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中井正子先生 エチュード入門「ショパン・リスト・ドビュッシー」

2014年12月17日(水)10:00~12:00

中井正子先生によるテクニックシリーズ

エチュード入門「ショパン・リスト・ドビュッシー」講座を開催いたしました。

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曲目

♪ ショパン エチュードOp25-1「エオリアンハープ」 Op10-3「別れの曲」 Op10-12「革命」

 ・・・参考テキスト ハンナ)ショパン名曲26選 第2巻

 「エオリアンハープ」 → 両手の分散和音から作られるデリケートな響きと音色を学びます。

 「別れの曲」 → 前半・後半の美しい旋律は 6度の重音のレガート奏法の練習

            中間部は 両手の半音階的な重音の技術習得が目的です。

 「革命」 → 劇的な右手旋律を浮き出させる左手分散和音の 

         正確で強靭な演奏技術が要求されています。

 ★ ハーモニーを把握するために 片手だけの練習より 両手での練習がおススメです。

       和声感を身につけて練習しましょう!

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♪ リスト 3つの演奏会用練習曲 より「ためいき」

  ・・・この3曲の中で最も有名な「ためいき」は アルペジオの練習です。

  ショパンと同時代に生きた作曲家で オペラ的な要素やショー的な演奏スタイルも出てきます。

  楽語が多く書かれてあるので 必ず読んでおきましょう。

  また 調性について理解しおくことも重要です。

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♪ ドビュッシー 12の練習曲より 第11番 「組み合わされたアルペジオのために」

  ・・・初期の作品「2つのアラベスク」と同様に「アール・ヌーヴォー風=唐草模様風」の 

    線の組み合わせのように書かれています。

    "晩年のアラベスク"といわれ とても綺麗な曲です。

    アルテス)ドビュッシーピアノ全作品演奏ハンドブック (著:中井正子先生)より

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演奏を交えながら各曲についてわかりやすく解説していただきました。

テクニックについて・・・

言葉で表現することが難しい場合がありますから 実際 先生の演奏を聴いていただくことで 大変わかりやすくなります。

エチュードは難しいですが 今回取り上げていただいた曲は 発表会でも演奏されますので

素敵な響きやハーモニーの変化を楽しみながら 練習してみましょう。

中井正子先生 素晴らしい演奏ありがとうございました。

大変寒く冷え込む中 多くの方々にご来場いただきまして ありがとうございました。

次回は・・・

2015年6月10日(水)10:00~12:00

「ドビュッシー ベルがマスク組曲、アラベスク第1番、喜びの島」 を予定しております。

 

 

  

  

  

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