のバッハ講座に感激して早速生徒たちに上機嫌で勉強報告する私に保護者のお父様が「まるでダ・ビンチ・コードですね!」
・・・なるほど。バッハ研究講座に謎解き、ミステリー、ロマンの一端を感じるのは私だけではなかったようです。
武田先生、素晴らしい講座をありがとうございました!!
また来年も名古屋中央ステーションでは武田先生の講座を予定しています。
皆さまどうぞお楽しみにして下さい。
2009年6月 4日
名古屋中央I、II地区ステップ開催写真
![]() 講評(横山先生、武田先生、角野先生) |
![]() 第1部、第2部継続表彰 |
![]() 第3部、第4部継続表彰 |
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![]() 第7部8部継続表彰 |
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